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パセリセージさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 519
性別 男性
自己紹介 60代のおっさん

好きな言葉

期待はあらゆる苦悩のもと(シェークスピア)

人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。でないと人間はすぐに思いあがる(ツルゲーネフ)

座右の銘にするのはどっちだ

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1.  シャイアン 《ネタバレ》 
ジョン・フォードが描く先住民(インディアン)視点の映画、という意識を持つと肩透かしです。結局は白人目線ではないのか、という印象でしょう。散々悪役にして名作を撮っておきながら最後ぐらい懺悔を感じさせろ、という批判も頷ける。まあ、そういう先入観を抜きにすればこれは傑作です。まず、世の中はこうやって戦争が起こるという真実を描いている。関係者のちょっとした勘違いや思い込み、マスメディアのフェイクニュースの暴走、何でもいいから敵を殺したい人、現場を知らない上層部。アメリカに限らず世界中の戦争はこうやって起こったんだろうな。そして、味方の中にも色々な連中がいる。決して一枚岩ではない。命令に冷酷に従う者に人間的な恩情のある者、個人的な感情に流される者。んで持って、結局これは映画ですよ、エンターテイメントにしないといけない、という視線。まあ、これは監督の制約でしょうね。そういうことを考えると味わい深いスペクタクル巨編。シャイアンの誇り高い生死感は白人監督としては良く描けていた。多分あっただろう、気持ちはわかるが少しはヒットさせろ、という会社の上層部の顔を思い浮かべながら撮ったにしては良いんじゃないか。ワイアット・アープやドク・ホリディの描き方もいいね。何もわからねえアホどもは相手したくはないが、絡んできたら痛い目に合わせないと示しがつかない。やれやれ、俺も歳をとったなぁ。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2019-01-03 17:38:58)
2.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
リオ五輪の閉会式で登場した東京のPR映像に、ドラえもんやキャプテン翼など日本を代表するキャラクターが登場したが、なんか足りないなあという思いが微妙に残っていた。それが、この映画を観てピンと来た。あの映像にゴジラが一瞬でも登場していたら完璧だった。もちろん、登場していただくとしたら初代の御大でしょうけど。と言うわけで、これは映画のタイトルそのままに、新しいゴジラ映画ですね。何が新しいかというと、まず過去のゴジラ映画を引き継いでいないという点。最初に登場するのは何かわからない生物で、徐々に進化するにつれゴジラっぽくなるが、少なくともテラノサウルスみたいなカッコ良い恐竜が原型ではない。そして、無表情で何を考えているのか不明な不気味な容姿に、やたら強くてというか危険極まりない暴れっぷり。キレた時の破壊力は半端ではない。プロレスごっこしていた先輩たちの面影は微塵もない。世界最強の米軍の爆撃機もあっという間に撃墜される。いやあ、怖い。こんな化け物をどうやって退治するのか、と思ったら、血液凝固剤注入という地味な方法。しかも口から入れるというもどかしさ。ああ、これは事故を起こした原発の廃炉という作業も、地味に時間をかけてやっていかなければならないというメッセージだろうな。放射能を撒き散らす原子力という得体の知れない怪物に人類はどう立ちむかっていくのか、日本はどうなんだという問い。この点、初代ゴジラ映画が放った警告と怒りはしっかり引き継いでいる。
[映画館(邦画)] 10点(2016-09-09 17:08:42)(良:3票)
3.  地獄の黙示録 特別完全版 《ネタバレ》 
原作というよりベースにしたと言うほうがいい「闇の奥」では、アフリカにおける帝国主義という西欧文明の欺瞞と廃退ぶりが描かれているが、映画では、半世紀以上後のアジアにおいて大国アメリカが正義の名の下に行った戦争の欺瞞と兵士の常軌を逸した精神を描いている。為政者が、自由を守る民主主義を守るといって、正義や大義を叫んでも、軍隊にとっては破壊と殺戮の手段でしかない。殺さなければ殺されるだけである。前半は戦争の狂気が圧倒的な迫力で描かれる。村を破壊しジャングルを焼き尽くす。遠くから見る者には美しく感じるほどの描き方だ。そして後半は人間の心の奥にある闇を浮き彫りにする。アメリカ兵の人間性の崩壊、フランス人入植者の屈折した言動、そして極めつけは、カーツ大佐が築いた驚愕の王国での蛮行だ。それらは、西欧的文明の常識では到底受け入れられない行為であり、観る者は、狂気の沙汰だと眉をひそめてしまうだろう。だが、反面、心のどこかで納得している自分もいることにふと気づくのだ。
[DVD(字幕)] 10点(2012-04-23 22:19:15)
4.  ジュラシック・パーク
生きた恐竜を体験することは、人類の長年の夢であったが、この夢を叶えてくれたことだけでも、満点に値する。地球が生んだ最大のスターTレックスを堪能できる幸せは、何にも代えがたい。
10点(2004-12-08 18:46:05)
5.  終電車 《ネタバレ》 
トリュフォー監督の技術と感性が見事に花開いた傑作だ。ベルナールがレジスタンスだと告白した時のマリオンの平手打ち。物語の展開に合わせて変化していくマリオンの心理描写。心地よい余韻と微妙なバランスを感じさせるラスト。音楽も素晴らしい。そして何より、ベルナールと初めて顔を合わせた時のルカのセリフに唸ってしまった。あの心境に達したら夫として、男として何も言うことないな。
10点(2004-11-06 20:38:06)(良:1票)
6.  市民ケーン
これは、ある意味レビュワーの踏み絵みたいな作品ですね。ほとんどの人が、観る前にこの作品の評価、知識、解説を十分過ぎるほど知りながら鑑賞していると思うんですよ。その結果、どう感じようと、誰もが認める傑作にケチなんか付けられなくなる人がでてきますよね。映画通を自称している人ほど、その傾向が強いんじゃないかな。映画がわかる人は、低い点は付けないと思うんでしょうね。素直な人は、9点とか8点とか感じたまま付けるでしょうが、映画通の優良レビュワーと思われてる(と自分は思っている。)連中ほど、何が何でも10点付けてますよ、きっと。
10点(2004-08-13 17:39:32)(笑:5票) (良:3票)
7.  シンドラーのリスト
「何ぃ?。アカデミー賞狙いのどこが悪い!オスカー欲しくない監督がいるんなら顔見てみたいね。だいたい、狙って取れるような賞じゃないぞ、あの賞は。」「まあまあ、そうムキにならずに落ち着いて下さい。別に、あなたの事を言っているわけではありませんよ、スコセッシさん。」
[ビデオ(字幕)] 10点(2004-03-24 23:46:01)(笑:1票) (良:3票)
8.  十二人の怒れる男(1957)
陪審員が法廷で示された証拠や証言を基に評決するまでの過程を登場人物の表情と台詞だけで描いていきます。法廷に求められるのは、真実の追求と正義の執行です。社会生活で起こる事件やトラブルで私たちは司法を最後の拠所とするからです。しかし、この映画は、その司法の現場でも、過ちを犯す危険性があることを示しています。立派な法律があっても、事実を認定し、法を適用するのは人間である以上、個人的感情、誤解、偏見などが入り込む可能性がそこにあります。司法に携わる者の責任と判断の重みを示した法廷ドラマの傑作です。
10点(2004-02-07 08:56:46)(良:1票)
9.  七人の侍
日本映画の傑作です。日本人が外国(ハリウッド)に対して誇れる数少ない作品でしょう。ところで、黒澤監督が若いころハリウッドに進出し、何本か撮っていたら、どんな作品が出来ていたんでしょう。想像しただけでわくわくします。さて、この作品、見所は数知れずありますが、前半の仲間となる侍を集めていくシーンが今後の展開を期待させるという点で好きですね。しかし、良くまあ個性的な連中が集まったこと。いやあすごい。追加。今日、4Kリマスター版を観てきました。良かった。まず音声が改善されている。ほとんど聞き取れなかった前のバージョンだったが、7割がたわかった。そして映像が美しい。白黒映画の美しさが蘇っていた。コマが変わる時のブレは無くなり、細かい部分もクッキリしていた。それに、・・え?前はよっぽど酷いバージョンを観ていただろうって?・・・そ、そうかも知れない。
[映画館(邦画)] 10点(2004-01-10 22:46:45)(良:1票)
10.  JAWS/ジョーズ
原作者が脚本に加わっていることもあり、サメの生態、市長と署長の関係、群衆心理、人々の生活なども丁寧に表現されており、単なるパニック映画とは一線を画している。こうした要素を織り交ぜながら、無理なく、観客の恐怖を盛り上げていく。そして手に汗握る後半のサメとの死闘。海の恐怖と男たちの生き様を描いた映画史に輝く、天才スピルバーグ弱冠25歳の時の傑作。あれから30年。いまだに誰もこれを超えられない。
10点(2003-12-23 23:03:21)(良:3票)
11.  シカゴ(2002)
ミュージカルとしては最高の出来かも。歌と演技に迫力あるから、圧倒されっぱなし。アメリカらしさの塊が詰まっている感じですね。それにしても、この作品の女と男は対照的だ。罪の意識どころか世の中は自分のためにあると思っているキャサリンとレニー。人が良いだけのギアとミスター・セロファン。勝負にならないなあ。まあ、相手してもらっているだけでも良しとするか。情けないけど。
[映画館(字幕)] 9点(2005-06-24 00:14:48)
12.  情婦
面白いです。皆さんの高得点は納得します。何といってもあの弁護士。老練なたぬき親父ぶりで、人情味がある言動が魅力です。ユーモアがあり、敏腕であり、このキャラクターならシリーズ物にしても十分いけます。そして、マリーネ・デートリッヒの影のある怪しい魅力。出てきただけで、何かが起こりそうな雰囲気が何ともいえません。ラストで見せる女心がまた泣かせます。結局、この・・、もうやめましょう。観てのお楽しみ。すごいですよ。
9点(2004-04-14 19:55:16)
13.  シェーン 《ネタバレ》 
ある種の、男の美学を表現しています。ガンの達人でありながら、抜いたのは、ジョーイに撃ち方を教えた時と最後の決闘だけで、飲み屋で侮辱されても、最初は引き下がり、無用な争いは避けます。奥さんと微妙な関係になると、それ以上発展しないように自ら去っていきますが、その前に、一人で決闘に臨みます。そして、なにより、少年の心に強烈なヒーローとしての印象を刻んでいきます。映画史に残る名ラストシーンの西部劇の傑作です。
9点(2004-02-21 20:01:11)
14.  ジャイアンツ
かなり不確かな情報で、今さら確認できないが、当初は、自動車産業の都市の話やベースボールの試合に勝って川に飛び込む熱狂的連中、それに、五人組の歌手グループなどの話が入っていたらしい。しかし、影のスポンサーの某新聞王から横やりが入り、それらのエピソードがボツになって、予定されてた題名も変えられてしまったとの事。当初の題名は何かって?「タイガース」
[DVD(字幕)] 8点(2012-04-24 21:36:28)
15.  死ぬまでにしたい10のこと
やられた。これは斬新なアイデアでもあり普遍的なテーマでもある。実際は死に対する恐怖が付きまとうのだろうが、それを除けば、主人公の心情は十分理解できる。家族のために何かしてやりたいと言う気持ちと、自分のやりたかったことをしてみたいという欲求。わがままは許される立場になっている。運命を受け入れる決心をし、やるべきことをやり、多くの愛を感じて充実した日々を過ごす。長く生きていれば良いというものでもないのか。そして、我が愛しのデボラ・ハリーの変わりようにもやられた。ブロンディの懐かしい思い出に+1点。でも邦題に-1点。
[DVD(字幕)] 8点(2006-08-14 12:21:39)
16.  シザーハンズ
ティム・バートン監督の代表作です。毒とメルヘンと愛が織り交ぜられて、独特の世界が展開されていきます。突拍子もない設定も、何でってしつこく追究しなければ、違和感なく入り込めます。人間社会の縮図を描き、純粋な心の美しさみたいな部分なんかは良く表現されてますね。クリスマスの時期にはいいんだろうな。切なくて、でも、暖かい気分にさせられます。
[DVD(字幕)] 8点(2006-04-01 07:06:07)
17.  Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)
オリジナルにはかなわないけど、けっこうポイント突いていて、良かったし嬉しい気分になる。パワーとかノリが違うのは国民性が影響しているんだろうけど、ダンスをやることの照れや微妙な気遣いや遠慮なんかは、各国共通と言うか、個人差の問題なんですね。たま子先生が時々口にするアルコールを、皆の気持ちが一つになってきたら止める場面なんかオリジナル以上に上手い演出だ。終わり方は国民性がはっきり出た感じ。
[DVD(字幕)] 8点(2005-12-25 20:46:13)
18.  ジャッカルの日
緊張感のある乾いた雰囲気が、見事にはまっています。謎の暗殺者と護衛する警察のプロフェッショナル同士の静かな戦いが、観るものを作品の中に引きずり込んでいく。英・仏間の対抗意識もベースにあって、なかなかの味わいです。こう言うのを、プロの殺し屋というんだよブルース君。
8点(2005-01-18 20:25:57)(笑:1票) (良:1票)
19.  シックス・センス
2度目以降は、オチを分かっていて観ることになりますが、また違った印象を持ちます。途中のエピソードを、解説付きで鑑賞しているような気分で、練られた脚本であることが分かります。ところで、先日テレビで観ていたら、娘がもうすぐ終わるというのに一緒に観出して、あげくに「この人、どうしたの?」と質問。一瞬、躊躇しましたが、懇切丁寧に説明しました。あとで、何と言ってくるか楽しみだ。
8点(2004-09-04 00:08:53)(笑:1票)
20.  小説家を見つけたら 《ネタバレ》 
最後の朗読は、全文聞かせるべき。フリースローをはずした事が最後に結びつかず、無意味になっている。以上-2点。あとは、申し分ない名作。年齢、人種、職業を超えた友情をさわやかに描いている。ショーン・コネリーが最後の朗読でバシッと決めるかと思ったら、意外とおろおろ、もたもた。世捨て人が、久々に公衆の面前に出たという設定なら、当然なのか。舞い上がる学校関係者との対比は面白く、細やかな演出ですね。F・M・エイブラハムの悪役教授ぶりはさすがです。友情や恋愛をさらっと描き、くどさや感情を極力抑えた描写がこの雰囲気を造っています。
8点(2004-07-20 19:59:20)
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