1. スクール・オブ・ロック
《ネタバレ》 ジャック・ブラックが半ば無理やり(笑)ロックの良さを子どもに叩き込むコメディといった所でしょうか。作ったスタッフのロック愛みたいなものが画面からビシビシ伝わってくるほど全編ロック、ロック、ロック!です。規則正しく品行方正に生きている少年少女達がロックというカウンター・カルチャーを知っていくのは爽快でした。 最後のステージに上るまでの練習過程がキッチリと描かれていたのが非常に良かったです。当たり前のことなんですけどね。ここら辺を矢○監督にも見習ってもらいたい。 本当なら10点付けてもいいんですけど、余りにもジャック・ブラック扮するS先生が「クラシックみたいなダセぇ音楽するな!ロックをしろ!」みたいな流れで無理やりロックをやらせちゃうんで1点減点。話の都合上仕方ないことだとは分かっているんですけど、クラシックも好きな私としては少しなんだかなぁの気分でした。 [DVD(字幕)] 9点(2009-07-14 23:49:50) |
2. スラムドッグ$ミリオネア
《ネタバレ》 只のベタな恋愛映画なのに面白い。こういうとても単純な恋愛話も一級のエンターテイメント性のある映画に仕上げて仕舞うのは本当に凄いと思います。 話のテンポ、親しみやすく肉付けされたキャラクター、躍動感溢れる音楽、ラストの怒涛の演出、ロケ地の美しさ(と同等の汚さ)、全てが完璧。ジャマールがクイズを勝ち抜いていく答えが「D:運命」である事に苦言を呈されている人が多いみたいですが、そんなにいけないことですか?ジャマールはインドのどん底から這い上がる運命を持っていたのです。これはカースト制度が南部の方ではまだまだ残っているインドであるからこそ、スラム育ちのジャマールがそのどん底から這い上がった時、観客は真に感動できる。日本に住んでいる私も「自分はこれ以上這い上がれないのだろうか」とフト思う事があります。そんな時、この映画を観ると運命もあるかもしれないって気持ちと元気が湧いてきます。人をそういう気持ちにさせてくれる映画が良い映画だと私は思います。 一つ不満があるとすれば、ラティカと再会する時、わざわざ彼女がまだ処女な事を言ったことでしょうか。「別に体を売っていても俺の運命の女だったら関係ねえ!」位言ってほしかったですね。 [映画館(字幕)] 9点(2009-04-30 00:10:08) |
3. ズーランダー
《ネタバレ》 モデル界を徹底的に茶化したバカコメディ。数々のギャグが本当に下らなさ、モデルたちの頭空っぽさにはついつい笑ってしまいます。特にガソリンスタンドでの異常な規模の爆死シーンと世界一くだらない「2001年宇宙の旅」のパロディには腹抱えて笑いました。主演のズーランダーことベン・スティラーとハンセルことオーウェン・ウィルソンの演技のアンサンブルが実に絶妙で、現在のコメディ映画界を彼らが牽引していることを考えると実に豪華な組み合わせですね。そしてヒロインのクリスティーン・テイラーが可愛い!ベン・スティラーも良くこんだけ可愛く嫁さんを写したもんだ。それにしても本職のモデルさん達がこの映画を観たらどう思うのだろう?とも思いましたが、たまにモデルさんのインタビューとか見ると本当にファッションにしか興味ないような人もいるので(誰とは言わないけど「2chのまとめサイト見て政治を知りました!」とかもうね)、それほど現実と乖離した内容でも無いのかなって思ってみたり。 [DVD(字幕)] 8点(2012-10-20 16:00:46) |
4. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 新三部作の中では圧倒的に秀でた出来だった様に感じました。アナキンは如何にしてダース・ベイダーに成ってしまったのか。あの伝説のエピソード4に繋がる話がここにあります。 只一つの不満はメイス・ウィンドウの死に様が酷すぎたことでしょうか、サミュエルは非常に満足しているらしいですが、ジェダイ最強の戦士の最期があれはちょっと悲しすぎます。 それにしてもヨーダがどんどん凄い出来になっていくなあ、最初は人形だったのに。 [映画館(字幕)] 8点(2008-08-09 01:58:54) |
5. スパイダーマン2
《ネタバレ》 実に正道な続編。1作目で描き切れていなかった部分を上手く掘り下げている。自分の強大な力とそれに伴う宿命に気付くまでが1作目。2作目では多忙な日々とスーパーヒーローとしての活動の両立に苦心する。そして「スパイダーマンはもうイヤだ」と自身に課せられた宿命を放り出してしまう。しかし街の人々の為に彼は再び立ち上がる(またヴィランのドック・オクにではなく、只の火事に立ち向かうのが良い)。そのストーリーの裏には只の大学生らしく恋もあり、友情もあり、家族問題もある。……なんて人間味に溢れたヒーローだろう!スパイダーマンというアメコミが等身大のヒーローを上手く描き人々の支持を得たのならばサム・ライミは実に上手く原作を実写化していると思いますね。相変わらずのピーターのボンクラッ振りも最高です。大学生にもなって気になる女の子に「焼きそば食べる?」って誘うスパイディに乾杯! [映画館(字幕)] 8点(2008-08-05 01:49:58) |
6. スター・トレック(2009)
全くのスター・トレック門外漢なのですが、面白かった!カークとスポックの関係性を入念に描くので、なんかバディ・ムービーの様な面白さがあります。各船員のキャラクターも面白く、それほど長くない上映時間で上手く描いたもんだと感心しきり。 何より宇宙船同士の戦闘のVFXが格好良く、やっぱり「スター・ウォーズ」シリーズと「スター・トレック」シリーズは別格なんだなと感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-07-20 19:32:53) |
7. スーパーバッド 童貞ウォーズ
余りにもブッ飛んだ邦題につられて観てしまいました。童貞戦争って 笑。 話としてはイケてない高校生が一日がかりで四苦八苦して酒を手に入れる、それだけ!ホントにそれだけです。しかしこの一日でイケてない童貞くんたちがやんわり成長するのを描くあたりは良かったですね。そこら辺に転がるティーン向け映画とは少し違った所でしょうか。 全編にわたり下ネタのオンパレードなので女性との鑑賞は控えましょう。文字通りの"下ネタ"だらけです。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-23 23:04:56) |
8. スナッチ
十数人の男達がダイヤを巡り繰り広げるドタバタアクション!といってもデル・トロは出てきてスグに死んじゃいますけど。 主要人物だけで何人もいるんですけど全員のキャラがキチンと立っていて「これ誰だっけ?」とかならないので安心。どんでん返しやオチが気持ちいいのも安心。ボクシングで相手をブン殴りまくるブラピがカッコいいのにも安心。 [DVD(字幕)] 7点(2008-08-24 11:18:56) |
9. 300 <スリーハンドレッド>
《ネタバレ》 史実を基にしたスパルタ軍の戦記物ですが歴史背景は全く無視しても問題ありません。スパルタの「俺達は最強だ!」「他の神など恐れん!」が理解出来ればオッケーかと思われます。 それほどに全体的にアクションシーンのみに力が入っていたと感じました。何千人もの大軍勢をたった300人で迎え撃つ合戦シーンは大迫力でした。スパルタ強すぎる。 [映画館(字幕)] 7点(2008-08-16 15:40:54) |
10. スパイダーマン(2002)
ヒーローのくせに、苛められっこでヘタレ、しかもオタク。そのギャップがスパイダーマンは素晴らしい。映画でもそれが上手く描かれていて大満足でした。 悪との戦いを通して、人間的に成長し、時には自分の犯した罪に苛む、人間臭いヒーローをトビー・マグワイアは熱演していたと思います。ただキリスティン・ダンストに関してはもうちょっと小顔で可愛い女優さんが良かったかな。 [映画館(字幕)] 7点(2008-08-05 02:00:43) |
11. スピード・レーサー
《ネタバレ》 ウォシャウスキー兄弟のジャパニーズアニメ好きが滲み出てた映画でした。元のアニメを知らない私でもそれを感じれたので間違いと思います。 本編はもうこれでもかという位分りやすい内容。製作者も話の筋はどうでもよくて、「どうだ、このレースシーンかっこいいだろ!」と言ってる気がします。 凄くお手軽に観れて、迫力満点。男の子ならほぼ間違い無く興奮すると思うので、子どもさんが居る人は是非。 [映画館(字幕)] 7点(2008-07-30 13:31:34) |
12. スターシップ・トゥルーパーズ3
《ネタバレ》 2で大コケして、反省したのか、変人ポール・バーホーベン(褒め言葉です)が製作総指揮として戻って来た第3作。 相変わらず、地球連邦軍のCM?は馬鹿馬鹿しくて笑えました。 しかし豪く予算を削られたのかは知りませんが、新種として登場したスコーピオン・バグは一瞬しか出番はないし、カミカゼ特攻バグの火薬シーンは明らかに火薬不足だろ!って言いたくなる迫力の無さでガッカリでした。 でも最後にベックともう一人の女が神様に祈ってると、マローダーが降りてくるシーンは下らなすぎて爆笑でした。 一般人には余りオススメ出来ませんが、一応7点としておきます。 [映画館(字幕)] 7点(2008-07-28 11:45:15)(良:1票) |
13. スネーク・フライト
《ネタバレ》 「デヴィッド・R・エリスのB級映画にハズレ無し!」とは自論ですが、今回も純粋にアホらしく面白かった!自体が深刻化するに従ってシリアスさが増し、無邪気に笑うことが出来なくなるのがやや残念。正直、蛇が出てきて女のおっぱいに噛み付いたり(くっだらねー)、男のアソコに噛み付いたり(ほんとくだらない)、おばさんの体に巻きついておばさんが喘いだり(需要あんのか?)、しているシーンが一番面白かったです。問題は事態の黒幕であるキムが報いを受けるシーンが特にないことでしょうか。パニック物では事態の元凶が最後にそれ相応の罰を受けて観客をスッキリさせてくれるものですが、今作は完全にそれを省いている。そのキムの代わりにキックボクシングしているというアジア人が実はキムの部下で潜入してサミュエルを妨害するのかと思えばそんなことも無かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-20 13:15:01) |
14. スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい
《ネタバレ》 脚本段階でアホな映画にならざるを得ないのは判っていた筈なのに、半端に真面目にやってしまっているのが残念なところ。いっぱいおっぱいが出る点は素晴らしい。なお暗殺者がいっぱいというタイトルだが、暗殺者らしい奴は皆無。どいつもこいつも自己主張が強すぎるわ! [DVD(字幕)] 5点(2012-02-12 20:55:41) |
15. ステロイド合衆国
NO MORE 筋肉ヒステリー。 [DVD(字幕)] 5点(2011-11-05 22:22:56) |
16. スパイ・ゲーム(2001)
出来は悪くない。決して悪くないのですが、ややストーリーの展開の遅さにやきもきしてしまった感はあります。トニー・スコット監督にしては、落ち着いた印象の作品でしたが、個人的にはいつもの雰囲気よりもこちらの方が好みです。ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピットという二大スターを共演させておきつつ、落ち着いた作品にしあがっている事にも好感が持てます。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-12 17:29:55) |
17. スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
これから放送されるアニメの一部分を上映したらしいので、映画自体は殆ど物語の途中でブッツリと切られた様な感じにで終わります。なので別段スター・ウォーズのファンで無かったら見に行く必要は感じませんでした。 ファンにしてはあのジョン・ウィリアムスの超有名なメインテーマのアレンジが冒頭で流れるだけでも満足なのですが、それでもあのCGアニメの微妙な出来は何とかならなかったのでしょうか?近年の日本のアニメや、ピクサー、ドリームワークスアニメなどを観ている人にしたらちょっとアニメーションとしての質の低さにまず耐えられないかと思います。 まあ、あの感じがアメリカンスタイルだ!と云われればそれまでなんですが。 [映画館(字幕)] 5点(2008-08-31 13:44:51) |
18. スチュアート・リトル2
テンポが前作より悪く感じたとこ以外は良かったです。この手の映画の続編としては上手く仕上がっていたと思います。 [映画館(吹替)] 5点(2008-08-05 01:41:37) |
19. スーパーマン リターンズ
製作者側がスーパーマンのシリーズが本当に好きで作ったという事は良く分かります。元のシリーズに上手く乗っけて作っているので、別物の「21世紀のスーパーマン」って感じがしません。ただ昨今大量に作られているアメコミヒーローたちは何かしら町の人達に反感を買われたり、ヒーローとしての在り方に疑問を持っていたりするので、余りに完全無欠(一応ヒロインとの接し方の葛藤とかはありますが)のスーパーマンのキャラクターが薄っぺらく感じてしまいました。 [地上波(吹替)] 4点(2008-11-13 10:45:26) |
20. スカイ・クロラ The Sky Crawlers
《ネタバレ》 兎に角、声を担当している役者達を如何にかして欲しいと思いました。意図的にやっているとはどうしても思えないほど、感情の起伏の表現が下手です。菊地凛子と加勢亮の二人がその中でも郡を抜いて酷い。役者を起用する方も、演じる方ももう少し考えて映画を作って欲しいと切に思いました。 昔ながらの戦闘機を用いた空中戦の迫力は一見の価値ありです。逆に言えばそれ以外は別に面白いと感じませんでした。 [映画館(邦画)] 4点(2008-08-20 01:28:30)(良:2票) |