1. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 相変わらずのスピルバーグ節!神懸かりの演出テクニックで、至ってシンプルなお話を超一級の娯楽大作に仕上げてくれました。ミクロな部分を徹底的に描く事でマクロを感じさせる物語になっていると思います。物語のテーマとスピルバーグの演出スタイルが見事に合致しているんでしょうね。前半はスペクタクルで、後半は象徴的な展開になっていき、前編後編で違った楽しみ方もできます。 逆に、リアリティを重視する人からは評価されずらいだろうなあと思います。 ティム・ロビンスは主人公の負の一面で、彼を殺すことで「一人で生きていく自分勝手な性格」と決別する、ということなんでしょう。「地下室」は深層心理の典型的な象徴だし(けどちょっと無理あるかな・・・)。息子が生きて帰ってくるのも、個人的にはご都合主義とは思いませんでした。「リアリティの都合」で死ぬほうがよっぽどご都合主義でしょう。ツッコミやすい映画だとは思いますが、それ以上に良いところがいっぱいある作品だと思います。 自分は映画全体を見て、「手を繋ぐ」っていうのは大事なことなんだなあ、と思わされました。この映画には、手を繋いだりスキンシップするシーンが沢山あります。つらい時、不安な時、危険な時。登場人物たちは直前までケンカしていても、そういう時にはしっかり手を繋ぎハグし合います。邦画ではあまりこういう演技ないですよね。国民性の違いもあるのかな。パニックに陥りかけた妹を励ますシーンも、ある意味では手を繋ぐ場面ですね。 自分が好きなのは、主人公親子がトライポッドに捕まり、鳥かごのようなモノに閉じ込められるシーン。ここをただのパニックシーンだと思ってはいけない!カゴに閉じ込められているのは、男女はもちろん、子供に老人、黒人白人アジア人、民間人に軍人たち。そして彼らが、たった一人のために手に手をとって助け合います。カゴの中が世界の縮図になっていて、人類が一致団結する場面になっているわけです。前半で散々人類の醜い一面を描いてきましたが、本当に絶望的な局面で初めて希望が見えるんです。このシーンは見て震えましたね。ここがクライマックスと言ってもいいんじゃないでしょうか。あとのシーンはオマケってことで(笑)。けれど、宇宙人が絶命するシーンも印象的でした。大殺戮を繰り広げた彼らでさえ、もがき苦しみ絶命する瞬間、助けを求めて「誰か」に手を伸ばすんだなあ・・・。 [映画館(字幕)] 9点(2013-06-21 03:53:23) |
2. ウォーリー
《ネタバレ》 このころのCGアニメって複数の会社が同じ題材の映画を作ってましたよね。ピクサーが「ニモ」を作ればドリームワークスは「シャークテイル」を、「ウォーリー」を作れば「ロボッツ」を・・・ってなぐあい。パクリだなんだと非難する気はないですが、おかげでスタジオによってストーリーテリングやキャラ造形を比較することが出来て、なかなか面白かったです。 ドリームワークスは人間社会のパロディとして魚やロボットの世界を描いていました。対してピクサーは人間社会はちゃんと描きつつ、それに関わり合う魚やロボット、おもちゃ、虫の世界を描いてきました。個人的にはやはりピクサーの方が好みです。 キャラクター造形も、アニメートする上で今までのメソッドが通用しないデザインになっていて、創意工夫の跡が感じられます。ただ単に手足があって、目鼻口がついてる顔のような、型にはまったデザインは一つも出てこない!これは結講大変な手間ですよね。 そしてキャラクターの行動原理が終始一貫しています。それぞれのロボットは(悪役も含めて)、与えられた命令を忠実にこなすことしか考えていないのに、その行動の積み重ねが見事に絡み合いストーリーを物語っています。これは見事としかいいようがないです。汚染物質を見つけては消毒するだけのクリーナーロボットが、結果的にウォーリーの危機を救う場面は拍手喝采モノです。 ただ、登場するのがロボットが大半なせいか、絵やアニメーションが「リニア(直線的)」なものが多く、少々堅苦しい感じがするのが少し残念。そもそもそういう題材だから、仕方ない面もありますけどね。 [試写会(吹替)] 9点(2013-04-29 03:55:04) |
3. ウォンテッド(2008)
《ネタバレ》 1人を殺して1000人救うはずが、1人を殺すついでに1000人くらい死んでるかもしれん。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-08 18:11:07)(笑:1票) |
4. ヴァン・ヘルシング
ハムナプトラシリーズのほうがサービス度は高かったので、どうもこっちはイマイチ楽しめなかった。人によってはこっちの方がマニア心をくすぐるネタがいっぱい詰まってるのかも。 [DVD(字幕)] 5点(2006-04-18 12:44:20) |
5. 運命じゃない人
個人的なことですけど、シナリオを読んでから映像を見た初めての作品。だので、普段とは違った見方が出来て楽しかったです(この部分はこう演出したのか~、なんて)。男に振られちゃった幸薄そうな女性が、自分で自転車を漕ごうとする場面が好きです。個人プレーのヤクザの組長も笑える。演出が小気味よくてボク好みなので、この監督の次回作も楽しみです。 [DVD(邦画)] 8点(2006-04-14 02:41:58)(良:1票) |
6. ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!
ウォレスとグルミット初体験。面白い。グルミットがウォレスの危機を幾度となく(笑)助けにくるシーンは心踊りました。クライマックスは「ダイ・ハード」に近い興奮がありました。もう粘土とゴムの人形であることをすっかり忘れて楽しめますね。他のシリーズも見てみよう。 [映画館(吹替)] 8点(2006-03-22 19:55:31) |
7. VERSUS/ヴァーサス
ああ、気持ち悪い、カメラワークが。好きな人は好きなんだろうけど自分には合わない映画でした。アクションはまあ、カッコイイんですけど、全編同じ調子なので最後のほうは飽きました。ストーリーも退屈だったし・・・。アクション映画だからこそストーリーは大事にしてほしかったなぁ。 3点(2004-10-03 22:57:16)(良:1票) |
8. ウーマン・オン・トップ
一にペネロペ、二にペネロペ、三四は無くて五にペネロペ。あんなに男が後ろからついてくる場面は、ペネロペ気分良かっただろ~な~。ちなみにオカマのモニカは全然違和感無かったのが笑える。 5点(2004-03-03 11:55:14) |
9. 海辺の家
ほのぼのとした気分になれます(^^) 8点(2003-08-22 22:14:08) |
10. ウインドトーカーズ
パールハーバーの後に見たからか、大分良かった。ホワイトホースのナイフを使った戦い方を見てると、「なんだ、ジョン・ウーはしっかりアクション映画やってるやん」と思った。 7点(2003-08-01 17:40:20) |
11. ヴィドック
アレ?思ってたより平均点低いっすね。個人的には大満足な作品でした。ヴィドック強ぇー! 8点(2003-06-09 05:58:24) |
12. WXIII 機動警察パトレイバー
音楽がすごくよかった。サントラ欲しい。ストーリーは、好みで言うと原作のほうが好き。(原作で)グリフォンも絡んできた時はドキドキしたなあ(え?関係ない?)。映画版はエンターテイメント性が殆ど無い。一映画と考えればそれでもいいんだけど。1作目のような作品がまた見てみたい。 6点(2002-11-21 20:09:25) |
13. ウォーターボーイズ
テレビ放送で見て、最初のほうで「ビデオ録画しとけばよかった」と思いました。もう一回見たい。燃えるアフロに大爆笑しました。今年の夏休みは家でゴロゴロばっかりだったので来年はもうちょっと外に出てみるか。 7点(2002-09-01 02:52:58) |