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まさかずきゅーぶりっくさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 848
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

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1.  マイネーム・イズ・ハーン
政治的な色を抜きにしても秀作を超えて傑作に値します。その前に見た「ブラック・スワン」の余韻が一瞬にして消し飛びました。「フォレスト・ガンプ」が好きな方であれば絶対に気に入ると思います。また主役の男性がめちゃくちゃ上手くて余計に涙を誘います(障害のある役をやりすぎてない所がまた素晴らしい)。差別とは何か、戦争紛争とは何かなど、無視できない重いテーマでさえ、この映画を観終えた後は良い意味で忘れさせてくれます。感動を超越した人生の根源にある応援歌のような歓びを感じました。脚本の完成度と主演の男性の上手さ(本当にオスカー級です)、そして制作スタッフの映画への愛情がたっぷり詰まっているこの作品、観て損はありません。映画って本当に素晴らしい。インド映画も踊ってばかりじゃないです。すごい映画がありました。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2011-11-28 16:34:12)
2.  アリス・イン・ワンダーランド
原作をなぞったファンの方は、どれだけ忠実に映像世界に落としてくれるかと興味深かったかと思いますが、私はとても見事だったと思います。「アリス」実写に最も適しているのはティム・バートンだと昔から思っていましたが、実際相性抜群で、なにより原作に敬意を表し、愛情たっぷりに演出しているのがグイグイ伝わってきました。  しゃべるウサギ、消えるネコ、トランプの兵隊などなど、まさに不思議だらけの世界ですが、観ているうちに映像そのものに違和感がなくなり、気付けばその世界にすっかり入り込んでいます。それは映像の美しさ、展開のスムーズさ、出演者の演技等、ファンタジーとして必要なすべての要素が織り込まれていたからだと思います。物語も起承転結あって素晴らしく、ユーモアも見せつつ、恐怖の部分も抑えつつ、監督らしいなと思いました。  アリスを演じたミア・ワシコウスカの嫌味のない美しさ、ヘレナ・ボナム・カーター演じたヒール役の赤の女王、対照的に清楚な女王を演じたアン・ハサウェイの白の女王、なによりティム・バートンの世界では一段とイキイキ見える、帽子屋を演じたジョニー・デップの奇妙な魅力!その他全ての出演者が活きていましたし、まさにアリスの入りこんだ不思議な世界を体現できる至福の2時間でした。ダニー・エルフマンの重厚なサントラもエンド時のテーマソングもまたいいです。  希望にあふれ、天使のような世界を夢見たかと思えば、自分の心のどこかにいる恐怖心が、うまく説明できない悪夢を見せたり…。その双方がうまくあわさって現実ではないのに現実のような面白い世界を作り出しています。  本当は満点つけたい所ですが、3Dで観たものの「アバター」ほど立体的描写に感動がなかったことや、深田恭子さんの声がちょっと違和感あったので-1点。でも期待通りの素晴らしい作品でした。綺麗事だけのファンタジー映画とは違う面白さがあります。  原作をお読みの方であればお分かりなのですが、これは「ワンダーランド」ですからね、あくまでも「夢・希望に溢れた天国のような世界」の話ではないし、劇的にメルヘンなおとぎ話ではない。そこを勘違いしないで見れば本当に美しい作品だと思います。確かに子供向けかもしれませんが、それを大人になっても純粋に楽しめる自分でいられて良かったです。
[映画館(吹替)] 9点(2010-04-30 14:09:47)(良:1票)
3.  ドクター・スリープ 《ネタバレ》 
直前に「シャイニング」を復習してから鑑賞したので、この監督のキューブリック版「シャイニング」へのリスペクトを余計にビシビシ感じました。 同じ題材をなぞっても、ピーターハイアムズの「2010年」が「2001年宇宙の旅」と似て非なる映画になってしまったことを脳裏をよぎって危惧しましたが、その点ではこの作品はとても頑張っていたとおもいます。  前作を何十回も観てるファンからすれば、まず何より一番の感動はオーバールックホテルと迷路の完全再現。ボイラー室とか舞踏会場とかREDRUMの部屋とか一部ではなく、カメラに映らない部分も完全再現してくれてて、逆に「シャイニング」で映らなかった通路や場所に(あー、あそこ右に曲がるとこうなってたのか)的脳内補完をしたり(しかも40年分ちゃんと老朽化している!)。オーバールックに向かう道の空撮、血の洪水、斧を振りかざす時のカメラワークなど、製作者のシャイニング愛にニヤニヤしてしまう場面も多数。  物語的にはオーバールックホテルの登場まで若干冗長に感じる部分もありましたが、キングの小説の良さも併せてキューブリック版「シャイニング」の続編を作ることに成功していた気がしました。ただ前作はホテルが人に乗り移って狂わせる点が絶対だったのに対し、今回はホテル外にいる人間の形をした悪も人間を襲ってくる展開で、その点はよくあるホラー映画にありがちかなとちょっと思ったり。  それでも1980年時のジャック、ウェンディ、ダニー、ディック、双子の水色姉妹、237号室の腐乱オバハン、盛会じゃね紳士、ジュースぶちまけた前管理人など、よくここまで似てる人そろえたなあと感動。1場面ですがドアごしに斧で襲われるウェンディのあの絶叫場面まで再現と、前作を愛する人をニヤリとさせるシーンが本当てんこもりで、前作のある意味、神の視点的な風格はありませんが、全体としては面白いと思います。  ↑の方も言っていますが「毒をもって毒を制す」作品。そして悪の象徴たるオーバールックホテルが一瞬、敵の敵は味方的に映りますが、すぐさまシャイニングオールスターズの皆様が一斉に襲ってくるあのシーンは、怖いハズなのでなんだかうれしかったり(幽霊をもっとじっくり観たいなんてこの作品でしか思わないです!笑)。  なんか観た直後なので頭がまとまりませんが、終盤のオーバールック向かうシーンで「シャイニング」のOPテーマが格好良くかかる所、鳥肌がヤバかったです(そう!俺が見たいオーバールック早く映して!的なそそられ方)。大好きな作品の続編を愛情たっぷりに製作してくれて本当に感謝です。  追記・どうやら237号室の腐乱オバハンは、オーバールックホテル焼失で棲家を失ったところをアブラの家に引き取ってもらったようで、今ではすっかりアブラと一緒にお風呂入るほどの仲良しです。
[映画館(字幕)] 8点(2019-11-30 13:05:25)(笑:1票)
4.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 
アメリカの良心を演じさせたら右に出るものはいないトム・ハンクスが今回は人間の良心を演じきっている。さすがに上手い。ラストの公聴会の終盤「人的要因」の指摘から一気に流れ変わるところで思わずウルっときたが、むしろ終始沈着冷静なサリーが墜落後に奥さんを電話した後に、ハドソン川に浮かぶ機体と救助の様子を見たときの、現実を受け入れた驚きの表情がとても印象に残った。賞賛⇒バッシングというわかりやすい構成ではなく、賛否分かれる見せ方やエピソードと事故シーンの挿入がとても上手かった。「きっとラガーディアに戻れたはずだ」と、最初から機長を誤った判断と決め付けていた事故調査委員会のありがちな姿勢は、今後ますますコンピュータが高性能になると増えていくんでしょうね。
[映画館(字幕)] 8点(2016-09-24 14:59:44)
5.  セッション 《ネタバレ》 
狂気を狂気でねじ伏せる、今までありそうでなかった映画に思わずのけぞりました。 いくつか回収されない伏線や「いるか?」と思わせるエピソードもありましたが、 やはり主役2人の気迫が観る者になんともいえない緊張感と爽快感を与えてくれます。 狂人2人の本心までがよく理解できないことまでが魅力なのかなと思えたり。 ジャズにまったく明るくない私でも魅入ってしまいました。 主演のマイルズ・テラーの目つきがどんどん怖くなってきて、神がかった演技をする 時のエドワード・ノートンと重なって見えたり。 ラスト9分19秒にカタルシスを覚えるかどうかは誰に感情移入して観るかによって 変わると思いますが、学校を追われた後のフレッチャーに以前の狂気を感じなかった 要因の1つは、ニーマンの狂気が既にすべてを超越していたからなのかなと思いました。
[DVD(字幕)] 8点(2015-12-29 20:16:21)
6.  戦火の馬 《ネタバレ》 
私は映画に夢を観たいので、スピルバーグが愛情いっぱいに監督したこの作品の展開と結末大好きですよ。ぜんぜん話違うけど「名犬ラッシー」大好きな方なら共感してもらえるんじゃないかなと。イギリス兵とドイツ兵が有刺鉄線に絡まった馬を共に助けるシーン、ベタかもしれないけど、それでもいいじゃないですか、美しいです。馬の純粋さに人間の愚かさがより際立ったとしても、その愚かさにどこかで嫌悪し、またどこかで共感しながら作品を楽しめる今の世の中がなんだかんだで幸せなんだなって思いました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-09 15:14:08)
7.  ウォルト・ディズニーの約束 《ネタバレ》 
邦題の付け方、トム・ハンクスがウォルト・ディズニーを演じるという先入観から想像する内容とすこし異なったのは確かですね。  私は「メリー・ポピンズ」も好きなので原作者の過去の生い立ちから着想した物語と知って楽しめました。確かにトラヴァース夫人はクセツヨで一緒に仕事したくないタイプですし、過去がどうあれ偏屈過ぎるなあと思いましたが、お気に入りのアイデアで思わず踊るシーンやウォルトが家に訪れるシーン辺りから人間味が出てきて良かったなあと思いました、かなり終盤ですが。  またトム・ハンクスはウォルト・ディズニーにあまり似てませんが(笑)流石の名演技でその包容力に癒やされました。人気者や好かれる人物を演じた 時に絶対期待を裏切らない安心感がありますね!  トラヴァース夫人の幼少の頃の回想と現在を交互に見せる演出も良かったと思います。シャーマン兄弟はじめウォルト・ディズニーの事務所にいる方々や専属ドライバーの方など、性格の良い方が沢山出てきてホッコリしました。また「メリー・ポピンズ」見返したくなります!
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-03-05 21:53:57)
8.  グレイテスト・ショーマン
批評家からは散々だったのに作品としてはヒットしたというのがすべてだと思います。 金儲けに走り家族よりも歌姫にうつつを抜かす主人公にもご都合主義な展開にも感情移入できないものの、楽曲のクオリティーやワクワクさせるショーの演出、自信満々でめちゃくちゃイケメンな主役のヒュー・ジャックマンを見たらなんかわからないけど許せてしまうって作品なのかなと。 私もそんな批評家の評価と興行収入の賛否に興味が湧き、Blu-Rayを購入したら二度三度と見返しているヒュー・ジャックマン好きです(笑)
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-03-04 20:59:23)(良:1票)
9.  運び屋 《ネタバレ》 
家族や仲間との幸せな時間を取り戻すべく、短期間で莫大な金を得られる麻薬の運び屋を選んだ主人公。 事実を基にしたとあったんですが、その割にはずいぶん捕まえる側がずいぶんチンタラしているなという印象。  時間だけはお金で買えなかったって90歳の人に言われたら我々は何も言い返せないですね。 決して永く連れ添ったとはいえない奥様の死に目に遇えたのと、殺される前に無事捕まってくれたのが救い。  イーストウッド映画によくある、エンドロールの音楽に切なさの余韻を憶える秀作でした。 刑務所の中で、元気よく育つリリーの花を生き生きとした表情で見つめる主人公が印象的でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-24 15:26:49)
10.  幸せへのまわり道(2019) 《ネタバレ》 
トム・ハンクスが演じたフレッド・ロジャースという方を存じ上げないまま 鑑賞したので、キャラ作りに関しても特段感心するという事は無かったのですが、 このキャラクターの演じ方に全く無理していないなと思いました。 wikiに(フレッド・ロジャースという方は心優しく、礼儀正しいソフトな語り口調と 視聴者への実直な態度で人気を博した)とありましたので、なるほどアメリカの 良心と言われるトムが演じてもマッチする事に納得しました。  ジャーナリストとの交流も実話に基づくということで、多少の脚色はあるでしょうが 展開にさほどの強引さも感じませんでした。ジャーナリストの主人公と絶縁状態だった クリス・クーパー演じる父親との交流・和解も展開に目新しさは感じないものの、 非常に心温まるお話でした。  私にとって30年以上ナンバー1俳優のトムが、冒頭で歌って登場した所で (これはDVDも買おう)となりましたが、贔屓目に見なくても20年ぶりにオスカーに ノミネートされた事も納得の演技だったと思います。  一番印象的だったのはラストで、いつも通り撮影を終えたフレッドが、 ピアノをジャーンと叩いて物思いにふけるというシーン。 子供たちの笑顔や自分と関わる人々への幸せを願い常にポジティブを演じた彼の 裏側の孤独や心境を物語っている気がして、なんだかゾクっとなり寂しい気持ちに なりました。
[映画館(字幕)] 7点(2020-09-11 17:14:31)
11.  BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント 《ネタバレ》 
「ブリッジ・オブ・スパイ」で難しいスパイの役どころを見事に演じたマーク・ライランスのコミカルな一面が観られて良かったです。 こういうファンタジックな映画はティム・バートンあたりが監督するともっとコテコテの演出しそうなところを、スピルバーグは絶妙な夢と現実のはざ間を描いたと思います。もともと気の優しい大男が連れ去った女の子と共に悪い巨人達を倒すという設定ですので、あまりその世界観にあれこれ言っても仕方ないと思いますし、泡が下におちるメロンソーダのようなジュースを飲んだらオナラで犬までがくるくる飛んでいくコミカルな演出などは良くも悪くもスピルバーグぽくなくて私は面白かったと思います。実際子供を食べるシーンが1度も出てこないのも彼の映画らしさですかね。ただ「E.T」を引き合いに出す宣伝の失敗は「A.I」のときのようでいささか滑稽です。
[映画館(字幕)] 7点(2016-09-24 14:48:12)
12.  ペット
私もネコと20年同居しているのですが、動物ってずっと一緒にいると意思疎通がとれるようになるんですよね。 飼う前から、怒ったり怖がったり悲しんだりするのは知っていましたが、かまってほしいと目を細めて甘えんぼの顔をするし、嬉しいときは黒目を大きくして本当に嬉しそうな表情をします。 それを知ってる人が観たら余計にニヤニヤが止まらない作品だと思いますし、帰宅した時に出迎えたペットに対して愛情を3倍注ぎたくなるような良作です。吹替で観ましたがバナナマンお2人のアテレコもGOOD! ただ1点だけ。隣で鑑賞してた5歳くらいのお子様は「ペットが死んじゃうー!」って泣き叫んでいましたので、感受性豊かな子供が見るには少々、大冒険すぎたのかな?とも思いました。
[映画館(吹替)] 7点(2016-08-29 00:45:11)
13.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
今まで心地よかった人間ドラマを交えた、どこか救いのあるエヴァの世界を期待して観たらとんでもなく肩透かしで置いてけぼりをくらう心情もわかりますが・・・。でも庵野が破の続編を放棄したって見方はちょっと違うかなという気もしました。これも彼が作りたかった続編の1つの形かなと。「冷たい」映画に感じるのは私も同じで、シンジが目覚めたときに感じた世界観そのままの投影かも。スケールや展開の狭さは「もうちょっと広げて!」とは思いますが、こういう観終えたあとに複雑な気持ちになるのがエヴァですから。  パヤオ好きの私としては、師匠と仲直りした今、庵野には最後までもう好きにやってほしい。もちろん単体では点数つけられません。でもいきなり3作目だけ観る人も少ないでしょうしね。4部作序破急○、の「急」にあたりますから。ましてや「Q」ですから。どんなついていけない急展開でも許したくなります。破の途中からオリジナルな展開なわけで、どう広がってもエヴァの世界に浸れればそれでいいです。 この作品に「ふざけんな」と思った方の大半は続編も見るでしょうね。エヴァに整合性求めるのはあまり意味がないのどこかでわかってても期待してる自分を理解してるんですよね、皆さんいい人ですよ。
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-11-09 17:33:06)
14.  クロユリ団地 《ネタバレ》 
インパクトばかりのグロ描写満載のアブノーマルホラー映画に慣れてしまうとこういう正統派のジャパニーズホラーにホッとします。正直怖さはそこまで感じませんが、マジメで上品に作ってるから嬉しくなったり。主演のあっちゃんもこれまでの出演作品よりずっと頑張ってたし、内容もけっこう面白かったです。事故に遭い、自分ひとり生き延びて心理的に孤独を抱えている彼女が狙われたのかーと。回収しきれてない部分は、ヒットしたら続編作る気満々であえてそうしてるのかなと思いましたが、手塚理美率いる除霊隊のおばちゃん達はいったいなんだったんだろう。あとさすが中田監督、焼却炉の息苦しさがリングの井戸にシンクロしました。
[DVD(邦画)] 7点(2014-11-09 16:52:44)
15.  アメイジング・スパイダーマン
仕切り直しのスパイダーマンは展開や演出に驚かされる点は少ないが、安心して観られた。主人公、ヒロイン共に魅力的で次作も非常に楽しみ。サリー・フィールド、マーティン・シーンあたりを贅沢に使い、ただでさえ大作のある作品の味付に一役買っていた。デフォーみたいな顔の役者の人はわざと使ったのかな(苦笑)
[CS・衛星(吹替)] 7点(2013-07-09 15:04:21)
16.  アンストッパブル(2010) 《ネタバレ》 
「CGを極力使っていない」という先入観のおかげで余計に緊張感と迫力を増して観ることができた。ストーリーがシンプルなのも良いし、トニー・スコットの相当凝った見せ方のおかげで迫力満点。小汚い感じの初老がまさかの大活躍をするハリウッドお約束の展開も、それまでの作戦が全力の上での失敗だったので、お誂え向きに感じず素直に入り込めて興奮しました。キャリアのあるデンゼル・ワシントンがこういう娯楽作に出てくれることもまた嬉しかったりします。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-14 21:20:38)
17.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 
ダーレン・アロノフスキーというと「レクイエムフォードリーム」で本当に怖い世界を見せてくれましたが、この映画にもそれに近い恐怖を見せてくれました。白鳥と黒鳥を人間の色々な二面性と照らし合わせて徐々に主人公が自分自身に追い詰められていく恐怖がとてもスタイリッシュに描かれていてさすが監督上手いなーと思いました。自分を解き放つアドバイスが安易にオ●ニーとかレズプレイに向かっちゃうのが俗っぽくて少し残念でしたが、きっと競争率の高いプリマの頂点でい続けるプレッシャーというのは想像を絶するのでしょう。終盤の、黒鳥を演じるナタリー・ポートマンの凄みある舞は、それまでの展開を決定付ける意味でもとても魅力的でした。統合失調症というテーマはさほど珍しくはないですが、やはり100分もの間、緊張感を持続させる展開のシナリオは素晴らしかったと思います。でもなんとなくどんな映画か知らず、ナタリーポートマンが苦悩しながら白鳥の湖を踊る作品くらいに考えて観始めたらギャップすごそうですね(^^;
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2011-11-28 16:46:11)
18.  もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
映画というコンテンツの決定的な短所は、2時間余で起承転結はからなければならないので、明確なテーマがあってもそれが大きすぎるとどうしてもダイジェスト的展開で駆け足になります。登場人物の数が多すぎても個性が埋没してしまいます。この作品も「弱小野球チームを一冊のマネジメント本をきっかけに甲子園に連れていく」という軸こそぶれてませんが、本来はもう少し展開に時間をかけ、映画ではなくドラマのほうが、より野球部員の個性やみなみのマネジメントにかける本心を紐解けたのではないかと思います。  ドラッカーのベストセラーをきっかけにしていますが、「もしドラ」自体エッセンシャル本で、この映画はさらにそれのエッセンシャル版ですので、ドラッカーのマネジメントエッセンスは(この映画でマネジメントを理解しようとする人はあまりいないでしょうが)ごく微量です。うなぎパイ食って「やっぱりうなぎ食うと精力つくなー」というくらいの感覚です(笑)ただドラッカーという人物の存在や提唱をそれまで全く聞いた事がなかった方が、この作品をきっかけに知れ渡ったという意味では非常に大きかったのではないでしょうか。エッセンスの中でも「定義」「マネジメント」「イノベーション」といった単語が出てきて、それらを高校野球のマネージャーというわかりやすいテーマに置き換える心地良さは、近年池上先生がニュースをわかりやすく解説して人気を博したことと似ていて1つのブームなのではないかと思います。  主演の前田敦子さんは映画初出演にも関わらずナチュラルで瑞々しい演技がとても良かったと思います。あっちゃん好きな方が観たら総じて満足度は高く、彼女の魅力満載でとっても心地よい2時間です。あっちゃんファンの方は「Everyday、カチューシャ」でAKB選挙で上位にくるように彼女に投票するために複数枚買いするくらいなら「もしドラ」観に劇場に足を運んであげるほうがよっぽど彼女のためになるような気もしたり・・・。彼女は今度も映画やドラマにどんどんチャレンジしていけるだけの人気がありますし、今回の「もしドラ」でもその期待を裏切らない演技だったと思います。こういう青春ドラマで「そんなムチャな・・・」と強引な展開にまともにツッコミを入れたり、身銭切って観てない批評家連中が封切日に大人気なくケチつけるのは野暮。もっと単純に青春映画を楽しみたい方のための1本かと思います。
[映画館(邦画)] 7点(2011-06-05 14:34:12)(笑:1票)
19.  ソウ ザ・ファイナル 3D 《ネタバレ》 
3D鑑賞も、そこにあまり意味は感じられなかったです。むしろ邦題で「ファイナル」って書いてしまったという意味で、シリーズをどう終わらせるかが重要な7作目。  今回も、ジグソウと身近に関連する人物の話と、ゲームに参加させられる人物の話を両軸で展開させましたが「5」位からはゲームの登場人物はたとえ助かってもあまり本線に結びつかないなと分かっていたので、興味はゴードンがどう完結に絡んでくるのか。それが楽しみでした。  相当フラストレーションの溜まるえげつない描写のオンパレードで、しかもほとんどが助からないやるせなさ満載でした。屋外バージョンもあり、グロさ抜群。しかもパワフル過ぎて咽が渇く。最後の10分くらいは何とか救われました。予想通りゴードンの存在が無理矢理感こそあっても刈り取りましたね。  しかしちょっと個人的に不満だったのがそのゴードン登場のさせ方。というか登場する事、隠しておいてほしかったなあ、「セブン」のケビン・スペイシーみたく。関係者も配給会社も、あのゴードン医師が再登場ってのは、シリーズファンなによりの吉報なのでそれを前面に出したかったのは分かるんだけど。前知識なく出たら、もっともっと嬉しかったかも。もっと言えば、オープニングの「1」のバスルーム脱出後の画とか、もしくは救済者の会に顔を出す描写とか全部隠しておいて、最後、ホフマンが証拠隠滅のために家を燃やした後に、豚の仮面持って襲うあのシーンで初登場、もしくはもっと遅くして、ラストのラスト、ホフマンにバスルームで足かせし、目覚めたところで初登場でも良かったかも(「2」のラストでマシューズをはめるアマンダみたく)。  そしたら「えぇーーーーー!!!!!!!!!」ってもっとなった気がします。てゆうか、俺はそうなりたかった。  でも足かけ7年に渡りグロ面白いシリーズで楽しませてくれた事に感謝しております。死んだと思わせておいて実は生きていた面白さは間違いなかったです。なので間違っても「ソウ8・ジグソウは生きていた!」とか「ソウ・ザ・ビギニング」とか「ジグソウ/ソウ外伝」とかはやらないでいいです(@@;ゴードンの両脇にいた豚仮面は誰だったんだろう?不倫相手のカーラと、マシューズの息子とかだったりして(笑)   順番付ければ 1>>>>>2>3=6>本作>4>>>>>>>>5 です。
[映画館(字幕)] 7点(2010-10-31 00:15:55)(良:1票)
20.  ウルフマン(2010) 《ネタバレ》 
ゴシックモンスターホラーの王道である狼男映画、なかなか面白かったです。中世のヨーロッパの格式高さも雰囲気出ていましたが、それもさることながらデル・トロ、ホプキンスのなんとも濃い親子役の共演に、エミリー・ブラント演じる、どこかはかなげで切ない表情の美人が華を添えていました。  狼男親子が圧倒的に強いので、人間側のキャラの存在感が薄くなるのは仕方ないかもしれませんね、それでもあの「マトリックス」のエージェントの方はとてもいい存在感でした。  人間を襲って捕まって逃げて襲ってというオーソドックスな流れでしたが、展開の面白さと映像に力があったことも相まって、決して飽きることなく一気に観る事ができました。R15指定となった描写も、狼男の襲う迫力を出すためには致し方ない演出だったかもしれません。観客への脅かし方も上手いなと思ったら「ジュラシックパーク3」の監督さんだと知って納得。締めかたも良かったです、ウルフマンも愛する女性にとどめを刺され、その事に納得して絶命。しかし咬まれたあの者は満月が来たら…という気持ち悪さも○。情けない事にエンドロールを観るまで、あれがジェラルディン・チャップリンだったとはまったく気付きませんでした。反省。 777本目のレビューだからというワケではないですが7点です(笑)
[映画館(字幕)] 7点(2010-05-04 12:45:45)
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