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グルコサミンSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 281
性別 男性
自己紹介 基本 SFとアクションとコメディが守備範囲。
映画通ではなく、中レベルの映画ファンです・・。
苦手なジャンルや興味のない映画は元から見ないし、観て良かった作品ばかりレビューしてるので、8~10点ばかり付けてしまいます。
期待した作品と、期待してなかった作品で、評価が上下してしまう癖が
あります。あと話題の大作とかには、評価は辛目です。

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201.  ミッション:8ミニッツ
ぶっ飛び過ぎたSFはあまり評価しない事にしていますが、これには負けました。 悲劇の主人公に、大規模テロを阻止の為更に過酷な仕事を強いる研究施設の連中。 戦士の休息はいつ訪れるのか、ハッピーなようで、でも違う結末。深いですねえ。  前作・月面基地の映画も、ヨカッタのですが、この映画も素晴らしい。 前作が5億円程度で製作していますが、今回は30億円以上の制作費。 この差って、役者さんのギャラでしょうか。ヒロインのミシェルさんがキレイなので 見る側にはうれしい限り。ある程度の売り上げもあったようですが、 この映画の存在、自分は全く気が付きませんでした。 現実には不可能だと思うのですが・・ 良い映画だったなあとしみじみ思います。
[DVD(字幕)] 9点(2017-04-16 23:20:26)
202.  月に囚われた男 《ネタバレ》 
クローンでなくても、任務遂行は出来そうでしたが、滞在期間短くして頻繁に 交代要員を送迎するより低コストなの?クローン設備の方が掛かりそうだなあ。 いろいろ都合のいい設定があるが、それでもクローン同士の友情物語は響きました。 全く情報無しに見てしまい、最初の幻覚のシーンでホラーなのかと勘違い。 途中から引き込まれて最後まで見入ってしまいました。舞台セットも素晴らしい。 クローンに、記憶を移植して、事実は秘密にして3年間の安定運用を目指した形。 でも本人にバレちゃったというお話。 記憶が完璧であるほど、偽物と気づいた時のショックはデカイよねえ。 コスト削減だからって、長期間のワンオペは辛過ぎる。それを耐える為の 地球で待つ家族との微妙な設定を構成して記憶の移植。なるほどねえ。 映像は社会派スペースドラマですが、お話の根底は薄気味悪いモノでした。 でも、ラストで一矢報いたのがわかるエンディングで、少しだけ救われました。 記憶の移植は、前人格の殺害に等しいというテーマは、ゴーストインザシェルとかでも 出てきます。SF映画の定番素材になってきましたね。
[DVD(字幕)] 9点(2017-04-16 00:17:59)(良:1票)
203.  魔女の宅急便(1989)
魔法が実在したが、廃れて稀少となった空想世界(科学技術レベルは19世紀?) を背景として、魔女の娘の成長物語ですね。原作がどうなのかは存じません。 どんな時代だとしても、所詮魔術は非科学的で、ファンタジーでしかないが、ハリーポッターでも 現実社会の中での描写を入れる事で、見てる側との地続き感覚を狙うのが常。 ベースになった背景は、異国南欧のどこかの国と思われますが、これが日本とかだと、どうなったの だろう。地続き感は増しても、ファンタジー風味は激減ですか?途端に魔術なんて有り得ないという 壁が出現してしまう。やはり異国の地という憧れ世界の中のお話にしておくのが無難なのでしょう。 しかし「おソノ」や「マキ」という名前も使われている。これは原作でそうなっているのかと 興味が出てきました。しかしこの歳で童話本を買うのは抵抗も。 で、少女の大人への修行中に、魔力を失い挫折し、失意の底であがく姿が丁寧に描かれています。 異端のマイノリティへの好奇と差別的な視線と共に、逆に好意的、更には憧れて近づく者もいる。 暖かく接してくれる年配女性により、失意から解放の兆しのタイミングで起きる事件。走り出す ヒロインが、ついに壁を越える瞬間に、またしてもやられました。上手く出来ています。 結果、宗教とか魔法とかが嫌いな偏屈な自分でも楽しく見ていられました・・。 ハリーポッターとかは絶対見ませんが、これは抵抗有りませんでしたし、かなり好きな作品です・・
[DVD(邦画)] 8点(2017-04-15 14:50:43)
204.  バタリアン 《ネタバレ》 
当初観たのはレンタルビデオの時代ですが、何年か置きに観たくなるコメディ。 嫌いなカテゴリー「ゾンビ物」ですが、この映画だけはなぜか気に入ってる。 普通はゾンビが怖い、襲われるキャストが可哀想・・助けてあげてよ・・て思うのに この被害者達には、どういうわけか同情が沸かない。つい、ゾンビを応援したくなる。 音楽もいい。馬鹿な若者達が追われるシーンでパンクロックに、大爆笑。 恐怖映画テイストなのにどっか抜けてる味わい、この監督のセンス最高。 フランクの、「ゾンビ居るぞ・・見たいか?」で始まり、自分が徐々にゾンビ化していき 救急隊員に「体温が室温だ、脈も無い、お前はもう死んでいる」で絶望のシーンが おバカ全開で、ひっくり返ったなあ。 繰り返しますが、ゾンビ映画は嫌いですが、この映画は大好きです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2017-04-15 14:34:13)(良:1票)
205.  ヘンゼル&グレーテル 《ネタバレ》 
見る人は選びますが、こんなに面白い映画とは知りませんでした。 ファンタジー素材利用で、アクションバイオレンスムービーだけでは説明できない映画。 ゾンビ、スプラッター、ホラーな感じで、魔女軍団とのグロい戦い。 味方になる白魔女、手下から寝返る巨人、オッカケから仲間になる若手、 魔女ハンターなのに、魔女の血を受け継ぐ自身の出生の秘密。 ベタですが設定と仕掛けは良く出来てますねえ。アクションも半端無い。 エンドロールの武器紹介シーンなんか、時代物の映画というより、現代のアクション物 のテイストですよね。 観たい映画がないなあと、暇持て余した時なんかは丁度良い作品です。 お菓子の家は出て来ますが、間違っても子供に見せないようにご注意下さい。
[DVD(字幕)] 8点(2017-04-15 14:06:23)
206.  マイマイ新子と千年の魔法 《ネタバレ》 
「この世界の片隅に」を観た直後だと、どうしてもその影響というかフィルター掛かってしまうので 冷却期間置いてからのレビューとしました。 観たのは2ヶ月前。 ダブルヒロインのストーリー。千年前の時代を妄想してばかりの新子と、傷心して都落ちしてきた令嬢の 友情と成長のお話でした。 背景が昭和30年前後?ノスタルジーな絵が、団塊の世代には嬉しいかも。 大きなイベントは年上の学友の親の事件で、大人の事情への正面衝突。で、新子とタツヨシの成長。 一方、大人の事情に沈没していたキイ子は、逆に子供らしい夢の世界を取り戻して、ある意味成長。 子供たちそれぞれが、様々なルートで大人になって行く1年間のストーリー。 千年前のお姫様は最初は新子に似ていたが、境遇はキイ子に近い。だから新子はキイ子に興味深深。 いろいろとピースの多いパズルのような脚本ですが、1度見たくらいではなかなか拾いきれないかも。 気になったのは、あの警官を褒めていた爺様が、自殺の口コミを聞いた途端に「よくある話だ」と 吐き捨てるセリフには違和感が・・ そんなもんでしょうか? 終盤は駆け足で説明調のエンディングですが、片渕監督らしいなと目尻が下がりました。 ホントは重いラストなのに、軽くさらっと流す、ひょうひょうとした味付けはいつも通り。 カーペンターズの曲で暗転かと思ったら、明るい風景にコトリンゴの美しい曲でのエンドロール。 さすが、エンディングの魔術師。あー良い映画だったなあと思わせる手腕。  でも、自分のようなオッサンには、すこし遠い位置にある映画だと思ってしまう。すみません・・
[DVD(邦画)] 6点(2017-04-14 22:28:32)
207.  機動警察パトレイバー2 the Movie 《ネタバレ》 
絶賛する人の意見も納得。こき下ろす人の気持ちも判る。困った映画。 うる星2の時はナイスバランスでしたが、今回は押井監督の押しが強烈でした。 自分は単にロボットアニメとか、ラブコメアニメなら観ないクチなので、これはOKです。 どうせなら、南雲と柘植の対面は止めて欲しかった。そこは後藤隊長と対峙して欲しい。 政治や軍事に詳しい人にはツッコミ処あると思いますが、自分レベルだと気にならないです。 まあ、とてつもない陰謀が水面下で動いていく雰囲気は楽しめるし、暢気な連中の日常との 対比でコントラスト立っていて、これはいい映画だと思いました。 当時、うる星2は誰にでも勧めましたが、こちらは相手を選んで猛プッシュしてましたねえ。 最後のアクションを省略したのと、南雲のエピ引っ張り過ぎが無ければ満点でした。
[DVD(邦画)] 8点(2017-04-14 21:46:22)
208.  うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 《ネタバレ》 
さて、どこからどこまでが夢でしょうか? 友引高校の校舎が何階建てなのか・・2階3階4階建てといろいろ出ます。 元がギャグ漫画なので、全くもってリアルと対極の位置ながら、そのお馴染みの メンバーが更に迷宮にハマっていく過程のストーリーがいい。 この作品から押井監督のファンになった人がかなりの割合で居るかと思います。 皆自分と同じオッサンになってるはずだけど・・ 懐かしいだけではない名作。
[ビデオ(邦画)] 10点(2017-04-14 21:20:40)
209.  メカニック:ワールドミッション 《ネタバレ》 
強過ぎるヒーロー、都合良過ぎの脚本、いつも通りです。 アクション好きの自分でさえ胸焼けする大盛り映画。でもまあ派手な絵はオモロイかも。 最期の、地味に助かるシーンが、チョットガッカリ。 ステイサムにラブシーンは似合わないよ。で、ジェシカも不要だったかな。 ビルから飛び出しているプールはオバかだよねえ。セキュリティも何もあれじゃ・・ 刑務所の件は、暗殺ってモロバレなのにOK出てるし、はあ? 最近ハリウッドアクション映画のクオリティ低下が重症でアカン。
[DVD(字幕)] 5点(2017-04-14 21:03:34)
210.  エクス・マキナ(2015) 《ネタバレ》 
はいはい、その展開ね。人工知能作品にはありがちだなあと観ていたらあっさり終りました。 スローで静かな演出が、不気味なサスペンスと感じるか、退屈と感じるか。 ジェイソンボーンのヒロインのオールヌードが拝めてラッキーと思ったけど、それもCGで 本物ではなかったりして・・ 胸が小さくなったのは残念。(しまったセクハラ発言・・) なにしろアンドロイドの胴体と顔や手との繋がりがあまりに見栄えが良くて、 もう俳優の体が一切無くても、実写映画が撮れてしまう時代が来たのかもと思ってしまう。 技術の進歩は凄まじい。その先にはこんなSFの時代も遠くない・・? いやまだだよね。 いずれ、好奇心に歯止めがかからなくなり、施設から逃亡し喜々として街へ行くエヴァ。 社長を失ったのに会社も気付いて、その内事件は発覚するが、その前に彼が飢え死にするのか またはエヴァがメンテナンスが必要になり舞い戻るのか、うーむ想像が止まらない。 まあ、ソレこそが監督のもくろみだとしたらお見事なのかも・・。 でもアクション好きの自分には、なにかもの足りないんだよなあ・・。  ソノヤさんは、これから売れそうな女優さんですねえ。この映画では可愛い声が聞けないけど
[DVD(字幕)] 7点(2017-04-14 20:13:54)
211.  パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 
片道120年の宇宙船旅行を冷凍睡眠で・・ 途方も無い未来物語です。 てっきり、第三者の企みとか、人工知能の暴走とか、宗教オチかと予想してました。 ところが、簡単に隕石と衝突して壊れたり、その船が自己診断して報告も出来なかったり もう一度冷凍睡眠する設備が無かったり、遊泳用宇宙服に推進装置無くて命綱だけだったりと 物凄い未来の科学技術とは吊り合わない設定で穴だらけでした。 まあ恋愛物としては良くできていてカップル向けです。  SFというには脚本が雑で、でも映像が超キレイで、恋愛物としては評価できる作品・・て どっかにあったなあと思っていたら・・ アニメ「君の名は」とよく似ているかも。 ハリウッドの超大作に失礼ではありますが、意中の彼女を連れて行くならコレでしょ。  途方も無い孤独に打ちのめされる男と、事故や故障ではなかったと気付いて慟哭する女、 主演の俳優さんは良い演技していた思います。選ばれた女はともかく、先に目覚めた男が 不細工だったら、物凄いお話になっていた? 笑ってはいけませんが・・ なんか手塚治虫さんの世界観に通じるお話でした。
[映画館(字幕)] 7点(2017-04-13 21:06:56)
212.  ゴースト・イン・ザ・シェル 《ネタバレ》 
評価低いですねえ。原作やアニメを基準にしたらそうなるのかもですが、 自分は、リセットして、新作として鑑賞しました。 タチコマは必要ではないし。 少佐のアクションがイマイチですが、ステイサムじゃないしロボコップよりは人間らしい。 荒巻課長が、単独でも敵と撃ち合うのは、この映画の味付けとして認めても良いのでは? なにしろ、愚連隊のボスなんだし。原作から変更しても気になりませんねえ。 桃井かおりの登場がビックリでしたが、日本人・草薙素子を取り戻す展開で納得。 結果、開発名目で非道な人体実験を繰り返していた黒幕と、その実験体の戦いという 昔からよくあるベタなストーリーになっていましたが、その潔さも好感です。 あのジェイソン・ボーンシリーズも、その類だし。 押井版の捻った脚本よりは、一般受けするでしょう。それでも元が取れるかは不明? セリフの多いトグサに日本人希望でしたが、英語圏の日本の若手が不作なので諦めです。 芸者ロボが美しくないとの意見、確かに違和感でした。あれにお酌されても・・?? 荒巻だけ日本語で話すのは、翻訳ソフトが常時走っていると理解可能。そこはどうでもいい。 クゼが、元カレだった事は、お話がシンプルになったので良しとします。 結構変更あった割りには、押井版のオマージュ満載で目尻が下がりました。 結果として、攻殻機動隊のビギニング作品としての仕上がりですので、売れれば次回作も 可能性ありますが、興行は苦戦中だとか・・今はディズニー他のアニメが売れてるから・・。 ラストの音楽は川井憲次氏のあのテーマが採用されて、嬉しい限り。 お馴染みの声優さん達の吹き替え版も是非見たいなと思います。そして次回作にも期待。
[映画館(字幕)] 8点(2017-04-13 20:34:12)
213.  パリより愛をこめて 《ネタバレ》 
ありゃー 書こうと思った事が、皆さんの書き込みに全て既出でした。全く同様の感想でした。 基本、面白かった。エンディングも良い感じ。 カノジョがどうしてテロリストになったのかがボヤーっとしか描かれてないので そこの消火不良もあり、この点数とします。
[DVD(字幕)] 7点(2017-04-12 20:58:06)
214.  ソーシャル・ネットワーク 《ネタバレ》 
何も面白い部分が見当たらない・・ フェイスブックが何なのか知らないし興味も無い。お金持ちになった若者の話てだけ? 自分はリアルな人間関係だけで不足も無いし、新しい出会いとかメンドクサイし、 SNSとかに期待しない世代は、お呼びで無い映画なんでしょう。 創業者がトラブルで訴訟になるのは、本人の資質によるものが大きいし、支持でも不支持でもない。 映画にするほどの事件でもないし、なんだかなあ。 いずれ、ネットで個人名出して、身体的な事を書き込んでしまうのはサイテー野郎でしょ。 謝罪すりゃえーのかよって、もう終ってるし。 てか、こんな映画作られてしまって、ザッカーバーグはどう思うのだろうか? どうでもいいか・・ 記憶に残ったのはガーフィールドって、首が長いんだなあて事かな
[DVD(字幕)] 4点(2017-04-12 20:43:31)(良:1票)
215.  抵抗のプラハ 《ネタバレ》 
自分の中ではトラウマ映画の一つです。 戦争中の現実の事と思えばこそのショックでした。 この邦題ではウィキってもヒットせず、ここの詳細欄も情報皆無ですねえ。 いずれドキュメントとしての存在価値で基本点追加しますが、 もう一度観るとか、人に薦めたい映画とは、違いました。スミマセン。 「総統の名の下に、被告の申し立ては却下された」直後にギロチン。 これの繰り返しのシーンは、ホント辛かった。 人間は、かくも残酷になれるものなのか・・? 恐ろしい。
[地上波(吹替)] 7点(2017-04-11 19:49:52)
216.  JAWS/ジョーズ 《ネタバレ》 
ここ何十年、複数回映画館へ通った映画は、この映画のみでした。 音楽が素晴らしい。当時サウンドトラックをアナログレコードで何度も聴いてました。 こんなに映像と音楽が完璧に昇華した作品はないと思います。 この曲あまりにも話題になり流行り過ぎて、テレビのコメディで乱用されてイメージが 地に落ちましたが、じゃあ他にどんな音楽にしたらと思うとコレしかないでしょ。 映像も素晴らしい。当時の特撮技術で、ここまで凄みのある映像が撮れるとは・・。 ついに巨大サメに出くわすシーン「この船じゃ小さ過ぎる」のゾワゾワ鳥肌・・ サメの大きさが絶妙です。コレより小さいと、モリや銃が利いてしまいそうだし、 これより大きいと、荒唐無稽のB級ヨタ映画になってしまう。怪獣映画にありがちな 「架空の話なら、ドデカク行こう」がなくてヨカッタ。 漁師のプライド暴走で 助けも呼べず、逃げることさえ出来なくなる展開もいい。 最後の戦いでも、音楽が最高のクライマックスを盛り上げます。 リアルとの微妙な距離感の脚本。テンポのある演出。そして音楽との融合。 映画はかくあるべき、の1本であります。
[映画館(字幕)] 10点(2017-04-11 19:25:54)(良:2票)
217.  パピヨン(1973) 《ネタバレ》 
以前、放送を録画していたので、やっと観た。マックイーンとホフマンの鬼気迫る演技が光ります。 お話はシンドイ内容です。中学生の頃の記憶では、ギロチンのシーンと原住民の罠で串刺しのシーンが トラウマで、二度と観ないつもりでしたが、もうオヤジなので大丈夫です。 独房で耐えるシーンも長くてツライものが・・。毎日誰かが死んでいく過酷な刑務所、恐ろしいい。 死に掛かっても諦めずに脱走を計る精神力に圧倒される映画でした。 ところで、マックイーンは逃げる際に、看守や警官に結構な重症負わせています。斧が刺さった人は 助かったのか心配です。となれば、パピヨン達は捕まったら、公開ギロチン刑のはずなのに、はて? 実話とかの情報もある原作ですが、無実の罪からの美談には、引っかかるものがあります。 脚本で面白くしようとしてやり過ぎたのかなあ? その点だけはマイナスですねえ。 しかし、同性愛者はこんな昔もシッカリ居たのですねえ。いろいろあって、家族と見るのは無理な内容。 名作なのは認めますが、好きな映画かというと微妙でした。
[地上波(字幕)] 8点(2017-04-11 19:01:40)
218.  地獄の黙示録 特別完全版
これは評価が難しい映画でした。20代に一度観たはずですが殆ど忘却。 今回完全版を観ましたが、だいぶ印象が違うのは気のせいなのか、完全版のせいか。 でもまあ、物語の中心にあるものは同じですよね。戦争にどんな意味があるのか。 前線の生死の境界で正気は保てるのか。宗教や思想の違いがどれほどのものか。 派手な絵柄で話題になりながらも、後半のカーツ大佐との対峙シーンの雰囲気は 娯楽映画とは程遠い色調で、自分のような軽い観客はうたた寝状態。 今回は必死に試聴しましたが、ヤッパリ長過ぎ・・3時間半・・。 主役が、正気を失っていく感じは、充分こちらにも伝わります。勘弁して欲しいくらい。 でも終り方、こうでした?なにかカットされたような違和感。これならこれでOKですが。 総じて、後味の良い映画とは程遠く、かといって悲劇なのかというと違うような作品。 反戦映画というのもしっくりせず、いろいろ考えさせられるところが売りなのかな。 一度はちゃんと観たほうがいいと言われて観ましたが、次の人に勧めるかというと、無いな・・。 戦争映画の名作の中でもヘビー級の作品。感動と言うより動揺。そして疲労感。  若いハリソンフォード、デニスホッパーはすぐ判りますが、ロバートデュバルは 言われて観ても解りませんでした。そこが見所。
[DVD(字幕)] 7点(2017-04-07 23:02:33)
219.  百日紅 ~Miss HOKUSAI~ 《ネタバレ》 
予告編見た時は、相性の悪そうなキャラデザでしたが、すぐ馴染みました。 登場人物が多く無いせいか、特に悪人の出てこないお話。でも妖怪・物の怪の類はいろいろ出ます。 外国にしろ日本にしろ、昔の人々は1枚の絵だけから物語を引き出して楽しんでいた。 書く方の絵師達も、クリエイターとして悩み、己が人生にも悩み、それらの人生経験を 肥やしとして、前へ進んで行った。それらのエピソードが淡々と描かれています。 主軸のヒロインの成長過程をもっと取り上げた方がまとまりのある映画になったと思いますが、 人物それぞれにも少しづづスポットライトを当てて行く事で、江戸時代を肌で感じる事もできました。 なかなか、先の展開が読めず、この後どうなるんだろうと興味深深で観ていましたが、 盛り上がってきた処で、急に駆け足で終ってしまったのが意外。後はご想像にですか? もっと暑苦しい「てやんでい!」が沢山出てくるのかと思いましたが、みんな軽いノリですね。 で、不幸なエピソードもあっさり流すのが今風なのかな。90分の映画じゃこうなるのも仕方ないか。 かといって、つまらない映画とも言えず、なんともいえない満足感が残る映画でした。  監督さんはクレヨンしんちゃんを沢山手がけていた人で、あの「カラフル」を創った人ですね。 なるほど、人の感情を真正面からでなく・・背中からコチョコチョしてくれる感じの演出。 自分はこれも有りかなと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2017-03-27 22:56:59)
220.  ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版 《ネタバレ》 
見たのは2時間54分ありましたので 完全版でしょうか? うーん、世の評価を集める名作と聞いていましたが、イマイチ褒めたたえ切れない自分が・・。 友人から映画ファンなら絶対感動するからと言われましたが、気になったのはエロが多過ぎ。 フィルム配送係りがブチ切れて行方不明、探しに行ったらどっかの色情おばさんの上で前後運動。 その後には主人公も、同じオバさんに筆卸ししてもらいピストン運動、しかも教会の中? 映画館の経営者が変り、エロティックな作品が上映されると、若者たちが座席で団体○ナニー。 田舎街の唯一の娯楽場としての映画館が舞台の中心なのは判るが、上記のエピソードを あの露骨なシーンで見せる必要があったのだろうか・・? 大変な名作だからと、我が家の娘たちに見せようかと思っていたが、先に親父が見て正解でした。 これは、家族で見るわけには行かないなあ。テレビではその辺を中心にカットされるとは思うが。 成長し青年になったトトが、深窓の令嬢に一目ぼれして猛アタック。映写技師の師匠からは 不似合いな恋だと忠告されるなか、ついに恋人になる2人。しかし令嬢の親は大反対。 駆け落ちの寸前で、すれ違いで永遠の別れへ。30年が過ぎ運命の再会を果たすも・・・? まあ恋物語の哀愁はまあまあ良いと思いますが、アルフレッドの「街を出ろ、二度と戻るな!」 が、果たしてどれだけの意味があったのでしょうか? イタリアのシチリア島は都会と違い 若者の将来が存在しないと言われればそうかもですが、田舎を全否定されてもねえ。 トトの場合は都会へ出て成功し、映画を作る側で大成したようですが、女性とは寝るだけの 関係ばかり。家庭を持てないまま50歳に至る映画監督が、アルフレッドが期待した未来と 言えるのか? おそらくアルフレッドの期待には半分だけ届き、トトの夢も半分は叶わず、ヒロインも 上流階級の奥様としてそれなりだけど満たされない人生。それらの意味するモノは何か? 「人生なんて映画のように上手く行くわけが無い、成功の陰に犠牲あり」でしょうか? トトの母親も息子と30年間生き別れって、どんな親子なんでしょうか? ドン引き。 ド田舎に生まれたら、家族愛はどうでもいいの? どうにも引っかかりまくりでして エンディングのラブシーンだけ繋ぎ合わせたフィルムの意味も掴めませんでした・・。 内容理解の為もう一度見るべきなのかもですが、もういいかなあ?   追記・・本日初期公開バージョンを見ました。なんかもう全く別物の様です。そちらはエロシーン皆無です。     不思議なことに、他の同じシーンでは違和感を感じ無くなりました。     つまらないと思うと、その瞬間からバイアスがかかってしまうようです。     両方見る事で、逆に貴重な体験になりました。 故に点数も変更させて頂きます。
[DVD(字幕)] 6点(2017-03-26 20:53:31)
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293.20%
3176.05%
4217.47%
53311.74%
63211.39%
76222.06%
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93111.03%
10134.63%

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