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ロカホリさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1504
性別
自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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301.  ルパン三世 DEAD OR ALIVE
クリカンのルパンでは屈指の出来。最後はモンキーパンチらしくってカッコいい!
8点(2003-09-12 01:56:48)
302.  座頭市(2003)
勝新が強烈だっただけに、心配でしたが杞憂に終わりました。あたり役になる予感。でも勝新版を観ていたから衝撃を受けたのかもなぁ。
8点(2003-09-12 01:41:05)
303.  ジョン・ウィック:コンセクエンス 《ネタバレ》 
生意気だった裁定人のオバちゃんが出なかったのが残念ですが『報い』がテーマなだけに3で指輪と指を奪った首長へのお礼参りは良かったです。冒頭で「いろんな人がいろんな報いを受けるんだろうな」と思わされました。ただ、最終的には首席連合の手の平の中でしたけども。 梅田の電車内はアメリカの地下鉄のようにプラスチックのピカピカの椅子で笑いましたが、真田広之と大阪は普通ならメインになれたなというくらいで前半での退場は残念でしたね。ドニー・イェンは戦闘前に麺をすすってたり愛嬌があり、口も腕も達者でかなり美味しい役回りでしたがちょっと微妙な座頭市だったかな。盲目の達人ならもっと聴覚や嗅覚の鋭さが欲しかった気がします。犬の相棒を連れた殺し屋トラッカーは若く傲慢で冷酷な公爵に忠誠を誓わされますが、狡猾さと能力の高さを見せジョンにビビりだした伯爵を手玉に取るなど良いキャラだった。ジョンが彼を仕留めずピンチな犬を優先するシーンなんかは1から見てる方はグッと来たのではないでしょうか。中ボスみたいな敵も含め全員キャラが立ってましたね。 アクションはもうやり尽くしたんじゃないかってレベルでてんこ盛り。拳銃を使った銃(ガン)・フー、車やバイクの車(カー)・フー、犬と戦う犬(ドッグ)・フー、柔術、柔道など戦術がバリエーション豊富だし、狭い建物内、パーティの雑踏、地下道など多彩なロケーションに応じて見せ方も殺陣も凝っていて楽しめました。カメラワークも良いですがスタントチームは相当な手練ですね。終盤の寺院へ続く階段落ちは『蒲田行進曲』を超えたなと思いましたが一番の見所は凱旋門かな。ただまあ、防弾スーツが強力すぎて接近しての銃乱打から敵仕留める→次の1セット登場!が繰り返されるので飽きもくるかも知れませんね。その飽きが来たんじゃ?ってあたりで、焼夷弾を使ったショットガンで気持ちよくドッカンドッカン撃ちまくり、それを上から俯瞰してワンショットで見せるのは上手い構成だったし、被弾しまくるので脱いだ時に銃弾がバラバラ落ちるのはマメな演出だなと思いましたけど、とにかくアイデア満載なアクションシーンの連続でお腹いっぱいです。
[映画館(字幕)] 7点(2023-09-23 14:38:22)
304.  君たちはどう生きるか(2023) 《ネタバレ》 
予告も宣伝用の映像も画像もあらすじすらも出さず公開というのは思い切ったな、と。まあ昨今、異常なまでに事前に内容をバラしてしまう手法が多いので見ないようにするのが大変でしたが、それをしないで済んだので新鮮なまま触れられましたし良かったです。 舞台は戦時中で戦闘機の工場を経営する父と疎開する主人公眞人。そこで父の再婚相手で母の妹ナツコやお手伝いのばあや軍団に出会ったり、敷地内を探索していて大叔父が建てたという廃屋のを見つけたり。その日から不思議な体験をするようになり人の言葉を喋る謎の青鷺に導かれ下の異世界へ。 作画はとてもキレイだし流れからして「あー、ジブリだねえ」と思わせましたが下の世界に行ってから「これ駿の物語なんだな」と思いました。老いた宮崎駿である大叔父が「残された時間はわずかだ」と若い宮崎駿である眞人にジブリの世界を引き継がせようとする。しかし、眞人はそれを拒否しナツコたちと共に元の世界へ全力で帰る。「宮崎駿のジブリは終りだが俺は自分の人生を生きる!」ってとこでしょうかね。 観客へは庵野も似たようなことやってましたが下の世界の墓の門に刻まれていた「我ヲ學ブ者ハ死ス」という警告が効いてた気がする。いつまでも虚構に溺れてないで現実世界に戻り「君たちはどう生きるか」ってことか。でも、そういう見方をしなくてもエンタメとして十分楽しめるのは力量の凄さなんだろうな。まあこれで最後というのもどうなんだろう。もう一発行けるんじゃないのか宮崎駿82歳。
[映画館(吹替)] 7点(2023-07-19 23:05:07)
305.  M3GAN ミーガン 《ネタバレ》 
AI搭載のハイテク人形による恐怖でしたが、直線的な描写もなく登場人物たちを見た瞬間に末路も想像できるベタベタな展開ながらも、テクノロジーの進化への警鐘や社会問題を織り交ぜていてそつなくまとめてあり悪くなかったです。ミーガンは見た目も能力も魅力があり、子供には最高のお友達で親には最高のお手伝いさん的ですが学習能力で度を超えた行動をとってくると怖いですね。徐々に狂気をはらんで来るミーガンを見ていて、身近に感じるようになったAIの進化はどこまで行くんだろうなと思いました。 予告で話題らしいダンスシーンは不気味で可愛かったですね。明らかにペーパーレスな会社なのにあんな廊下に裁断機があるのはアレでしたが、それを持ち出して始末しつつ、ストーリーを組み立てるなかなかの狡猾っぷりで良かったです。終盤に昔作って放置してあったブルースくんが再登場するのも熱い展開。もっとエグいのを期待してた方も多いと思いますがホラーが苦手な人も安心な作りでした。ミーガンはネットの世界に逃げ果せたようですが今後どう出るんでしょうかね。
[映画館(字幕)] 7点(2023-06-10 19:39:18)
306.  ブラックアダム 《ネタバレ》 
原作未読。アンチヒーローというブラックアダムでしたが普通にヒーローでしたね。まあ悪の虐殺っぷりはヴィラン風でしたけど。それに対抗するあの世界でのヒーローチーム『ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)』というのが登場しますが、多少既視感があったしただの噛ませ犬かと思いきやリーダーと若手2人に参謀格のベテランで構成されていて、能力も見た目もコンビネーションもイイ感じにハマっていてブラックアダムとのバトルは見ごたえがありました。未来が見える魔術師フェイト役でピアース・ブロスナンが出てきて「おおっ」と思いましたが、リーダーのホークマンを脇から支え時には導き新人コンビも見守るチームの要的な立ち位置を貫禄たっぷりで演じていてストレンジに勝るとも劣らないカッコ良さでしたし、巨大化するボケ担当のあんちゃんとそれをカバーする風使いのおネエちゃんも自分の信じた正義を貫こうとするホークマンも魅力がありました。そして、肝心のブラックアダムはロック様なだけあって見た目は完璧で悪の雰囲気を感じさせつつ確固たる自分の正義を持った男にピッタリな上に、まさに『空飛ぶ大量破壊兵器』といった大暴れっぷりで今後が楽しみなキャラでしたね。アクションの見せ方や適度に入るギャグの塩梅も良い意味でDCらしくなく楽しく観ることが出来ました。
[映画館(字幕)] 7点(2022-12-07 22:12:58)
307.  トップガン マーヴェリック 《ネタバレ》 
予告編はあまり面白そうに感じませんでしたけど冒頭の『Top Gun Anthem』でヤられましたね。コレのおかげでスっとあの世界に入っていけたし、レイバンのサングラスをかけ、あのフライトジャケッを着て、カワサキのバイクで疾走とお約束も押さえているし、CGに頼らず本物にこだわる迫力ある映像とエンターテイナーっぷりでさすがでしたわトム・クルーズ。「教官だけどどうせ先頭切って現場行くんだろうな」とか「ココで助けに入るんだろうな」とか思いながら観てましたし、作戦はデス・スターを思わせる内容で笑いましたが、撃墜されても生きてるわ、攻撃ヘリに追いかけられてるわ、敵基地に忍び込んでなぜかスタンバイ完璧状態になっている元愛機F14を強奪するわ、終盤はイーサン・ハントかトム様かと思う活躍ぶり。話にならないほど性能差のある最新戦闘機を亡き相棒グースそっくりな息子ルースターとの名コンビっぷりで撃墜させるし、もうダメだと思ったら作戦に選ばれなかったハングマンが救出に登場。反発していたルースターと生きて帰還し心を通わせ、最後にはペニーをゲット。アイスマンとの再会と別れは良かったし、前作を観ている人を納得させる作りになってるしトムのファンも満足じゃないですかね。「こういうのでイイんだよ」というお手本のような娯楽作品で楽しめました。ドローンが登場しパイロットの必要性が問われる時代が来そうですが、生き様や凄みを感じさせるパイロットたちはカッコ良かったです。
[映画館(字幕)] 7点(2022-06-01 00:21:06)
308.  ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 《ネタバレ》 
原作未読。MCUの配信ドラマも一切見ておりません。配信の『ワンダヴィジョン』を見ないとどうかなと思いましたが見なくても十分理解できました。理想の家庭を夢見るも叶わず闇落ちしたワンダの狂気の大暴れっぷりとライミのホラーテイストがなかなかハマってました。別世界のストレンジの死体をしまったところで「あとでコレ使うのかな」と思いましたが、最終的にゾンビvs魔女になるとは思いませんでしたね。さすがライミ手慣れたものでした。ワンダも顔中血まみれでズンズンと追いかけてくるさまはまさにホラーでキャリーのようでした。超能力や不幸な育ちと最後というのも同じだな。予告でチラ見せし予想されてたプロフェッサーとイルミナティの登場は「おおっ」と思いましたが、凶悪なヴィランと化したワンダを見せつける生贄として圧倒的な力で皆殺しにしたのは良かったです(ぶっちゃけ、もっとヤれと思いました)。しかしまあ、生い立ちや両親や弟やヴィジョンを失うなど辛い目に合いまくってたワンダも不憫なキャラだったけど救済されることなく封印。最後にヴィランとしてとんでもない爆発振りを見せましたがファンも多いだろうに残念な終わり方でしたね。今後再登場はあるんでしょうかねえ。 ストレンジはダーク・ホールドを利用した影響で第三の眼が開いてしまうが、エンドロール中では使いこなしてるかのように装ってるのが引っかかったな。呪いで苦しむのかと思ったらただのパワーアップイベントになってますね。まあライミお馴染みのブルール・キャンベルも出てるし楽しめましたけど、そろそろマルチバースはお腹いっぱいかな。
[映画館(字幕)] 7点(2022-05-04 23:12:17)(良:1票)
309.  ナイトメア・アリー 《ネタバレ》 
原作未読。昔からよくある教訓のある寓話って感じですね。強すぎる上昇志向と功名心から身の破滅を招く男のお話。ミゼットと感電ショーをする美女や怪力男やギーク(獣人)の見世物小屋などがある怪しくいかがわしいカーニバル一座。猥雑で禍々しくもありながらノワールでダークな世界観と相まって魅惑的で見ごたえがありました。そこの座長が飾っているホルマリン漬けにされた胎児のコレクションなんかはいかにもデル・トロらしく、随所にらしさはありましたね。その中でインパクト十分な第三の目を持つ「エノク」は全てを見ているような存在でもあり、破滅の象徴のようでもあり、いろいろな解釈が出来るかな。才能がありチャンスに恵まれ、愛してくれるパートナーにも恵まれるも、さらなる栄光を欲した男スタン。相手の力量を見誤り陥れられ転落していく様は憐れでしたがいい落ちでした。その役回りの精神科医リリスを明らかにナニか持ってそうなケイト・ブランシェットが演じていたのもハマっていて良かったです。
[映画館(字幕)] 7点(2022-03-30 19:00:03)
310.  ゴーストバスターズ/アフターライフ 《ネタバレ》 
疎遠だった父の遺産の寂れた農場を相続したシングルマザーのキャリー一家。さっそく屋敷を探検して回る息子トレバーと娘フィービーは奇妙なハイテク装備や車を発見。兄妹は祖父がゴースト退治の専門家だったことを知る、という流れ。 駄作の続編にありがちな余計なモノを入れずにこの家族を中心に物語を作っていったのは大正解。その家族と仲間が片田舎の寂れた町で世界を救うという大きな話なんですが子役の子たちはみんな演技が達者で良かったんです。特に祖父の血を継いでいる天才理系少女フィービー役のマッケナ・グレイスと相棒ポッド・キャスト役のローガン・キムが可愛くてやりとりが微笑ましかったな。 途中でレイ(ダン・エイクロイド)が出てきたので彼は助っ人で来るんだろうなとは思いましたが、まさかメンバー全員勢揃いとは思いませんでした。亡くなってしまったイゴン(ハロルド・ライミス本人も故人)は守護霊としてそれとなく娘と孫を見守りつつ、終盤には姿を現し初代メンバーとの再会はグッとくる展開だった。父親であるイゴンと折り合いが悪いと思っていた娘キャリーも、ゴーストと戦い続けるために距離をとっていただけで実は愛されていたと判明する下りや再会シーンも良かったです。それぞれ距離があった親子3世代全てが丸く収まる綺麗な終わり方でまさか感動させられるとは思いませんでした。オリジナル同様にユルいユーモラスな場面も多く、みんな大好きなマシュマロマンをはじめとしたゴースト達や音楽や小ネタなどオマージュも満載で上手く絡めていて終始雰囲気が良かったです。1と2が大好きな人は安心して観られる内容だと思います。オリジナルの監督アイバン・ライトマンの息子ジェイソン・ライトマンが監督だったというのも数奇な運命を感じましたが、オリジナルへの敬意と愛が溢れてましたね。
[映画館(字幕)] 7点(2022-02-13 22:21:08)
311.  エターナルズ 《ネタバレ》 
原作未読。Disney+の配信ドラマも一切見ていません。 アイアン・ジャイアントとエヴァ弐号機を合わせたような見た目で『パシフィック・リム』に出て来そうな宇宙や生命の創造主であるセレスティアルズ。惑星を苗床にして人類からエネルギーを得て新たなセレスティアルを誕生させるため、星の頂点捕食者を駆逐するディヴィアンツ作りを送り込む。しかし、思惑と違い人類を襲うようになりエターナルズを作り討伐に派遣。討伐に成功した彼らは人類に知恵を授け導くも必要以上に介入せず進化の過程を見守った。そんな彼らを人類は神と考えた。 それが7000年前の地球での出来事とのコトですが、次元が違いすぎるこういう存在を知ってしまうと他のヒーローの存在が陳腐に見えてしまう可能性もあるのでさじ加減が難しいですね。最後に帰ってくると出てましたが今後どうするんだろう。 メンバーの能力はよく見る系だったのでワクワク感はほぼありませんでしたし、ディヴィアンツが強靭すぎてイマイチ強いのか弱いのか分かりづらいかなと思います。エイジャックとギルガメッシュを吸収したクロがあっさりヤラれたのももったいなかったな。人間臭く仲違いや恋愛をしたり嫉妬したりしてましたが、さんざん見聞きした神話の世界の神々もそんなドロドロをやってたので違和感はなかったです。多様性を考えたであろうメンバーもキャラが立ってるし、アレだけの人数がいながらそれぞれに満遍なくドラマがありなかなか面白かったです。「濃いのがいるなあ」と思ったらインドのスターでインド映画オマージュのミュージカルが始まったトコは笑いました。さすがMCU。ただまあ、ブッこんで来たなと思う場面もあったので賛否両論だろうな。
[映画館(字幕)] 7点(2021-11-06 13:37:16)
312.  死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 《ネタバレ》 
すっかり死霊館ユニバースになっていますが実在の心霊研究家エドとロレインのウォーレン夫妻がメインの『死霊館』としては三作目。呪われた屋敷が舞台だった前二作を監督したジェームズ・ワンは控えめながらもオカルトのキモを抑えた良作シリーズを構築しましたが、『ラ・ヨローナ』のマイケル・チャベスに託された今作は悪魔憑依を理由に無罪を主張した事件をベースにしていて警察と協力したりスリラー要素もあり過去最高レベルのパワフルさを見せるロレインなど派手な展開もありで新鮮味がありました。ツボは抑えつつも演出面ではだいぶエンタメが強くなった印象もあるのでシリーズを追ってきたファンでも好き嫌いありそうな気がします。 首謀者であり黒魔術で悪魔召喚を謀っていた元神父の娘は細身で黒装束な出立ちの貫禄ある強敵魔女でしたが、生きている狡猾な人間が相手というのは新たなパターンで恐ろしかったです。毎度思いますが実際の事件ではどうなってたんだろうな。 被害者を救おうとする献身さやお互いを気遣い支え合う夫婦愛。薬のくだりも見え見えでしたがジーンと来ました。パトリック・ウィルソンとベラ・ファーミガはハマり役だし、良い感じで年齢を重ねてきて包容力が増してるし安心感がありますね。これからも楽しみなシリーズ。
[映画館(字幕)] 7点(2021-10-03 22:30:58)(良:1票)
313.  ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 《ネタバレ》 
冒頭の「俺はできる男」感を出してるマイケル・ルーカー演じるサバント(サングラス姿だと晩年の内田裕也そっくり)。減刑との引き換えに参加した彼の所属チームの登場から退場までの流れが最高すぎて期待感がドンドン増して行きましたが、同じ材料でも調理する人が変わるとこんなに違うのかという出来でしたね。その噛ませチームが全滅後に主役チームが出てきますが、それなりのクズっぷりもあり個性的でもありでキャラクターそれぞれに魅力があった。特にジョン・シナ演じるピースメイカーは最高でした(vsリック・フラッグは名勝負だった)し、ねずみを操るラットキャッチャー2と相棒セバスチャンはスゴく可愛かった。影が薄くなりそうな気配があったハーレイもさすがの無双っぷりで持っていくし、最後にはパイロ人そっくりな着ぐるみ感バリバリの怪獣スターロまで出てくるし楽しめました。中途半端に真面目ぶった作りだった2016年版とは大違いで面白かったです。演出と構成力の上手さはさすがジェームズ・ガンだなと思いました。 ただまあ、トロマ出身で『スリザー』を撮ったガンらしい容赦のない描写もあるので、耐性の無い方だとちょっとキツいかもしれませんね。
[映画館(字幕)] 7点(2021-08-30 21:47:53)
314.  ブラック・ウィドウ 《ネタバレ》 
配信ドラマは一切見ておらず予告編は去年映画館で観たきりで一切情報を入れずに鑑賞。マーベル・スタジオのロゴが出るOPは「ついに帰ってきたな」とテンションが上りました。 95年オハイオを舞台にした冒頭の逃亡劇で父アレクセイのキャップ並の能力に「おおっ!」と思ったところから一気に引き込まれました。それから21年後が本作の舞台。ソコヴィア協定で仲間同士が対立したシビルウォー後の逃亡生活中に暗殺者に襲われ、妹がまだ生きていて殺害したはずの指導者ドレイコフとかつて在籍していたレッドルームの健在ぶりを知り、因縁にケリをつけるためにオハイオで3年年間一緒に過ごした家族との再会を決断する、という流れ。 その家族の父アレクセイはキャプテン・アメリカの対抗馬でロシアのスーパー・ソルジャー、母メリーナはナターシャの前世代のウィドウでもある科学者、妹エレーナは現役ウィドウという構成でしたが全員キャラが立ってて面白かったですね。特に妹エレーナ役のフローレンス・ピューは家族が大好きで実は甘えたい末娘していて良かったです。ナターシャとの相性もバッチリで決めポーズのイジリなど掛け合いが可愛らしくて微笑ましくもっと観ていたいなと思いました。ナターシャ亡き後、彼女を据えるんでしょうけど楽しみなキャラが誕生しました。 家族が立ち向かう相手ドレイコフはレッドルームというスパイ養成組織を支配し、幼い少女を集めマインド・コントロールと戦闘や諜報活動の訓練で女暗殺者ウィドウとして育成。彼女たちを使い世界を裏から操ろうとするオッサンでしたが女性を支配し意のままに操るというとハーヴェイ・ワインスタインを思い起こさせますね。なかなか攻めた脚本でした。そのゲスい巨悪を家族と共に倒し、自身と同じ命運を辿りそうだった多くのウィドウたちを解放したワケですが良く出来てたと思います。たった3年間の偽装家族だったとはいえ多感な少女時代の記憶は鮮明に残っていて、21年ぶりに再会しても違和感なく溶け込め表情も穏やかになっていたナターシャ。家族の愛に触れたコトにより『エンドゲーム』でのあの決断がより一層深みを増した感じ。
[映画館(字幕)] 7点(2021-07-17 23:13:06)
315.  ソニック・ザ・ムービー 《ネタバレ》 
生粋のセガ派です。ソニックもメガドライブ『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』からの付き合いです。冒頭の歴代ゲーム映像からのデカい『SEGA』のロゴには感慨深いものがありました。以前映画化された『ハウス・オブ・ザ・デッド(2003)』は寒気しかしませんでしたし、今回のソニックも映画化にあたりとんでもないデザインを発表された時はどうしようかと思いましたがファンの声を受け止めデザイン変更し、それなりになって戻ってきた姿を見て安堵しましたね。 吹き替えの人選に関していろいろと言う方もいますが、山寺キャリーはハイテンションでさすがの安定感だったし、新ソニックの中川大志も自由でヤンチャで茶目っ気のあるソニックにハマっていて全く違和感を感じず楽しめました。 今回はソニック始まりの物語的で憎めない悪役で宿敵Dr.エッグマン誕生の物語ともいえるし、小ネタもあるのでゲームファンも見て損はないかなと思います。アメリカでは『GENESIS(日本名メガドライブ)』のおかげで大人気のソニックですが『名探偵ピカチュウ』を超えるくらい大ヒットするだけあって、笑える珍道中ありホロっとするシーンありで家族そろって笑顔になれる一本になってましたね。続編があるようなので〇〇〇〇ソニックはその時にでも見せてくれたらいいな。
[映画館(吹替)] 7点(2020-12-06 21:32:25)(良:1票)
316.  ドクター・スリープ 《ネタバレ》 
原作未読。アレからどうやって繋げるのかなと思ってたら思いのほかエンタメ作品でした。超能力『シャイニング』を持ちながら幼い頃の出来事でトラウマを抱えたまま大人になったダニー、同じく超能力を持ち児童失踪事件を【視た】少女アブラが事件の真相を探っていく。 超能力を持つ人を狙い生気を吸い取って生き永らえてきた邪悪な集団との超能力バトルはなかなか面白かったです。初遭遇で相手の親玉ローズをトラップにかけ盛大にやり込めたアブラはどこまで強いんだろうと笑ってしまいました。とはいえその集団は老若男女様々いて思わせぶりに余裕ぶってはいるものの、普通に人間の世界で生活していて物理攻撃でダメージを受けあっけなく死んでいくショボさで能力もよく分からないままだし微妙でした。死に際に乗り移ってダニーの親友をヤリましたけどちょっとした能力者が銃を持った人と組めば速攻で壊滅できそうだし、貯めていた生気を全て吸い込みドーピング状態のローズ相手でもダニーとアブラなら余裕で倒せる気がしましたけどね。 終盤になってあの忌まわしいモノが集うホテルになりますがファンサービスというか名所めぐりというか物見遊山的なワクワク感があって面白かったです(というかホテルであの連中を順番にさまざまなバリエーションで始末した方が画的にも面白かったような気がします)。結局、ダニーは閉じ込めておいた亡者を解き放ちローズを仕留める道を選んでしまうワケですが、作戦的には微妙だったけどあの自己犠牲の選択は悪くなかったな。放浪の末たどり着いた町で天職と思えるホスピスでの仕事に就く。末期患者に寄り添い安らかに眠るように導くことからドクター・スリープ。今後はかつて彼がしてもらったようにアブラを導いていく役回りなんでしょうね。まんまオビワンか。
[映画館(字幕)] 7点(2019-12-04 20:11:22)(良:1票)
317.  IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 《ネタバレ》 
原作未読。前作から27年後が舞台。田舎町デリーで27年周期で活動する“それ”を止めたルーサーズは大人になり大多数が街を離れ成功者となっていた。 “それ”の調査を続けていた唯一町に残ったマイクはある不審な事件で“それ”の活動再開を確信し、「再びヤツが現れたら戻って来よう」と集結を誓い合ったメンバーに連絡を入れる、という流れ。 二部作完結の今回は169分と長丁場。メンバーそれぞれの現在から過去を挟み丁寧に描いていたのでこれくらいの長さになるのは仕方がないなと思いました。相手のトラウマを利用し恐怖心を抱かせ食らう“それ”でしたが、今回はだいぶお化け屋敷風味がパワーアップしていて追い込み方もバリエーション豊富でなかなか面白かったです。カメオ出演やオマージュも多くて「おっ!」というのも多々あり上映時間ほど長く感じませんでした。 結局、また恐怖を克服して勝つわけですが「お前ら大人になったな」というぺ二―・ワイズのセリフは作品の核心を突いてるなと笑いましたね。ただまあ、メンバーで唯一戦う前から死を選んだスタンリーの選択は美談風だけどひっかるモノもありますね。強い心を持てば打ち勝てる存在だったのに恐怖に飲まれてしまったんだろうけど、そういう選択をしちゃうのかと(最後に町のショーウィンドウに子供時代のメンバー全員が映るトコはグッときましたけど)。 しかしまあ宇宙から来た生命体だったという“それ”は御大層な正体だった割に打たれ弱かったですね。攻撃力にステータス全振りしたタイプ。
[映画館(字幕)] 7点(2019-11-04 00:03:49)
318.  アナベル 死霊博物館 《ネタバレ》 
『死霊館シリーズ』の心霊研究家ウォーレン夫妻がスピンオフの『アナベル・シリーズ』に初登場。今回はアナベル人形が運び込まれた心霊資料保管室のある夫妻の自宅が舞台で妻ロレインの霊感を引き継いでいる一人娘ジュディとベビーシッターのメアリー+お友達ダニエラの物語。舞台設定もこじんまりしていて主要キャラも少なくシリーズ初見の人にも優しい作りになってますね。それでいて、常に不穏な空気を醸し出しているのはさすがでした。ジュディは「インチキ心霊研究家の娘」として同級生につま弾きにされ、ダニエラは自分の交通事故で一緒に乗っていた父親を亡くしなんとか交信をしたいと願っている。そんなチャンスを逃すまいとアナベルさんが画策するという展開。今回も子役は上手いし他のスピンオフより作りが丁寧で伏線も演出も巧みに出来ていて面白かったです。終始不穏な空気を感じさせ多数の霊を出没させながら、安易に誰も殺さなかったっていうのも大きいな。個人的に死霊館ユニバースの中でも上位の出来でした。封印されていたアナベルの策に嵌って大混乱を招いたダニエラでしたが、父親の霊のメッセージを伝え励ます優しいまなざしのロレインに救われるエンディングは清々しかった。そのロレインのモデルである今年4月に亡くなられたロレイン・ウォーレンさんのご冥福をお祈りいたします。
[映画館(字幕)] 7点(2019-09-21 02:13:06)(良:1票)
319.  スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 《ネタバレ》 
『ドクターストレンジ』や『アベンジャーズ/エンドゲーム』で世界の分岐を説明しておき、今作の予告編で「あの戦いで扉が開いた」「別の次元から来た」と紹介されるベック(ミステリオ)。「マルチバース(多元宇宙)の世界につなげちゃうんだな」と普通に思っていたら、ミステリオは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の冒頭でBARFというバーチャル・リアリティの技術で空間に映像を投影するホログラフィを扱っていた人物で、エレメンタルズという怪物から何から全てがトニーに煮え湯を飲まされた連中によるフェイクだったのは本当にやられたと思いました。ミステリオの戦闘は「ストレンジっぽくて派手だけど効いてなさそう」とは思いましたがまさかドローンによるイリュージョニストとは考えませんでしたね。リアリティ・ストーン級の幻影使いで世界を謀ろうとしていたとは良い意味で裏切られました。親愛なる隣人でネクスト・アイアンマンと呼ばれる重責に悩む多感な高校生であるピーターには格的にも話の都合上でもこれ以上ないちょうどいい相手だったと思います。そのミステリオを倒すためジェット機内のトニーのラボで新しいスーツを作るピーターとそれを優しい顔で見守るハッピーはグッと来たな。AC/DCの『Back In Black』が流れたのも良かった。MCUへのオマージュもたくさんあり合間に入るユーモアのセンスもスパイダーマンらしく可愛げがあり微笑ましく楽しかったです。スパイダーセンスも復活しトニーの意思を受け継ぐ男として丁寧に描いてハッピーエンド。と、思いきやあのラスト。彼の苦難の旅は始まったばかりなんだなと思わされました。MCUどこまで行くのか。
[映画館(字幕)] 7点(2019-07-05 01:45:55)(良:1票)
320.  運び屋 《ネタバレ》 
10年ぶりの主演作が実話ベースでメキシコ麻薬カルテルに使われている90歳の運び屋役。それも仕事に没頭し家族をないがしろにしてきた男ということで、イーストウッドの人生にかぶる面もあり感慨深かった。まあ劇中のアール同様にいまだに女性関係は「ガンガン行こうぜ!」のようですけどもね。ナチュラルで口が悪い割に女性には粋なジョークをカマしてるあたりもさすがです。力がなく弱々しい声とたどたどしい歩みでしたが時折見せる老練であり老獪な立ち回りの上手さもらしかったな。イーストウッドもアールもそういうのが気に入られる生粋の人たらしなんでしょうね。 タフガイといわれたイーストウッドも89歳。生ける伝説はどこまで続くか分かりませんが頑張って良い作品をたくさん撮っていただきたいです。
[映画館(字幕)] 7点(2019-03-09 22:10:07)
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