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まさかずきゅーぶりっくさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 848
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

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21.  スタンリー・キューブリック ライフ・イン・ピクチャーズ
キューブリック逝去後に作られた、出演者、スタッフの声と共にその偉業を振り返るドキュメンタリー作品です。とても丁寧に作られています。  元々キューブリックは完璧主義とか秘密主義と言われ、作品数も少なく、翻訳されている文献も周辺から寄せられる数限りのあるものだけなのですが、彼自身や彼の作品に直接携わった方々の映像を観ると、さらに巨匠の素性に少し近づけているような感覚になれました、あくまで感覚だけですけど(笑)  ウッディ・アレンやスコセッシ、スピルバーグといった監督仲間や、ヤン・ハーラン、クリスティアーヌといった親族関係からリスペクトされているのは間違いないですが、直接仕事に関わった出演者やスタッフは本当に大変だった現場が脳裏に浮かんでいるような感じで、その対照具合が非常にリアルでした。完全主義で妥協せずリテイクも異常な監督に対して、尊敬はしつつも、結構言葉を選んでインタビューに答えているなって感じました。元々キューブリックのファンだったジャック・ニコルソンだけは別格でしたけどね。  日本で観られる彼の作品は「非情の罠」から「アイズ・ワイド・シャット」まで12本。その全ての作品に彼のこだわりが観られ、言葉には上手く表現できないような彼独特の「場所」があります。この映像は、キューブリックの映画を本当に愛し、彼を知りたいと願う全世界のファンが求める唾涎モノのソフトではないかと思います。  キューブリックの作品を一通り観てからこの映像を観ると、脳裏で様々な場面を思い返すと同時に(そうだったのかあ)と納得できるハズです。写真家でもあり芸術家でもあり、映像作家でもあったキューブリックの才能をこれでもかと再認識できる貴重な時間となりました、大満足です。是非キューブリックの映像に共通して惹かれるものを感じた方にはご覧いただきたいです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-11-19 09:55:36)
22.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 
普通はいい映画の場合は、どこどこの部分が好きとか、印象的だとかあるんだけど、もうとにかくいいという作品だということを最初に書いておきたいです。あんなクソ野郎共に簡単に殺されに行くほど安い命でもないだろうにとは客観的には感じますが、それだけタオやその周辺の人間との交流が、口には出せなかった今までの人生で足りなかった部分を埋め合わせてくれたんだろうなと思いました。「遠くの親戚より近くの他人」って言葉も思い出しました。戦争体験を持ち出したり、実子との関係がうまくとれなかったり、或いは自分の道を突き進むあの姿勢は、ありがちといえばありがちな頑固親父の設定ですが、そこにイーストウッドが演じるからこその深みが描けているし、さらっと演出してるんだけど余韻が凄く残ります。アジア人が悪者になっている部分を快く思わない方もいるでしょうけど、余命いくばくもないウォルトの眼に血の通った生き様は最高にカッコいいと思いました。死に様より生き様が魅力的で、黒澤監督の「生きる」とちょっとだけ被りますね。個人的にはイーストウッド監督作のなかで1番好きです。この作品がもしイーストウッドが自身出演する最後の作品になるとしたら最良のチョイスだと思います。何でも楽に気持ちよくなろうとする現代の若者への警鐘のメッセージにも感じました。誤射されてしまうくだりは、同じイーストウッド監督の「パーフェクトワールド」を思い出しました。
[DVD(吹替)] 8点(2009-11-08 22:10:08)
23.  おくりびと 《ネタバレ》 
納棺師という仕事の存在を知らずにいました。大変であるとかそういう事を抜きにして、大事な仕事ですね。誰でもいつか必ず死にますから。  私は過去に父をおくりだした事があるので、最後にモックン演じる大悟が、30年生き別れた父に仕事をする時のあの仕草がたまりませんでした。自分の父があんなぞんざいに納棺されそうになったら、誰しも無碍にはできないでしょう。  広末さん演じる奥さんが、夫の仕事を知ったときに「汚らわしい」と言ってたのですが、そう感じる方もいるんですね。そこは私には理解できない部分でしたが、女性ならではの感じ方もあるかもしれません。でも大悟は妻に仕事の事を言えずにいる時と、伝えた後に妻が出ていっても仕事を続けてる時では、明らかに後者のほうが生き生きしていて、なるほど天職っていうものなんだなー(社長さんも仰ってましたが)と思いました。  この映画がアカデミー賞で外国語映画賞を獲ったと聞き、やはり日本的で独特な文化をそのまま投影している部分が良かったのではないかと思いましたが、そこに様々な愛が重なったのも良かったです。  過去に1人でも愛する人をおくりだした経験をお持ちの方であれば、この作品は決して茶化せないでしょう。重みがあります。  モックンも山崎努さんも余さんも上手かったし、広末さんも頑張ってた。広末さんのあのしゃべり方のトーン、終盤ダンナを理解して包み込むような優しさが見事に出ていたと思います。  ただもう1人、火葬場で働く役(銭湯の常連さん)の笹野さんも本当に素晴らしかったです。この役者さんは本当に器用ですね、武士の一分ですっかり好きになりましたが、いい味を出しています。ますます好きになりました。  観る人が観たら、中盤~終盤の「愛」の描写がしつこく受けるように感じる方もいるかなと。久石譲さんの音楽も素晴らしいけど、素晴らしすぎるので一瞬冷静になってしまう方もいるかなと。それでも1度は観て損のない作品だと思います。死んで終わりではない、まさに「死を見届けるだけではなく、違う世界へおくりだす門番」役の見事な仕事ぶりに触れて、改めて「生きる」という事も考えさせてくれます。いい作品だったと思います。
[地上波(邦画)] 8点(2009-09-22 00:03:15)
24.  バンテージ・ポイント 《ネタバレ》 
事前の警備がザルであったり、シークレットサービスの中にスパイがいることとか突っ込めばキリがないですが、90分間、大統領の襲撃という一大事件の瞬間を、そこにいた人物達のドラマから多角的に見せたというシンプルさに無駄が無くて非常に面白かったです。巻き戻しも私はしつこくは感じませんでした、面白さが勝っていたので。  最後、少女を轢かないようにハンドルを切ったのが何よりの救いでした。途中までは犯人側の思うツボでどうなるかと思いましたが、最悪の展開の中で一番救われる形でよかった。出演者も皆上手かったですね、使い方が贅沢な人も沢山いましたが。音楽はてっきり「ボーン」シリーズのジョン・パウエルかと思いましたが違いましたね(^^;でもあの音楽も後半のカーチェイスを含め、緊張感を高めて盛り上げに一役買ったと思います。個人的には展開に中だるみがなく、無駄が無いという意味でもかなりの傑作だと思います。相当面白いですよ。8点つけます。
[DVD(字幕)] 8点(2009-02-07 19:57:48)
25.  善き人のためのソナタ 《ネタバレ》 
出だしでは精神的に数十時間も寝かさずに尋問する冷徹な主人公が、徐々に善い人に変わってきて、結局盗聴してた芸術家の執筆に目をつぶる。心が移り変わるきっかけは盗聴先のあの曲にもあるでしょうが、むしろ一連のドライマン(盗聴されてた芸術家)の周辺の事情や彼の信念に基づいた行動に触れたからではないでしょうか?  印象的だったのは、エレベーターで乗り合わせたボールを持った子供が主人公に「シュタージ(国家保安局)は悪い人だ」と言う所。それに対して「誰にそう教わった?」と聞き返すと少年は「パパに」と答える。そこで「名前は?」と聞かれると、子供ながらに父親を守りたい気持ちから「僕の名前?」ととぼける。そこで少し間を置き「その持ってるボールの名前は?」と言う。あの段階で既に彼はすっかり善い人になってたんだな思いました。  ヴィースラー大尉、ドライマン、ドライマンの奥さん役の人、皆すばらしい演技でした。当時の東ドイツが置かれていた監視社会の実像を目の当たりにしてみて、改めてこの国の自由さにありがたみを感じました。悲しいけれどあそこで奥さんが犠牲になった事で、ドライマンもヴィースラー大尉も助かりましたね。そして皆さん仰るように最後が素敵。「これは僕のための本だから」。ドライマンが直接お礼を言うのではなく、作家らしく本にお礼をしたためた辺りがいい。  最後に救われる映画です。8点の評価内容そのまんま「見た後、率直に面白かったぁ・・」って言える作品です。
[DVD(吹替)] 8点(2009-02-01 22:42:18)(良:3票)
26.  ●REC/レック(2007) 《ネタバレ》 
閉鎖空間のパニックホラーとして展開に全く無駄がない。ムチャクチャ怖かったです。スカートまくりあがった血まみれのおばちゃんが警官に襲い掛かった瞬間、いよいよ始まったなというのと、何かこのとんでもない災難からは簡単に逃げられないだろうなという息苦しさがありました。  狭いアパートから何とか脱出できれば助かるんだろうけど、実際あれだけ全てを頑丈に囲まれてしまうと、いっても容易に出れないだろうなと思ったり。一緒におびえる仲間が、徐々に感染して襲う側に変貌する現実。つまり時間の経過と共に状況が悪化(じわじわと仲間が減り敵が増えていく人数というかパワーの逆転)に何とも言えない恐怖を感じました。  既に「ブレアウィッチプロジェクト」「クローバーフィールド」と観てると、こういう録画テープの再生的なパニックホラーは、結末はどうせ全滅なんだろうなと思って見るので、裏切られた感じもしませんでした。外界から切り離されたコミュニティでの格闘は、よっぽどの妙案が無い限り、希望がないですね。しかしTV局なんだから、なんでもかんでも付いていく前に、ウィルス感染の一報がどこよりも早く入っているべきではないのかな?  でもこの作品も初見ゆえの怖さ。次は観る側も構えるから同じパターンでくると失敗の可能性が大。ハリウッドリメイクや続編は作らないで欲しいなあ・・・。レポーターの女性は可愛かったです。
[DVD(吹替)] 8点(2009-02-01 15:40:16)(良:1票)
27.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
すいません、レビュー書き直します。1度目、あまりに集中し過ぎて元日に熱でダウンしました(親にはジョーカーの仕業だと言われましたが・・・)。そのせいで正当なレビューが書けておらず、納得できなかったのでもう1度。  初見時には、過去のティム・バートンのバットマンシリーズとの違いこそ分かっていても「バットマンビギンズ」との違いにも戸惑い、重厚だけど盛り上がりに欠けるという短絡的な感想で6点とか付けてしまってました。でもこれはとてもそんなもんじゃないですね。  徹底した悪は、正義がいるからこそ悪になれる。正義の味方の中でも公に表れて人々を引っ張る検事ハービー・デントのような白騎士もいれば、そうではなく私刑執行人のようなダークヒーロー、黒騎士バットマンも存在する。しかしジョーカーはこの2人に様々な矛盾をぶつけ、苦しめ、精神的にもどんどん追い詰めてゆく。容赦がない事に理由が無い、これぞまさに最狂、最凶なんですね。  話は少し違いますが「ドラゴンクエストダイの大冒険」という漫画で、それまで人間を助けてきた勇者ダイがある日街中でドラゴン数匹を圧倒的強さで倒した時、手を差し伸べた少女に「お兄ちゃん怖い・・・」と言われてしまうんです。あまりに人間離れした強さに、助けてもらった事を忘れて不気味さや恐怖を感じる。そこを敵に突かれたダイはその後、自分が勇者を続ける意味に悩み始めます。ふとそれを思い出してしまいました。  登場人物も皆素晴らしい演技。チャンベールやヒース・レジャー、ゲイリー・オールドマンはもとより、アーロン・エッカートが恋人を失ってからトゥーフェイスになるプロセスが秀逸。地鳴りでも聴こえてきそうな怒りが凄かった。なるほど人間は本当に弱いもので、心の柱1つ折れると簡単に転がり落ちるのだと痛感。  アクションを期待する映画でもない。暗いしハッピーエンドを期待する映画でもない。それでもこれほど多くのファンから大喝采を浴びた要因の1つは、やはり人間の危うさや葛藤、心の中に眠る危険な欲望をジョーカーに見透かされているからではないだろうか?本作のバットマンの葛藤は、観客の心をも映し出す「鏡」なのかもしれないですね。1度の鑑賞でなんとなくレビューするだけでは惜しい作品かもしれません。傑作でしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2009-01-04 00:10:50)(良:1票)
28.  アフタースクール 《ネタバレ》 
今年見た邦画の中では個人的にナンバー1です。多分オチを知ってから2度3度と見返すともっとジワジワ来ると思う。キャスティングも脚本もほぼ完璧で、一部強引な展開や、辻褄合ってるかな?と疑問の残る所はあるけど、非常に完成度が高いです。観客を見事に思い込ませます(騙すとも違う)し、力関係が中盤~終盤に変わってくるような気がするけど、実はスポットを当てている部分が違うだけで、最初から同じ方向に進んでいるだけというのも斬新。1カット目からいきなりそれが始まってるのが見事。「アフタースクール」ってタイトルもいいですね。選挙演説が生徒会長選挙と重なったし、理科室とアダルトショップは確かに臭いが近い気がするし、堺さん演じる木村は学生時代から今まで変わらずお人好しで憎めない(^^;  キャスティングも非常に魅力的なので、1度だけで全貌が掴めなくてももう1度観る価値があると思います。最後のエレベーターのシーンも何とも笑顔になってしまいました!  小生は男なんですが、「篤姫」で家定を観てから、すっかり堺雅人さんの虜になってしまった・・・(笑)どうでもいいけど産まれたばかりのはずなのに、赤ちゃんデカッ!!!
[DVD(邦画)] 8点(2008-12-07 21:49:01)(良:1票)
29.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 
多分パニックって突然に平穏な生活をぶち壊してこう始まるんだなと思いました。較べるのは不謹慎だけどあの地震の時に言いようもない不安定な精神になったことを思い出して、自分もその場所にいるような息苦しさを感じました。クリーチャーの形ははっきり映しても映さなくてもどちらでもいですが、絶望的な登場人物の心情はよくわかったし、とても怖かったです。怖さに理由いらないんですよね。ただ思ったのは、決して怪物が怖いんじゃなく、理由もなく今の当たり前の幸せが圧倒的な何かにぶち壊されて希望が失われることが怖いなと。今の幸せに感謝しました。本当によく出来てる映画です。(2014.11.9書き直し)
[DVD(字幕)] 8点(2008-09-29 13:06:05)(良:1票)
30.  それでもボクはやってない
6000万人超の全男性諸君は、電車内での行動を常に気をつけないといけないと警鐘を鳴らしてくれただけでも十分存在意義のある作品になったと思う。正しい証言をしても再現ビデオで立ち位置等を立証しても、目撃者に証言してもらっても「男性の痴漢容疑=原則クロ」という風潮があるので、奇跡でも起きない限りは無罪放免にならない。勿論その裏には本当に卑劣な犯罪を起こしてる男性、その被害に遭われて辛い思いをされた女性も多くいると思う。  内容が内容なだけに、女性の方の中には不快に思われた方もいると思う。しかし「男女平等、法の下の平等」という側面で考えた時、少なくとも現在痴漢犯罪は、被害者女性の証言が圧倒的に有利であり、それは必ずしも法の下で平等では無く執り行われているという現実を見せたという意味で、周防監督の10年ぶりの本作は、裁判制度、検察の姿勢、警察の取調べ方、裁判官、被害者容疑者の存在、そしてなにより世間の風潮に何かを問いかけるきっかけを作ってくれたと思う。  勿論痴漢は許されない。しかし無罪の人間が誤って処罰される事も決して許されてはならない。主役を演じた加瀬亮さんが、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞クラスの素晴らしい演技をしているのも見所だと思う。
[地上波(邦画)] 8点(2008-03-02 16:22:34)
31.  プラダを着た悪魔 《ネタバレ》 
小生ファッション知識ゼロ。それでもこれは物凄く面白い映画です(まず映画全体のテンポがいい)!!もっと早く見れば良かった。客観的に見て、主人公が見知らぬ業界に足を踏み入れ、鬼上司にもまれながら悪戦苦闘しつつ成長していく過程を応援できるか、それとも親や彼氏、旧知の友をほっておいて何がサクセスじゃと思うかはどっちが正解とか無い気もします。だからこの作品の終わり方をハッピーエンドとみるかアンハッピーと捉えるかは人それぞれかもしれません。ただ私はこの終わり方を期待したので点数が上がりました。厳しい仕事に何年就くとかではなく、そこから得られる考え方や知識って一生の財産になるのだなと思いました。個人的には、ミランダが離婚が決まった後に人間的な顔をちらっと見せますが、あそこを敢えて見せずに最後まで鬼上司に徹して、アンドレアが辞めた後の車のシーンの笑顔があったらもっとグッときたかな?とか思ったりも・・・。しかしメリル・ストリープは確か14度目のオスカーノミネートされたんですよね、そりゃされるだろなー上手すぎるもの。最後に一言、そこまで細くなくても、私は6号サイズで十分です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-01-04 03:45:43)
32.  ナチョ・リブレ/覆面の神様 《ネタバレ》 
「バス男」の監督作品として見始めたので、この甘ったるい展開は予想通りでした。ジャック・ブラックもコテコテな修道士レスラーキャラを熱演。シスター役の女優さんがメチャメチャ美人!個人的には「バス男」と同じようにあまり深く考えずにボーっと腹八分目ならぬ真剣さ五分目で見てたので凄く面白く感じました。勿論監督の作り方はまだまだ素人っぽいですし編集も雑、映像も綺麗ではないですが、それが逆に味になっている気がします。ナチョは孤児院で英雄になりたかったわけではないんですよね。ちょっとモテたいしシスターにカッコつけたいし、それでもレスリングを続けるうちに勝ちたくなったりファイトマネーで孤児達に美味しいものを食べさせたいと。それって誰でも考えつく小さな夢なんじゃないかなと思ったら、親しみやすい等身大のヒーローではないかと思いました。ただ「バス男」はタルーいキャラが最後のダンスで180度違う顔を見せてカッコいいイメージを植えつけますが、この作品では優勝した瞬間の爽快さが無いのです。そこだけはシナリオと演出でもう少し盛り上がりを作っても良かったのではないかと思いました。バスを買って孤児達と遠足に向かうベタなハッピーエンドは個人的にはアリです。アマアマですがこの点数を献上。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-01-04 03:29:39)
33.  デジャヴ(2006) 《ネタバレ》 
タイムパラドックス・タイムマシーンモノに矛盾ばかり突こうとしなければ、本当に面白い作品です。最後にデンゼルが生きていたという展開も、この矛盾をOKと思えれば素直に「良かった」と思えます。中盤までに蒔いておいた謎を、タイムマシーンで過去にたどり着く事で解消していく見せ方も非常に面白いです。単純にデンゼルが身体を張ったトニー・スコットのアクション映画として観たら、展開にグイグイ引き込まれるし間違いなく傑作だと思います。車のシーンで、左のゴーグル内に4日前、右目で現在を観ながら運転するってシーン、俺だったら絶対に脳内分裂してゲロしそうです(>_<)ただ犯人の犯行動機の方がよく分からなかったかな?
[DVD(字幕)] 8点(2007-11-19 11:59:18)(良:1票)
34.  ALWAYS 三丁目の夕日
古き良き昭和の時代を「懐かしいなぁ…この頃はモノは無かったけど精神的には満たされていたなぁ」と回顧しながら微笑む映画ですね。アンサンブルだし、シナリオの1つの部分(誰のエピソードだけ)を突出して見せるワケではなく、この三丁目の人々の暮らしそのものが「作品」になっていると思います。ケンカっぱやいけど実は純情な工場の社長、集団就職で15歳そこそこで親元を離れて泊りこみで仕事する少女。自分の才能を信じて小説を書き続ける男。借金を背負いながら不器用に行き続ける女性。全ての人物が心の奥底にある不安を、希望という存在で打ち勝てている前向きさが前面に溢れていました。VFXも凄いし1つ1つの小道具も凄い。そんな技術も見せつけるでもなく、出演者の出過ぎない演技と相まって「昭和30年代の下町」という完成品になったと思います。泣かせるエピソードも決してあざとくはありません。素直に「いい映画だったなぁ」と思える自分自身がいたし、それでいいのかなとも思いました。
[地上波(邦画)] 8点(2007-11-12 11:35:21)(良:1票)
35.  ボーン・スプレマシー
マットもすっかり男ですね(=^^=)カーチェイスシーンの盛り上げ方も秀逸!
[地上波(吹替)] 8点(2007-11-11 18:33:26)
36.  ボーン・アイデンティティー
まさかマットをカッコいいと感じる自分に出会うとは…。リプリーの頃は想像すらつきませんでした。
[地上波(吹替)] 8点(2007-11-06 13:42:09)
37.  the EYE 【アイ】 《ネタバレ》 
怖くて物悲しくて、それでいてストーリー的にも辻褄が合って、最後は「やっぱりそうなるか。でもその方が本人も幸せなのかな」と思わせる、極めて完成度の高い作品です。ただ怖がらせるだけのホラーや、血みどろのスプラッター映画より遥かに深みがあるし、正統派の心霊系ホラーだと思います。アジア系の作品なので、より親近感も持てるし、途中からはただ怖いだけではなくリンの心情も伝わってきて、どこか寂しい話だなと思えました。もうその時間を迎えてるのに「お前が悪いんだよー」と言って中々立ち上がらない母親に対して「早く救ってあげろや!」と叫んでしまいました。医者やカウンセラーにオッチャンがいなかったのもちょっとした客ウケを狙ったのかな?最後の大爆発も焼死体の映しとかやりすぎかな?と思う所もありましたが、盛り上がりという意味ではアリかなと思いました。主役の女の子、確かに本庄まなみにも似てるけど、ABCの赤江珠緒アナウンサーに似てませんか?スーパーモーニングを観るたびに「あ、マンだ」と思ってしまいます。
[地上波(字幕)] 8点(2007-09-11 10:45:06)(良:2票)
38.  ユナイテッド93
実際に遭った悲劇の映画化だから結末が見えていてドキドキ出来ないとかそういう事は無かった。過度な演出も無く、有名なキャストもいなかった事が逆に非常にリアルさを増した。操縦席に乗り込み、テロリストからハンドルを奪っても結局回復できず「もうダメだ…」とつぶやいた言葉に全身鳥肌が立った…。テロリストの脅威は何気ない日常を突然切り裂く部分にあるのだと今更ながら怖くなった。何度も見返したくなるような映画ではないが、事実として目を背けてはいけない作品かもしれない。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-09-10 11:20:05)
39.  夢駆ける馬ドリーマー 《ネタバレ》 
実話を基にしてると分かって観たので、絵に書いたようなハッピーエンドを心から喜べた作品です。カート・ラッセルが顔も体もどこにも傷を負ってない映画なのに、好演してましたねー(笑)ダコタちゃんも実に抑えた演技ながら、オーナーになってからはちょっとオシャマで彼女らしさも健在でした。最後まさか優勝しちゃうとは思わなかったんだけど、やっぱり勝たせたいと心から願ってしまう展開で手に汗握りました。親子愛も家族愛も動物愛も全部美しい!しかし娘の作文を読む所のカート・ラッセルのあの表情上手かったなぁー(^^)デヴィッド・モースは好んで悪役掴んでるんですかね?目は優しい役者さんなのに・・・。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2007-09-02 17:53:18)(良:1票)
40.  涙そうそう 《ネタバレ》 
あんなに可愛い長澤を置いて逝っちゃうなんて可哀想すぎるじゃないか!血の繋がらない妹とはいえ、彼女の為に尽くして尽くして。妹もそんなにぃにぃを大好きで大好きで。妹の成人式の着物を買うために栄養もろくに摂らずに頑張って頑張って。台風が来たら妹の家に行って守って守って。それなのに死んじゃうなんて!全くツマブキのブキは、不器用のブキかっつうの!(キム兄パクってごめん…)。でも胸にぐっと迫るいい映画です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-08-27 14:16:32)
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