21. 28日後...
あまり得意でないホラー物。 今回は、家族と一緒に見るために借りた。 前半は、つまらなくはないが、「ありきたりだな~」と思って見てた。 特に、まったく目新しさのないゾンビ像には「これってホラー物のお約束なのかな?」なんて、冷静に観察という感じで見てた。 ぞれから、ゾンビに襲われた町の感じとか、意味無く暗闇で単独行動とか、スーパーで楽しくお買い物とか、ぜーんぶどっかで見たような感じ。 しかし! 後半の展開には正直ビックリした。 「そうきたか!」と思わず身を乗り出し、すごく緊張して見れた。 ストーリーに無理ないし、伏線を効かせたラスト(DVD版)も満足感ある。 今更だけど、「ホラー苦手な人に見てほしい、なかなかの秀作」なんて思った。 [DVD(吹替)] 7点(2011-08-28 23:10:09) |
22. ジュラシック・パークIII
見せ場がたくさんで、ダレる所がないから楽しい。 ただ逆に、緊張感が薄いんだよね。 ま、家族向けアトラクションムービーとして合格点ってとこかな。 でも、「ありえね~」とかツッコミながら見たけど、実はこの映画見るの3回目だったりして、結構好きなんだよね。 依頼者の夫婦役を好きになれないとこは、ちょっと難点だけど。 [DVD(吹替)] 7点(2011-07-30 17:59:01) |
23. うた魂♪
・スウィングガールズとかなり似た展開。似すぎ。 ・主人公は最後まで他部員から浮いてるように見えた。 ・生徒会長役が中途半端。 ・最後のパフォーマンスは迫力不足。だから観客のセリフを入れないと間が持たない。 ・一番グっときた歌は薬師丸ひろ子だった。 とまあ、あれこれ文句書いたけど、微笑ましく見られるし爽やかに終わるし、結構好きですね。 [DVD(邦画)] 7点(2010-09-26 16:08:39) |
24. 夜のピクニック
かつて「夜の~」と聞けば、それだけでドキドキしたもんだった。 映画だと「夜の診察室」とか。 でも、本作のレビューを一通り見たけど、本作のタイトルに違和感を持った人はいないようで、なんか寂しかった。 余計なことはこれくらいにして、レビュー。 まず、この映画の原作は、珍しく既読。 原作と同じく、「24時間で80km歩行」という設定に最初から疑問を感じながら鑑賞することになった。 運動選手ならともかく、一般女子高生には無理だと思うから。 サポートがついてただ歩くだけならともかく、ずっと荷物背負って仮眠も食事休憩もあり。 さらに1000人が公道を同時歩行という条件。 絶対無理とは言わないが、歩ける時間帯は、少なくとも6km/h前後のかなりの速さが必要なはず。 そうすると「ピクニック」という呑気な雰囲気じゃないはずだ。 でも、スタート前もスタート後も全然緊張感ないし、歩く速さはせいぜい3~4km/h。 自分、「24時間で80km歩行」にこだわりすぎかなあと思うけど、しょっちゅう「××地点、あと○○km」って表示が出るから、気になってしょうがない。 原作では、この疑問が最後まで消えず、満足できなかった。 ところが映画では、後半で友達の弟が現れてから、なぜか全く気にならなくなった。 高校生らしく、気になる異性、つまらないこだわり、助け合う友達。 こういったテーマが一気に納得できてくる。 主人公二人が、本当に高校生らしかったのも大きい。 結末を知っているのに、素直に「いいなあ」と思えた。 前半はグダグダの出来でも、後半締めてくるっていうのはうれしいなあ。 あまり期待せずに見たんだけど、思いがけずいい映画だった。 [DVD(邦画)] 7点(2010-08-14 23:16:43) |
25. グラン・トリノ
子供が巣立って、嫁さんが先に逝ってしまう。 で、その後、男やもめはどう生きるべきか? そういうテーマと解釈した。 ストーリー的には安直だけど、演出が丁寧。 偏屈頑固ジジイが、だんだんと愛すべき直球老人に見えてくる。 日本人じゃ銃は持ってないし、車も多分早々に手放すだろうから、この映画の真似はできないけど、こういう生き方もいいなあ、と思えた。 [DVD(吹替)] 7点(2010-07-25 23:44:39) |
26. es[エス](2001)
衝撃はあるんだけど、とにかく後味が悪い。普通の人間に潜む闇を描いているから。あまりに後味悪いんで、鑑賞後に、実際の「スタンフォード大の監獄実験」をいろいろと検索してしまったほど。でも、物語の途中までは実際とさほど変わらないとわかり、益々気分悪くなった。 ところで、最初に「暴力はないから大丈夫」と説明し、実験開始直前に「基本的人権は保障されないけどいい?」っていうのはズルくてうまいなあ、と思った。さらっと流してるけど、「本物の刑務所じゃこんなことねーよ」と反論できなくしてる。 それから、恋人とのエピソードはまったくムダなんだけど、あれがなかったら見てるの辛すぎるし、しょうがないのかも。 この映画、もう一度見たいとは思わないだろうし、あまり人に薦めたくないから7点にしとくけど、9点級の迫力はある。 [DVD(吹替)] 7点(2010-05-04 18:07:57) |
27. コラテラル
いい雰囲気の映画で、ラストもうまく伏線使って切なく終わる。ただ、都会のタクシーっていうと、どうしても「タクシードライバー」を思い出してしまう。古過ぎるかもしれないけど。雰囲気が結構似てるから、なおさら。ストーリーはこっちのほうがまとまってるとは思うんだけど、なんか薄いなあ、と思ってしまう。 [DVD(吹替)] 7点(2010-03-21 00:51:13) |
28. 容疑者Xの献身
テレビドラマ(未見)からの映画化ということで、さほど期待せず見た。 テレビドラマの延長なのか、捜査側はコミカル。しかし、犯人側と演出はシリアスという変な作り。映画は映画なんだから、シリアスならシリアスで通してほしい。 興行としての失敗を避けるために、テレビの構成を持ち込んで、映画作りに大きすぎる制約になっている。ちょっと嫌な風潮だ。 見ている方としては当然、シリアスな方を応援してしまう。だから、ラストは納得いくものじゃなかった。映像に映らなかった娘さんの幸せを祈ってしまった。 途中途中は手に汗握れるのに、惜しいなあ。 [映画館(邦画)] 7点(2008-11-02 21:12:39) |
29. ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜
ONE PIECEの世界をほとんど知らないが、楽しめた。 アニメにありがちな粗っぽいストーリー展開だけど、主人公(チョッパー)と男医者のくだりだけは省略なく描かれている。 だから、泣けるという噂も偽りなし。 でも、「+冬に咲く、奇跡の桜」ってタイトルはひどい。 [DVD(邦画)] 7点(2008-07-26 15:12:59) |
30. ブラックホーク・ダウン
《ネタバレ》 アメリカ軍のソマリア介入と、撤退原因になった戦闘の話は知っていた。 しかしこんな物凄い白兵戦だったとは、全く知らなかった。 ただ、戦闘の所期の目的はあっという間に終了し、後はただひたすら撤退することが目的に変わっているため、ちょっとストーリー的につらい。 この感じなんかの映画と似てるなあ、などと鑑賞中にも考えてしまった。 そして分かった。これは「八甲田山」と同じなんだと。 訓練と実戦、雪山とアフリカという違いがあるものの、実話であること、目的達成までの障害を過小評価し、多数の死者を出したこと、話の大半が撤退であること、など多くの共通点がある。 「八甲田山」ははっきりと作戦失敗を表現しているが、こちらは実話から日が浅いせいか、そこまで割り切れておらず、どうにも奥歯に物の挟まった感じがする。 しかし、映像の迫力は圧倒的で、それだけでも一見の価値はある映画だと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2008-04-06 04:02:52) |
31. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 いくつかの許せないところがなければ、と思わせる惜しい映画。 許せないところとは、 1.クライマックスシーン: 出会いそのものを無かったことしてしまう、なんてストーリーはひどすぎる。それじゃ夢オチと変わらない。 2.子供への暴力シーン: 何も暴力シーンを映像で見せなくたって、映画として成り立つはず。 3.刑務所のシーン: 過去を変えれば現在もまったく変わる、なら現在で人を刺しても構わない。そんなわけないでしょう。この時点で主人公への感情移入はなくなる。 ところで、ラストシーンが大昔に見た原田知世版の時をかける少女にそっくりだったのにはちょっと驚いた。ああいうラストはタイムスリップものの定番なんですかね。 [DVD(吹替)] 7点(2007-12-02 22:33:29) |
32. ナイト ミュージアム
ここの評判通り、親子で楽しめました。 特に、ジュマンジに似ていると紹介してくれた方、ありがとうございます。 ジュマンジは親子そろって好きなもんで。 やっぱ雰囲気は似ていますね。ハラハラドキドキでも安心感があるところなんか。 悪役の設定がちょっとイヤだったので、-1点。 でも、CGも楽しいし、小学生の男子が一緒なら特にオススメです。 [DVD(吹替)] 7点(2007-11-03 21:48:16) |
33. ポセイドン(2006)
ポセイドン・アドベンチャーを見たことない人向け。そう割り切れば終始ハラハラドキドキできる良作。この手の映画はハラハラドキドキが続けば合格点。それ以上は求めない。 ただ、ポセイドン・アドベンチャーはそれ以上があまりにも凄かった...同じような脚本だからどうしても比べてしまう。女性がただ弱いのまで同じにしたら、今じゃ違和感ありまくり。男はただ必死になっただけだし。映像は当然進歩してるけど、水の恐ろしさは前作のが上。 いかんいかん。比べたら。比べなきゃ、なかなかの映画。 [DVD(吹替)] 7点(2007-01-06 16:59:51) |
34. ハイスクール・ミュージカル2<TVM>
前作で「悪役女子がいいね」って書いたら、こっちではほとんどヒロイン級の扱いになってた。 しかも、夏休みにリゾートホテルでバイトという、ノリノリの展開が期待できる設定。 ところが、話の内容はだんだんと暗くなってくるし、クライマックスへの繋ぎにも話に無理がある。 だから前作ほどは楽しめなかった。 野球を使ったダンスとか、楽しいシーンもあったけどね。 [DVD(吹替)] 6点(2018-01-21 18:26:56) |
35. 名探偵コナン ベイカー街の亡霊
10年ほど前、子供がコナンのファンで、何回か映画館に連れて行ったり、DVD借りて見たりした。 そこでわかったことは、コナン映画ってのは、TVアニメファン向けのイベントとして成立しているということ。 要するに、話の面白さを云々するものではなく、いかに蘭が新一のことを思ってるかとか、少年探偵団が大活躍するかとか、そういうことのほうが大事だということ。 商売としては、それで正しいのだろう。 コナン映画は毎年1回、もう15年以上続いているのに、未だにこれといった代表作がないにも関わらず、それでいて未だに高い人気を誇るのだから。 でも、自分は映画好きだから、コナン映画のお約束シーンは「邪魔だな」と思うだけで好きになれなかった。 さて、この「ベイカー街の亡霊」は今回見るのが初めだったけど、意外に楽しめた。 バーチャル世界とはいえ、子供たちが消えてしまうシーンには感情釘付けとなり、クライマックスではヒロインの行動にも驚かされもした。 ただ逆に、これらのシーンは、小さいお子さんにはショッキングすぎるんじゃないかと、ちょっと心配してしまった。 そして、コナン映画の「お約束シーン」が異常に少ないことにも驚かされた。 だから、この映画、たぶん「コナン映画としては失敗作」だろうけど、自分のなかでは「コナン映画最高傑作」です。 コナン映画を全部見たわけじゃないんだけどね。 [DVD(邦画)] 6点(2013-07-21 01:03:58) |
36. 川の底からこんにちは
不幸な設定、「しょうがない」と「頑張る」の連発、共感できる登場人物の不在。 見た後から考えると、どれも自分の好みじゃない。 普通だったら「そういうのは昭和の日本映画までにしてくれ」って言いたくなるから。 でも、この映画は、そういうところをうまーく笑いとばすシーンが数多くあって、なかなかの愛すべき作品に仕上がってる。 特に社歌のシーンは最高! あまりに最高だったんで、今これを書いていて思ったことが一つ。 最近オンエアされたカロリーメイトのCMの中で、中島みゆきのファイト!っていう歌を満島ひかりが実にうまく歌いあげているんだけど、「このCMで満島ひかりを起用すると決めたエライ人は、この映画を絶対見てるな」って。 この映画の趣旨からちょっと外れちゃうんだけど、「仕事って、いい仕事すると、次はもっといい仕事が向こうからやってくるもんなんだよな~」なんて思った。 [DVD(邦画)] 6点(2013-03-17 16:31:27)(良:1票) |
37. 世界最速のインディアン
《ネタバレ》 「会社を定年退職後に、昔からの夢を実現するために~」なんて話を想像してたんだけど、全然違った。 あらゆる意味で「現役」なの。しかも結構危なっかしい。 整備不良のオートバイで出たらマズイでしょう。命に関わるし。 主催者側も「ルールは大事だが、ルールを破るのもまた大事だ」なんて言っちゃうし。 それでいて「憎めない奴」だから許されちゃう。 こういうジジイ像は、邦画じゃちょっと考えられないけど、アメリカ映画だから、見てるこっちも許しちゃう。 作品のテイストは、ボブスレーを扱った「クール・ランニング」に近いかな。 なんかほのぼの見られる感じが。 あっちもカルガリー五輪の実話ベースだし。 ちなみに、このカルガリー五輪において、メダリストしか出場できないはずのフィギュアスケートのエキシビションで、5位の伊藤みどりが出てきたのを思い出した。それも最後の最後で。 試合では観客総立ちの演技だったので、「ミドリはなぜ出ないのか」という外人観客の抗議が殺到したためだという。 こういう「粋なルール破り」ができるのもまた、外人ならではなんだよな~。 [DVD(吹替)] 6点(2012-08-26 23:20:52) |
38. ドリームガールズ(2006)
最初のオーディションのシーンで、「出演者のレベルは高いけど、中でも一番魅力的」という内容が丁寧に描かれていて、物語に入りこむことができた。 それからの話は、どんどん売れ出していく物語も歌も楽しい。 歌だけでなく、ダンスの魅力も大きいと思う。 しかし、後半は物語も歌も暗くなってしまって、ちょいガッカリ。 「この手の話は、成功するまでで充分じゃないかなあ」なんて思った。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-25 22:57:45) |
39. 瞳の奥の秘密
前半のストーリーは荒っぽいし、話がどう進んでいるのかサッパリわからない。 要するに、「退屈」。 その時間が長い。長すぎる。 ただ後半は、次々に伏線を回収するし、ストーリーもキッチリ噛み合う。 いいトシした男女が、枯れていないのも楽しい。 ただし、25年前も大人だった人じゃないと感情移入できないであろう、客をかなり選ぶ映画。 自分は、そこそこだが楽しめた。 [DVD(吹替)] 6点(2012-03-04 05:47:19) |
40. トランスフォーマー
原作を全然知らないけど、意外に楽しめた。 ロボットが敵味方とも饒舌だったりするところも、日本のロボットアニメそのもののノリのせいか、子供っぽいなあーとツッコミつつも楽しかったりする。 映像はちょっと動き速過ぎだけど、大迫力だし。 ただこれアメリカ映画なんで、オッパイの大きい女の子とクルマに愛を感じるんだけど、日本人の自分にはサッパリ響かない。残念。 ヒロインにもうちょい品と凛があって、時間があと30分短ければ、8~9点あげられるのに、惜しいなあ。 [DVD(吹替)] 6点(2011-07-24 06:10:44) |