21. 家族はつらいよ2
《ネタバレ》 安定の続編。お父さんの運転免許返納なんて時事ネタっぽいのでいくのかな、と思ったら、前作とは別の同級生役でご出演の小林稔侍さんが、何とも言えない素敵な展開を生んでくれました。 最期の夜にひとりごちる稔侍さん、いい役者さんだよねー、当たり前ですが! そこにきて最後の最後は棺桶のなかで銀杏に爆ぜられまくるだなんて反則ですよ(笑) 二作目にして、それぞれのキャストが機能しつつ、脇が別のポジションでしっかり支える磐石の布陣。 笑ったり、衝突したり、ウンコの話したり、なんのかんの言ったって『丸田くん』からみたら羨ましい家族なんですよね。 さてせっかくの鰻重の上、肝吸い付き、いつになったら落ち着いて食べられるんでしょう(笑) [CS・衛星(邦画)] 8点(2019-12-05 23:53:14) |
22. こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
《ネタバレ》 鹿野さんのお話はドキュメンタリーで知ってました。 なので、それをおさらいするようにこの映画を観ました。 ともすると、映画ではなく、ただのドキュメンタリー作品なのかなって気もしたけど、ところがどっこい映画でしたわ。 大泉洋さん、高畑充希さん、スゴすぎ。 役でやってたんですもんね。 なんか実録かと思うぐらいの演技力。 脚本も丁寧でいて無駄がなく、あざとさも感じさせない素晴らしいものでした。 もちろんレアケースではありますが、これ程人間力を突きつけられる作品はそうはないんじゃないかな。 いやはや、良い作品を観させてもらいました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2019-11-17 08:25:45) |
23. 翔んで埼玉
《ネタバレ》 千葉県民として、高見の見物のつもりが、ガッツリ巻き込まれた(笑) だが、なぜか心地よい。 なぜなら確実に事実だから! 40年以上生きてきて、体感したことだから間違いない。 たしかにあった埼玉と千葉との小競り合い。 『海がないだろ?』の殺し文句でマウントとってきたつもりだけど、埼玉名義でこんな映画をつくられたら、たまりません。 これからもよきライバルとして共に歩みましょう。 あーおもろかった! [ブルーレイ(邦画)] 8点(2019-10-13 16:22:15) |
24. 孤狼の血
《ネタバレ》 いや、面白かった。 ヤクザ映画してたしてた。 役所さんはご自身の演技力を『役所広司』が邪魔しちゃってる感じがしましたね。あそこまで分かりやすくイイ人にせんでも。。。 まぁ周りが許さないのでしょう。 そーゆー意味では最近は悪役もこなしてる松坂さんはバランス良く前半後半で味わいを出してましたね。 この作品のキャストはなんら問題なく、それなりに魅力を放っていたんですが、やっぱり『仁義』はエグいですね。 改めて見返したくなりました。 そしてまた本作を見直してみたい。 この時代、これを撮るのはしんどかったと思います。 ちゃんと面白かったし、なんか感謝、ですね。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2019-02-07 17:39:21)(良:1票) |
25. 勝手にふるえてろ
《ネタバレ》 こじらせてたねー、松岡さん! 結局は『自分』なんですよね。 目を背けたくなるような題材ながら、コメディ色を散りばめて『映画』にしてたのは素晴らしい。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-11-18 20:33:23) |
26. 銀魂
《ネタバレ》 なんの予備知識もなしに観ました。 いやーよかったです! かつての若手俳優達が、それぞれいろんな作品でキャリアを積んで、しっかり成長してるんだなぁとしみじみ。 まさかこんな娯楽作品で、それを感じさせてもらえるとは嬉しかったです。 安田顕さん、佐藤二朗さんはいわずもがな。 未来なんだけど江戸装束的な世界観も、演者たちの突き抜けっぷりを凄く活かしていたようでした。 監督もこんな俳優達がいればこれからも安心して作品を創れそうですね。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-05-27 18:19:40) |
27. 映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ
《ネタバレ》 死ぬまで生きる。ざまぁみやがれ。 たまたま落ち込んでるときに見た作品で、ちょうどいい塩梅で励まされた。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-05-26 09:04:36) |
28. 3月のライオン 後編
《ネタバレ》 前編では、原作世界を丁寧に描いてるだけかなとも思ったが、後編を見て少し印象が変わったかな。 ここまでやりきれば、納得と言いますか。 将棋は何も奪ったりしない。 豊川さんのこのセリフで物語がやわらかく動き始めたところは素晴らしかった。 人間離れした棋士たちの人間臭さ。 そんな棋士たちの中で勝ち進み、獅子王戦の権利を得た零。 それを受けてたつ、もはや人間ではなくなってしまってるかもしれない宗谷。 終わるならここ。 最高のエンディングでした。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-05-21 23:52:21) |
29. 散歩する侵略者
《ネタバレ》 日常に忍び寄る不気味さ。 不安を煽る演出にドキドキしっぱなし。 おどろおどろしいバラバラ現場から、トレーラー横転タイトルバック。 センスがよろしい。 WOWOWの『予兆』を観ていたので、予備知識はもっていましたが、どうなるかわからない展開にドキドキし疲れました(笑) 長澤まさみさん、長谷川博己さんのガイドは私をもしっかり案内していただきました。 結末こそ、ふーん、でしたが、なんかやりきった感じの完成度でしたよ。 見てよかったです。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-05-14 22:03:51) |
30. 永い言い訳
《ネタバレ》 突然妻を亡くした作家の物語。 なかなかのクズっぷりを本木さんが好演。 ネチネチ言う男。不倫する男。エゴサーチする男。子供を疎ましく思う男。ひとの関係を詮索する男。 そりゃあ、まーいろいろと。 それに対してのピストルさん。 見事なキャスティング! その風貌と何を考えてるかわからない感じ、 とにもかくにもどう着地するのか、先がわからない中、 みなさんのたしかな演技で物語にどっぷり。 永い言い訳。 見事なタイトル。 是枝監督の作品のような家族を描く部分。 女性を美しく撮る部分。 見応えのある映像に身を任せられる良作でした。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-05-13 14:15:23) |
31. HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス
《ネタバレ》 2作目なので、みなさん仰るように衝撃度は減。 しかし作り手の誠実さはますます! 楽しく、アツく、馬鹿馬鹿しいんだけどマジメかっ!?な作品に 劇場で観なかった自分にちょっと嫌悪感なぐらいです。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-05-05 03:53:35)(良:1票) |
32. HK/変態仮面
《ネタバレ》 よくぞこんなの映画化しようと思ったわな。 バカだろぉ。 そしてよくぞここまでのクオリティに仕上げたなぁ。 神だろぉ。 ほんとまぁ、語るべくはない作品ですが、素晴らしい。 特に安田顕さん、地顔丸見えですからね。 確かに変態度は圧倒的に、本家を超えてたわな。 と、まぁ楽しいシーン満載の良い作品でした。 わたしは校則に違反しているかな? の登場シーンは死ぬほど笑った(^o^) [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-04-29 22:12:18)(良:1票) |
33. お父さんと伊藤さん
《ネタバレ》 観てられるわぁ。 自分も同居してるような錯覚さえ覚えました。 伊藤さんの立ち位置がたまらない。 これはもうリリーさんの真骨頂ですね。 生活感でリアルな感じ、不思議なことでサスペンス的、ファンタジー的な面白さ。 観るものへ与えられる解釈の幅と余韻。 いずれもわたしの好きな映画のパターンで、堪能できました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-01-15 00:07:26) |
34. 岸辺の旅
《ネタバレ》 いいですねぇ。設定はブッ飛んでいて演出は落ち着いていて。 浅野さんの飄々とした感じがたまらない。 深津さんもその世界に触れる感じがなんともはや。 こんな映画の話を見た。という満足感がありました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-09-17 08:45:39) |
35. 葛城事件
《ネタバレ》 こーゆー気分から逃れるために『映画』ってあるんじゃないのw まぁ陰鬱だこと。 でも観ちゃいましたねぇ、ガッツリ。 三浦友和さん、南果歩さん良かったです。 役はウザかったけど田中麗奈さんもご立派。 新井浩文さんも良かった。 ちょっと参りました。 『二度とみたくなくなる映画』というのが宣伝文句の映画のようで、確かに2度は観たくないですが、観て良かったです。 が、敢えて言いたい。 その演技力、も少し、楽しい映画に使いましょうよ。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-07-12 00:51:56) |
36. 後妻業の女
《ネタバレ》 いやはや、なんとも不思議な作品でした。 凄惨な? おどろおどろしい? を想定してたら、なんていうか肩透かしというか。 コメディしてましたわぁ。 おこのセンスには脱帽です。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-06-28 00:59:21) |
37. 海よりもまだ深く
《ネタバレ》 いまの時代、一番難しいんじゃないかと思えるテーマ『家族』。 それに挑み続ける是枝監督、独特のユーモアも良い味だ。 すこし立ち止まってこんな映画を観るのは悪くない。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-04-05 00:40:34) |
38. ヒメアノ~ル
《ネタバレ》 なかなかの怪作。 痛いのなんの。かなり過剰な演出ですが、人の気持ちを想像できずに イジメとかしてる人に向けては、これぐらいショックを与えた方がよいのでしょうか。 まぁそのせいでR15になっちゃってますが。 森田くんを前にして恐怖に立ち尽くすのみの人々。 そら、まぁそうですよね。 慣れてないもん。 まさか、そこまでする?ってとこですけど、イジメもそこまでする?レベルまで来てるようです。 ラストに少々ドラマ要素がありますが、ほぼ実録犯罪ドキュメンタリーのような内容。 そう思わせた森田さん頑張りました。 ムロさん、佐津川さんもよかったですね。 濱田さん羨ましすぎ(笑) [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-02-19 17:52:12) |
39. バクマン。
《ネタバレ》 そりゃあ面白いハズですよ。 ジャンプ650万部を支えた世代として、当時、読んでる側も本気だったよ!と伝えてあげたくなりました。 まさかその舞台裏を見られるなんて。 なもんで『映画』として単純には観られなくって、ついつい『それで?それで?』って当時ジャンプの1ページ1ページをめくるように観てしまいました。 小ネタ小細工も効いてて、爽やかな印象。 エンドロールの単行本スタイルはヤラレましたね。 観てる人を喜ばせようって気持ちがうれしかったな。 それにしても小松菜奈さん可愛かったですねー。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-12-28 10:25:52)(良:1票) |
40. さよなら歌舞伎町
《ネタバレ》 最近、洋画を観るのがどうにもかったるくて、邦画ばかり観ています。 主にCSでね。 ってそんな情況もあって出会った本作、何の気なしに観たのですが面白かったです。 自分の価値がよくわからなくなって迷ってる人がたくさん出てきました。 女性陣は下手に『売れる』もんだから余計ややこしくなっちゃいますね。 ともあれ、映画だからこその良さを如何なく発揮し、長尺ながらも観れちゃう作品でした。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-11-23 21:31:00) |