61. リチャード・ジュエル
《ネタバレ》 主役の役作りはすごいと思う。その意味でつまらない作品ではないけれど、全体的な印象は弱い。史実ならFBIが間抜けすぎる。電話の件でアリバイがあるなら、もっと早く疑いが晴れてよかったはずなのではないか。しかも、盗聴してたなら、それこそ犯人じゃないと分かったのではないのか。また、女性記者とFBI捜査官の件は事実でないなら脚色しすぎと思ったが、どうやら取材には基づいているらしく、論争があったようだ(そりゃそうだろう)。史実なのだろうけれど、爆弾を見つけて裏方のスタッフを退避させているくらいなら、ステージで歌ってる人たちも退避させるべきではなかったのか。後付けで言っても仕方がないことだけれど、そのあたりこそうまく脚色できなかったものかと思う。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-12-03 11:50:02) |
62. 羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来
事前に情報を収集していなかったから知らなかったけど、Flashアニメなんだ、という感じ。ラレコ監督とか湯浅政明監督を思い出したけど、動きはよいし、シャオヘイとムゲンのやりとりとか笑わせるポイントもよくできてる。とくに終盤は、ハリウッドの実写さながらの規模感があるキレのあるアクションシーンが続く。とはいえ、ストーリーの骨子は比較的凡庸。「シャオヘイが可愛い!!」という人にはいいかもしれないが(個人的にはあまり趣味ではない)、そんなに奥深い話ではない(と思う)。 [映画館(吹替)] 6点(2020-11-25 23:16:28) |
63. キャプテン・マーベル
《ネタバレ》 佳作。【ネタバレ注意】アベンジャーズの前日譚、みたいな設定を知らずに見たので最初はとまどったが、うまいことまとめたな、という感じ。ところで、「戦略国土なんたらを」「S.H.I.E.L.D.」(シールド)と言うようになったのは「アイアンマン」か何か時系列が後の作品なのでは? [インターネット(字幕)] 6点(2020-02-17 02:08:52) |
64. WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~
《ネタバレ》 そこそこ面白かった。【ネタバレ注意】ドキュメンタリー的な部分は面白いんだけど、田舎のオヤジの気性が荒いとか、浮気性とか(それがたいしてストーリーに影響していない)、顛末が想像できる話だけに、微妙な設定が多かった。クライマックスの祭りにしても、一度しか使わないジェットコースターを用意してまで大事な大木を無駄遣いしたりしないだろうとか、そもそもあれが長年続いた伝統という気がしない。もちろんそんなのは演出なんだろうけれど、割とリアルな田舎物語を描写しようとしているのだろうに、やり過ぎ感がある。伏線が細かく回収されている部分はあるので駄作とまではいわないけど、まあそこそこ。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-01-21 17:26:41) |
65. アリータ:バトル・エンジェル
《ネタバレ》 視聴した時点で原作は未見。ダメというほどではないけれど、そんなにウケなかったのは分かる感じ。【ネタバレ注意】キャラ描写については予告編で分かっていた話なので、そこは好みの問題でいいと思う。少女漫画のキャラを実写化するとこんな感じになるんだろうな、というくらいで、あくまでフィクション。内容さえよければ、気にされなかったと思う。問題はストーリーで、良心に目覚めたり、善人・悪人が入り混じったりしてるが、ちょっと分かりにくい。ベクターの最後もあれでは何の意味もなかったことにならないか。あと、どうでもいいけどチレンから取り出した目玉が動くのはヘンでしょ。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-01-21 17:20:53) |
66. えいがのおそ松さん
《ネタバレ》 テレビアニメのノリで作られていると思っていたら、最後が綺麗にまとまっていてなかなか良かった。【ネタバレ注意】あくまで「思い出の世界」で決着したという話であって、そういう前提に立つと、リアル世界では完全にバッドエンドだよね。最後の思いを込めた手紙をケンカしてる間に失くした上に、忘れられていたわけで。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-01-12 00:00:12) |
67. かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜
《ネタバレ》 佳作。“よかったアニメの実写版”なので、見るかどうかすら迷うレベルだったが、たまたま別の作品を鑑賞するついでに舞台挨拶中継回を鑑賞。あまり期待を持たずに見たせいかもしれないが、十分楽しめる作品だった。 【ネタバレ注意】どうにもメインの役者が合ってる気がせず、“怖いもの見たさ”程度の感覚で見ていたが、割と序盤でどんぐりさん(「カメ止め」のプロデューサー役)が出てきて、なんだか“すべて許す”感じになったということはある。1クールのアニメに比べて短い時間で、より先までカバーしているため、重要な場面でも端折った感じもあるし、佐藤二朗のメタネタがいただけないのはたしかだが、全体としては小さな話。藤原書記や石上会計がアニメを参考に役作りしたというのは、よくわかる。コメディとして面白いと思えるし、本作のヒットが間接的にアニメ2期につながったかのもしれないし、個人的にはポジティブに評価したい作品。 【オマケ】 途中で「好きだ」という場面、ドイツ語で "Ich liebe dich." というのは、そのまま "I love you." で、後から“あなた”のことじゃない、と言い逃れできる表現じゃないよね。 [映画館(邦画)] 6点(2019-11-22 22:50:16) |
68. 運び屋
飽きさせない感じのストーリーではあるけど、さすがに地味。とくに感動のストーリーというわけでもなく、見なかったら見なかったで済む程度。意外に評価が高くてビックリ。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-11-22 22:33:40) |
69. ミラクル・ニール!
《ネタバレ》 凡作。サイモン・ペッグに期待して見たんだが、ストーリーが、ちょっと雑。【ネタバレ注意】面白いところはあるけれど、“全能”で教室を爆破する前に戻せるんだったら、誰に捕まろうと捕まる前に戻せるし、犬に喋るなと言えば済むところをそうしなかったり、ご都合主義というより、一貫性が保たれていないのがイマイチだった。まあ、その力でアッサリ解決できてしまったら、話が成立しないということなのだろうけれど。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-10-22 01:00:07) |
70. アベンジャーズ/エンドゲーム
《ネタバレ》 長い。評価が高くてビックリ。【ネタバレ注意】オールスターっぽい感じの映画で、ストーリーがどうこういうようなものではないかと思ったら、ネタバレ禁止ってそういうことだったんだな、という結末ではある。でも、そこまで面白いかなあ。最後の“合戦”は笑ったけど。 [映画館(字幕)] 6点(2019-10-20 22:35:21)(良:1票) |
71. トイ・ストーリー4
面白くないわけじゃないが、「3」がキレイにまとまっていただけに、わざわざ制作するほどのものだったかという意味で、評価は微妙にならざるをえない。 [映画館(字幕)] 6点(2019-10-20 22:34:01) |
72. HELLO WORLD
《ネタバレ》 いろいろ惜しい作品。本編はともかくとして、キャッチコピーが悪い。「この物語(セカイ)は、ラスト1秒でひっくり返る」ってナニ。「最後にどんでん返しがありますよ」なんてネタバレ告知された映画を“面白そう”と思って人が見に行くだろうか。 【ネタバレ注意】キャッチコピーの“どんでん返し”は、途中の展開でなんとなく予想できたから、実際にはあまり影響なかった。そういう意味で、そのどんでん返しが面白い映画ではない。むしろ、どうやってそこにもっていくかが見せ場になるはずだ。ヒロイン(一行さん)のキャラはよく、かわいいが、全体的にストーリーが弱い。仮想空間の中が、さらに仮想空間だった、だからナニ?そんなので驚かないよね。というか、少なくとも最初の仮想空間で一行さんを閉じ込めてイメージを取り込めるなら、若い自分に接触する意味なかったのでは? あと、校内アイドルっぽい女生徒(みすず)が、意味ありげなストーカーっぽい感じだったが何もなかった。ほぼモブ。なんだったんだ? 脚本の野崎まど氏だけのせいではないかもしれないが、なんとなく「正解するカド」でのフラストレーションを思い出した。京都が舞台なのはよかった。宇治川花火大会は「響け!ユーフォニアム」でも使われたイベントだが、とっくに廃止されているのが残念。 [映画館(邦画)] 6点(2019-10-20 21:46:45) |
73. イソップの思うツボ
《ネタバレ》 佳作。B級映画としては面白い作品だと思う。【ネタバレ注意】「カメ止め」上田監督を含む3監督の共作(かつ上田監督の脚本)ということで、あまり期待せずに見たせいもあるけれど、そこそこ楽しめた。ただ、それはB級として、であり“文句なく楽しんだ”カメ止めに比べられるものではない。また、「カメ止め」がそうであったように、名も知れぬ役者ばかりだけれど、「カメ止め」では“演技する演技”すらうまく見せていたのに、本作では微妙に感じられたというところもある。なにより、ストーリーに魅力が感じられなかった。 [映画館(邦画)] 6点(2019-10-20 21:27:42) |
74. イコライザー
《ネタバレ》 続編作られるくらいだから、それなりに面白いんだろうと思って、まあ、そこそこ面白かったのは認めるが長い。【ネタバレ注意】こういうアクション映画だと割り切ればいいんだろうけど、アクションを頑張る割に場面の説明を端折り過ぎ。主人公が、どこのラノベだよってくらい圧倒的な強さで圧倒的な情報収集力も持っているが、CIAが持て余す組織を一人であっさり片付けちゃうのなら「とっくにやっておけ」という意味でファンタジー感が拭えない。そこが見どころの映画ではないということなんだろうけれど。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-01-15 13:10:23)(良:1票) |
75. リメンバー・ミー(2017)
《ネタバレ》 そこそこ面白く、よくできたストーリーだが、練り過ぎて予定調和すぎる感じはある。【ネタバレ注意】結局、“主人公側”の登場人物がいい人たちで、そうでない人たちはそうでなかったという、割とステレオタイプな展開。ディズニーアニメとしては、これでいいんだろうけど、嫌な奴がただ嫌な奴というだけなのでストーリーとしては薄っぺらさを感じる。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-01-15 13:09:11) |
76. シュガー・ラッシュ:オンライン
《ネタバレ》 佳作。前作(シュガーラッシュ)並には面白い。【ネタバレ注意】ストーリーはよくできているけど、“ハンドル”の値段が吊り上がり過ぎてるのは、ちょっとバカバカしさが過ぎる感じだった。展開は、いかにもディズニーらしく別に悪くはないんだが、驚きがない。 [映画館(字幕)] 6点(2019-01-15 13:08:39) |
77. 来る
《ネタバレ》 ちょっと微妙。面白くないわけではない。意外な展開をみせるとはいえるが、(ホラーは嫌い、という人は別にしても)好き嫌いは別れると思う。【ネタバレ注意】意外にサクサク話が進むと思っていたら「もう、クライマックス?そんなに短い映画?」と思ったところで、語り部が変わっていく。ブログの中だけで「えーかっこしい」であるのは予想できた話でもあるが、こういう話が進むにつれ語り部が変わっていくというのは意外だった。それぞれの中で、いろいろと決着するのはいいが、最後のパートはちょっとやりすぎという印象。怖いはずのシーンなのに笑ってしまった。“オカルト”なのでリアリティを言ってもしかたないとはいえ、ああいう組織があるなら、ガス漏れとか隠すほどでない程度に一般に知られているべき話ではないだろうか。 [映画館(邦画)] 6点(2019-01-15 13:08:02) |
78. デッドプール
面白いことは面白いんだけど、ちょっとメタが過ぎる感じ。別に見なくてもよかった。 [インターネット(字幕)] 6点(2019-01-15 13:06:24) |
79. サクラダリセット 前篇
《ネタバレ》 佳作。テレビアニメを視聴済ではあるものの、長かったこともあり(2クール=半年)細かい部分は忘れていた。つまらなくはないのだが、“仕掛け”に凝り過ぎて人間ドラマが希薄になっている印象。【ネタバレ注意】あらかじめ全体像を構成して“能力”が設定されているのだと思うが、その制限や応用法が最終的な仕掛けを構成するために設けられたものだろうということが推察されてしまう。それが魅力なのかもしれないが、他の能力モノにくらべて能力の組み合わせが複雑すぎるのだ。そこに気を取られていると、登場人物たちへの感情移入する余裕がなくなってしまう。自分のペースで読み進められる文章はよくても、映像化に向いていないのかもしれない。 [インターネット(邦画)] 6点(2018-10-23 21:10:38) |
80. モールス
《ネタバレ》 佳作。ホラーとしてそこそこの作品だと思うけれど、どこかで見た感じというか、クロエ・グレース・モレッツを見たいという以外に本作を見たくなるという理由があまりないように思う。【ネタバレ注意】不死、太陽が苦手など吸血鬼にありがちな設定を持ち込んだホラーだったが、リメイクだったのか。冒頭シーンの説明が(クライマックスではなく)中盤にあったのはよいと思う。そこを最後に引き延ばされていたら見るのをやめたところ。あと、イジメっ子が実は兄からイジメられていたという流れもよかった。最後はまあ、そうなるかという感じ。直接的な描写はありそうで、あまりなかった。あと邦題はかなり微妙。 [インターネット(字幕)] 6点(2018-10-22 07:31:52)(良:1票) |