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えすえふさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 549
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/sf0O7
自己紹介 筋肉アクションやSFなどに目が無いです。

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81.  ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE 《ネタバレ》 
映画館でチラシを見た時一体どういう事なのかわかりませんでしたが、今回Amazonプライムで観る事が出来ました。 いつもの2人にマドンナに三船美佳さんを御呼びしての初の台湾での海外ロケという…映画…映画かコレ? やっている事は舞台が台湾である事以外は全てがいつも通り。  まぁ本作は料理を推す訳でも、観光地を推す訳でもなく、ただ単に路線バスで台湾横断というだけのもんだから映画館で映えていたかは怪しい所。料金払って観るのはちょっと考えちゃいますね。 しかしながらこの「いつも通り」は居間で食事しながらだらだら観るには非常に良いモノで、いつもと違う台湾の雰囲気もとても良かったです。  3日目では台風直撃で足止めを食らい、4日目ゴールまで行けるかはかなりハラハラしました。途中で蛭子さんのコケ方がかなりリアルで痛そうでしたね…。 なんとかギリギリゴール出来たのもホッと胸を撫で下ろしちゃいました。マジで間に合わないかと思っちゃいましたもん。 ただゴールの灯台があまりに地味すぎてこれでゴールというのも達成感が湧かなさに笑っちゃいました。  でも道中での人々との交流がなんだかんだほっこりしましたし、街の景色や料理はどれも美味しそうでした。台湾に行きたいなぁ。 まぁ映画として観るとかなりツラい本作ですが、番組としては非常に満足でした。
[インターネット(邦画)] 5点(2020-03-28 20:36:32)(良:1票)
82.  ショート・サーキット 《ネタバレ》 
自我を得たロボットジョニー5!己の運命は己で切り開くのだ! 本作の見所は何と言っても主役のジョニー5。 完全なモノホン感はたまりませんね。コロコロ変わる表情に伸びるレーダーなど様々なギミック特撮の輝く絵がいちいち面白い。 基本は追いかけっこなのですが、ジョニー5も成長していくごとにユーモアを覚えて面白くなって行く所も最高。 特にサタデーナイトフィーバーに合わせてステファニーと踊るシーンは素晴らしい。感動する所でもないのですが泣けるシーンです。(って同監督作品のセルフパロディでもあるんですね) 途中の同型ロボとのバトルも面白く、いちいちジョークを言いながら戦うジョニー5がとにかく可愛い。 周りの人間達もユルい人が多く、ジョニー5に車を奪われた2人が路肩で遊んでるシーンが最高です。 最後は制作者との和解、そして脱出、悪い奴はクビとスッキリするラストで大満足!最後の最後まで大人でも楽しい一本でした! やっぱり特撮はいいもんですね!
[インターネット(字幕)] 7点(2020-03-27 16:59:39)
83.  この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説 《ネタバレ》 
さぁこのすばも劇場版だ。どうなる。どんな冒険があるんだ!?と思いきや、なんとただのめぐみんの里帰り回。 まぁ本作も深夜アニメ帯の類いによくある劇場版という名目のOVAです。特になにも凄い事もなにも起きない。作画も特に凄い訳じゃない。(制作会社変わったのにあんまり違和感が無いのは嬉しかった) まぁ本作に対して僕は相変わらずのノリで相変わらずアホな事をやる以上の事をなにも求めていないのでこれで満足です。
[DVD(邦画)] 6点(2020-03-26 15:18:39)
84.  ハッピーボイス・キラー 《ネタバレ》 
なんて可愛らしい絵作りの映画なんだろう!この主人公はちょっとアレなところもあるけれど幸せになってほしいなぁ。ほら、イケイケな彼女を乗せてイイ感じのムードで行こうぜ…え?…あ?…ちょっとお前…お前!一体何人殺したんだ!!! そんな本作は素敵なコメディの仮面を被ったサイコホラー。ポップな絵柄が彼の見ている視点とわかった時の彼の住んでいる部屋がとにかく恐ろしい。マジで怖かった。 しかしテンポの軽快さと愉快に喋る猫や犬、生首といい面白いところはたっぷり。でも笑えない、笑えないぞ。怖い。逆に怖い。 そして救いのないラスト。だけど最後はあの世でみんな歌って踊ってキリストフォークリフトによって天に召される。 「殺しちゃってごめんね〜」ってマジかよ! どこまでも闇が深く精神負荷の高い映画でした。
[DVD(吹替)] 6点(2020-03-18 21:37:46)
85.  ジェミニマン 《ネタバレ》 
人気アクション俳優になればクローンや双子映画は避けては通れない。シュワもヴァンダムもジャッキーも通ってきた道。今回はウィル・スミスなだけだ。ただ今回は年齢差がある。ヘンリーは51だがクローンのジュニアは23なのだ。  そんな彼らの物語は想像していたよりもシリアス。クローンと出会い、お互いに動揺する。老いたウィルのヘンリーが若きウィルのジュニアに何をするべきなのか迷っていく。そして孤児として育ち戦闘マシンとして鍛えられてきたジュニアの悲哀にスポットが当てられている。  しかし本作の体はアクション映画。ド派手なモノを期待するとその通りだけど、若干タンパク。 味気ない訳ではないけれど思ったより気持ちよくならないのは敵が明確な悪では無いという所だからか。中盤のバイクチェイスと終盤の強敵との対決はカッコ良かったけどね。 にしてもアジア人枠のバロンの引き際の中途半端加減はなんなのか。  だけど僕が本作を観に行きたかったのには理由があった。それは吹き替え声優。 老いたウィルは江原正士が、若きウィルは山寺宏一が担当という、ウィルを吹き替えを担当してきた二人が起用されるという事で、江原正士が好きな僕としては行くっきゃない代物だったのだ。もちろん本編でも渋い江原正士の演技とあどけなさが残る山寺宏一の演技が良くできていた。 しかしここでソレをぶち壊しにする事が起きた。ヒロインのダニーの吹き替えだ。なんと菅野美穂。これがとにかく棒演技!しかも本編では二人の超ベテラン声優二人の脇にベッタリとくっついているので天国と地獄を同時に味わっているような心地だった。主役はこだわっているのに何故!  そんな中結末は思ったよりもヘビィなもので、めでたしと言いたくても悲しみの残るものであり、スカッと楽しめる一本とはちょっと行かず中途半端な気持ちになってしまう一本でした。
[映画館(吹替)] 5点(2020-03-11 17:51:04)
86.  007/ワールド・イズ・ノット・イナフ 《ネタバレ》 
よくも純粋なボンドの心を弄んだな!? …という冗談はさておいて、悲劇のヒロインかと思いきや絶世のセクシー悪女エレクトラが今回のボンドガールだ。女の恨みは怖いぞ。  敵役の痛覚を失ったテロ男レナードもボンドも彼女を中心に廻り弄ばれ、世界の危機へと招いて行く様はなかなか他の007映画とは違ったドラマ重視の大人な雰囲気だ。 こんなタイプの違う二人の悪人に立ち向かうボンドは最初から手負いで最初から失敗となかなかにプライドが傷つけられている。だから汚名返上と言わんばかりにエレクトラ警護に息巻いていたが、彼女に対して脇が甘かったボンドはらしくないといえばらしくない。しかもまんまと誘われ誘拐されるMもMだ。やられまくりのMI6はいつものと事と言えばいつもの事か。  そしてゴールデンアイから続投のヴァレンティンもやられて、「私は殺せないでしょ!?」とエレクトラに煽りに煽られたボンドの怒りと焦りが頂点に達した結果、丸腰の相手に銃を撃つ展開には…「どうなんだろうなぁ。らしくないなぁ。」と思ってしまいました。  ドラマとしては雰囲気は良く出来ているのだけれども話はエレクトラの裏切りやら、過去の事件の話が絡み合ったりしていて、なかなかに一度観ただけで内容を理解するのは非常に難しかった。まぁこの伏線の多さや絡み合った人間関係のおかげで本作は他とは違う深みがあるのは確かなのですが。  さて見所のアクションシーンはやはり序盤のQボートによるチェイスが一番の見所。水をかぶったり潜ったり地上を走ったりと、ぶっ飛んだ黒ボートが疾走する様はカッコいいようでどこかユーモラス。そしてスキーチェイスに潜入シーンからの核処理施設からの脱出、そして爆弾解体にのこぎりヘリとの死闘、そして抜きつ抜かれつの潜水艦バトル(やられ方が今思えばコマンドーと一緒だ)となかなかの粒ぞろい。まぁ最後の死闘はあまりにもやっている事が地味で間抜けに見えちゃいますが。  ブロスナンボンド4作の中ではビジュアル的には一番地味かもしれないが、一番大人な雰囲気たっぷりの一本だ。OPテーマも味わい深い一曲。そして本作はQ役だったデスモンド・リュウェリンの遺作でもある。彼の去り方は非常にユーモラスでカッコ良かったです。
[映画館(字幕)] 6点(2020-03-11 11:41:40)
87.  ネイビーシールズ(2012)
ネイビーシールズ出撃!これがプロフェッショナルの戦い方だ! そんなプロの特殊部隊を演じるのはなんと本人。しかしこの類いの映画は役者だろうと本人だろうと装備を固めたらブラックホークダウンよろしくみんな同じに見えちゃうもんですよね。 そんな本作の雰囲気はだいぶ右寄りな気がしなくもないけれど、アクションが楽しい特殊部隊もの。 リアリティもたっぷりで出てくる銃は実弾とか実銃とかのこだわりよう。凄い! どっかのデルタフォースのように無敵の武装バイクをのらない映画で良かったです。 救出作戦から密偵まで、細々といろんな作戦のプロの現場を見せてもらえるのが嬉しいですね。 彼らが裏でこんな苦労をしているから僕みたいなボンクラも平和に映画を見れている訳なんだという感じです。 しかしまぁ俗にいう死亡フラグのような会話を連発するような連中なので、キャラクター的な面白さは皆無ですし ストーリーも勧善懲悪なので面白いかと言われたらちょっとそこは微妙。 まぁこれがリアリティなんだと言われたらしょうがないくらい強いネイビーシールズを堪能出来る良い映画でした。
[インターネット(吹替)] 6点(2020-03-08 00:22:57)(良:1票)
88.  1917 命をかけた伝令 《ネタバレ》 
凄い映画だ。 全編ワンカットというだけでも凄いのに、更に屋外での撮影。そして大規模な戦場のセットなど本当に自分たちもその場にいるような気がする没入感たっぷりの映画に仕上っている。 草原での昼寝からどんどんと塹壕に潜り、そして塹壕から出て行くシーンなどその場その場で起きる出来事はどれも緊張感たっぷりでドキドキだ。しかもノンストップに次々と状況が変わって行くので見ていてダレるどころか映画があっという間に終わってしまうほど見入ってしまった。 それになんといっても撮影監督ロジャー・ディーキンスのこれでもかと言わんばかりの悪夢のような幻想的なシーンの連続がたまらない。特に切られたサクラが舞うシーンや夜の町を照明弾に照らされながら走るシーンはカッコ良すぎますよ。 それと主役の脇を固める役者達も良かったですね。特にレスリー中尉役のアンドリュー・スコットはカッコ良かったです。 ただお話的にはかなりシンプルで、AからBまで行くだけのお話なので作家の意図などは明確には示されない。 なので逆にその後の余韻もなかなか深く、いろいろ映画を見た後も考え込んでしまう作品でした。 007シリーズからサム・メンデス監督を知った人間ですが本作は更に凄い事になっている一本でした。是非IMAXで見ていただきたい。
[映画館(字幕)] 7点(2020-02-25 10:41:44)
89.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 
「大変だ…あぁ…大変だ…。」 そんな独り言を口にしながら見ていました。 こんな人と建物が入り交じった場所での脱出劇はもう全方位敵に囲まれた最悪の状況。 スゲー武器を持っていようとやっぱり物量にはかなわないのは残念な所。とにかく大変です。 もうやってらんねーの連続でこっちも疲れます。そう、戦争映画はやっぱり疲れる。  にしてももうちょっと早くこの映画を見ておけば良かったと後悔しております。 乾いた街の雰囲気、赤外線ビーコン、煙を出して撒き散る薬莢など、本作以降のゲームやら映画やら現代の戦争もので見たものの元ネタと言えるようなシーンがこれでもかと出てきます。特にゲームのコールオブデューティ4は本作を意識しまくってたんですね。  そして終盤はまさかの走って脱出。しかも後ろから撃たれながら決死のダッシュ。そこからのオアシス的水分補給が最高ですね。今まで見て来た映画の水の中でもかなり美味そうな水に入りますね。 あとこの映画、主役級から脇役までかなり豪華なのですが、みんな同じ格好で全く誰が誰だか名前を呼ばれなきゃまずわからず、自分の相貌認識の低さを呪うばかりです。  そして後味はアメリカ軍の作戦的には成功したけど大損害を被った実話だけあってどこまでも苦く、そしてやりきれない気分にさせる映画でした。面白かったけれど苦いなぁ…。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-02-24 02:02:13)
90.  コラテラル 《ネタバレ》 
真面目な殺し屋の一夜 奴はヴィンセント。物腰柔らかで一見、真面目な商社マンに見えなくもない。でもホントは殺し屋。でも彼はとにかく真面目。己の仕事に誇りとプライドを持っているのかは定かでは無いが、それでも真面目に仕事をするんだから手に負えない。 巷では雇い主を殺す同業者がいるようだが彼を見習ってほしい。これぞプロだ。 しかしプロな彼でも乗るタクシーを間違えた。 でも殺し屋とバレても言うことを聞いてくれるいい奴…まぁ銃をこめかみに突きつければ誰だっていい奴さ。  そんなマイケル・マンとトム・クルーズがタッグを組んだコラテラルは美しすぎるロスの夜景をバックに奏でられる殺し屋クライムサスペンス。 正義の味方役が多いトムがこれでもかと的確にターゲットを殺していく。彼が主観の主人公ならジョン・ウィック的なアクション映画にもなったかもしれんが、視点は常にジェイミー・フォックス演じる誰が見ても善良な男マックスなので終始サスペンスだ。気の毒である。 そんな善良な男マックスのタクシーも終盤はあらぬ方向へ急降下。なんともベタな展開であるが対峙する相手が相手なのでハラハラしない訳が無い。  なんとか切り抜けた善良なマックス。彼はこれからどうなってしまうのだろう。この終わり方はどちらかというとホラー映画の後味だ。
[インターネット(吹替)] 7点(2020-02-21 00:13:02)
91.  殺人の追憶 《ネタバレ》 
この世で一番薄気味悪いのは幽霊でもなく死体だけが残り影も無く消えた殺人者である。 背筋が凍るような気味の悪さ、次々と殺されて行く女性たち。 それを追う刑事達の奮闘は間違った方向へと進んで行く、雲を掴むかのような実体の見えない犯人に振り回される刑事達に見ているこちらも参ってきます。 にしても刑事達の拷問まがいの自白強要をここまで赤裸々に描くのは凄いですね。まぁどの国でもやってる事かもしれませんね。 そんな彼らの奮闘も虚しく結局誰が犯人かもわからず、そして時が経っても犯人は生きている結末に行き場の無い戸惑いだけが残りました。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-02-16 20:54:55)
92.  ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 《ネタバレ》 
お屋敷で一人の有名作家が殺された!犯人は誰だ!6000万ドルの遺産は誰のものだ!? おっとその事件この名探偵ブランにお任せあれ!  館での殺人、遺産がらみでいがみ合う遺族などクラシカルなモチーフながらオリジナル脚本の本作。 演じる役者は6代目007ダニエル・クレイグにキャプテンアメリカ、それにヘレディタリー継承のイカれた母ちゃんトニ・コレットもいるよ!この人は真顔でも怖い!(ひでぇ)  そして本作はある一人の人物を中心に欲深き人物達のユルいユーモアと高らかに良く喋るダニエル・クレイグのおかげで雰囲気はスリリングではありつつもどこかヌケているのがたまりませんね。それにあれだ、本作は探偵のしゃべりと良い、構成といい古畑任三郎のような具合で楽しめるのですよ。  ただ登場人物が多いので頭をフル回転させながら序盤は見るハメになるのでちょっとシンドイので中盤は少しダレてしまいましたが、後半からは人物も道具も全て揃い急転直下の勢いでラストに向かって行くので目が離せません! そして最後はなんとも探偵ものらしい展開ですがスッキリ充足感タップリで見終える事が出来ました!欲深いと良い事無いね!  そんなわけでこのユルいダニエル・クレイグのブラン探偵は非常にハマり役なので是非是非シリーズ化して頂きたいです!楽しかった!
[映画館(字幕)] 7点(2020-02-14 20:56:55)(良:1票)
93.  ルパン三世 DEAD OR ALIVE 《ネタバレ》 
モンキーパンチが監督を務めたという作品だというので視聴。 かなりキャラデザが今までに比べると濃くて、好き嫌いは分かれるかもしれないけど、これはこれでアリですね。  そんな訳でお話はある国の革命物語。 殺されたはずの王子パニッシュとその恋人の工作員オーリエンダーを中心に扉の向こうのお宝のためにルパンが奔走する。 まぁ大筋はルパンが殺し屋に狙われたりなど毎度の事なのだけど、革命の扇動する王子の正体には驚きました。えっ?マジで今までのパニッシュは全部ルパンと次元だったの?と、もう一度見たくなるもの。  大筋のドラマもそこそこだが本作のアクションは結構凄い。銭形警部も現地の警官を一捻りで倒すシーンは今までのイメージとはかなり違い、めちゃカッコ良い。 それにルパンをはじめとした持つ銃器の描写はやたら細かく、見ごたえたっぷり。 終盤のサイバーパンクよろしくなナノマシンの猛攻もかなり凶悪に描かれているのもたまらない。 そしてなんといっても今回の親玉である首狩り将軍の悪さと強さも光っていて終盤のバトル、動きまくりますし、ルパンの銃弾によるトドメの刺し方も今までどの映画でも見たことのないもので最高でしたね。 更に最後の足掻きの如く出てくる将軍を四人で倒すシーンもこれでもかとカッコいいです。  それと所々コブラやら釣りキチやらが登場していて何事かと思ったら、クレジットにモンキーパンチ応援団ということで大御所漫画家たちが軒を連ねていて笑っちゃいました   ちょっと矛盾点や不思議なところも多いですが、マモーほどシュールにならず、カリ城のような優しさは無い、大人で骨太でカッコいいルパン映画に仕上がっていて大満足の一本でした。
[DVD(邦画)] 6点(2020-01-31 00:28:38)
94.  パラサイト 半地下の家族 《ネタバレ》 
貧しさは自分に能力があろうと今の時代は降り掛かる。 様々な要因に縛られ出来る仕事はピザ屋の箱の組み立て作業…。 そんな中、舞い込んだ家庭教師代理のお仕事から始まる惨劇への幕開けはなかなかテクニカル 次々と元居た家政婦や運転手を蹴落とし(最終的には物理的に)家族が入り込んで行く光景はなかなかに痛快です。 というか入り込んだ家族も特に兄と妹は優秀なんですよね。この世の中で家族で一致団結した結束力の力は本当に凄いです。  ただ個人的に人を騙し続ける映画というのはなかなか落ち着かなく、息苦しいので苦手なのですが、 まるで僕を狙ったかのように息苦しさ…というか自分の首元を絞める力は強くなって行きます まさかのパラサイトの二重の意味に気づかされたあたりから締める力は更に強くなり、 大きいようでスケールという言葉の上ではかなり小さい豪邸の中で起こる脱出劇は息を吞むにしても長過ぎてとてもハラハラしました。 そのせいか家からの脱出のときの安堵感はその先にある絶望的な家の状況なのに何故かホッとしてしまい、僕でも汚水が吹き出す便器を抑えながらなんとなく煙草を吹かしてしまうでしょうね。 途中子供がモールス信号に気づくシーンはありましたが、あれはなんだったんでしょうね。  そして一つの事件が原因でほころびが生まれ、最終的な大惨劇へ急降下して行く流れは凄まじい。 ただバレるんじゃない、それ以上の事が起きる事でこちらもイヤな気分から一気に解放されて良かったです。絵面は地獄ですが。 にしても父が社長の旦那を殺すシーンは完全なる感情から起きてしまった事なのであんまり同情できないんですよね。  結末も絶対にそれは無理だろうという中終わるなんとも苦くも仕方が無いラスト。無理とどこかでわかっていても自分ではそう思いたいラストが素晴らしいですね。  賞を取りまくっている韓国映画と聞いて気になり、初めてのポン・ジュノ監督映画でしたが、最悪の緊張感と現在のどうしようもなさが丁寧に混ざり合い極上のエンタメに仕上った一本でした。他の作品もちゃんと見て行きたいですね。 リスペエェェェェクトッ!!!!!!!
[映画館(字幕)] 7点(2020-01-28 15:42:12)
95.  ザ・リング 《ネタバレ》 
名作Jホラー映画リング。 貞子という強烈なキャラクターとミステリー感覚に進んで行くストーリー、そして不気味なホラー要素と、とにかく面白いホラー映画だ。そんなに面白ければハリウッドにも行ってしまう。 別にリングが面白かったからってハリウッド版を見る理由は普通は無いはずだが、僕はリングの中で呪いのビデオのシーンがとにかく好きなのだ。あのアングラ感しかないヤバそうな映像がたまらない。そんな映像がハリウッド版にもあるなら是非拝みたい。ナオミ・ワッツがどうなろうと知った事ではない!  そんなこんなで本作の呪いのビデオシーンは日本版の倍くらいの長さがある新聞記事はないけれど情報量は多めでちょっとビックリ。でも映像のカッコ良さはやっぱり日本人だからか日本版の方がヤバさがあってよかったなぁ。でも面白いので満足です。  …本編の話もしますか。 さて本編はというと序盤は完全に日本版映画と同じ道をなぞるのですが、貞子…ではなくサマラの出生あたりの話は大きく違うので見応えがありました。親父が電気自殺したり、馬が暴れだしたりとなかなか見応えもあります。日本版ではちょっと余計だったサイコメトリー要素もありません。ただ真田広之ポジションの男の優男感がなんとも薄っぺらくて、真田広之と比べてしまうと残念な感じでした。  まぁ全体的な流れは同じですがリングらしいミステリー要素もホラー要素もありかなりよく出来たハリウッドリメイク作品でした。 こんな事ならもっといろんな国でリングのリメイクを作っていただきたかったです。
[DVD(吹替)] 6点(2020-01-25 03:43:52)
96.  ジョジョ・ラビット 《ネタバレ》 
タイカ・ワイティティ。マイティーソーバトルロイヤルで彗星の如く現れた謎の監督は持ち前のシュールなギャグセンスでマイティーソーの中ではダントツの面白作品を作り上げた気鋭の監督だ。 彼が次に作ってきた作品はなんと第二次大戦中の10歳のドイツ少年が主人公の物語。 予告の段階からヒトラーが脳内友達…もとい、イマジナリーフレンドとして描かれ(しかも演じるのは監督本人!)、母親がスカーレット・ヨハンソン、そして散りばめられたギャグの数々に今までとはかなり趣向の変わった戦争映画になっていて見た瞬間観に行くっきゃないと決めた。  そんな本作は三木聡並みに小ネタを散りばめながらも、10歳のジョジョから観た目を背けられない陰惨な戦争が大きく影を覆うヘビーな作品だ。 そして屋根裏に住むユダヤ人の少女との出会いがジョジョを大人にさせる。 ギャグは面白いけれど、現実との落差がある分とてもヘビーだ。  あらすじではどんな結末が待っているだろうと思ったが、まさかこんな微笑ましい結末で終われたのだから、この映画は良い映画だ。 とにかく今は踊ろう。踊るんだ。
[映画館(字幕)] 7点(2020-01-25 00:26:40)
97.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 《ネタバレ》 
タランティーノ映画って娯楽作というには難解ではないけれどリテラシーが必要で、好きではあるけれどその尺の長さなどで若干気がひける部分がある。まぁデスプルーフの前半部分がトラウマなのだ。  そんな訳で今回はアメリカン時代劇といっても69年。落ち目な俳優のディカプリオと付人で貧乏スタントマンのブラピが主人公だ。 そんな彼らの営みの一部を切り取った本作はタランティーノらしい洒落た選曲と、個性的な編集で賑やかに見せてくれる。  役者としては問題ないが感情的で子供の前でも泣いてしまう情緒不安定なディカプリオは今回でまた役者として好きになるし、飄々として喧嘩も強いブラピの一挙手一投足がどこまでもカッコ良くて男なら憧れてしまう。そんなコンビは映画小ネタも交えており観ていてとにかく楽しい。 途中に入る大脱走の主役になるディカプリオには笑ってしまいました。似合わないっ! ブラピとブルース・リーの戦いも最高です。  そしてブラピがヒッピーのコミューンに行くシーンもディカプリオが西部劇の撮影をやっている裏で、モノホンの西部の町(みたいな状況)にいる対比も良かったですね。  それともう一人の主人公はマーゴット・ロビー演じるシャロン・テート。 彼女は実在したカルトの集団により殺害されてしまう悲劇の人物だ。 終盤は彼女の殺人事件にスポットが当たるが、そこはタランティーノの世界。またしてもやられました。 まさかのディカプリオの家もついでに襲撃することになるという選択の末、たまたまいた最強のブラピの圧倒的暴力により返り討ちに合うシーンは痛快の一言。おまけに火炎放射器まで出てきたときには吹き出してしまいました。  そんなこんなでシャロンは無事でめでたしめでたしというまさかのオチで幕が閉じる本作。 タランティーノのほとばしる映画愛と自分の理想をぶち込んだ素晴らしい世界を見せてもらいました。やっぱり凄いぜ!
[映画館(邦画)] 7点(2020-01-25 00:23:43)(良:1票)
98.  ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 《ネタバレ》 
奴はジャック・リーチャー!よくわからないおじさん!そしてすぐ尾行される奴!そんな彼にも恋の予感…。 あるのはまたしても正義の頭突っ込みっぷりでまた新たなる陰謀へ。更にジャックにはJKの娘がいる疑惑まで浮上!どうなるリーチャー!一歩間違えばクソ親父だぞ!  そんなこんなで無罪の罪を晴らす逃亡劇は盗み、暴行のオンパレード。車も金もその他諸々正義の為に盗みまくり。更に反抗期真っ盛りのJKまで匿う展開で前回アウトローに比べると、ミステリーな風味は抜けて、アクション寄りに更に捜査しながら逃げて喧嘩してと、忙しくてややこしくストレスが溜まります。 そんで、見た目は両手に花ですが、風来坊リーチャーにJKと通じ合うコミュ力があるはずもないのでギクシャクした雰囲気がなんとも嫌な感じ。 でも全部黒のセダンのシーンは笑っちゃいました。  そんでもって追ってくる刺客はアウトローの刺客に見た目そっくりでなんとも新鮮味に欠けます。相変わらずエキセントリックに雇い主も殺すタイプの殺し屋なのも前作と一緒。 アクションもあるにはあるけれど前作ほどの派手さがないのも残念。ラストバトルもあまり緊張感は欠けます。 でも飛行機内でのコマンドーさながらの瞬殺(殺してはいない)っぷりにはちょっと心踊りました。  結末もコテコテで全然感情移入も出来ないのでなんともかんとも。  そんなこんなでトムの風来坊第二弾は作りは丁寧だけれど味付けがちょっと微妙な料理でした。一作目は面白かったんだけどなぁ。
[インターネット(吹替)] 5点(2020-01-20 23:12:41)
99.  アウトロー(2012) 《ネタバレ》 
奴はジャック・リーチャー!よくわからないおじさん! 今…昔の腐れ縁を助ける事になるために…え?こんな映画だったの!?  中身はなんともコテコテなサスペンスミステリー。ジャック・リーチャーは経歴が凄い風来坊だが、心に秘める正義とシャーロックも驚きの洞察力と推理力、記憶力、時には腕力で本当の真実を解いていく。まぁサスペンスでミステリーだからそこは良いけれど、それじゃトムを使う意味がない。彼にゃ修羅場がお似合いだ。  そんな訳で用意されたアクションはイーサンのようなスマートさが微塵もない荒々しいカーチェイスにほぼ無防備での敵陣突撃。たまに不意打ちもされるし今までの映画ヒーローたちに比べるとスペックはちょっとリアルより。 でも銃を持たせると話は違う。百発百中の水を得た魚、そんなおじさんジャック・リーチャー。 でも宿敵とは拳と拳で戦うのだ。なんで!?  そんなトムはまぁいいとして、サスペンスなドラマもなかなかヒリヒリしており、グイグイと引き込まれますし、敵の容赦の無さも加わって見応えたっぷり。しかしまぁ最後に出てきた黒幕をアッサリ殺しちゃうリーチャーには驚きました。これがリーチャーのジャスティスSTYLEなのか!  そんなわけで当初はなんとも掴み所のない男ジャック・リーチャーでしたが、その無敵じゃないギリギリな感じに親近感が湧き、ちょっと応援したくなるそんな奴でした。
[インターネット(吹替)] 6点(2020-01-20 22:58:29)(良:1票)
100.  フォードvsフェラーリ 《ネタバレ》 
速さとは強さ。 男という生物の大半はけたたましいエンジン音とタイヤの燃える臭い、そして猛烈速さの虜だ。 フォードの逆境に駆り出された2人の男に課せられた任務はル・マン24時間耐久レースにフェラーリを出し抜き勝利する事。 車作りのプロフェッショナルと運転のプロフェッショナルのタッグでフェラーリにアッと言ってもらおうじゃないか。  男の友情物語はどこまでも荒削りで泥臭くそして熱い。 特に熱いのはやっぱり中盤のデイトナでのケンの猛進。もう音楽も相まって最高のシーンです。 そしてル・マンでは心臓が止まるかのようなクラッシュに手に汗握る攻防とドキドキが止まりません。 レーザーIMAXの力も加わりもう映画というより半分アトラクションのような気分で見る事ができました。  しかし後半はやっぱり現実的な話になり、レーサーという商売柄の不幸といい、副社長の邪魔っぷりといいテンションが落ちる終わりかをしてしまったのがちょっと残念です。まぁ実話だからしょうがない。 にしてもシェルビー演じるマット・デイモンの男っぷりといい、クリスチャン・ベールの狂犬っぷりといい最高でしたね。2人とも良い役者です。ホント。  そんなわけで本作はかなり気合の入ったモータースポーツものとして文句無しの名作です。いやーこれは劇場で見なきゃ損だぞ!
[映画館(字幕)] 7点(2020-01-14 23:54:31)
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