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小原一馬さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 181
性別 男性
ホームページ http://ha2.seikyou.ne.jp/home/Kazuma.Kohara/jversion.htm
年齢 54歳
自己紹介 最近は録画した映画を見るだけで目いっぱいになってしまいましたが、学生時代に購入したテレビがとうとう壊れ、やっと買い換えた液晶テレビとHDレコーダーのおかげでそこそこ映画生活も充実しています。ここでみんなの映画評を確認するのも習慣になりました。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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101.  25時(2002)
大好きです。とても雰囲気のある映画。陰影のある映像がきれいで、見ているだけでも退屈しない。 主人公とその二人の親友の混沌とした発言、行動が妙にリアルでとても作り物に見えません。音楽はちょっとおおげさかなって思うけれど、登場人物たちの心情などを表現するという意味ではよいかもしれない。スパイク・リーの映画ははじめてなんですが、ぜひ他の作品も見てみたいと思いました。
[DVD(字幕)] 9点(2005-07-04 23:56:09)
102.  Ray/レイ
ストーリー的に面白い、というようなことはあんまりないです。変な回想シーンとかも、ごくふつうに順番どおり見せてもよかったんじゃないかと思うし。ただ話に特に盛り上がりもないのは、そういう人生だったんだろうなと思えば、逆にリアルとも言える。音楽映画としてはとてもよくできていた。見ている間、レイはレイとして、全く疑わずに見れちゃったのはすごい。僕もピアノを弾くんで、その手の映画ではどうしてもピアノのシーンで違和感を感じちゃうのに、これはそれが全くなかった。そういうのにうるさい人も、この映画はぜったい大丈夫。音楽のところだけとれば10あげてもいいくらいだ。
[映画館(字幕)] 6点(2005-05-31 01:01:44)
103.  恋の門
アンノ夫妻が出ているというので見てみたんだけど、まったくついていけなかった。こういう前衛小劇団系のネタというのは、映画というメディアに向いていないんじゃないかと思ってしまうんだが、でもこれを面白いという人もちゃんといるんだから、いちがいに否定すべきでもないんだろう。その手のものを映画に求めている人は、大はずれの覚悟もして見てみてください。
[DVD(字幕)] 1点(2005-05-30 21:59:34)
104.  イルマーレ(2000)
冒頭の15分近く、どんな話になるのかさっぱりわからないのに、空気の肌触りまで感じさせる映像に魅せられて少しも退屈しない。  映画を見終わって最初のシーンを見返すと「ああ、そういうことだったのね」とやっとわかる。  そんな映画だ。きっとそこまでやっても観客がついてくるという自信があるのだろう。二度見る客もいるはずだときっと考えている。その自信は十分内容のあるものだった。  筋書きだけでなくいろいろな面で、岩井俊二の「ラブレター」の影響は多分受けていると思う。ただし、日本でも岩井の亜流みたいな映像をたくさん見るようになったけれど、このイ・ヒョンスはその影響をきちんと消化して自分のものにしているように感じる。ただ音楽は「こういうのって、おしゃれでしょう?」みたいなとってつけた感じがする。それでも我慢できるくらい映像が美しいし、そういう音楽もだんだん気にならなくなる。  ラストについては賛否がわかれているようだが、僕はあのようにしたからこそ、特に印象の残る映画になったと思う。主人公達のその後について、想像を膨らまさせてくれる。
[DVD(字幕)] 8点(2005-05-15 02:22:04)
105.  さとうきび畑の唄〈TVM〉
全て悪いのは日本軍で、民間人とかアメリカの人は、僕らと同じ互いに理解できる存在、というような大前提で、歴史をでっちあげた作品(作品という言葉も使いたくないくらい)。 せっかくお金をかけて撮ってるんだから、もう少し、当時を知っている人に話を聞いて、そこで何があったのか、ある程度再現をする努力があってもよかったのではないか。想像だけで話を作りたいのなら、指輪物語みたいなファンタジーを作って欲しい。偏見をまきちらす、害毒しか与えないようなモノだった。 
[ビデオ(字幕)] 0点(2005-05-14 23:14:03)
106.  Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)
 テレビでオリジナルをやっていた後に見たので、どこをどう料理したのかというのが鮮明に見られた。オリジナル版の笑いの基底が、「日本人が、欧米人みたいにダンスをする」ということの距離感にあるので、そうした構造を取り払った後で、表面的に類似するエピソードをどのように位置づけているかが、リメイク版の最大の見所になるはずだった。しかしピーター・チェルソムは、その点で大きな冒険をしていない。同じエピソードががらっと意味を変えるというようなシーンはひとつも見られなかった。その代わり、日本とアメリカの文化の共通点を引っ張り出して、その共通点を基底にして、同じような意味を引き出せる部分を利用する、という作り方をしている。  オリジナルで渡辺えり子が演じたキャラのハリウッド版は、彼女の笑いを研究しつくしており、そっくりさんを見るのと同じような面白さがある。竹中直人の笑いの換骨奪胎ぶりもなかなかに楽しい。竹中の演じた会社の内と外のギャップを、「ユダヤ的orドイツ的生真面目さ VS. ラテン的情熱」の対照に上手に置き換えているのは見事。  ただし同じエピソードに同じような意味づけができそうなものをわざわざ変えている部分には納得のいかない部分もいくつかあった。その一番の点はジェニファー・ロペスの役づくり。第一に、彼女がはじめひたすら主人公に冷たくふるまうということは、後の展開のために絶対必要な線だったはず。また場末のダンススタジオで仕事をしている自分に対する納得のいかなさも、リチャード・ギア演じる主人公のダンスへの情熱から力をもらう、という後の展開のためにやはりなくてはならなかった。もしかしたら監督は、ジェニファーに、「表面的な普通さの下の葛藤」を表現させるという二重の演技を期待していたのかもしれないが、僕にはそれは見てとることができなかった。  またハリウッド版<渡辺えり子>についても、シングルマザーでダンス道楽のために全人生をかけているという人物像は、アメリカでもそれなりに説得力があるだろうに、彼女のサブストーリーは、メインとなるストーリーの陰で無視されている感があった。  そういう意味では、周防監督の<脇役の一人一人までの物語を同時に語りつつ、全体を構成していく>というポリフォニックなストーリー展開の妙をあらためて感じさせられた。  
[映画館(字幕)] 5点(2005-05-09 14:25:33)(良:2票)
107.  ハウルの動く城
 もうすでにこの作品にがっかりしたという多くの人が同じようなことを書いているのでそれについて重複するような内容をさらに語る気はないが、とにかく二時間の長さにあまりに多くのことをつめこみすぎだと思う。時間にしておそらく半ばあたり、王様の城にたどりついたあたりで、さてこれをどう収まりつけるのか心配して見ていたが、やはり心配どおりそれらの謎は放りっ放しで、軽々しい「愛してる」とか「守りたいものができた」とかそんな言葉で無理やりまとめられてしまったように感じた。 とにかくひとつひとつの行動の動機の説明が弱すぎるし、対立が設定されてもそれが安易に解消されてしまう。たとえばソフィーにかけられた呪いにしたって、アシタカへの呪いなどと同じように相当深刻な問題なはずなのに何となく解決されてしまうようなものでしかない。そんなあいまいな動機による行動に共感しろと言われてもそれはとても無理ではないか。  一方、僕以外の「がっかりした」という感想を見ていると「映像は美しかったが・・・」ということが決まり文句になっているが、それについてさえも、たとえば「もののけ姫」などと比べ、より優れていたとは感じられなかった。花畑のシーンなどにしても、いわゆる「かきわり」をカメラがパンしているにすぎない感じで、「もののけ姫」のシシ神さまの森での、草花の一つ一つが本当に生きている森に「足を踏み入れた」感じは受けなかった。あるいは魔法がはたらくときに、光が集まってフォークダンスのようにぐるぐるまわるあの表現をひとつとっても、悪い意味でマチスの切り絵を思い起こさせるものだった。  よかった点といったら、題名にもなっている「動く城」の表現くらいで、スピルバーグにおける「恐竜を動かしたい」とか「自転車を飛ばしたい」とかの隠れテーマなんかと同じように、これを撮りたいがために、無意味なストーリーをでっちあげたように感じられた。  宮崎駿というブランドを抜きにしたら5点くらいはあげられる映画ではあるが、彼のファンに「警告したい」という意味で2点をつける。
2点(2005-01-23 15:30:00)(良:1票)
108.  イン・アメリカ 三つの小さな願いごと 《ネタバレ》 
みなさんが言われるように子役はすばらしかったし、両親の役も友人のマテオ役もやっぱり彼らの演技、僕は良かったと思います。DVDで監督の解説を聞くに、かなり即興的に自由に役者に演技してもらったみたいですが、とても自然な雰囲気にできていたと思います。 「死んだ子どもに捕われてダメになっていく夫婦/でもそれを乗り越えていく夫婦」という話は他にもいくつも見た気がしますが、エピソードのからめかたは自然で、僕には説得力をもって感じられました。アメリカのニューヨークに移民としてやってきて、はじめて入る不気味なアパートの雰囲気はおどろおどろしくて、薬物中毒者みたいな人がいっぱい住んでいて、失業中のお父さんの貧しさとあいまって暗い怖い感じを作り出しているんだけれど、映画がはじまってすぐに感じられる「この映画はハッピーエンドのはず!」という確信をちょっとゆさぶりながら、うまく物語りを進めていっています。特にハロウィンに、こどもたちが(無謀にも!)階下の住人たちの部屋を訪問するエピソードは、そうした緊張を高めながらそれを昇華させる見事なシーンにできあがっていました。 全体的に、「子どもの死」「失業と貧困」「エイズ」「新しいこどもの誕生」などいかにもよくあるようなモチーフを組み合わせつつも、そこに新たな発見をさせてくれる映画だったと思います。下手すると「ありがち」でかつ「難解」になりそうなところを、新鮮でかつ幸せな物語を作りだした監督、スタッフ、俳優たちの力量のあらわれだと思います。 
8点(2004-11-15 15:36:57)
109.  ベニスで恋して
2分に1回はちょろっとつっこみどころが用意されて、くすっと笑える、 そういうのが続きながら、ヒロインとそのまわりの人物がどんどん好きになっていく、 そして共感をひきこみながら、最後にはみんながハッピーなエンディング、と 地味に楽しい映画ですね。 映画館で他の観客の笑いに一体化しながら楽しむ、という、そういう意味でちょっと昔風な映画ですが、次はどうなるのだろう、という展開はとても個性的で新しもの好きにもきっとうけると思います。 イタリア映画って、舞台くさい濃ゆい演出のものが多くて、僕はどちらかというと苦手にしていたんですが、これはよかったです。
9点(2004-11-12 15:31:37)
110.  マグダレンの祈り
アイルランド旅行の後で、その余韻に浸ろうと思って借りてきたDVDでしたが、旅では見られなかった別の側面を見させられた思いです。ヨーロッパの辺境に位置するあの国は、一方ではイギリス・プロテスタントの圧制に苦しみつつ、おそらくその反動で、強烈な愛国心とカトリックの影響力のもとにあったんだなと感じさせられました。大好きなアイルランド音楽もこうした性の抑圧も、その副産物なのかなあと思うと複雑な気分です。 すっかり「テス」の世界が、20世紀にそのまま残っていたというのはかなりショックでした。  映画としては、ぎりぎりの世界の中に、微妙なユーモアと生きていく強さ、弱さを感じさせる、すばらしい演出と演技でした。バーナデッド役のノーラ=ジェーン・ヌーンが大変魅力的です。 
9点(2004-10-30 02:00:44)
111.  千年女優
東京ゴッドファザーズがよかったんで、こちらも思い出して投稿しました。 褒めてるみなさんが書いているとおり、スピーディーで奇想天外な展開の楽しい映画でした。 
9点(2004-07-27 19:56:50)
112.  スパイダーマン2
映像的に前作で不満を感じた点はかなり改善されていた。トビーの表情の作り方には少々ワンパターンかなあという感じも受ける。ストーリー的には前作のひきをよく回収していると感じた。全体的にはよくできているのでは。悪役も今回は子供だましっぽい感じはせず、「エイリアン」程度にはリアルだった。全体的にはとても楽しめた。
9点(2004-07-04 18:01:35)
113.  マッチスティック・メン 《ネタバレ》 
上手な映画やったとは思うけど、脚本で一箇所だけ納得いかないのは、奥さんに主人公が連絡とったらすべてが水の泡になりそうなものなのにってことかな。どんでん返しという意味では「シックススセンス」くらいの域に達している。振り返ると、「ああそういえば!」というのがいいですねー。
8点(2004-05-13 21:06:43)
114.  ゲロッパ!
みなの評価がなぜこんなに悪いのかわからない、というのは普通の感覚を持ってないっちゅうことなんかなー。みんな芸達者やし、おもろない、という理由がようわからんわ。ちなみに私は太郎が「おまえにはわからんやろうけどな」っておやじさんの思いを代弁するところで泣きました。
9点(2004-05-13 20:54:59)(笑:1票) (良:1票)
115.  ニューヨークの恋人(2001)
妻が見ようって言うんで見たけど、意外に面白かった。「ニューヨークの恋人」などという最低の邦題でメグ・ライアンときたら、またあれかと思ったら、意外に練りこまれたセリフの多い作品だった。「いかにも」という感じをここまで上手に表現できたヒュー・ジャックマンの起用があたっている。メグ・ライアンの演技はこれまでのワンパターンを繰り返すのみで、旬を過ぎたと言わざるをえないだろう。ちなみに僕が一番好きなのは病院での「僕が時間を見た、というのは犬が色を見たというようなものなんだ」というところのセリフ。
6点(2003-12-11 00:09:46)
116.  グリーン・デスティニー
最近、アン・リーがハリウッドに魂を売る前の「ウェディング・バンケット」と「飲食男女」を見て、この作品の無意味さと才能の浪費に腹が立った。この人には単なるハリウッドの便利屋に終わってもらいたくないなー。みんなもっと台湾映画みようよー。候孝賢、エドワード・ヤンはほんとに素晴らしいんだから。
0点(2003-11-15 17:37:25)
117.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
これを「オトナ帝国」と同列に並べるのはいただけない。ひどくはないけれど、ありがちなラブストーリーでしかなかった。
4点(2003-11-15 17:14:07)
118.  僕のスウィング 《ネタバレ》 
最近バルトークへの関心からハンガリーの民族音楽にはまってたんだけど、スペインのジプシー音楽も良いなあとあらためて感じさせられた。この映画、少なくとも音楽だけはまさにその場にいる感じが楽しめる。しかしあのラストは、いったい何だったの。「あの」音楽を通じての心の交流は所詮うたかたのもの、というメッセージになっちゃいそうだけど。 最近再見した「フランスの夏休み」と比べたとき、この後味の悪さは何ともいえないものがあった。
5点(2003-11-15 16:56:42)
119.  シカゴ(2002)
この退屈な映画のどこに、他の人が惹かれているのか、よくわからない。ミュージカルやダンス映画って、どんなにつまらない筋書きでも必ずそこそこは見せてくれるものだけれども、これは音楽もダンスも何も胸を打つものがなかった。最近「紳士は金髪がお好き」を見た直後だっただけに、あちらではマリリン・モンローと同様の役をあてられたレニーの歌唱力、演技力、ダンスの貧弱さばかりが目についたからだろうか。照明や音響効果だけで、もとの貧弱な音楽とダンスはカバーできないことを良く教えてくれた作品。 ちなみに僕にとってはムーラン・ルージュもナンセンスでしかなかったが、そちらには少なくとも反発させるだけの力はあった。これには何もない。ゼロ。
0点(2003-11-15 16:46:17)(良:1票)
120.  ハッピー・フューネラル
アン・リーの「恋人たちの食卓」と共に、今年見た映画のベストを分かち合いそうな作品。 あらすじは配給のソニーピクチャーのHPで見ることができる。 http://www.spe.co.jp/movie/worldcinema/happyfuneral/top.html 上記のサイトで監督のフォン・シャオガンは「日本映画で例えて言うならば『男はつらいよ』的な国民的人気を持っている」と紹介されているが、ここから中国映画にありがちな大げさな演技と泥臭い演出、人情芝居を想像すると、それがすでに偏見でしかないことを冒頭の数カットで知ることになるだろう。すきのない完成度という点では、アン・リーに今一歩及ばないかもしれないが、この映画が中国で大ヒットを飛ばしたということに、今後の中国映画全体の可能性を感じさせる。「単なる人情劇でない」と書いたが、この映画の魅力の核となっているのはやはり、主要登場人物であるハリウッド映画監督タイラーと中国人カメラマン、ヨー・ヨーとの、常識的なモラルを超えた相互の敬意の交換だろう。そうした高次のヒューマニズムを、全ての役者の確実な演技力と美しい映像、劇中劇の効果的な使用とで見事に描ききっている。 
9点(2003-11-15 16:32:50)(良:1票)
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