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空耳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 180
性別 男性
自己紹介 「刑事コロンボ」旧作全作品批評終了。
「チャップリン長編映画(一時間を越える本人登場作品のみ)」全作品批評終了。
「名探偵コナン」映画……15作品のうち14作品終了。
「黒沢映画」……まだまだ

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101.  サーカス(1928)
チャップリンの長編作品の中ではもっとも落ちる作品(それでも7点)。主題に深みがなく、ラストの訴えかけも弱い。ただ笑う場面には本当に事欠かないし、チャップリンの芸は十分に堪能できる。
[ビデオ(字幕)] 7点(2011-10-28 03:11:31)
102.  名探偵コナン 沈黙の15分 《ネタバレ》 
最新作(第15作)。酷評が多いが普通に楽しめた。コナン君の超人ぶりは毎度のことだけど今回は超超超人ぐらいになってる。というかあの状況で逃げることより村を助けることを考えるのはもはやウルトラマン並(笑)。そんなぐあいにいろんなところでツッコミ満満満載なのも毎度のことなので、これまた許容範囲。ゲスト刑事のしゃべりは確かにすんごい違和感あるけど、あの場面だけだからこれまた許容範囲。ダム決壊についても実際に村を襲ったわけじゃないから震災津波を思い出したりしなかった(実際に被害を受けた方はどうか知りませんが)のでこれも許容範囲。途中であっけなく犯人がわかってしまうのがちとあれだったけど、最後にすこーしだけ意外性もあったので許す。ラストのパニック場面も十分効果的(でも、サッカーボールってあんなふうに打ち出せたんだっけ??)だと思った。ただ灰原が「あと1分」とか言ってるけど考えてみると15分を過ぎた瞬間に死ぬわけじゃないし15分以内なら絶対助かるわけでもないから変な感覚なんだけどね。変と言えばやっぱりコナン映画は題名が変。第15作と15分をひっかけるのはよいとして「沈黙」ってのはおかしい。みんな大声出しまくってたじゃないか。「残された時間は15分」だと筋は通るけど普通すぎるし文章になってしまうのが難。「15分の限界」とか何とか……。 あと登場人物がちょっと少なめなのが残念。最後もう一つ、一番突っ込んだ部分は光彦の「公道走ったら違反」ってセリフ。それを言うならコナン君のエンジン付スケボーでしょう! スケボーにエンジンついてる時点で公道無理だし、冒頭だって「エンジンつきスケボーで逆走してくる少年がいた!」ってその方がニュースになっちゃうぜ。
[DVD(邦画)] 5点(2011-10-26 19:36:56)
103.  名探偵コナン 戦慄の楽譜 《ネタバレ》 
第12作目。題の「戦慄」は「旋律」にひっかけてるんだろうけど、なんかうまくない。もっといい題をつけてほしい。電話をかける場面、あれは実際に可能なのではないだろうか。というのも全く同じかけ方をテレビで実演していたから。ただ距離がありすぎるかも。もっともそれ以上にコナンのボールコントロールこそありえないけど(キックシューズのスイッチ入れてなかったよね?)。それとやはり動機が無理すぎるのが興ざめだが、引退の真相を明かすくだりによってなんとかごまかせた感じ。ただ派手すぎる爆発のわりにホール内はなんともないので(なぜだ??)いつものコナン映画のような大ピンチにはほど遠い。それと一番おかしいのはコナンの設定で「絶対音感持ってる音痴」って、なんなんだそれは(笑)。あと愛ちゃんと元太が間接キッスしたよー! って突っ込んだら、カミサンにひどく軽蔑されました(……)。
[インターネット(字幕)] 5点(2011-10-19 09:07:46)
104.  パルプ・フィクション
あきれるほどの暴力に辟易。しかも無内容。救いようがない映画だ。私の中では映画の中のワースト1である。0点よりはるかに下なのだが、マイナスの点数がないので仕方なく0点。しかし高評価だなぁ。街に張ってある「暴力反対」のポスターが虚しく思える。児童ポルノは映画でもまずいと思うのだが、暴力は映画ならかまわないのだろうか。
[ビデオ(字幕)] 0点(2011-10-14 01:17:23)
105.  刑事コロンボ/毒のある花<TVM> 《ネタバレ》 
これも結末が弱い。シラをきったら医者に連れてって「毒ヅタ」でかぶれたのはどこで? みたいな方面から落とすつもりだったんだろうか。ただあの試作品! あれを海に投げ捨てる場面は「別れのワイン」以上にもったいなかっただろうと思う。なにせ世界にたった一つしかない、ヒットすれば何百万ドル以上もの利益をもたらす夢のクリームだったんだから……(でも、あの酔っぱらいにもう一度作らせればいいんじゃないの? てな気もするんだけど)。そう考えるとあれを捨ててしまったことで会社の命運も尽きたと思って自供したのかもしれない。犯人は素直に美人だと思った。ま、コロンボも私も中年なんで、そこんところは感覚が似てるんだろうな。あ、あと一つだけ。この作品の犯人になぜかウチのカミサンがえらく同情するんですよ……。かわいそうだとか男が悪いとか。
[DVD(吹替)] 6点(2011-10-14 01:10:46)
106.  名探偵コナン 紺碧の棺 《ネタバレ》 
第11作。すべてにおいて物足りない。サメは恐ろしいがまさか蘭がサメと立ち回りするわけにも行かないし、最後の「終わった」と思わせた後のピンチもまるで大したことない。気の抜けたサイダーのような印象。ただただ凡作としか言いようがない。それとやはり題名がうまくない。抽象的すぎて映画を見終わってもピンとこない。「女海賊の秘宝」とかなんとか、普通に名前をつけてほしい。それにしても少年探偵団は不人気だなぁ。キッドが出てくるよりはいいと思うんだが。
[インターネット(字幕)] 3点(2011-10-13 12:01:54)
107.  モダン・タイムス 《ネタバレ》 
人間には二種類ある。どん底を経験すると人間性まで落ちてしまう人間と、かえって人間的に成長し温かみや豊かさを増す人間である。チャップリンのすばらしいところはどんなに深刻な内容でもそれを見事な喜劇にして表現できることにある。この主題だっていくらでも深刻な劇にしようと思えばできるのに反対に最高に笑わせる映画になっている。何もかも失って「死にたい」というヒロインに「死ぬなんて言わないで」というラストの暖かさはどうだろう。決して希望を捨ててはならぬ……チャップリンが言いたかったのは文明風刺よりもむしろこちらの方だろう。人生で繰り返し鑑賞したい映画の一本である。
[DVD(字幕)] 8点(2011-10-13 11:45:27)(良:2票)
108.  担え銃 《ネタバレ》 
この時代なんで夢オチは許してあげよう。後年のような深みはないが佳作の一つ。
[インターネット(字幕)] 5点(2011-10-13 11:19:36)
109.  刑事コロンボ/白鳥の歌<TVM> 《ネタバレ》 
「悪人じゃない」ってコロンボは言ってるけど、ちとおかしい。だって二人も殺してるんですよ。しかも奥さんを殺害する動機はまだしも、若い女性を殺害する動機はちょっといただけない。身勝手でしかないじゃないか。それにコロンボにしても「なぜ妻殺しのために『関係ないはずの』女性まで巻き込んだのか」という疑問は当然出てこないとおかしい。そして「死んだ妻は夫の弱みを握っていた」「一週間前から若い女性歌手の交代を命じていた」という情報が加わわれば、実は若い女性は「関係ない」わけではなく、犯人は最初から「妻と若い女性」の二人とも殺そうとたくらんでいたことがコロンボなら推理できるだろうし、さらに「妻が握っていた夫の弱み」の内容もたやすく想像できると思うんだけど。 それともしパラシュートを使ったと確信してたなら、実際に山岳警備隊に捜査させてもよかったんじゃなかろうか。遠くに捨ててしまった魔法瓶はともかく、パラシュートは骨折した犯人が墜落現場近くまでやってきている以上、そう遠くには隠していないはずだと推理できる。しらみ潰しにやればそのうち見つかりそうな気もする。 ラストは別のある作品とパターンが同じなんだけど、空港の部分でしっかり謎をかけてあるために「今のはなんなんだろう」という疑問が持続するため、そんなに物足りなくない。 それにしても「軍隊では何やってたんです」と質問して「パラシュートの整備だ」という答えを聞いた直後のコロンボの「なるほど、それか……」と辻褄があった表情をするのが実にうまい。演技力に感心してしまう。
[DVD(吹替)] 6点(2011-10-12 04:19:43)(良:2票)
110.  刑事コロンボ/5時30分の目撃者<TVM> 《ネタバレ》 
犯人の冷血ぶりは旧作でも一二を争う。コロンボも相当怒っており「容疑者って言葉は足りないぐらいです」などという挑戦的な言葉を犯人に吐く。女医に詰め寄る部分の迫力は小池朝雄がコロンボになりきった演技をしているのがすばらしい。状況証拠はいろいろあるものの、決定的なものがない。こうなるとコロンボの使う手段はいつも同じで、ラストはそのトリックに犯人がまんまと引っ掛かってしまうのがいつものパターンとは言え、やはりお見事。だが結局は「目の見える人を盲人だと間違えた」というだけの話なので「こんなもんで有罪にできるんだろうか」という疑問もどうしても残る。しかしシメのセリフ「目撃者はあなた自身なんです」はきれいに決まった。
[DVD(吹替)] 6点(2011-10-12 04:13:10)
111.  名探偵コナン 銀翼の奇術師 《ネタバレ》 
第八作。いきなりの不可解なオープニング、そしてそれが再現される場面などなかなかいいんだけど……やはりキッドが出てくる話は緊張感がないから好きになれない。緊張感なくだらだら話が進んで、機内の殺人もさほど盛り上がらないしこれまでの映画の最低かなと思っていたところへ……いきなり途中から怖すぎだろこれ!! 「指に毒物」ってところで機長と副操縦士が被害者の指にキスしたことを思い出させるのが恐ろしすぎる!! 飛行機の急降下おそろ死や!! 派手にぶつかってエンジン落っことすは燃料足りなくなるは、「天国へのカウントダウン」のラストあるいはそれ以上の極限状態、そんな中でキッドとコナンが協力して着陸させるのもありだな、うんうんと思っていたんだけど……いくらなんでも、蘭に操縦桿を渡すところから「ありえない」限界を越えてしまっていーーーっきに冷める醒める!! まだコナンやキッドならいいよ!! こいつら「超人」って設定だから飛行機操縦できるのもありだろ!! でも蘭は無理だろ蘭は!! 蘭は空手が強いだけの単なる女子高生だろ!! 大体こんな状況で痴話喧嘩やってる場合じゃないだろほんと!! メチャクチャ気持ちが萎えるわ!! 殺人を含めてそれまでの余韻を全部吹っ飛ばしておいて、これはないだろう……。映画のラストの効果音っぽい音楽もなんか「あーあ。ひどい作品作っちゃったな」って制作者も言ってるような印象でさらに追い打ちをかける。やっぱこれまでの最低作品でしたねこれは。飛行機トラブルから途中までの緊張感に1点、「銀翼」ってのは飛行機のことも引っかけていたんだなと思わせる点で1点、合計2点。
[インターネット(字幕)] 2点(2011-10-09 11:20:19)
112.  名探偵コナン 迷宮の十字路 《ネタバレ》 
第七作目。一転して和風。舞台は京都だし、武器は真剣(怖)だし。真剣ときたら剣道の達人の出番ということで服部君が大活躍、というか完全に主役の扱いでコナンが脇役に回ってしまっている。そのせいか少年探偵団も京都までやってきたわりにはただ「出てるだけ」で、実質何にもしていない。京都の通りの名前などが重要な鍵になっているからその辺を熟知した京都人には受けがいいのかもしれない。京都人ではない私はどうかというと、始終まったりした気分で鑑賞できました。いくら体重の軽い子供でも矢に乗っかって折れないのはどうかと思ったけど。一つ不満なのはこれだけ和風なのに題名が全然和風じゃないこと。そもそも「迷宮」でもないのでは? もっと京都っぽい和風っぽい横溝正史っぽい題名にするべきだった。「薬師如来の手鞠歌(適当)」とか。
[インターネット(字幕)] 5点(2011-10-08 04:48:08)
113.  名探偵コナン ベイカー街の亡霊 《ネタバレ》 
第六作。何か新しいことをやりたかったに違いない。犯人が最初からわかっているのも珍しいし、仮想世界に入り込む設定も変わっているし、その仮想世界で結局殺人らしい殺人は起きていないからいわゆる犯人は誰だ式の推理ものではなくなってしまっている。しかもコナンの必殺技的存在のキックシューズやスケボーも一切封印されているのでアクション的な爽快感も少ない。ただ謎がふんだんにちりばめられているので最後まで飽きずに見られた。思い出せなかった新一の言葉を思い出したときの蘭のとった態度はまさに逆転の発想で「そういう手があるか!」と感心させられたし、もしかすると一番この映画で「感動」できる場面かもしれない。ただねぇ……。切り裂きジャック。どこの誰かもわかってないのに「その子孫」って……。その設定にドン引きした。こういう無理な設定を使うときは伏線をきちんと入れとかないとダメ。「正体不明の切り裂きジャックのDNAを解析していた」とか何とか。いきなりじゃ、見てる方はびっくりするだけ。
[インターネット(字幕)] 6点(2011-10-06 02:50:07)
114.  名探偵コナン 世紀末の魔術師 《ネタバレ》 
第三作目。前二作に比べると明らかに落ちる。キッドが誰に変装しているかも簡単にわかるし犯人の目星もついてしまう。ラストの緊迫感も前二作に比べて格段に落ちる。せっかく服部君まで出てるのに序盤であっさりいなくなるのも興ざめ。こんなんじゃ最初から出さない方がいい。
[インターネット(字幕)] 2点(2011-06-03 11:19:47)
115.  名探偵コナン 天国へのカウントダウン 《ネタバレ》 
5作目。犯人は誰だ的な部分よりも明らかにアクション重視の今作。これでもかこれでもかとびっくり場面が続く。最後の最後の難関の抜け方はさすがにびっくりさせられた。しかし「パンツ丸見え」で命を救うとは……(笑)。
[インターネット(字幕)] 5点(2011-06-03 11:07:16)
116.  名探偵コナン 瞳の中の暗殺者 《ネタバレ》 
第四作目。前作(世紀末の魔術師)よりは楽しめたが、遊園地のボートがあんなに速度出るわけないだろう的な「ありえなーい」面がちょっとありすぎて、興ざめ。ラストの緊迫感もさほどではない。
[インターネット(字幕)] 3点(2011-06-03 08:00:20)
117.  刑事コロンボ/悪の温室<TVM> 《ネタバレ》 
ウィルソンとのかけあいが面白いし、しつっこいコロンボ節も健在なんだけど、ラストがおかしい。「なぜこの温室で見つかった3番目の弾を発射した凶器の銃が奥さんのところで今夜になって見つかるんだ」という具合にコロンボは説明するのだが、明らかに問題なのは「銃」ではなく「弾」それ自体である。なぜって、それが凶器から発射されたものであることが確認されたら証拠になってしまうじゃないか。だからコロンボにしても何年か前の新聞記事を確認した時点で金属探知機持ってきて弾探しすればよかったのである。要するにラスト近くの「銃」をめぐる展開は全く無意味なのだ。そもそも凶器から発射された弾を「温室のどこかに埋まっているんだけどどこにあるのかわからない」と放置しておくのがマヌケすぎるのである。
[DVD(吹替)] 3点(2011-02-09 11:09:25)
118.  刑事コロンボ/アリバイのダイヤル<TVM> 《ネタバレ》 
「電話がどこからかかってきたか」というのはこの当時記録には残らなかったのだろうか? 「自縛の紐」もそうだが、それがわかれば簡単に解決できる事件ではある。時計なんかぶっこわれることもあるし「そのときはたまたま止まってた」とかいくらでも言えるんだからずっと弱いと思うんだけど。それといま一つ動機がはっきりしない。被害者と犯人とにそれほど亀裂があったようにも見えないし、奥さんとの関係もなんかはっきりしないままで終わってしまうし。探偵やロゴージー嬢とのやりとりなんか面白いんだけどなぁ……。
[地上波(吹替)] 4点(2011-02-09 11:02:56)
119.  刑事コロンボ/指輪の爪あと<TVM> 《ネタバレ》 
隠れた名作ではある。コロンボ作品の見せ場である犯人への効果的なほのめかしがこの作品ほど執拗に効果的に繰り返されるのは他にはないと思う。ラストの悪どさも実は「ロンドンの傘」並の反則で、またこれが見事に決まってしまう……んだが、どうも何か一つ二つ物足りない。なぜだろう? 「犯人が憎たらしい奴なのにコロンボと激しくやりあわない」ことがその大きな原因になっていると思う。犯人が探偵で、警察と平行して事件の捜査にあたるという設定上、コロンボが事件についてネチネチ持ち出してくることを犯人は正面から突っぱねることができない(それどころかコロンボを自分の社に高給で迎え入れるとまで言い出す)。つまり犯人が他の作品のようにブチ切れないのだ。もちろん犯人が比較的温厚・冷静な作品の場合ブチ切れることはないが、それはそういう性格だから納得できるのに比べてこの作品の犯人は「カッときて殺した」ほどの短気な性格なので派手にブチ切れていいのに、設定上それができないところに物足りなさが出てくる。だからコロンボはやりたい放題だ。「犯人に聞かせてやりたい……必死に証拠品を探すところを見て笑ってやりたい」というコロンボの言葉通りにありもしないコンタクトレンズを探して「指輪すら見つかりそうにない」ふかふかの絨毯を徹底的に調べるところなど、犯人に憐れみすら感じられないだろうか。ただ被害者の夫がそれなりの立場の人物で「迷宮入りしたら容赦しない」とまで言っているのでこの方面からコロンボに圧力がかかればまだ不満が解消されるのだが、大して文句を言うでもなく墓の場面では犯人に比べてコロンボに明らかに軍配を上げてしまうのも「コロンボ楽勝」に傾いてしまう原因になっている。「憎ったらしい」犯人の話の場合、コロンボは犯人から罵声を浴びせられ、嫌がられ、時には理不尽な圧力をかけられながらもそれを見事に跳ね返してしまうのが面白いのであって、それあるからこそラストのトリックも「してやったり」となるのだが、この作品はコロンボに余裕がありすぎる。それが物足りなさにつながってしまうのだろう。逮捕された後の「殺すつもりはなかった。奧さんはいい人だった」も、むしろ犯人に対して「ふーん。そんなに悪すぎる奴でもないんだな」という印象を持たせてしまうのでさらに逆効果だと思う。
[DVD(吹替)] 6点(2011-02-09 10:59:46)
120.  刑事コロンボ/攻撃命令<TVM> 《ネタバレ》 
いやーこれ見る前に「市民ケーン」みておいてよかったと思った(笑)。他の方の指摘にある通り、犯行時は「キーワードを口にした人を襲った」のに、コロンボがいたときには「キーワードを発してコロンボを襲わせた」という大きな違いがあるわけだが、素直に考えると後者の方がずっと自然だと思う。なんたってご主人様直々の命令なんだし、コロンボはどうみても怪しいし(笑)。そう考えるとそもそも「キーワードを口にした人を襲う」なんて不思議な調教ができるのかどうかが疑問に思えてくる。そもそも犬って主人(または調教者)の言うことしか聞かないんじゃないの? 犬種によるのかな? もし誰だろうとキーワードを発した者を襲いますなんて調教が可能なら、うっかり犯人がキーワードを犬の前でもらしてしまったら、ご主人様であろうと容赦なくカミカミ(笑)されちゃうってことになる。犬ってそんなに薄情なのか? それともご主人様だけは例外で襲われないのか? だったらあの状況でコロンボに対して攻撃命令を出すのは矛盾ではないと言えるかもしれない。まぁ犬を飼ったことないからこれ以上はわからない。専門家に聞いてみたいものだ。
[地上波(吹替)] 5点(2011-02-09 10:22:00)
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