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1.  ブラック・スワン
ナタリー・ポートマンほどの美人は、滅多にいません。またバレエも私にとっては遠い世界。しかし、ものすごく親近感を覚えました。「こういう女、いるよね」という感じ。幼少期からこの道一筋に打ち込んできて、やっとトップに立つチャンスが巡ってきたとしたら、たしかに神経過敏にもなるでしょう。そこで「もっとエロくなれ」と言われても、経験が少なければどうしようもありません。しかも周囲の嫉妬あり、敗北者の惨めな姿あり、親の過剰な期待ありで、頭の中が倒錯していくのも無理からぬことだと思います。そのあたりの葛藤を見事に盛り込んだ秀作でした。 そしてやっぱり、ラストの踊りがいい。おそらく今後もバレエの舞台を見に行くことはないと思いますが、どこかで「白鳥の湖」を聞くたびに、きっとナタリー・ポートマンの鬼気迫る表情を思い出す気がします。こういう記憶を積み上げることが、人生を豊かにするということかなと自惚れつつ。
[インターネット(字幕)] 10点(2017-02-17 02:14:34)
2.  ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬
文句なくおもしろい。個人的には大当たりでした。Mr.ビーンは子供っぽい〝やり過ぎ感〟がありますが、本作は大人的な抑制が効いていました。全編にわたってバカバカしい笑いが散りばめられていて、けっして下品ではないし、安っぽくもない。日本の安ドラマによくあるドタバタ&お涙頂戴とは、ちょっと格が違う感じです。 驚いたのはラスト。上司の母親ならまだしも、女王陛下をあんな目に遭わせて、フィクションとはいえ大丈夫なんでしょうか。もし日本の映画で皇室の誰かにあんなことをしたら、制作者はタダでは済まされないでしょう。皇室より王室のほうが庶民的ということですかね。 brexitなイギリスですが、今後どんなに経済が低迷しても、このシリーズだけは作り続けてほしいと切に願うしだいです。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2016-06-25 00:22:41)(良:1票)
3.  あなたを抱きしめる日まで
事実に基づいた話というのが驚きです。どこまで脚色なのかはわかりませんが。 序盤と中盤と終盤の3度、「ドキッ」とします。比喩的な意味ではなく、本当に心臓の鼓動が一瞬だけ激しくなりました。それだけ見入ってしまったということで。本来人を幸せにするためにあるはずの宗教の問題とか、昨今風に言えばLGBTの問題とか、いろいろ考えさせられます。 しかしけっして暗くならず、常に前向きな主役2人がいい感じ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2023-05-24 01:54:49)
4.  テロ,ライブ 《ネタバレ》 
これは面白い。とにかく冒頭、やさぐれた感じの主人公が、にわかに欲望をたぎらせ、そしてテレビカメラの前で急に生真面目風なキャスターを演じるまでの三変化が見事。これが役者の演技力というものかと、この時点ですっかり魅了されました。 いろいろ「how?」と突っ込まれたら説明できないシーンが多々あったように思いますが、そんなことはどうでもいいと突っぱねる緊張感とスピード感がありました。政府やら警察やら局やら他局やら、いろいろな思惑や疵が絡み合うカオスな状況は、もはやコントのようでもあります。で、いったいどうやってオトシマエをつけるのかと思っていたら、これ以上ないほどのカタストロフィーでした。いろいろ裏切ってくれます。このあたりも見事。
[インターネット(字幕)] 9点(2021-12-02 02:07:11)
5.  バイス 《ネタバレ》 
これは傑作。クリスチャン・ベールのメイクもさることながら、すっかり老獪な権力者になり切っていて、クリスチャン・ベールであることを忘れるほどでした。けっして悪の権化としてではなく、人間味溢れる人物として描いているのもいい感じ。 ストーリー自体は史実どおりだと思いますが、切り取り方が面白い。特に中盤に〝エンドロール〟が流れて以降の悪ふざけ、ブラックジョーク、痛烈な皮肉がいろいろ見事。レストランで〝メニュー〟を紹介するウェイターに「全部だ」と伝えるシーンとか、ラムズフェルドにクビを宣告するシーンとか、「心臓」をめぐるオチとか。かの国は、良かれ悪しかれ「絵」になる政治家が多くて楽しそうですね。
[インターネット(字幕)] 9点(2021-11-13 01:06:42)
6.  ホテル・ムンバイ
なかなか骨のある作品でした。エンタテイメントとして見た場合、最大のプラス要因はブルース・ウィリスがいなかったことでしょう。たいていのサスペンス映画の場合、役者のネームバリューやセリフ回しによって「死亡フラグ」または「生存フラグ」が立ちます。しかしこの作品は、とにかく知っている役者がゼロ。誰が死んで誰が生き残るのか、まったく予測が立ちません。またそれを見越したように、ハラハラと衝撃が繰り返されるストーリー展開でした。 ただし実話をもとに作られた作品として見ると、ちょっと違和感が残ります。犯人側の意図がよくわからない。とにかく片っ端から殺しまくる理由は何でしょうか。「洗脳」とか「狂気」と言ってしまえばそれまでですが、一方ではカネとか親とか冷静な話もあって、単に狂っているわけでもなさそう。本当に殲滅したいなら、最初から爆弾を仕掛けて爆発炎上させれば一発で済むはず。また裕福な外国人だけ〝生け捕り〟にするというのも、本末転倒のような気がします。 どこまでが実話なのかは知りませんが、多分にサスペンスとしての演出が含まれている気がしないでもありません。あるいはオウムとかISの例もあるので、テロリストは独特の価値観をお持ちなのかもしれませんが。
[インターネット(字幕)] 9点(2021-06-09 01:50:49)(良:1票)
7.  ロープ 戦場の生命線
これは傑作。いわゆる戦争もの風のヒヤヒヤするシーンはなく、むしろ全編にわたってユーモアと皮肉が散りばめられています。しかし締めるところはピシッと締めて、特に少年にまつわる数々のエピソードはグッと来ます。 「ボーダーライン」におけるニコリともしないベニチオ・デル・トロもカッコいいですが、本作のように硬軟いろいろあって表情豊かな様子も魅力的。またその他全員のキャラもしっかり立っているところがすばらしい。それぞれに見せ場があって、1人欠けてもダメという感じがします。 そして圧巻はラスト。ここまでのストーリーをすべて回収する「雨」と、「花はどこへ行った」がきわめて印象的。見ている人は多くないようですが、ぜひ誰かに勧めたい。
[インターネット(字幕)] 9点(2020-10-26 01:19:28)(良:1票)
8.  スポットライト 世紀のスクープ
これこそ本来の新聞記者や弁護士の仕事という感じ。まったく地味だし、まさに「闇の中を歩き回る」ような不安な日々だろうし、場合によっては多くの敵を作ることにもなります。特に最終盤、マイケル・キートンの「俺たちはどうなんだ?」以降のやりとりにはシビれました。こういう真摯な姿勢から良質な記事は生まれるんだろうなという気がします。憶測やイデオロギーありきだったり、取材対象者の発言の意図を捻じ曲げたり、まして間違いを指摘されてもロクに訂正も反省もしないような新聞では、読者の信頼を失うだけですよね。どこのこととは言いませんが。 まったく余談ながら、スタンリー・トゥッチに髪の毛があることに驚き。ジェイソン・ステイサムに次ぐ「世界で2番目にカッコいいハゲ」と思っていたのですが。もともと生えてたんでしょうか、それともズラ? 全編にわたって地味な作品ですが、彼の初登場シーンには衝撃を受けました。
[インターネット(字幕)] 9点(2020-05-16 07:00:43)
9.  ファースト・マン
同監督の「セッション」が私にとっては嫌悪感しか残らなかったので、本作も期待していませんでした。が、これは傑作。ひたすら淡々と、地味にミッションを遂行していく主人公の姿がいい。特に、ものすごく静かに終わるラストシーンにはグッと来ます。どんな偉業をなし遂げた人の人生も、つぶさに観察すればこんなものかもしれません。まして凡人の私などは、ひたすら共感するばかり。 それに宇宙の描き方もすばらしい。閉塞感や緊張感、恐怖感がひしひしと伝わってきました。火星で農業まで始めてしまうマット・デイモンに、ぜひ見せてやりたい気がします。 おそらくこの監督は、世の中の通念のようなものをひっくり返して見せるのが得意または好きなのかなと。でも「セッション」の印象は変わりませんが。
[インターネット(字幕)] 9点(2020-03-11 04:21:06)
10.  モリーズ・ゲーム 《ネタバレ》 
これは傑作だと思います。膨大な会話量とナレーションだけで成り立っているような作品で、〝アクション〟はあまりありません。しかし事の顛末はよくわかるし、結末も爽快。 何よりすばらしいのは、最終盤の主人公と弁護士のやりとり。顧客が保身のために蜘蛛の子を散らすように消えていった中、主人公は何を守ろうとしたのか。それをひと言で語るシーンにグッと来てしまいました。人としての矜持というか、正義感というか、母性というか、その凛とした姿勢にシビれます。 しかも実在する人物の話なので、ただただ敬服するばかり。
[インターネット(字幕)] 9点(2019-12-07 02:06:30)
11.  ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
これは傑作。もし主役がトム・ハンクス1人なら、勧善懲悪風になってつまらなかったかもしれません。しかし、そこに上場を控えた頼りない経営者としてメリル・ストリープが加わったおかげで、グッと立体的で重厚になった気がします。けっしてハラハラドキドキの展開ではないし、陰謀ドロドロの世界を描いているわけでもありませんが、それぞれ職務を真摯に全うしようとする姿が実に爽やか。仕事とはかくあるべし、と教えられるようでした。 さて、かようなワシントン・ポスト紙もジェフ・ベゾス個人に買われましたが、日本の大手各紙も軒並み部数減に苦しんでいる様子。そういえば最近はスクープ記事というものを滅多に見ないし、それどころかフェイク・ニュースを垂れ流しながら反省も検証もしないケースもあるようで。部数減も、さもありなんという感じです。
[インターネット(字幕)] 9点(2019-01-25 02:09:53)
12.  フューリー(2014) 《ネタバレ》 
なかなか見応えのある戦争モノでした。中盤の幕間劇のような食事シーンを含め、全編にわたる冗談抜きの緊張感がいい。ブラッド・ピットって存在感のある役者だなと、あらためて思います。「理想は平和だが、歴史は残酷だ」なんていうセリフもシビれました。 が、終盤の戦闘はどうなんでしょうねぇ。もう戦争自体が間もなく終結するとわかっていたはずのこの時期に、あえて無謀な戦いを挑む理由がわからない。ランボーやゴルゴじゃないんだから。「これはオレの家だ」なんていうセリフも、お涙頂戴みたいで興ざめ。要するに「ブラピかっこいい」「ブラピかわいそう」と思わせたいがための強引な演出だったような気がして、そこだけちょっと残念。しかし傑作であることは間違いありません。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2018-08-10 02:55:17)
13.  ゼロ・ダーク・サーティ 《ネタバレ》 
全編を貫くピリッとした緊張感がいい。いくら国家の安全を確保するためとはいえ、慣れない敵地へ赴き、現地で嫌われたり場合によっては生命まで危機に晒しながらミッションを遂行する神経とはどういうものか。で、多大な歳月と犠牲を費やしてミッションを完遂した後も、結局アメリカは警戒を解くことはできていないわけで。かの国の場合、おそらく「テロとの戦い」は未来永劫にわたって続くのでしょう。そう考えると、なんとも虚しい話です。ラストのヒロインの涙は、そんな行く末を暗示しているような気がします。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2018-07-03 02:45:08)(良:1票)
14.  ドラゴン・タトゥーの女
「007」も見たことがないし、ヒロインの女優名も知らなかったし、ジャケ写が妙にホラー風だったので敬遠していたのですが、そんな自分の不明を恥じるばかり。紛うことなき傑作でした。何より究極にツンデレなヒロインがいい。終始ピリッとした緊張感もいい。ついでに言えば、かつてTVドラマ「ER」の後半の数年間をほぼ1人で引っ張ったゴラン・ヴィシュニック(ルカ・コバッチュ先生)を初めて映画の中で見ました。チョイ役でしたが。 しかし、他の方も指摘されていますが、初見でストーリーのディテールまですべて把握するのは、かなり難しい気がします。「一族」の構成や「事件」の概要などの説明が早口な会話で展開されるから。私もピンポイントで見直して、ようやく「そういうことか」と納得できました。 そこで疑問に思ったのですが、この作品にかぎらず、映画の制作者というのは、観客の〝読解力〟についてどう考えているんでしょうね。本なら何度も読み返すことができます。DVDやHDDでも同様。しかし映画館で見るとなると、基本的に一発勝負です。観客の超人的な読解力・集中力に期待するのではなく、もう少しわかりやすくなるよう配慮してくれても、バチは当たらないんじゃないでしょうか。(批判ではありません。しかし非常に魅力的な作品なだけに、隅々まで知りたいと思うのが人情でしょう?)
[インターネット(字幕)] 9点(2017-09-02 02:24:20)
15.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
「誰も想像しない人物が、想像しない偉業を成し遂げる」に始まり、「ドイツは愛で戦争に負けた」とか、「運が良ければ2度と会うことはない」とか、「あなたが普通じゃないから、世界はこんなにすばらしい」とか、そしてラストの「今、我々はそれをコンピュータと呼ぶ」まで、セリフの1つ1つが実に洗練されていてグサグサ来ます。派手なドンパチのシーンより、言葉の選び方が強い印象を残すこともある。文句なく秀作。
[インターネット(字幕)] 9点(2017-03-04 03:10:29)(良:1票)
16.  レ・ミゼラブル(2012) 《ネタバレ》 
コワモテのR・クロウがいきなり歌い出す冒頭、その違和感に「どうしてミュージカルでやっちゃうのかなぁ」と暗澹たる気分になりましたが、序盤のハイライトであるA・ハサウェイの「I dreamed a dream」を聞いて、「この作品はミュージカルでしかあり得ない」と思い直しました。魂を震わせるような歌声に、圧倒されるばかり。以降はその“予熱”で見続けられました。原作も舞台も他の同名映画も知りませんが、ヒロインのコゼットより、エポニーヌのほうがずっと魅力的でしたね。 
[インターネット(字幕)] 9点(2015-02-21 02:04:10)
17.  ソーシャル・ネットワーク
まったく予想外にネガティブな話でしたが、十分に堪能できました。こういうひねくれたサクセスストーリーがメジャーレーベルで作られ、しかもヒットすることに、アメリカ映画界の奥深さを感じます。時系列がグチャグチャなのも、退屈な法廷劇になることを避けるためだったのでしょう。 本筋とはあまり関係ありませんが、特にラリー・サマーズ(学長)のシーンが好き。風貌もそっくりだし、つけ上がった若者をいかにもインテリ風にたしなめる姿もカッコいい。まさに「大人」という感じです。まさかこの1~2年後に解任されるとは、本人も思っていなかったでしょう。 それともう1つ、さすがコロムビア映画だけあって、主人公その他が使うPCはいずれも「VAIO」。しかし終盤、机に叩きつけられるPCだけはしっかり「MacBook」。これも「大人」という感じです。
[インターネット(字幕)] 9点(2014-12-07 23:28:29)(良:1票)
18.  フォードvsフェラーリ 《ネタバレ》 
史実はほぼ知りませんが、このテーマで面白くないはずはなく、その期待を裏切りません。とにもかくにもクリスチャン・ベールがすばらしい。いかにも世渡りが下手そうで、しかしクルマに関する知識や技術は天才的という奇人変人ぶりを、まったく嘘くさくなく演じていたように思います。奥さんの乱暴な運転にビビる姿もまた一興。 他の方も指摘されていますが、これは「フォード対フェラーリ」というより、「大企業対下請け」という感じ。大企業のどんな理不尽な要求も、下請けは結局従わざるを得ないんだよなぁと、その観点から共感された方も多いのではないでしょうか。日本でも巷間取りざたされる自動車業界の話だけに、なおさらリアルです。 そんな理不尽さに苦慮する下請けマット・デイモンをさんざん見せられた挙げ句、最後の最後に奇人変人クリスチャン・ベールによる「減速」があるわけで。このシーンにはかなりグッと来ました。我を通して圧勝してもカッコよかったと思いますが、我を抑えて仲間の苦慮に報いる姿は感動的ですらあります。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-05-18 23:50:23)
19.  8月の家族たち 《ネタバレ》 
ジョン・ウェルズといえば、かつて「ER」や「The WestWing」のような傑作ドラマを生み出した稀代のクリエイターのはず。しかもこの作品は有名な役者がゴロゴロ。これは期待できそうと思ったのですが、第一感はゲンナリするばかり。家族で罵り合い、暴露し合い、傷つけ合ってバラバラになっておしまいという、まったく救いのない物語でした。いったい何を意図してこんな作品を世に出したのか、不思議にさえ思いました。 しかし、単なる思いつきですが、もしかしたらこれは「アメリカン・リア王」なのかなと。3姉妹とか、相互不信とか、悲劇的な結末を迎えるという構図はそのままに、あの世界観を換骨奪胎して現代のアメリカの片田舎に置き換えたのかもしれません。そう思うと、ラストのメリル・ストリープの号泣はリア王の最期そのもののように見えてきます。しかもリア王が泣きすがるのは遺体とはいえ娘のコーディリアですが、メリル・ストリープが泣きすがるのは3姉妹のいずれでもなく、メイドさんです。17世紀初頭のイギリス人より、21世紀初頭のアメリカ人のほうが、孤独感や悲劇性はいっそう増しているのかもしれません。 あくまでも勝手な解釈ですが、こういう観点で見返すとけっこう楽しめました。やはりジョン・ウェルズは稀代のクリエイターということで。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2024-03-04 23:52:27)
20.  新しき世界
これは面白い。凄惨な暴力シーンもありつつ、濃すぎるキャラを何人も登場させて絡ませつつ、これからどうなるんだろうとハラハラさせつつ、こりゃ助からんなと絶望させつつ、最後の最後に見事なオチ。もつれた糸がスルスルッとほどけるような快感を味わわせてもらいました。結局、主人公は我々の想像とはまったく別の感情で動いていたのかと。さすが、韓流映画は人を惹きつけるツボを心得ていますね。まんまと騙されました。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-12-04 02:49:00)
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