183.ネタバレ “The Dark Knight”『暗黒の騎士』。『ダークナイト トリロジー』と言われているように、この2作目がシリーズの看板タイトルです。前作が幼少期からのブルースウェインの成長を描いたのに対し、本作は宿敵ジョーカーとの戦いに的を絞っています。今回のバットマンシリーズの目玉が本作であり、本作の世界観を広げるための前作…と言えてしまうくらいの出来栄えです。
ジョーカーといえばジャック・ニコルソンの怪演が、懐かしくも記憶に新しくもありで、前シリーズではこのジョーカーを超える悪役は遂に登場しませんでした。そりゃどの作品もペンギンにせよトゥーフェイスにせよ“個性的でユーモラスな悪役とその組織”って、1作目と同じベクトルばかりだったので、ジョーカーを超えることはもちろん無理でした。 ユーモラスな悪役から、どこかリアルな悪役にベクトルを変えてきた本シリーズ。ニコルソン・ジョーカーとは全然別の、全く新しいジョーカーで、真正面から勝負してきました。ヒース・レジャー演じるジョーカーからは恐怖と狂気を感じます。犯罪を楽しんでいるけど、楽しいのはジョーカーだけ。そんな、交渉の余地のない絶対悪のような存在をぶつけてきました。口にナイフを入れての自分語りや偽バットマンへの暴行はゾッとします。それでいて看護師の恰好で病院を爆破するところでは、愛嬌すら感じさせます。凄いキャラクターの誕生です。こんな怪演を観せてくれたヒースの、あまりに短い生涯が悔やまれます。
前座の悪役としてスケアクロウを出してるところは、人を殺さない主義のバットマンらしく好感。何より重要人物レイチェルが、まさか…でした。恐らくトリロジーの時点で彼女の運命も決めていたのかと思うと、3部作と言いつつも、2作目への力の入れっぷりが伝わります。 ジョーカーとのガチンコバトルと思っていたところ、ハービー/トゥー・フェイスを本作で惜しげもなく登場させたのも凄い。光の騎士の最後と、それに続くタイトル回収は鳥肌モノでした。 そして、こんな完璧なものを観せたあとに、この後何をどう続けるんだろう??って不安にもなりました。 【K&K】さん [映画館(字幕)] 10点(2024-12-23 23:01:00)
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182.ネタバレ ダークナイトトリロジーの最高傑作と言っても過言ではないでしょう。 前作に引き続き、クリスチャン・ベールのシャープなバットマンがとてもハマっていました。 またやはり月並みですがヒース・レジャーが素晴らしい。 初代ジョーカーのようななぜあの顔になったのかが一切描かれておらず、本人の弁もその都度変わるという、まさに狂言道化っぷりが強調されていてとてもよかったです。 またこれもすでに知れ渡っていますが病院の爆破のシーンはアクシデントをよくもまあうまく演技に変えたものです。 【わたた】さん [インターネット(吹替)] 9点(2024-06-19 11:29:07)
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181.ネタバレ choose。日常的で気軽なものから、命がけのヒリヒリしたものまで、人は常に選択の連続で今に至る。物語の世界でも、この「選択」を分岐点として無数のマルチバースが枝のように伸びてゆく、という考え方はもう当たり前に語られていて。で、ここはゴッサムシティ、汚職警官とマフィアの癒着で治安が最悪。そこに現れた地方検事のハービーデントは、公平な事が何よりも最優先で、物事をコイントスで決めるのだが、そのコインは両面表、つまり初めから答えは自分で決定しているという正真正銘の正義漢なのです。ジョーカーの罠にかかり、顔の半分と一緒にコインの裏側が焼かれるまでは。表が正義、裏が悪。光と影。表裏一体。勧善懲悪ではなくどちらに転ぶかの問題だというしっかりとしたメッセージを、このアメコミの世界でカッコいいだけじゃなく見事に構築しています。そしてそのメッセージを語るために、完全悪、絶対悪のジョーカーの存在が不可欠となってきます。全くブレない純粋な悪という狂言回しです。街がバットマンを必要としない日を目指すブルースにとっては、ジョーカーは一対一の宿敵というよりは、次から次に現れる悪党の内の一人でしかないのかもしれないけど、ヒースレジャーはその完全悪を全身全霊で演じました。演じたというか、ジョーカーとして存在しました。自分の人生の暇をつぶす為に犯罪を犯すような、そんなジョーカーがそこに確実に居ました。その端正なお顔立ちも白塗りメイクですっかり隠し、一躍脚光を浴びる事となったブロークバックマウンテンの時とは全く違った演技で挑んだ。また全然違うものを見せてもらいたかった。残念で残念で仕方ない。 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-04-06 15:44:39)
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180.ネタバレ まあ、この三部作に関してはキャスティング、およびその役者さんたちの実際の演技のクオリティに関しては(三部作通しても)ほぼほぼナンの文句の欠片も無いというトコロではあるのですが、やはりこの二作目のジョーカーとゆーのは中でも思いっ切り際立ってますよね。ココまで純粋なる恐るべき悪役とゆーのは、あまり他に比肩するモノを(映画のジャンルでは)思いつかない…とゆーのが正直なトコロでして、個人的にはその辺のホラーなんかよりも余程怖くて恐ろしくてそして不快なキャラクターだとも感じています。この部分も、原作におけるゴッサム・シティという特殊な状況設定が大いに効果を発揮してのコトだとは思うのですが、ソレでもこの二作目でコレほど強力なそーいう「悪」を描くその為にこそ、本シリーズはその娯楽映画としての属性を敢えて手放したのだ…とすら思えたと言いましょーか、まずはとにかくその面からも実に非常に優れた見応えを得るコトが出来た…とは思っているのですよね。
そしてそれ以上に私が今作で感じ入った・共感できたのが、モチロンこの「ダークナイト」としてのヒーローの描き方そのものなのですね。本当に本当の強大極まる「悪」と戦うためには、ヒーローは唯ひたすらに「正義」であるダケでは不十分なのであって、そういった悪と戦う為に自分もまた悪と為らざるを得ないコトに如何に耐え抜くか(=ソコに耐えうるダケのメンタリティこそが、極めて重要で本質的なヒーローの素養なのだ)という今作のテーマは、ヒーローだとかって創作の存在に限らず実は結構「普遍的なコト」だとも思えるのですよね。一本の映画としても、また三部作としても、非常に高度に精密にまた完璧につくり込まれた映画だと思っています。ヒーローものとしては間違い無く現時点の最高峰かなと。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-09-01 23:28:35)
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179.ネタバレ 評判が良い映画だったのでアマゾンプライムでみました。 長いし、暗いので何がなんだかよくわかりませんでした。 一度捕まえたジョーカーに逃げられる間抜けさに唖然。 最後結局ジョーカーはどうなったのでしょうか?
ハービーとレイチェルはいつ捕まったのでしょうか? ハービーはジョーカーを何故撃ち殺さなかったのでしょうか? バットマンがジョーカーを轢き殺さないでコケてるのはなぜでしょうか?
2時間半もかけてるのも能力が足りないからでは? 黒い衣装のバットマンが暗い背景の中で動き回ってもよくわかりません。
この監督、伝える力が足りないのでは? 【承太郎】さん [DVD(吹替)] 3点(2021-12-13 01:17:40)
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178.ネタバレ ハービーの顔面半分にリアリティがなくてそこからはあんまり集中して見れなくなった。 ストーリーも演技も音楽も映像もよかったので、かえって残念さが際立った。 命乞いをしない悪党に勝つことはできないのだ、と思った。 【よこやまゆうき】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-10-16 08:16:40)
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177.ネタバレ 追い込まれた人間のエゴを、目を背けたくなるほど、これでもかと描く。 心の闇を描いた作品。
バットマンが活躍してる時よりも、ジョーカーが暴れている時の方が面白かった。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-01-12 21:56:17)
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176.ネタバレ なかなか深いテーマでとてもアメコミとは思えない内容でした。 囚人が起爆装置を捨ててしまうところは最高に素敵。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-05-04 18:09:29)
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175.ネタバレ 間違いなく見て損はしない 善と悪の関係 善であったバットマンがジョーカーの煽りを受けて一瞬で悪の立場 熱血漢な正義であったハービー・デントが方向性を少し変えただけで復讐者 船の互いの命を懸けたシーンで見事に性善説 ジョーカーの存在が性悪説 観方一つで変化する善と悪のせめぎ合いをとても上手に表現
シナリオもいくつかのパートに分かれており、 ジョーカー登場~混沌 ジョーカー逮捕~レイチェル・ハービーの拉致 バットマンvsジョーカー 船の中の葛藤 ハービーの暴走 後半3つは同時進行にも関わらず、シーンの切り替えも上手く、よく練られていると思う。 何よりヒース・レジャー演じるジョーカーの存在が圧巻 これだけよく出来た映画の中でも一段も二段も際立っている。 大好きな監督びいきの点数です。(+1点くらいついていると思います。) 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-10-30 00:48:08)
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174.ネタバレ 船の起爆装置を囚人が投げてしまうシーンが最高。 タイタニックの楽団のシーンを彷彿とさせた、自己犠牲の美しさ。 ジョーカーの口の傷や検事のやけどの跡等、ちょっと痛い描写が多くお腹いっぱい、だがそれも狙い通りという所か。 正義のためにあえて汚れ役を引き受けるという事も自己犠牲の一貫であろう。 【チェブ大王】さん [地上波(吹替)] 8点(2019-09-29 21:47:32)
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173.ネタバレ めっちゃ面白かったけどちょっと長いかな。バットマンがカッコ悪くてジョーカーがカッコイイという善悪でカッコ良さが逆転している作品。"You know the thing about chaos? It's fair"という台詞がカッコ良くて忘れられない。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-06-17 03:05:33)
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172.ネタバレ ジョーカーの圧倒的な魅力で持った映画なのは間違いないが、それだけの映画じゃないのが凄い。 バットマン、トゥーフェイス、ゴードン警部という他のキャラたちもそれぞれ立ってて人間味がある。 アクション的な見せ場もあり、ヒーローとヴィランの存在意義という哲学的な要素もあり ジョーカーという圧倒的な悪役を軸に様々な要素が折り重なって完成したもの凄いエンターテイメント作品だと思う。 この映画が与えた後のヒーロー映画への影響は計り知れない気がする。 【Nig】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2018-09-01 01:29:42)
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171.ネタバレ 本作を初めて鑑賞した際の素直な感想を書けば、「これってまんまヒートじゃん!」というものでした。
街(特に夜景)の描写、犯罪シーンの雰囲気、善悪の奇妙な対話と共感。 バットマン映画にヒートの秀逸だった要素をこれでもかと盛り込んで、ジョーカーをとことん大暴れさせた映画に仕上げてきたなと思ったものです。
というわけでヒートが大好きな人間からすると、本作の評価は必然的に好意的になってしまう(笑) とはいえ、ジョーカーの新しい魅力を創造したのは紛れもなく本作及びノーラン監督の功績でしょう。 今でも覚えているのが、朝の情報番組で本作の予告編が流れた際、ジョーカーのあまりの怖さに女性アナウンサーたちがざわついていた事です(めざましテレビだったろうか)。 私も衝撃を受けました。ジャックニコルソン版のどこかコミカルなジョーカー像が一気に粉砕されましたから。
バットマン映画としても秀逸、犯罪映画としても秀逸な作品です。
ただ唯一のマイナス要素は、、、、すいませんマギー・ジレンホール、やっぱ美女扱いはちょっと違和感が・・・(大変失礼ですが) 【nakashi】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2018-01-08 10:27:28)
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170.ネタバレ 今まで見たアメコミ系作品の中では、ストーリーが抜群に面白い作品です。 最初のうちは展開が早いうえに、少々話が複雑で小難しい。ですが、話が進むにつれて、人間関係や状況がはっきりしだすと、俄然面白くなります。 この作品ではメインの人物から脇役に至るまで、無駄な人材が一人もいません。実はジョーカーに買収されていた女刑事や、船の囚人まで、脇役のくせに脇役とは思えない凄い存在感です。 終盤のストーリー展開は筆舌には尽くしがたい、ハイスピードで怒涛の展開を見せます。 『実は生きていたゴードン警部』からの『ジョーカー逮捕』からの『レイチェル、デントの拉致』+『ジョーカーの脱出劇』の凄まじさ。これは凄いことになってきたと思ったら、ここから更にストーリーは加速。『船の爆破スイッチ』『バットマンVSジョーカー』『デントの復讐』この3つのエピソードが、完璧なバランスで同時進行する圧巻のクライマックス。目まぐるしく場面が次々と切り替わるにも関わらず、全く混乱することがありません。しかも一つ一つのエピソードのクオリティの高さ。『バットマンVSジョーカー』のステージでは、銃を持ったピエロが全員人質といった手の懲りよう。いったい、どれだけのサプライズを用意しているんだと、その結末を固唾を呑んで見守ること2時間30分。なんと、そんなに時間が経っていたのかと、まさに時間を忘れてしまう完璧なエンターテイメント作品。 もう見応えは抜群なのですが、正直後味はあまりよろしくない作品。ハッピーエンドとは程遠い内容。こーゆー作品にはついついハッピーエンドを求めがちな私にとっては、辛い結果となってしまいました。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-09-08 04:14:52)
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169.ネタバレ ここまでヒーローものを良い意味でも悪い意味でもリアルに残酷に描いた映画。
ジョーカーがここまで極悪なキャラだと相当話も重くなるし、平気で人命を天秤にかけたり殺し合いさせたり、バットマンもジョーカーを殺す殺さないのルールで揺れるのでバットマンが殺さずジョーカーやその他悪役が殺しまくるので主要キャラ含めて善人だけがどんどん死んでいく。 どうみても悪い映画にしか見えないのに、このリアリティが斬新だったのか・・・いい映画だったのは間違いない。 【ラスウェル】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2017-07-23 01:38:47)
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168.ネタバレ 面白いんですけど、後味の悪い映画でした。しかも、アメコミヒーローモノにも関わらず、暗い、重い、長い、疲れました。本作の成功以降、良くも悪くも、アメコミヒーローモノにも関わらず、リアルな「ダークナイト」的な作品が流行っている気がします。 スーパーマンは人間離れしたスーパーヒーロー、それに対してバットマンは生身の人間。だからこそ、バットマンは、暗く、重く、リアルな作風が合うのかもしれません。 ヒース・レジャーの演技は大絶賛されてますが、ジョーカー単体としては、個人的にはジャック・ニコルソンの方が、好きです。もちろん、本作に合ってるのはヒース・レジャーの演技の方だとは思います。 また、ハービー・デントがトゥーフェイスになる過程も重いですが、顔半分が火傷というのもえぐいです。ジョーカーのメイクもただの白塗りなので途中で一部取れかけてたりして、リアリティがあります。 極端な言い方をすれば、本作には、スーパーヒーローも怪人も出てこないアメコミヒーローモノということになります。普通の生身の人間が狂気的な極めて偏った考え方をしているだけです。でも、それがリアルで一番怖い。 本作はアメコミヒーローモノとして見た場合、リアルなため、娯楽性に欠け、後味が悪く、お子様が見るにはお勧めできません。そのため、マイナス1点。しかし、それ以外はほぼ完璧です。役者もメインはもちろん、脇を固めるマイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンと豪華です。ただ、前作でレイチェル役を演じたケイティ・ホームズが可愛かったので、彼女が降板したのは残念です。ヒロインは演技力も大事かもしれませんが、どうしても可愛くないと男はがんばれないと思います。今作の人も悪くないんですが、思ってしまったんだからしょうがありません。ごめんなさい。マイナス1点。 【映画の夢】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-06-14 14:47:08)
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167.ネタバレ ヒース・レジャーの歴史に残る怪演は彼の死というフィルターなしでは語れない。それだけ複雑な気持ちにさせられる。如何なる善人も悪に身を堕とすことを実証させようとするジョーカーは性悪説で厭世主義の権化だ。戦争や凶悪犯罪は一向になくならない、むしろ「人間とはそんなものだ」と彼のようになれたらどれだけ人生が楽か。しかし、如何に下らなくても勝負に負けても信念を貫くバッドマンの姿に今のアメリカと重なる。そう言い繕わなければ国家も尊厳も人生の意味がなくなり永続できなくなる。だからこそ理性で自制して、我々は不条理な社会と戦っている。屈服すればトゥーフェイスのようになってしまうだろう。とにかく期待値が高すぎた。緊張感のないかったるいアクションシーンに、リアリティを求めるほどリアルでなくなる矛盾。重厚なテーマも完全にヒース・レジャーがいたからこそ成り立つもので、全て彼に喰われてしまっているから、それを除くと秀作以上の点数は付けられない。エポックメイキング的な存在であることには否定しないが。
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166.ネタバレ 三部作を通して監督が言いたかったのは「司法と警察がしっかりしろ」であると理解しました。 この二作目は、表舞台の公的機関が機能を果たさないせいで、義憤に駆られたダークネスで孤独で超リッチ-な一般市民が十字架を背負い苦しんでいる姿が描かれています。 「おらっちが拳を振るうんじゃなく、法が悪人に鉄槌を下してくれよぉ!」というダークヒーローの願い叶わず、次回作まで引きこもりに。 話が長くてアホな私には非常に難解だったことと、仕事を抜けて授業参観に来た石野真子似のヒロインが好きになれなかった。ごめんなさい。 8点。 【ぱいなぽ】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-04-14 10:19:05)
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165.ネタバレ この映画のテーマを考えた時に「正義とは何か?悪とは何か?」なんて言葉しか出て来ない自分の語彙の乏しさが恨めしい。クレバーでクレイジーなジョーカーを勝たせないために、ゴッサムの平和への灯を消さないために、バットマンが取った悲しい選択に涙した。 追記:9点にしていたが、何度も見返している事実と減点要素が見当たらない事に気付いたので10点に変更。 【alian】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2016-01-30 17:20:27)
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164.ネタバレ IMAX映像も含めて全体的に完成度の高い映画ですがストーリーが非常に重たいので、ヒース・レジャー(ジョーカー役)が出ていなかったらここまで人気が出なかったようにも感じます。裏を返せばヒースのジョーカーを観るためにこの映画をチョイスしても良いレベルの演技力だったと思います。(私はあまり好きではなかったのですが)
マギー・ギレンホール(新しいレイチェル役の人)の顔立ちが気になって集中力が途切れることが何度かありました。特にジョーカーが発する「これはこれは、、美しいお嬢さん・・」的なセリフは完全なNGワードで、現実世界に引き戻されてしまいます。(やはりヒロインは美しくなければと痛感します) 同年代ならキーラ・ナイトレイ や ケイト・ウィンスレットあたりのキャスティングのほうが美貌・知性・強さの三拍子が揃っていて良かったと思います(イギリス人ですが)。
ラストはやはり堕落したハービーが晒されるべきであって、バットマンが罪をかぶって逃げる必要など無かったと感じました。その他色々と言いたいことはありますが、他の方がたくさん書いてらっしゃるので割愛します。レイチェルの件とラストの件がなければもっと高得点だったと思いますが、まあそれでも十分に名作に迫る良い映画だったとは思います。(私はあまり好きではなかったのですが) 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-07-11 17:35:45)
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