123.ネタバレ スゲー! 何これ! こんな濃い内容を敢えてバットマンでやるとは・・・ ジョーカーに感情移入させられてしまうところまで作りこむところがすごい。 【ぱぴんぐ】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-31 03:30:09)
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122.ネタバレ まずこの映画、オープニングシーンが素晴らしい!全面ガラス張りのビル街を全景からググーッとトラックイン。秩序立った風景の中で、一枚のガラスが破裂。ここから一気呵成にカオスの世界に突入していきます。ニューヨークでは、割れた窓ガラスや壁の落書きを修復することから始めて治安を回復しましたが、この映画ではまったく逆。街全体を恐怖のどん底に突き落とす壮大な劇場型犯罪は、たった1枚のガラスが割れるところからスタートしていた・・・。映画全体をも象徴する、ゾクッとするオープニングでした。 しかし、力作だと思うけれど、手放しで絶賛はできない箇所も多かったです。とくに、一般市民を衆愚として描きすぎじゃないか?と思いました。最後はトゥーフェイスの罪をバットマンが被るという道を選びます。これって結局一般市民のことを信用してないってことじゃないのか?と思ってしまいました。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-06-25 13:52:47)
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121.ネタバレ 2度目観賞。美しいゴッサム街の夜景を背に羽ばたく「暗黒の騎士」。ヒーロー物らしからぬ物語の奥深さですが、前回観賞時ほどのめり込めませんでした。悪役ジョーカーを怪演したヒース・レジャー遺作。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-15 18:52:38)
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120.ネタバレ 最初の約一時間はありきたりの展開、まずゴッサムシティがごく普通の町として描かれていることに違和感。あんなに腐敗や殺人、ジョーカーのような人命など微塵も顧みない狂人が毎日のように町を爆破等で破壊しまくっているのに、町の大半の市民の能天気ぶりに違和感。普通の感覚の持ち主ならこんな町もっと前に逃げ出しているはず。このジョーカー、バットマンスーツのように特殊な防護服を身につけているわけでもないのに異常なほど不死身、タンクローリーごとひっくり返されようが、防弾ガラスにヒビが入るほど頭を強打しようが、全くの無傷。しかもあの特殊メイクで真昼間に町を徘徊し、あの程度の変装で普通に病室にも現れる不自然さ。この狂人のせいで多くの人命が奪われ、町も壊滅状態になりつつあるのに、バッドマンを始め警察や市民でさえもジョーカーに対して温情を見せている風な体たらく。挙句の果てにはバッドマン自らが被らなくてもいい罪を被り「俺はしょせんダーク・ヒーローなのさ」と云わんばかりに闇に消えていく消化不良な結末に唖然茫然。いや悪いのはあんたじゃなくてジョーカーですから、、、顔半分、焼けただれた男もあの顔で普通にしゃべっているリアリティのなさ、もっと言えば、短期間にあれだけ大掛かりな爆弾を仕掛けるのは、かなり頭数が必要だしそれも組織だって行わないと無理。だとすればジョーカーの一匹狼的狂人キャラとのズレが生じる、、全てにおいてジョーカーに都合が良すぎる展開、、そうしたモヤモヤが観ている間中ずっと付きまとっていた。評価が高めなので若干期待したのだが、偽善的ヒロイズム満載のハリウッドヒーロー物はやはり肌に合わないのかもと再確認してしまった作品。 【LORETTO】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-03-06 12:22:28)
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119.ネタバレ 中途半端にしかバットマンシリーズを見ていないためか、前評判ほどの印象を受けませんでした。それでもヒースレジャーの凄さ!というか彼しか覚えていない。ヒロインの死を納得出来ず、主人公にも感情移入出来ず…それほどジョーカーが強烈でした。今更ながらご冥福をお祈りします。 【西川家】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-03-03 23:41:18)
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118.ネタバレ クリスチャン・ベールがダークに良く合う人間味を感じさせないところが良かった。 ストーリーも設定も原作アメコミを忘れさせるようないい作品ですね。 しかし、ダーク過ぎて好きにはあんまりなれないのだけがマイナス。 【森のpoohさん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-03-02 20:13:09)
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117.ネタバレ かつてここまで真面目に作りこまれたアメコミ映画は観たことが無い。今までのアメコミのような「映像ありき」でもなく、「派手さありき」でもなく、アメコミと言う題材を最高のリアルさで描いてくれました。これは本当にリアル!!現実的すぎて、アメコミなのに重く余韻を残す作品でした。
バットマンとして超法規的に悪を懲らしめるために毎夜ゴッサムシティを駆け巡るブルース・ウェイン(=クリスチャン・ベイルさん)。バットマンとは対照的に顔を出す英雄検事、「ホワイト・ナイト」としてゴッサム・シティの治安を守るハービー・デント。そんな二人に反発するかのように「混沌と平等」をテーマに次々と街にテロを仕掛けるジョーカー(=ヒース・レジャーさん)。そしてそれらのヒーローやヒールに翻弄される市民達・・・。 それ以外にも語りたいキャストはたくさんいますが(マギー・ギレンホールさんとかゲイリー・オールドマンさんとか)語りつくせない。
この映画が妙にリアルなのは、テロリスト役のジョーカーが他のアメコミ映画みたいに超能力など無く現実にありそうなテロリズムに及ぶからではないでしょうか。これがレーザー吐いたり透明になったりとかになったら、たぶんここまでインパクトのあるものにはならなかったでしょう。 そんなジョーカーの思想は「混沌においてはみな平等である」。確かにそうかもしれないが、残念ながら世の中にはルールがあり先進国はみな法治国家である。ジョーカーがどんな高尚な思想を持っていたとしても、それらを侵す権利は無く、無秩序な暴力でしかありません。また彼は病院でハービーと話しながら、自分以外の人間のことを「自分だけの小さな世界で物事をコントロールしようとするちっぽけな人間」と評してますが、ラストで二隻の船を操ろうとしたジョーカーもそういう意味では「ちっぽけな人間」。結局何かを自分の思うように変えたくて色んな手段に出るんだろうし、とどのつまり人間はちっぽけと言うことなのでは。そういったジョーカーの思い上がりに-1点。
しかし決して特別な人間などいないと言う、当たり前のことを皮肉にもアメコミ映画に教えられました。素晴らしかったです。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-19 15:53:15)
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116.ネタバレ ジョーカーの手下たちの行動原理はなんだったのでしょう?親分にだまし討ちされるは、金は全部燃やしちゃうは、よく逃げ出さずに付いていってるよね。ジョーカーの「ゴッサムシティに恐怖と混沌を!」という理念についていけるほど頭がよさそうじゃないし。 【爆裂ダンゴ虫】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-01-10 19:31:51)
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115.ネタバレ 実はバットマンの悪役は1人を除いて、全員が精神異常者。(犯罪紳士ペンギンだけは普通の刑務所行きだが、他の悪役は皆アーカムにぶちこまれる) で、その代表選手がジョーカー。
そして、ジョーカーは、バットマンを「仲間」だと思っている。同じ精神異常者だと。 つまり、ジョーカーとバットマンは表裏一体の存在。 トラウマから正義の使者となったバットマン。 トラウマから悪の権化となったジョーカー。 やり方が違うだけで、根っこは同じだろう、というわけ。
精神異常者であるジョーカーには、金も権力も名誉も、何も要らない。 ただ、同じ精神異常者であるバットマンを「同じ土俵」にあげたいだけ。
そして、バットマンはジョーカーと同じ精神異常者にならないために「最後の一線」として、けっして「殺さない」。
この展開が、1990年代以降のアニメとコミックでは主軸になっていた。 それをきっちり描ききって見せたのが『ダークナイト』。
でも、まさか、ここまでやりこむとは思わなかった。 信じられない。 最高な一本でした。 【伊達邦彦】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-01-10 18:18:16)
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114.ネタバレ なぜか市民や警察には眼の敵にされるバットマン。 犯罪者側にとっては都合よく話が進んでいく理不尽な展開。 船の爆弾シーンが唯一の良心? 長くてしんどかった。 でもジョーカーが捕まった時点で終わってたら物足りなかったかも。 【ume0214】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-01-02 21:50:55)
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113.ネタバレ ティムバートン版との作風の違いで好みが分かれるのかも知れませんが、こういうシリアス路線もアメコミとしては新鮮でおもしろかったです。映画館で見たからかもしれませんが、切れのあるアクション・緊張感の連続でとても鳥肌が立ちました。実際に爆破したビルのシーンからもわかるように、ヒース・レジャーの名演もこの映画が素晴らしい理由の一つでしょう。 【SkyLight】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-12-30 09:12:55)
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112.ネタバレ 特段おもしろくはなかったなあ。良かったのはいかさまコインと、両船ボタンを押さなかったことと、いかついバットマンバイク。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(吹替)] 5点(2009-10-25 22:24:48)
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111.ネタバレ ジョーカーの存在感はさすが!でもアーロン・エッカート演じるハービーが最初から善人に見えず、ダークサイドに堕ちたヒーローというより化けの皮が顔半分はがれたように思えてなんだかな、という感じ。マギー・ギレンホールも何だかそこらのダイナーでウェイトレスでもしてるほうが似合いそうで、ヒーロー二人が命を賭けて取り合うほどの女に思えず、単なる好みの問題だろうが作品世界に入り込めない要素がやや多かった。個人的にはアルフレッドが一番キャラにぶれがなくて渋くて格好いい。彼がメインのスピンアウトが是非観たい。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-07 12:04:41)
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110.ネタバレ バットマンもの初見です。こういう「アメコミ」系なものはあまり興味のないカテゴリーでして…と思いきや、なかなか面白い! 脚本的によく考えてあるし配役もいい感じ ジョーカー=いいですねーーーあんまり強そうじゃなくてマンガチックですが(あ、もとはマンガでしたね(笑)) ほかのシリーズ物もみてみたいデスネ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-25 07:57:59)
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109.ネタバレ 面白い映画とはどんな映画か? それに対するひとつの答えが今作にある。ほとんどの映画はフィクションだ。だけど、そこにどれだけのリアリティを感じさせ、観る者の共感を得るかが全ての映画が持つ命題となる。このバットマンシリーズはヒーローコミックが元にあり、バットマンが出てくるだけでリアリティという部分で大きなビハインドを負う。ジョーカーの登場も巨大なハンディになって、ちょっと気を抜くだけですぐにお話が絵空事になってしまう。が、今作は最後まで緊迫した空気の中でストーリーから現実味が消えることは無かった。これは緻密な計算の結果だ。前作に比べてバットマンは微妙に弱く、時には雑魚敵に苦労する。満身創痍で自分で傷口を縫う。ヒロインに選んでもらえない。でも、選ばれたと云う哀しい思い込み。時間が経つと剥がれてくるジョーカーメイク。バットマンを「ならず者の自警団」として非難する声、等々。これらはすべて、映画をリアルへ引き戻すための演出です。この映画の設定自体が持ち合わせる大きなフィクションのベクトルを、脚本と演出の努力によってリアル方向へのベクトルで相殺する。結果、ヒーローアクションムービーならではの吸引力に硬質で奥深い説得力を加えることに成功している。これこそ面白い映画の見本である。ちょっとだけ残念だったのは、フェリーに仕掛けられた爆弾を囚人の親玉みたいな人が船外に投げ捨てたシーンだ。あそこだけは、ご都合色が顔を覗かせた。そこにマイナス1点。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-08-24 01:28:39)
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108.ネタバレ 前作がかなりガッカリで金返せとまで思ったのに同じ監督が作ったとは思えない。 シリアスな犯罪物の良さとアメリカンコミック物の良さがうまい具合に合わさっている。前作はリアルにしようとし過ぎてアクションや敵役がいまいちだったけど、今回はジョーカーがよくやってくれた。多分この映画を評価する人のほとんどが言うだろうけどヒースレジャー演じるジョーカーに尽きる。ジョーカーをチンピラやギャングの頭目にせずに「抽象的な存在」にしたのは大正解。これよこれ。この感じを望んでたのよ。欲を言えばもっと笑いながら楽しそうに余裕を持って一連の犯行をやってほしかった。 ゲイリーオールドマン演じるゴードン警部が前作に続きいい味だしてる。また容姿が原作に忠実でいいのよ。今までのシリーズがゴードン警部を軽視していた反動かかなりのいいとこどり。 しかしメイン張るべきブルースウェインがなんか薄い(笑) 私生活のトンデモセレブぶりをもうちょっと見せてほしかった。 あと口元がすっとしてるからかバットスーツ着たときのマスクがパッとしない。 これはマイケルキートンが異常なだけかもしんないけど。 デントの後半のエピソードは次に回してもよかった。焼けただれてからトゥーフェイスって呼ばれてたことを明かすんじゃなくて事前に伏線引いておいて欲しかった。 展開が駆け足すぎる。 あとリアル路線もいいけどそれを損なわない程度のカタルシスも欲しかった。もっとガッとバットシグナルを劇中で使ってほしかった。最後のバットシグナルを壊すシーンがより映えたはず。 おそらく製作者はそういうヒーロ、ヒーロした感じになるのが嫌で徹底的に排除したんやろうけど。 筋に関しては文句はほとんどないけど一つだけ・・・。やっぱり船の避難民にボタンは押さすべきだった。 そんでそのボタンは自分たちの船の起爆装置だったみたいな展開。こうしたほうが「恐怖で倫理や道徳を失うゴッサム市民」になってよりリアルになると思うんだけどやっぱ後味悪すぎかな。ここまでかなり冷徹に話を進めてきたのにこのところだけ浮くんよね。 間違いなくアメリカンコミックを映画化した中では一番完成度高い(一番面白いかとか好きかとかは別の話) これからにキャットウーマンやペンギン、リドラーを持ってきてこの映画並の評価が得られるか不安。 リドラーにジョニーデップは絶対にやめたほうがいい。 【CBパークビュー】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-08-02 17:50:53)
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107.ネタバレ 腕力はなくとも人の心理を狡猾に弄ぶジョーカーのキャラ設定はいい。 しかし、病院や二隻の船に大量の爆弾を仕込むとか、あまりにも現実的じゃなさ過ぎて引く。 デントを英雄に仕立てようとしたり、バットマン自らが汚名をかぶるなども話をドラマチックにしたいがための無理矢理感が否めない。 大人なんだからもっとうまいことやれる方法は考えられるだろう。
バットマン時のウィスパーボイスも耳障りだし別にそこまでしなくていいんじゃないかと、そんなことばかり考えながら観てしまった。 【banz】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-07-19 00:38:27)
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106.ネタバレ ヒトが抱える両面、バットマンが抱える良心…全てを搾り出しても搾り出しても届かないジョーカーの邪心、安易な自己犠牲ではない選択、そして、ジョーカーの抱える漆黒の邪心、ある意味ヒトの愚かさだけに救いを求めるような…寂しさ。お互いに心の底から憎みながらも求めあうような感覚。なんか、本当にいい意味で考えさせられる映画でした、観て良かったと思います。 【TKS_0C7】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-06-22 00:28:00)
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105.ネタバレ アーロンエッカートとヒースレジャーとモーガンフリーマンが素晴らしすぎます。脚本もジョーカーのキャラ設定や非道の数々の作り方がかなり巧い。予想していたよりもドンパチな感じではなく、派手なアクションよりかは心理的、ドラマ的要素が濃かったです。クリスチャン・ベールは正直のっぺりしていてあまり好きではありません。アクションシーンもなんか緩慢としています。 バットマシリーズを観たことがなくて、これを一番最初に観たので意味の良く分からないシーンがあったのは残念です。せめてバッドマンビギンズでも観てからにすればよかったと後悔しました。 バットマンのバイクも車もあまりかっこよくなかったのも残念だったかな(笑) ヒース・レジャーありがとう。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-20 20:26:12)
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104.ネタバレ もし、“悪ふざけ”の対語として“悪まじめ”って言葉があるとしたら、さしずめこれなんかそう。アメリカ娯楽映画の偉大さは、野暮を排除するところにあったはずなのに、最近は平気で野暮する。かつては、娯楽として徹底させるなかで無意識に何らかのメッセージを忍ばせることはあっても、その手つきを誇示はしなかった。ところが最近は堂々と見せて、とうとう活劇映画の山場を善玉と悪玉の対話で済ますまでになった。悪まじめであろう。それをやっちゃあおしまいよ、だ。船の相互爆破のエピソードもつらかった。「やられる前にやれ」で始めたイラク戦争の自己批判のつもりなのかも知れないけど、あまりにメルヘンチック。ジョージ・ワシントンが「桜の木を切ったのは僕です」と名乗り出るところをそのまま映画化したらこうでもあろうかという恥ずかしさ。どうしてもその話を演出しなければならないのなら、ちょっと三枚目にひとこと言わせる場面を入れるなりして悪まじめにならないよう気配りするのが、かつてのアメリカ映画だった。照れるということを知っていた。今は堂々と野暮をやる。ジョーカーが出てくるときも、もうちょっと粋に登場してほしいのに、ヒョイと出てくる、あの顔で。別にファンファーレを鳴らせとは言わないけど、悪玉としてのツヤがなさすぎないか。これからの時代、思想を語りたいのなら語っても結構。ただ、悪ふざけにも悪まじめにも堕さなかった、かつてのアメリカ映画の栄光を忘れないでいてほしい。 【なんのかんの】さん [DVD(吹替)] 5点(2009-05-06 12:08:21)
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