41. スーパーマンII/冒険篇
シリーズでは一番好きです。ハリウッド・スタンダードのシナリオを綺麗に見せてくれたのには感心してます。ラストの決闘のオチについては、あたしはうけました。ちゃんと三段オチの形式をとってたね。 9点(2001-08-27 18:28:30)(良:2票) |
42. チャップリンの移民
あたし、これ好きです。チャップリンのこうした皮肉たっぷりのコメディが後の「モダンタイムス」「チャップリンの独裁者」等に通じる部分だよね。 9点(2001-08-18 00:31:15) |
43. キッド(1921)
チャップリンは喜怒哀楽を動作で表現するのが非常に上手い。 9点(2001-08-16 18:50:43) |
44. ローマの休日
ヘップバーンの名作ですよね。リメイクは難しいね。絶対に評価さがるもん。比較されるのが可哀想なんだがヨーロッパ特急・・・やめとこう(笑) 9点(2001-08-16 18:41:03) |
45. エレファント・マン
映画の見始めはとにかく一瞬姿を見せるメリックにビビリ、だんだん露出が多くなるにつれて悲しくなりました。救いだったのは最後の方のメリックの”おめかし”シーンでしょうか。あの姿と、枕を1つだけ使って眠るラストでジョン・ハートの映画なのに安心して帰ったのを良く覚えてます。 9点(2001-07-24 01:30:10) |
46. サボテン・ブラザース
いいよね。典型的なバカ映画。SNLで名を馳せたチェビー・チェイス、スティーブ・マーチンそれと落ち役のマーチン・ショート。あれだけアクの強い役者が3人もいて、出来上がりはランディスの望みの通りのB級映画に仕上がっているのはすごいね。オープニングの3人の歌(テーマソング)がまたイイ!!さびの所なんか、忘れたくても忘れられないです。エンドクレジットも良くみると面白いよ。 9点(2001-07-16 19:19:07) |
47. プラトーン
ベトナム戦争をここまで醜悪に撮ったオリバ・ストーンはやはり評価しないといけないんじゃないだろうか。また、軍事コーディネーターのデイル・A・ダイが相当派手にしごいた賜物なのか、トム・ベレンジャーとウイレム・デフォーの「目」の演技にはちょっとびっくりしたなぁ。今までかなり戦争映画見たけど、始めて見た時の衝撃はこれ以外には少ないなぁ。 9点(2001-07-16 18:52:21) |
48. グローリー
何がすごいってやっぱり、黒人の表現力って言うのは、白人のそれと比べても多彩だって事だと思ったのがこの映画でした。デンゼル・ワシントンって、決してタフなイメージの無い役者だと私は思ってますけど、黒人の根底に持つ迫害感情って言うのは線の細さを忘れさせるぐらい迫力がありますね。映画的には、ラストがちょっと説教くさくなっちゃた感じがありますが、全体的にはわかりやすい映画で良かったと思います。 9点(2001-07-03 00:40:13) |
49. フィールド・オブ・ドリームス
素直に感動できた映画ですね。「さよならゲーム」もそうだったけど、コスナーって、スポーツ系の映画にでると、妙に映える人ですね。しかし、アール・ジョーンズはどんな映画に出ても存在感でかいよなぁ。あの”トウモロコシ畑スタジアム”での名演説があるから、ラストのキャッチボールが感動的だったと思います。 9点(2001-06-27 18:26:48) |
50. グリーンマイル
全体的には原作を表現をかなり忠実に映画で表現できてましたね。BGMも良かったしね。「ショーシャンク・・・」に比べると原作を忠実に表現しているのに、出来はこっちの方が良かったと思います。ラストはちょっと戴けなかったなぁ。「グリーンマイル」にしても、「ショーシャンク・・・」にしても日本人に理解するのは難しい作品かも知れませんね。評点が分かれるのはわかる気がします。 9点(2000-06-16 18:12:59) |
51. ラッシュ/プライドと友情
《ネタバレ》 日本でスーパーカーブームがあった当時のF1ブームの話で、あたしはこの頃のF1が好きだっただけに、やっぱりあの頃のマシンのシルエットを見る度にただニヤニヤするばかり。それでいてやっぱり、あの壮絶な76年の話な訳で、当時を記憶しているあたしとしても結果が分かっているはずなのに、何故か熱くなっているあたしがそこに居るんだよね。特にニキの復帰戦のシーンは、あれ?雨天じゃ無かった筈だよな、という程スクリーンが歪んで見えて、それが映画の効果でもなくて、自分の涙であったのに暫く気がつかない程、感情移入してるあたしがそこにいました。まぁそれだけニキのファンだったという事なんだけどね。映画としてはF1と言うよりはニキとジェームスの二人の性格、思想、信条、容姿など、相反する二人が実は互いに持つ対抗心という共通性から、認め合うようになって行く姿を見せたいのかな、という風に見えました。その意味では多少粗っぽいシーンも多いのだけど、映像表現としては二人をうまく対比させた上で、きっちりと二人の良さを映し出すことで、ニキ・ラウダ、ジェームス・ハントの二人の良さ(と悪さ)を見せていたからね。 [映画館(字幕)] 8点(2014-02-25 03:18:39) |
52. キャプテン・フィリップス
《ネタバレ》 これすごいな、と思うのは、船長の物語の筈なのに、海賊目線でもちゃんと物語が見れるんだよね。原作未見だから分からないのだけど、多分、この映画程海賊に対しての目線や感情はここまでではないと思うんだよね。これはやっぱり、この監督の上手いところなんだと思う。同時に、キャストの演技が本当に凄いんだよ。特に海賊サイドの役者陣は、生々しさがあって、見ている側が不安になるし、同時に彼らの感情も伝わってくるんだよね。良く映画で表現されるスラムの黒人とは違い、アフリカの貧困層の根底にある逞しさみたいな物が表現されている気がしました。 [映画館(字幕)] 8点(2014-01-15 02:46:42) |
53. 50/50 フィフティ・フィフティ(2011)
《ネタバレ》 これ、あたしの好きな部類の映画ですね。物凄く重くなってもおかしく無い死に関わる病気を患者とそれを取り巻く人達の姿を半ば笑い捨てる様に描いているという点で、話の重さを軽く見せているのが逆にこうした問題への取り組みを考えさせられるのかな、と感じました。少し行き過ぎという部分も見られるのですが、家族への想い、友人の献身、恋人の裏切りなどを通して、患者本人が成長する様は非常に面白いです。 [映画館(字幕)] 8点(2012-01-22 10:39:16) |
54. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 いよいよ物語のクライマックス、という所なんだけど、あまり興奮できませんでした。アナキンがヴェーダーに変わる過程というのが雑だし、何よりも話の流れが急激に直情的になる感覚というのが、結構違和感を感じますね。 [映画館(字幕)] 8点(2011-10-11 20:47:41) |
55. モールス
《ネタバレ》 原作も「ぼくのエリ」も観た上での感想ですが、あたしは意外と悪くなかったと感じています。原作に近づけようとしているのだけど、「ぼくのエリ」の方は明らかに映画用に脚本が調整されているんだな、というのが分かりました。「ぼくのエリ」では、12歳という年齢の危うさを、この映画では二人の関係に愛情が強調する様に作られていて、同じ原作を明らかに違うアプローチで描いているので、これはこれでアリでは無いかと。特に原題である、「LET ME IN」という言葉を丁寧に織り込んでいる点は良かったのでは無いかと思います。 但し、不満も無い訳ではなくて、父親とアビーの関係性をあまりしっかり描かなかった事や、父親の性的嗜好などを設定から外してしまった事、物語の時系列を変える必要性があったのか?など、物語で意味がある部分がぼやけている感じが少々気になりました。役者は主役の二人がやっぱりこの映画の一番の魅力では無いかと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2011-09-18 01:17:16)(良:1票) |
56. SUPER8/スーパーエイト(2011)
この映画は、スピルバーグの映画をワクワクして観た人と、そうで無い人との差が出るかな、と言う気がします。年代の差なのかな、という気もしないでもないけど、家で映画が見られる昨今を考えれば、それもあまり無いのかなと思うし、こういうレビューを意識して観てしまうとどうしてもアラが目立つのかもしれません。(まぁ、他のレビューにも言える事なのかもしれませんが) あたし自身は実のところ、スピルバーグ作品はあまり好きでは無いのだけど、それでも面白かったし、何よりもスピルバーグ作品に対するリスペクトを感じただけで、映画としては成功なんじゃないかな、と思いま。 [映画館(吹替)] 8点(2011-08-16 01:21:20) |
57. ブラック・スワン
《ネタバレ》 あたしはバレエについては全く分からないので、そちらの技術については他の方のレビューを見て頂くとして、凄いなと思ったのは、ナタリー・ポートマン演ずるバレリーナの精神の崩壊していく過程で、自らが「白鳥の湖」のソロの演技を身につけていく様じゃないかな、と思う。現実と虚構が入り乱れて、何がなんだか分からない状況で話が進んでいくが、その中で、表情が変化していく様というのは圧巻でした。ラストの白鳥の湖を演じる姿というのはそうした変化の集大成であり、自身が役を奪われるのではないかという脅えがバレエの前段、役を全て演じるという欲望の為に変化した姿が中盤の黒鳥、欲望を満たす事にやってしまった結果が幻想であった事に安堵して演じるのがラストという、ある意味、白鳥の湖の全てを演じきる事ができた事に酔いしれる彼女の最後の台詞こそが、そっくり演者であるナタリー・ポートマンに返ってくるという感じがあったのが良かったと思います。作りとしてかなり古典的なギミックやサブリミナル効果やCGを使うというのも気持ち悪くて面白かったですね。 [映画館(字幕)] 8点(2011-06-15 17:46:30) |
58. ヒア アフター
これはイーストウッド作品としては物凄く好みが分かれる作品のひとつでしょうね。あたしは物凄く面白いと思いました。一歩間違えば完全にファンタジーというだけの映画になり兼ねないのだけど、この映画では、実はファンタジー要素というのは、映画の肝となる話を構成するためのメソッドとしてしか扱っていないというのが秀逸だと思います。この映画を男と女の出会いの映画と観ている人が多いようですが、あたしは少し違うように見えました。あたしには3人の主人公達が安息の場所を求める話だと思った訳です。この3人の出会いこそが大事な話で、そして出会うことで彼らが失ってしまった何かを互いに埋めていくという過程を描いたのだろうな、という気がします。また、出てくるのはアメリカ人、イギリス人、フランス人なんだけど、思考的には日本人っぽさがあるような気がしたのも不思議な感じがしますが、なるほど、全体を見た感じというのは黒澤明の叙情的な映像表現のそれに近いのかな、という感じがします。 イーストウッドの映画としては、非常に難解な部類の映画ではありますが、イーストウッド作品全体から見れば、非常にイーストウッドらしい作品のひとつでしょうね。 [映画館(字幕)] 8点(2011-03-09 17:34:45)(良:1票) |
59. 鷲は舞いおりた
久々に見たのだけど、やっぱりいいですね。戦争モノと捉えるよりはスパイモノと捕らえた方が良いと思います。」キャラクターの個性を十分に引き出した上に、緊張感が最後の最後まで持続するという点で、原作の面白さをしっかりと映画に残していて素晴らしいです。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2010-11-25 12:45:30) |
60. マイケル・ムーアの恐るべき真実 アホでマヌケなアメリカ白人
日本ではこういう笑いはあまり浸透しないんだな。やっている事はかなりインテリジェンスが高いのだけど日本では日常レベルでの笑い以上を出せる人があまり居ないからね。だからなかなかこういうのは日本ではウケない。面白いんだけどね。 [DVD(字幕)] 8点(2010-11-15 12:37:22) |