2001. 地球爆破作戦
前半はまずまず、賢くなったコンピュータに人間がおいつけなくなったあたりまではサスペンス感もあり楽しめる。しかしどうも後半の展開が納得いかないしおもしろくない。「未知への飛行」と較べても緊迫感やポリシーはないし、「2001年宇宙の旅」と較べても品もロマンもない。 [DVD(字幕)] 4点(2013-12-15 11:20:06) |
2002. わが青春のマリアンヌ
美男美女のベタベタな話は苦手だし、少年探偵団のなかに20代の半ズボン青年が出てくるのも馴染めない。 [DVD(字幕)] 4点(2013-12-02 20:20:39) |
2003. 恋のマノン
アベ・プレヴォーの小説で舞台を現代に置き換えたものの、原作の面影は乏しいし、オペラや舞台、ミュージカルなどの数々の作品に較べ見劣りが否めない。映画だってクルーゾー監督の「情婦マノン」というのもあったし、そもそもドヌーブが男をたぶらかす情婦とは少しばかり無理があるのかも・・・。 [映画館(字幕)] 4点(2013-11-26 14:43:26) |
2004. プリシラ(1994)
ド派手なコスチュームとショウは好きずきがあるだろうけど悪くはない。だけどしゃべってる内容がどうも品が良くない。音楽は「愛はかげろうのように」から始まって、「ゴー・ウェスト」「恋のサヴァイヴァル」「ママ・ミア」と好きな曲がいくつもあるのに・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2013-11-19 22:41:26) |
2005. おしん(2013)
あの最高視聴率を誇った名作ドラマの映画化だけに、感動はオリジナルに到底及ばないと覚悟を決めて見たものの、やはりという結果だった。確かに少女時代のおしんをなぞってはいるが、あまりにもダイジェスト的。肝心の部分が省かれ、説明がつきにくいストーリーになっている。(ナレーターがあった方が良かったと思う)それに明治時代の小作農の、極貧の生活の描き方がいかにも不十分で、口減らしや出稼ぎ、子守奉公などの辛い現実が伝わってこない。この映画はおしんという辛抱強く感心な子どもの物語でなく、当時の多くの小作農が経験した物語だと思うのだが・・・。おしん役の子どもは健闘していると思うが、脇役陣がいかにも軽い。不満の方はDVDも出ているので、ぜひともTV版を見るべし。 [映画館(邦画)] 4点(2013-10-22 13:22:54) |
2006. ジェーン・バーキンのサーカス・ストーリー
大人の愛と言えば聞こえはよいが、魅力的で話題を呼んだジェーン・バーキンもすっかり老け込んでしまった。その分どうしても映画が退屈に思える。皿を割る寸劇などサーカス部分にはおもしろいところもあるのだが・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2013-09-24 06:57:55) |
2007. 許されざる者(1960)
《ネタバレ》 オードリー・ヘプバーンの西部劇は注目に値するが、実はインディアンの娘となると違和感バリバリ。映画としてはレイチェルの出生の秘密が明かされるあたりからおもしろくはなるが・・・。また白人とインディアンの間で起こった血なまぐさい争いは事実だから仕方がないが、描写としては論議を呼び起こしそうな気もする。 ベンと共にやってきた古いピアノが引っ張り出されしばし休戦となるのは、戦場のアリアやビルマの竪琴を思い出す。 [DVD(字幕)] 4点(2013-09-21 14:14:29) |
2008. 悪い奴ほどよく眠る
企業の汚職を扱った映画だからもっと社会派映画かと思ったら、ただの拭く襲撃だったとは内容が浅い。もっと心理面の葛藤がほしい。 [DVD(邦画)] 4点(2013-08-20 22:31:03) |
2009. ゴーストバスターズ(1984)
前半はコメディの要素が強くとてもおもしろい。ビル・マーレイのとぼけた感じも良いし、これがホラー?という感じだったが、ゴーザとかいう破壊の神が出現してからは馬鹿げたくだらない映画になってしまったみたいだ。 [地上波(吹替)] 4点(2013-07-29 18:59:44) |
2010. 戦火のナージャ
「太陽に灼かれて」の続編ということで大変期待したが、前作よりもかなり落ちるのではなかろうか。戦闘シーンが多く戦争のむごたらしさは出ているけど、肝心の父と娘の物語は希薄、人物描写など深みのある部分が減ってストーリーも切れ切れでわかりにくい。あの大変かわいかったナージャも普通の女性になってしまったように思えて残念、魅力がない。 [DVD(字幕)] 4点(2013-07-13 05:55:14) |
2011. 人生の特等席
クリント・イーストウッドの男優復帰作品ということと、題名(邦題)の良さにひかれ鑑賞した。なるほど彼の熱演は光るし、娘役のエイミー・アダムスもいい。父と娘の対立や葛藤、相互の理解など親子関係の表現もまずまず、ところがどうも終盤の都合良く事が運ぶあたり映画に深みが感じられない。それに「人生の特等席」という邦題も何が特等席なのか、ピンとこなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2013-06-27 18:24:46) |
2012. 双頭の鷲
いくら愛する国王とうり二つと言ってもねえ・・・。古臭さだけが残る好きになれない映画だった。 [DVD(字幕)] 4点(2013-05-19 21:54:17) |
2013. 明日に向って撃て!
外国で強盗するのは大変、何せ言葉から覚えなくちゃならんのだから。いくつかコメディみたいなおもしろい場面もあったけど、全体としてはたいくつ。有名な挿入歌は唐突だし、映画に合わない気もする。鉄砲も撃ち放せば格好いいというものでもないし・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2013-03-16 21:26:18)(良:1票) |
2014. 郵便配達は二度ベルを鳴らす(1981)
ジェシカ・ラングの美しさとジャック・ニコルソンのエロさぐらいしか記憶に残っていなかったが、イタリア版の映画がまずまずだったので改めて見る気になったのだが・・・。やはり犯罪映画という以外何もなかった。ニコルソン演ずるフランクは根っからの悪人だ。そういう悪人に惚れる女の気が知れない。せっかくキングコングから解放されたというのに。それにもう一度見直しても後半のストーリーがわかりにくい。 [映画館(字幕)] 4点(2013-03-13 23:16:29) |
2015. アメリカン・ビューティー
意味ありげな真っ赤なバラの花びらは印象的だけど、感覚的に着いていけない映画だ。これが米国社会なのかもしれないが、アカデミー作品賞とは恐れ入る。 [DVD(字幕)] 4点(2013-03-10 17:07:07) |
2016. 痴人の愛(1967)
「氷点」のけなげな陽子がナオミという妖女に変身、その違いの大きさに戸惑う。しかしそれよりも大きかったのは、谷崎文学が増村映画になってしまったこと。大正の文学を昭和の映像にするとこうなるのかもしれないが、浪漫がエロティシズムになってしまった。これはこれでよいのだろうが、好き嫌いの問題なのかも・・・。譲治が磨いた女性像も浴室での肌の磨きになってしまった。 [映画館(邦画)] 4点(2013-03-07 20:58:12) |
2017. 三銃士(1973)
豪華キャストなのにドタバタしすぎて軽薄に思える。コメディなのだろうが、笑えない。 [映画館(字幕)] 4点(2013-03-01 15:53:37) |
2018. ミスト
すごく後味が悪い映画だ。人間が極限状態になると何をしでかすかわからないということはよくわかるのだが・・・。評価できる映画だとは思うが好きではない。 [DVD(字幕)] 4点(2013-02-22 23:07:36) |
2019. ラブ・アクチュアリー
登場人物が多く場面が細切れに変わりすぎて着いていきにくい。英国首相も出てくるのでもっと格調高いものかと思っていたら、どうも品のない話が目立つ。もう少し整理すればと思うが、豪華キャストがもったいない。 [DVD(字幕)] 4点(2013-02-13 07:21:07) |
2020. 女医の診察室
医学ものか恋愛ものか迷うような映画だけど、ちょっとばかり古くささを感じる。上原謙と原節子の組み合わせでは、どうしてもこうなってしまうものなのか。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-02-11 20:05:01) |