41. HUNGER ハンガー(2009)
《ネタバレ》 はっきり言ってしまえば前置きの前半は長すぎて蛇足、1時間のTVドラマくらい短編に圧縮してもよい。半分過ぎたあたりからアクセルベタ踏みでスタートダッシュをかける。 主演の金髪美人がちょっと小奇麗過ぎで髪をボサボサにしたり、最後の方は服とかももっと荒れた感じにした方が迫力がでたかも。 終盤で犯人に心理戦を仕掛ける展開はメル・ギブソン主演の身代金に通ずるものがあるし状況設定はCUBEとそのコピーシリーズに類似しており目新しさはないが、伏線を含めた台詞の重みと最後のハシゴを上る演出に1点と犯人役を含めた主要6キャスト各位による演技への敬意で、1人1点の6人分を合わせた計7点を差し上げたい。 [DVD(字幕)] 7点(2013-11-18 19:29:44) |
42. 遊星からの物体X ファーストコンタクト
《ネタバレ》 展開などは旧作のリメイクに近いが、ジョン・カーペンター監督が作り上げた世界観をよくぞ壊さなかったと言いたい。今作のラストが前作の序盤につながるシーンを見ることができ、エンドロールの一部を挟むことによって深みが増している。 ただ異性人の乗り物だかの巨大メカは出さないほうが良かったと思うし、そのへんも謎にしておいてこそ不気味さや各自の想像の余地が残るというもの。 そして映像技術の進歩した時代に作られた今作を見て、前作のクリーチャー職人がいかに素晴らしい仕事をしていたかも再認識できた。 [DVD(字幕)] 7点(2013-06-21 19:50:05)(良:1票) |
43. 宇宙人ポール
《ネタバレ》 文化の違いで日本人にとって笑える部分が限られるものの、ゆるりと見ることができる映画であったことには間違いない。人間文化に染まったポールと接した人がどんな風に感化させられ且つ、成長していくのかというヒューマンドラマも味わえる映画。 ラストシーンのBGMも良かったし、主演の二人が実際にアメリカ各地を回り脚本を手がけたことを知って彼らの力の入れようがわかる。 [DVD(吹替)] 7点(2013-06-21 19:48:10) |
44. ダークナイト ライジング
《ネタバレ》 新シリーズ三部作の完結編としては悪くないが、飽くまでもシリーズを見てきた人向けの出来映え。というのも今回はベインやラーズの娘などアンチヒーロー陣やBGMのインパクトが非常に薄くて魅力がない。特にハンス・ジマー氏が今回はどのようにテーマ曲をアレンジするかが楽しみのひとつだったため非常に残念。シナリオはシリーズ随一に強引過ぎて置いていかれる視聴者も多そうに感じた。 あと最後にクリスチャン・ベールと話すアン・ハサウェイがハサウェイ本人かハサウェイっぽく見えた別人か迷ったため、横顔だけではなくもっと分かりやすく見せても良かったのでは? [DVD(字幕)] 7点(2013-06-19 23:39:06) |
45. アンストッパブル(2010)
《ネタバレ》 中盤まで徐々に主役二人の身の上話をさせ陰を持たせていることにより感情移入ができた点、同僚の中にも協力者がいるも会社の上司が悪人であるという明確な構図、見せ場が何段階かありハッピーエンドで終わる。これらにより非常に痛快な映画に仕上がっている。最初にスピード1を見たときのような緊張感を久々に味わえた。 存在感のある名優デンゼル・ワシントンと事実を基にした効果でプラス1点。 [DVD(字幕)] 7点(2011-12-25 15:41:24) |
46. 特攻野郎Aチーム THE MOVIE
旧作を知っていたため食わず嫌いだったが、思いのほか良かった。 大抵のリメイクはオリジナルを越えられずにゲンナリする。だがこれは旧作からの素晴らしい素材を引継ぎ、調理の仕方こそ違えど1つの完成形態として成り立っている。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-05 22:47:31) |
47. スピード(1994)
《ネタバレ》 でかい路線バスや電車などを駆使したり、体を張ったスタントで構成された贅沢なアクションが見られる映画。ようやく終わりかと思わせておいてまだ続くシナリオも、ちょっと意外で終盤まで楽しめた。 オリジナルサウンドトラックのように見せかけて売っていたCDが、ただのイメージソングアルバムで怒りに震えた約10年前の出来事は、映画のOSTを買う上での教訓になった初めての映画でもある。 [ビデオ(吹替)] 7点(2011-05-04 16:08:22) |
48. フェイス/オフ
《ネタバレ》 顔を入れ替えて潜入するといった設定も秀逸だが、行動が変わるだけで善にも悪にも見えるといった内容が面白い。このへんはジョン・トラボルタとニコラス・ケイジの演技力やオーラがあってこと成し得たものだと思う。鳩やデュアルハンドガンとジョン・ウーお決まりの描写も盛り込まれており、音楽や展開も終盤まで見所満載だった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-05-04 16:01:29) |
49. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
《ネタバレ》 BTTFの良かった所は、アラン・シルヴェストリのBGMとシリーズ全体のシナリオや人物関係を崩さず、それぞれの時代に合わせてうまくアレンジしたこと。本作で最後になってしまったが、面白かったTVシリーズドラマが完結したときのような満足感があった。大抵の作品はナンバリングされていくと「あぁ、またか」みたいな感じや、前作を越えていない失望感みたいなものがあるが、これとスターウォーズシリーズは見て良かったと思えた。 [ビデオ(吹替)] 7点(2011-05-04 15:05:45) |
50. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
《ネタバレ》 前作からストーリーも続きもの。この時代の技術からしたら、近未来の世界構築と見せ方が素晴らしくよく出来ている。ゴミから燃料を取り出したり、記憶媒体がコンパクトになっていたりと、いま現実化されつつあるその先見性に驚かされる。マイケル・J・フォックスが未来の自分の子供を演じているところも見所。そしてストーリーは一段落するも、3へと続く。 [地上波(吹替)] 7点(2011-05-04 14:34:10) |
51. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 ゴールデン洋画劇場のCMでも、テーマ曲パワーオブラブとマイケル・J・フォックスがホンダ・インテグラとコラボしてました。内容は中だるみがなく、最後までノンストップの展開が見てる側を飽きさせない。また誰もが持つジェネレーションギャップを使ったコメディ要素も幅広い層を楽しませる。ストーリーは一段落するも完結せず、2へと続く終わり方も更なる期待感が持てた。 [地上波(吹替)] 7点(2011-05-04 14:17:50) |
52. ヴァン・ヘルシング
《ネタバレ》 中世の冒険ものを久々に見たから新鮮さがあったのと、アラン・シルヴェストリのBGMのおかげで酷評されているほど個人的には悪くないと思った。終盤に急激に展開が進むものの安易なハッピーエンドにせず、哀愁が漂うエンディングもさっぱとした後味だった。 [DVD(字幕)] 7点(2011-05-04 14:10:41) |
53. サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009)
《ネタバレ》 ロメロ監督の映画のテーマはやはり「人間の敵は人間」。リメイクドーンとか28日後シリーズみたいに派手さはないものの、人間の社会を皮肉った描写や台詞はロメロ監督の世界観ならでは。今作の皮肉は現実の世界に置き換えるなら国vs国民・企業vs社員(特に非正規雇用)なんかが、人間に斬り捨てられるゾンビの描写に似てるなと感じた。また当初の目的を他所に泥沼化していく云々の台詞は、民主主義vs共産主義・宗教戦争・部族間紛争なども投影させてるのかとも思った。 走ったりするモダンゾンビ(感染者)は、もはや暴徒みたいにしか見えないため、オリジナルゾンビの観点からでは盛り上がりに欠ける。その点ではロメロゾンビは一貫しているため、安定性がある。ロメロ監督の映画はホラーとしては万人受けするような映画ではないだろうが、監督の哲学を具現化したものと言っても過言ではない。自分はそんなロメロテイストの映画にこれからも期待したい。 [DVD(字幕)] 7点(2011-05-01 15:07:16) |
54. テキサス・チェーンソー ビギニング
《ネタバレ》 レザーフェイスと狂気一家がおくる、前作以前の話。 この作品でレザーフェイスが死んでしまったら 前作と辻褄が合わなくなるため、彼は死にません。 生存者側より、レザーフェイス側が主役と言える映画。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-31 19:12:28) |
55. テキサス・チェーンソー
《ネタバレ》 この残酷描写は、あの梅干しを見たときの感覚に似てるかもしれない。 それくらいスゴイ描写が90年代のスプラッタ映画みたいに続く。 コメディ要素一切なしでレザーフェイスが、13金ジェイソンや ハロウィンのブギーマンのように終始大暴れ。 だけど生存者達の頭が悪いというか、もうちょっと気の利いた 反撃があっても良かったんじゃないかなぁと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-31 19:06:12) |
56. プライベート・ライアン
《ネタバレ》 アメリカが世界の警察を誇張するような映画ではありません。ノルマンディー上陸作戦のシーンに唖然。悪や正義という概念よりも、前線の兵士個人からの観点から見た空しさなどが前面に押し出されてます。ヒーロー性を除外した戦場の悲惨さなんかも、ベトナムの反戦映画に通ずるものがあると思います。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-24 11:24:05) |
57. ジャッジ・ドレッド(1995)
《ネタバレ》 デモリションマンと同じく愛すべきB級映画。未来兵器なども盛りだくさんで、非現実の描写なんかも楽しめます。また荒野の悪徳無法一家など、B級映画には欠かせない色物キャラも登場。「俺が法律だ!」そんなことを人前で堂々言えるくらい、偉い人になってみたい。全裸で「俺が法律だ!」くらいしか言えない自分は、エロい人止まりでした。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-24 11:21:43) |
58. デモリションマン
《ネタバレ》 この頃のサンドラ・ブロック、ほっぺがムチムチでお肌もツヤツヤしててとても可愛らしい。ウェズリー・スナイプスの演技の壊れっぷりも、盛り上げに一役買ってます。平和ボケした未来の風刺っぷりも笑えて、アクションシーンもカーチェイスシーンも盛りこまれており、愛すべきB級映画。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-24 11:20:37) |
59. CUBE
《ネタバレ》 誰が何のために人々を閉鎖空間に幽閉したのかわからない。最後まで謎は明かされないものの、登場人物の少なさや舞台の少なさなんて全く問題にならない作品。結局の所、人間が一番恐ろしいってロメロ風なメッセージかもしれませぬ。 [DVD(字幕)] 7点(2010-07-24 11:03:14) |
60. タイムコップ
《ネタバレ》 善悪はわかりきってる中で進むからサスペンス要素は殆どないものの、妻を失った陰のある男の活躍に哀愁を感じる。ひったくりを足刀蹴り寸止めでヴァンダム、カッコよかったねぇ。なんか安っぽい衣装や未来銃なんかも、B級のノリとして逆にいい味がでてた。オイラも習った武道でハイキックを練習したり、身体をやわらかくしたり、筋トレしたりとヴァンダムになろうとしてた時期が一時期あったって昔話。あとはTEC設立を待つだけだが・・・? [地上波(吹替)] 7点(2010-07-24 10:53:08) |