Menu
 > レビュワー
 > はち-ご= さんの口コミ一覧。7ページ目
はち-ご=さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 327
性別 女性
年齢 37歳
自己紹介 知的障害を持つ23歳女性です。
1週間に40時間働いているから多分社会人だと思うけど
今は旦那や発達障害者仲間とルームシェア生活です。

知能指数は11歳ですが、
この映画レビューサイトでは
見よう見まねで大人びた文章で気取らせて貰っています。

ちなみに登録自体は旦那がやっていますので
■妻投稿■がついているのが私です。
あ、でもそうじゃないので一人称が「僕」なのも
実は私が投稿していたものもあったり
「ドラえもん」とか「A」とか(^_^;)

インターネットの書き込みは初めてに近く
インターネットルールは一通り勉強したつもりですが、
「場の空気を読む」などの高度な技術は難しいので
そんな時にはスルーしてください。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617
投稿日付順1234567891011121314151617
変更日付順1234567891011121314151617
>> カレンダー表示
>> 通常表示
121.  かいじゅうたちのいるところ 《ネタバレ》 
妻投稿■「かいじゅうたちのいるところ」は大好きな絵本だ。しかしそれを2時間映画にする事は最低だ。絵本は基本的に映画とは違う時間が流れている。特に「かいじゅうたちのいるところ」や「おしいれの冒険」を24みたいにリアルタイムで映像化したとして、たとえ子供たちが異世界に迷い込んだ時間が2時間だとしても、映像化されたものを大人の視点で見たところで10分くらいにもならないはずだ。■それを数学で表わしてみると、現実世界ではy=ax、y=出来事、x=時間、a=あなたの行動になる。でもこの数式は絵本でふっと迷い込んだ異世界では成立しない。こういう世界はy=aw/xという数式が成立すると思う。この場合w=「あなたにとって重要な思い出場面の時間」だと思う。つまり、出来事yが同じでも、異世界ではそれをつかさどる時間軸はとても短い瞬間であるはずなのだ。■その異次元変異を舐めているから、大人たちは物語を「2時間映画」にまとめるために、安っぽい「商業映画的感動」を挿入する羽目になると思う。■でも「映画化」ではなく「映像化」なら私も大賛成。そういう点では(絨毯の草のシーンとか)素晴らしい点はいくつも見つけられる気がする。※注意:この数式は旦那の中学校の教科書の折れ線グラフを参考に友達と適当につくりました。私は養護しか出ていないので(10歳までは「てにをは」や100円玉2つで200円になる事さえ碌に知らなかった)、あんまり参考にしないで下さいませ。
[DVD(吹替)] 5点(2010-05-25 00:57:52)
122.  ピーター・パン(1953) 《ネタバレ》 
妻投稿■こ、これがマイケル・ジャクソンが行きたかった世界かー。彼が死んで間もないころ、「ネバーランド」ってなんだろうと思ってみました。この映画を見てわかりました。彼は「子供たちにサービスするスター」ではなく、「子供の仲間に入れて欲しいスター」なんですね~。■これは私の勝手な妄想なんだけど、ピーターパンって凄いお金持ちで、南の島と海賊船と反重力推進システムを持っていて、フック船長もインディアンも彼に雇われて子供たちを誘拐したんじゃないかと思います。ティンカーベルはピーターパンの「魔法」に掛けられた元俗世間の女の子ではないでしょうか…■で、果たしてピーターパンは何でウェンディたちに巨額の費用をかけて冒険世界にいざなったのか? 子供たちに夢を与えるため? いえいえ、自分が子供たちと冒険したいからです。ウェンディに対するあの嫉妬がその事を裏付けているのではないかと思います。■つまりこの物語は、マイケル…じゃなくてピーターパンが持てる財力を全て投じて子供時代を取り戻そうとする切実かつ切羽詰まった物語なのです。でもそれがいい。「子供に夢を与える」なんて動機よりよっぽど有機的規格外野菜みたいないかがわしさがあって、私は物語に楽しみながらノレます。
[ビデオ(吹替)] 8点(2010-05-24 23:48:37)
123.  カールじいさんの空飛ぶ家 《ネタバレ》 
妻投稿■例の冒頭の15分くらいの場面。旦那にはきつかったんじゃないかなーと思います。私HIVなんでね(^_^;)爺さんみたいな悲しみを旦那に背負わせる可能性結構ありますね(笑)■で、冒頭の15分のシーンと家を背負っていくシーン…結構リンクしていると思う。「晴れ晴れとした冒険が出来るはずだったのに何で家を背負う羽目になったんだ―」というカール爺さんの表情は、「私の人生はこうじゃないから不幸なんだー」という、人間にありがちな思考を現わしている。あの探検家もジャングルで同じような思いを抱いて夢に固執し続けていたんでしょうね。■まったく同じようなこの2人、片や「夢の為には人間を傷つけていい」という思考で略奪に走る探検家と、「新しい夢を見つけて」というメッセージとともに大空に再び飛び上がる爺ちゃんとの対比がこの映画のメッセージだと思うんですよ。恋人が死んでも子供が不条理な暴力で殺されても、人間はいつか映画の後半のカール爺さんみたいに飛びあがれると私は信じたい。当然旦那もね。・・・・・と旦那に言ったら、「あなたもね」。
[DVD(吹替)] 9点(2010-05-24 22:57:45)
124.  アマデウス 《ネタバレ》 
妻投稿■これアニメじゃなかったんかい!!!!パッケージに騙された!!!■それはともかく、「シベリア超特急」が「映画を見る人」ではなく「映画が好きな人」に対して、ソファの向こうからくまさんの手袋人形で語りかけるような映画なら、この映画は「映画を見る人」ではない「映画が好きな人」に対して、暗い部屋で懐中電灯を下からかざして語りかけるような映画だ。■この映画を見ている人は、モーツアルトに同情するにしろサエトリに同情するにしろ、自分たちを「凡人」「普通の人」という定義で見ているのだろう。私はモーツアルト派だった。モーツアルトみたいなアスペ的人(アスペ=天才という意味に取らないでね)が私の周りにうようよいて、なんとなくモーツアルトの曲の良さは理解できない私でも、モーツアルトが自分のこだわりに忠実なだけなのになんで周りが良くも悪くもやいやい言うのかがわからない気持ちがわかる気がするからだ。■しかーし、私の「映画に対する理解」とやらも、旦那(彼もアスペだが「天才」ではなく凡人にすらなれない「不良品」)の感想、一言で打ち砕かれた。「凡人だって同じように嫉妬されているかもよ(笑)」。旦那は「不良品」<「凡人」<「天才」あるいはその逆というヘゲモニーを頭の中で成立させているわけではない。「何が天才」で、「何が平凡」かは、多数派である「凡人」が決める権利がある事は間違いないからだ。■ここで映画の情景に戻ろう。近世ヨーロッパなんだけど、共○主義独特の無機質な情景。蝋燭の不気味な光。これって単に「リアル」を追い求めた結果なんだろうか。実は「私は凡人でこの世界の多数派」だと思っている観客は、映画の中で知らないうちに自分らが「凡人ではない」という少数世界に迷い込んでいるのではないか? 私は少なくとも迷い込んでいた。だからとっても怖かった。
[レーザーディスク(字幕)] 8点(2010-05-24 22:17:41)(良:2票)
125.  少女ヘジャル 《ネタバレ》 
妻投稿■知的障害者の私にとって怖いのは「差別される事」ではなくて「そんな人いない」とみなされる事だ。この映画は差別を描いてはいないし、ユーゴスラビアのような民族浄化も描いていない。■トルコのような民主主義国で準先進国、代々木にジャーミーまである国でなんでそんな事が起こるのか。多様性とか共通前提とかそういう方面の問題で何か行き詰った時、もっとも効果を発揮するのは、問題の当事者で一番弱い人の存在を「なかった事」にして秩序を維持するという方法論。これって進んだ社会でも結構行われている。それが出来ない人間は「KY」と呼ばれるわけだし、私自身こうした方法論を100%「あってはならない」とは思わない。ましてや中東と欧州の間にあり、共産主義と原理主義をはねのけて近代化に成功したトルコでは、アタチュルク主義でまとまるしかなく、クルド人を「山岳トルコ人」と呼ぶのも一番妥当な方法論ではあるのだろう。■でも、この映画はこうした問題を背景にしながらも、言いたい事は「『あって良い事』と『あってはならない事』を区別することなどはっきりいって無駄だが、『やっていい事』と『やってはならない事』の分別はつけるべきだ」という単純な事なんだろう。しかし映画はこの倫理に関しては一人の判事に対する眼差しを時に厳しく向ける事で、観客自身にも強く訴えかけている。日本人だったら「トルコってクルド人いじめてやーね」という反応になるが、トルコの人々がこの映画を見たとき、映画を作った女性監督とスクリーン越しに対峙する羽目になるんじゃないかと思う。いや、本当は私を含む日本人を含めた世界中の人が対峙するべきなのだ。■もう一度言う。この映画は「差別」を描いたものではない。
[DVD(字幕)] 8点(2010-05-12 01:12:38)
126.  名探偵コナン 天空の難破船 《ネタバレ》 
妻投稿■「相棒」の影響を受けていますよね。ハイジャックで騒がすだけ騒がしといて目的が別にあるとか、人質と犯人が二転三転するとか。動機が仏像泥棒というのが、いかにも「相棒」に出てくるコソ泥って感じです。■とりあえず映画における疑問…。①ヘビスモの女性スタッフは結局感染していなかったのに、何で倒れちゃったの?②犯人は明石海峡大橋に飛行船をぶつけて、何をしたかったんだ?③犯人、あれ、死んでますよね。あんだけの高さから海に落ちたら・・・④あの奈良の少年はなんだったんだ?…てかあの奈良の刑事も何なんだ?■とまあ、いろいろ挙げたけど、最近のコナン映画では7点は堅いと私の中では思います。
[映画館(邦画)] 7点(2010-05-02 21:14:28)
127.  映画 忍たま乱太郎(1996)
妻投稿■乱太郎にしては結構シリアスなシーンあり(人が撃たれるとか)。ギャグ漫画ほど映画化の際シリアスなシーンが際立つ。
[地上波(吹替)] 6点(2010-04-26 10:27:03)
128.  名探偵コナン 10年後の異邦人<OVA>
妻投稿■歩美さんの感じが無人惑星サヴァイヴに似てると思ったら、声優同じか(笑)
[インターネット(字幕)] 5点(2010-04-26 10:04:57)
129.  二十四の瞳(1954) 《ネタバレ》 
妻投稿:図書館で鑑賞■自分の家族や自分より年下の人たちが、国家や社会の事情で死んでいく。この状況に対して個人に残された道は2つしかない。■1つは「自分の大切な人が、強い人間の事情で殺されたり暴力をふるわれたり強姦されたりという事は人間世界の摂理として至極当然」と考え、何を奪われ続けても自分の命を奪われるまでは大切な人たちの為に戦い続けるという選択。これ、私の旦那がどっちかというとそのタイプだ。私の旦那は妻である私を含めてどちらかというと所謂池沼の仲間が多く、社会に「運動」という形で何かを主張要求するタイプではないが、「自分たちが殺されたり殴られたりしても文句を言う資格はない」という現実を背負う覚悟を決めた野郎だ。■もう1つはひたすらその不条理を憂い泣き続けるという大石先生タイプ。これはこの映画を見ていただければわかるであろう。■まあ、グループわけは非常に極端であって、実際その当事者はその折衷で生きて行く場合が多いという事は当然として、旦那タイプは悲しみから、大石先生は「現実を背負う事」からある意味「逃げた」とも言える。そしてどちらのタイプが正しいのか、強いのかを判定するのは「家族や年下の大切な人」が不条理に死んでいく悲しみを経験していない市民だったりする。■そしてこういう結論を出す私が一番卑怯なのだとも思うが、「救いのない現実」の前には、絶対旦那タイプと大石先生タイプの両方が必要なのだと思う。その両方あってこそ「陰惨な現実」の果てに「優」を見いだせるのではないかな。片方だけだったら「呪」「卍(の逆バージョン)」になっちゃう。■とにかく、この映画は現代では「戦争はこんなにかわいそーだよー」という「反戦映画」になっちゃうが、1954年当時(ゴジラが初めて現れた年だ!!)は、きっと別の意味が成立していたはず。戦争が終わって9年(殺人の時効は15年)、きっと当時は「これは反戦映画?」と裁定する余裕さえなかったんじゃないかな。
[レーザーディスク(邦画)] 9点(2010-04-11 15:15:39)
130.  少林少女 《ネタバレ》 
妻投稿■日本に初めて来た外国人がホテルのテレビで字幕なしで何となく見る映画…だというのなら納得できる。「なんか凄いのやってるねえ」「わけわからんがウケル」という感じで友達とネタにするのは楽しそうだ。だから5点はあげられる。■しかしこれ以上の点を入れるのは(あくまで私自身のみに関して言えばデス)愚か以外の何でもないだろう。しかし旦那と友達はやたら凝視して「パンチラがあれば8点付けられる」「服が破れたら9点」とかほざいていた。テポドンの先にくっつけてムスタンリから飛ばすぞゴルア。
[DVD(邦画)] 3点(2010-04-07 23:03:17)
131.  死国 《ネタバレ》 
妻投稿■ゴジラやガメラやウルトラマンにも見捨てられた四国。徳島県生まれの私としては是非とも四国4県民総ゾンビ化および禁畿と厨国と窮州による総封じ込め作戦vs巨大ゾンビの出現でやってもらいたかった。「はははははは、見ろ、本州がごみのようだ」的ノリで。それが人間による幽霊の殺人死体遺棄で終わっちゃった。うははははは、見ろ、幽霊がゴミのようだ。
[DVD(邦画)] 3点(2010-03-27 20:50:11)(笑:1票)
132.  DRAGONBALL EVOLUTION
妻投稿■ダチの実家で彼女の弟と鑑賞しました。えー、まあ、シネコンで予告編を見たときからこのサイトのWR入りの予想はしちましたけどね。ドラゴンボールって凄い人気だし、それを実写化するとなると北斗の拳化は避けられないでしょう■追記:クレヨンしんちゃんやドラえもん、コナン、るろ剣は大好きなのに、ドラゴンボールとガンダムとエヴァンゲイオンとワンピースを全く知らない旦那だったら、中国風の女の子の胸に8点くらいは付けかねないと思う。危険だ。■ブルマがオペラ座のヒロインってさまざまな意味で間違っているでしょう。ふぃぎゃー。でも5点。
[DVD(字幕)] 5点(2010-03-27 20:32:00)
133.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
妻投稿■「娑婆は怖い」「刑務所なら生きられる」というシーンがあるんですけど、これ凄くリアルなんですよね。今の日本の刑務所って、所謂池沼さん(私もだ!!!)が多くて、世の中で生きていけないから刑務所で生きて行くしかない人が30円盗んだり火のついた雑誌を交番に持って行って、実刑判決を出してもらっている状況です。彼らにとって、暴力や強制労働や性的虐待で一方的にやられ放題な娑婆より、刑務所の中がよっぽど安全なんですよ(そういえば南米ベネズエラでも娑婆より安全な刑務所に看守に金払って家族を呼んでいる犯罪者がいるって話も聞きます)。■この問題は「当たり前」がよく理解出来ない障害者が「当たり前に保護されず酷い目にあう」というある意味当たり前の摂理の結果なんだと思いますし、私自身健常者さんの世界で生きて行く事に罪悪感が全くないわけではないですが、ただこれだけは言っておきたいのは「こういう問題がリアルに存在する中で、明らかに不自然に馬鹿な看守から金を奪って逃げるという結末はないのではないか」という事です。この結末を「道義的」だの「道徳的」だのという理由で非難するつもりは毛頭ありません。ただ「あり得ない」と言いたいわけです。それが同時代の「フォレスト・ガンプ」みたいなファンタジーだったり、「夜逃げ屋本舗」や「プリズン・ブレイク」みたいなノリだったりしたならわからなくはないのですが、これは「希望を持て」という映画なのでしょう。で、その「希望」がこれ…(--〆)これじゃあ、「希望を持て」ではなくて「妄想し続けろ」って事ですよね(笑)■この映画、所詮は冤罪で刑務所にぶち込まれる事がなくて、刑務所の外に温かい家族がいる人に「希望」が何かわかったような気にさせるだけの映画だと思います。
[DVD(吹替)] 1点(2010-03-22 23:47:34)(良:1票)
134.  オクトパス 《ネタバレ》 
妻投稿■友達の家で蜜柑を食べながらコタツを囲んで見た記憶があります。ザ・グリードと比べてどうかというおよそ建設的でない議論をしていましたが、その時旦那が仕事から帰ってきて、「タコって蜜柑を食べるんだよ」と一言。旦那の知識の発信源になっている可能性の高いフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』でぐぐったら確かに…(旦那も建設的じゃない)。■そういう訳で、タコとお食事を楽しんじゃったのかもしれないですが、それにしてもうちらの住んでいる人口1万7000人の某町の図書館、ビデオコーナーにオクトパス、北京原人、死霊の盆踊り、シベリア超特急、タイ版ウルトラマン兄弟と錚々たる面子がそろっているんですが・・・・(税金で)。
[ビデオ(字幕)] 3点(2010-03-20 22:58:44)(良:1票)
135.  東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007) 《ネタバレ》 
妻投稿■共依存者の映画だと思う。
[DVD(吹替)] 2点(2010-03-16 23:46:53)
136.  ドラえもん のび太と鉄人兵団 《ネタバレ》 
妻投稿■■よく一方的に子供が殺されて「戦争ってかわいそうだよね」「だから戦争はしちゃダメだよ」で終わるアニメって流されるけど、この映画も目指すものは変わらない。しかしこの映画は、ただ悲惨な状況を見せて大人の事情をうやむやにしたまま「戦争の恐怖」を子供たちに叩き込むような作品ではなく、その前の段階の「忍び寄る戦争の怖さ」を描きながら、「なぜ戦争は起こるのか」「それとどう戦っていくか」までを責任を持って自分なりの答えを提示した良心的な作品だと思う。■■何より私が感心したのは、敵側がカッコいい兵器を持っていて、かわいい女の子が活躍していて、奴隷解放と自由と民主主義を信じている事だ。そんな彼らがどうしてこんな怖い奴らになってしまうのか(直接見慣れた街を破壊するのではなく、「そこを素通りして都心中枢を爆撃するために大量のトンボのように見慣れた街を通過していく」というシークエンスは「これから私たちの住む世界で侵略戦争がはじまる」という事をリアルに表わしているようでとても怖い名場面)という疑問の結論を、この映画は多分ドラえもん史上もっとも美しい名場面で読者に提示しているのだと思う■■最後、ドラえもんの活躍ではなく、ある種都合のいい展開のために地球は救われる事になるのだが、別に「根性」「勝利」を描く趣旨の映画ではないのだから、私は別にかまわない。圧倒的な武力の前に故郷を征服される絶望、民主主義国家の国民だからこそ持つべき人間愛を、多分戦争になったら立ち位置が大きく変化してしまうであろう男の子sideと女の子sideのそれぞれから、悲しみと涙で描いてくれているから。
[DVD(邦画)] 10点(2010-03-07 11:37:32)(良:1票)
137.  ラッシュアワー3 《ネタバレ》 
妻投稿■ラッシュアワーに何を期待する・・・と聞かれてみれば期待していたものは出してくれている気がする結構良心的なシリーズだと思う。でもスーヤンはもっとさわやか系の女の子があっている気がする。
[DVD(吹替)] 6点(2010-02-26 18:27:59)
138.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 
妻投稿■■「独裁者」・・・・なんと便利な言葉なんだろう。この映画には「独裁者を倒そう」とか「独裁者に対する怒り」とか「独裁者の愚かさ」というものがやたらと強調されている。これらは一見すればヒューマニズムに見えるけど、ようは独裁者って「独りで決めている人」という意味だから、私に言わせれば「全部あいつが悪い」と言っているようなものだ。■■その証拠に映画の中のヒンケルは確かに馬鹿な政治家だ。でもそれ、よーーーく見て欲しいんだけど「馬鹿な政治家」なのであって、決して「独裁者だから馬鹿」なのではない。見栄っ張りとか信用できないとか戦争とか、民主主義の政治家だってそんなのはいくらでもいる。なのにこの映画はさも「独裁者だから馬鹿なんですよ」というような展開を見せる。これ、「逃げている」よね。この映画が公開されたときの世界中の感動は、この逃げ道で枢軸国だろうと連合国だろうときっと等しく全人類が持っていたと思う「責任」から解放された感動だったんじゃないだろうかと、私は嫌な妄想をしてしまいました。■■そういえば谷川俊太郎は「未来はひとりが大勢を殺すこと」と定義していたけれど、本当のヒューマニズムって、時に人間そのものを否定する残虐なものなんだと思う。でもホロコーストや独裁国家に突っ走ったことによる惨禍を考えれば、私はあの時代こそ「一度人間性を否定する」作業が必要だったのだと思う。しかしこの映画は人間そのものを逆に肯定してしまっている。あの時代一度人間性を否定しなかったからこそ、現代でも差別や暴力、オウム事件みたいな事が起こったのではないかと、私は勝手に思い込んでいる。少なくとも私はこの映画を「ヒューマニズムの映画」としては評価しない。
[地上波(字幕)] 0点(2010-02-26 00:09:02)(良:2票)
139.  雲南の花嫁 《ネタバレ》 
妻投稿■横着一番投稿します(^_^;)■漢人がイメージで少数民族を撮るのはいいんですよ。北京五輪で国旗持ってやってきた少数民族の子供たちが実は漢人なのも「イメージ」なわけだし、例の口パク女の子もイメージ。むしろイメージを100%信じることの方が危険だと思います(だから世界中のユーザーが「北京五輪開幕は捏造」と大騒ぎしているのを見るとちょっと心配。まあ私みたいなモノホンの馬鹿と違い、彼らにとってはバイアスが現実になっただけなんでしょうけど)。■で、漢人が少数民族を勝手なイメージで撮るのは勝手なんだけど、だったらせめて主人公の男女のどっちかを漢人にすべきだと思う。視点を漢人目線にして「これは馬鹿な漢人目線の物語」にし、その中で精一杯エンターテイメントに接するのが、少数派を描く多数派の礼儀じゃないのかなあ、と思ってみたりもするんです。日本を比較的まともに描いているハリウッド映画、あるいはイメージ先行型でも完成された異国トリップエンターテイメント、アニメ作品ほど、こういう礼儀を謙虚にわきまえている気がする。■第一少数民族でこういう秩序でやってきた連中同士が、「ありえなーい」と大騒ぎするのって、自然じゃないですよ。「ありえなーい」と思うのは漢人なのであって、その点が所詮自分たちの価値観でしか見てない気がする(「母たちの村」みたいに自分たちの秩序に疑問を持ち、反抗するおっかなさを描いた映画ってわけではないし…)。■あと何でテレビがトムとジェリー?
[DVD(字幕)] 4点(2010-02-22 22:34:01)
140.  永遠に美しく・・・ 《ネタバレ》 
妻投稿■題名と俳優が新聞に出ていたので金曜ロードショーで見ました。声に出して喚きます!!!!!!!!!!!!!!!名優ブルース・ウィリスとメリル・ストリープがそろいもそろって何をやっているんだ!!!!!!!!!!!!!!!?■まあ女の美しくありたいという欲求を茶化した映画なんだろうけど、実は題名不明でずっと前に見た記憶があり、無機質なコンクリートの上で首だけがゼラチン質に戯れる姿というのは、強姦されたときの自分自我みたいで、不覚にも「ヒイイイイ」と喚いてしまった記憶があります。女の子(そう、女はいくつになっても女の子)ってのはどうして美しくなくちゃいけないんだろう。美しい事を願わずにはいられないんだろう。本気でその点を呪っていた時期があって、その時にはこの映画に凄い共感を得る事が出来ました。その時は「女が美しくある事をよろこぶ自分勝手な男と、それに合わせようとする平和ボケ女への風刺」を映画に感じていたからでね。「女をおもちゃのように作る」という行為と「美」という行為がリンクする(でも人間心理の中には実在する)グロテスクさは最高でした。■今は・・・・やっぱり思います。「ブルース・ウイリスとメリル・ストリープがそろいもそろって何をやっているんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と(笑)
[地上波(吹替)] 7点(2010-02-22 22:05:52)
051.53%
182.45%
292.75%
3164.89%
4206.12%
5278.26%
6309.17%
75617.13%
86921.10%
94714.37%
104012.23%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS