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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  サウス・キャロナイナ/愛と追憶の彼方 《ネタバレ》 
映画館で、ラストの音楽と映像の美しさに包まれてジーンとした事を忘れられません。ストーリーもいい。役者もいい。ニック・ノルティがつらい過去を抱えて生きている中年男性を好演。最後のほうでバーバラに別れを告げるため、彼女のオフィス前の通りを行ったり来たりしながら待つシーン、表情だけで彼のつらさが伝わってくる。うまい。彼の母親の性格が私の母親とよく似ているので、子ども時代の生き難さと大人になってからのつきあい難さが非常によくわかり、激しく感情移入(笑)。何度見ても心に強くて温かいものを残してくれる映画。
9点(2003-12-03 02:00:37)
2.  逃亡者(1993)
とにかくトミー・リー・ジョーンズが恰好いいんだなぁ。服装に赤がきいていて。赤いダウンベスト、ウールベスト。紺のロングコートに赤マフラー。 ワタシもこんなボス犬の上司が欲しい。ボス犬チームで働きたい。毎日「Hurry Up!Hurry Up!」て怒鳴られてこき使われるだろうけど(笑)。 映画としては、サスペンスアクションとして云々いうより、もうこれは古典なので、評価の外にあるような気がします。 色々映画を観てきた大人にはアラが見えたり物足りなかったりすると思いますが、映画初心者の子どもにぜひ観せたい作品です。 映画って面白いんだよ、派手なアクションや映像だけでなく、追うスリル・追われるスリル、謎解き、人間同士の不可思議な関係。そういった映画の醍醐味をしっかり伝えられる作品だと思います。 やはり古典はいい。 
[DVD(字幕)] 8点(2014-03-06 11:12:34)
3.  CUBE
私は閉所恐怖症なんであの中入ったら発狂するかも。想像しただけでコワイ。キューブの部屋のセットを一個作れば全部オッケー!な低予算で、よくもここまで面白怖くできたもんだ~と大感心。
8点(2003-12-07 02:15:34)
4.  セント・オブ・ウーマン/夢の香り 《ネタバレ》 
超エリート校に奨学金で行く…というのはツライのかもしれない。 知人(庶民)の息子がお坊ちゃま中学へ進学し、「X’masプレゼントはヴィトンの財布がいい。だってみんな持ってる」と息子に言われて知人(父親)はのけぞったそうな。男子だってそうなんだ、しかも日本で。そりゃアメリカのエリート校はもっとそうだよねぇ…こりゃツライわ。 そんなエリート校の校長は、絵に描いたようなイヤなヤツ。対するパチーノは、ハチャメチャ型破りで盲目の元軍人。しかも超がつく女好き。この女好きはスバラシイ長所で、ほとんどすべての女性の美点に気づくことが出来るという、真の女好き。 そして相棒になるエリート苦学生は、貧乏に負けない健やかな資質と自尊心の持ち主。その2人が(自殺前の)やりたい放題の旅に出るのだから、面白くならないわけがない。 友情というものは、年齢より何より、自分が持たないスバラシイ美点を相手が持っていると認めた時、生まれるのかもしれない。同じ立場だの共感だのという甘ったるいものを求める人間には、真に尊敬できる友人は出来ないのだと思った。そんなラスト。 ただ、演説の説得力がイマイチだったのと、大金使い過ぎたのが心配です。2人に幸あれ。
[DVD(字幕)] 7点(2014-12-15 21:28:50)
5.  黙秘 《ネタバレ》 
邦題をつけた人は悩んだでしょうね~。 原題「ドロレス・クレイボーン」にしたら、入る客も入らんだろう…と考え、頭をひねったに違いありません。  実際に観てみると、この作品は「ドロレス・クレイボーン」という映画以外のなにものでもなく、頑張って考えたであろうタイトル「黙秘」は、テーマからやや…いえ、かなりズレています。 この映画は「母と娘」の話ではなく、「娘を思う母」のストーリー。「ドロレス・クレイボーン」の物語なのです。  よくできた映画だけど物足りない、と観る側に思わせてしまうのは、観る側が「ドロレス・クレイボーンの物語」を観に来た、という自覚がないせい。「黙秘」を観に来た観客だからです。 作品「ドロレス・クレイボーン」として観ると、なぜこのシーンでこの見せ方?なぜ曖昧なセリフ回し?なぜここでその撮り方?といった疑問がキレイに払拭されます。 ファーストシーンからラストシーンまで、すべてドロレスの人生、ドロレスの選択、ドロレスの意志を描いているのです。  実はワタクシ、15年以上前にこの作品をレンタルして観ているのですが、その時はドロレスの夫のDVが非常に衝撃的でした。 現在ほどDVや虐待が一般に認知されておらず、「特殊な事」だと思われていた風潮のせいもありますが、ごく普通の田舎の妻が夫から激しいDVを受けたシーンは、とてもリアルで怖かった。 そして、暴力を受けた同じ日のうちに夫に対して命がけの反撃をし、しかし娘にだけは何も知らせないように努力するドロレスに、子を愛する母の強さを見ました。  この作品は、謎解きでもサスペンスでもなく、閉鎖的な地方の男社会の中で生きる中年女性ドロレスを描いたストーリーなのです。 無力な立場にいても、決して無力ではない。たとえ自分の手を血に染めようとも、守るべき大切なものを最後まで守り抜く。 そんな、虐げられる立場のひとりの傑出した女性の物語でした。
[地上波(吹替)] 7点(2013-06-04 22:45:54)(良:2票)
6.  スティーヴン・キング/痩せゆく男
「人を呪わば穴ふたつ」とゆーか「因果はめぐる」とゆーのか、教訓的にも受け取れるストーリーです。 しかしキングがそんな教訓をテーマにしているわきゃーなく、自業自得で自滅していく男が描きたかったんだろーなーと思われます。 何が怖いって、痩せ方ですね。痩せすぎ。羨ましさもぶっ飛ぶ、異常で異様な痩せ。スキニーだってああはいかない、呪いによる恐ろしい痩せの表現が、すばらしい。 あの痩せゆく恐怖だけでも、見る価値あり!‥と思ったので、妹が我が家に遊びにきて「面白い映画みせて~」と言ったときに「よっしゃ」とVTRをつけたんですがね。 オイオイ、寝るなよーー!! この映画が面白いのはワタシだけ?と、思わず不安になってしまったじゃーありませんか。 面白い映画です。ぜひ見てください。
[DVD(吹替)] 7点(2005-03-14 20:39:46)
7.  ブレイブ
マーロン・ブランドがあまりにも我が祖母にクリソツなので驚きました。本人は自分のそっくりさんが男と知ったら怒り狂いそうですが、瓜二つ。てことは、私はマーロン・ブランドの孫かぁ。嬉しくない。映画ですが、神秘的と思われがちなネイティブ・アメリカンのシビアな現状が描かれていて、うーむと唸りました。生活する事や生きるという事、家族や人生という事を問い掛けてくる映画ですね。が、その問いかけを感じられるかどうかは、観る側に想像力が必要かも。ラファエルの最期の一週間をどう感じるかも、その裏側の人間の残酷さや金・殺人というものをリアルに想像できるかどうかで全く違ってくると思う。ラストの方は、彼を待っている運命を想像して胸が詰まって苦しかったです。
7点(2003-12-07 01:08:48)
8.  マトリックス
単純なヒーロー物として楽しみました。ヒーローは目覚めた!さぁ、変身だ!ってところで終わりなんですね。そこから先は話が長くなりそうだしね。って思ってたら3部作だったそうで。久々にも一回観ました。で思ったのは、設定は現代的だしCGがすごいけど、話は単純。で、そのシンプルさが面白さの秘訣なのかなぁと。あとはヒーローの格好よさがすべてでしょう。なんだかんだ言ったって、こういう映画はヒーローがどの程度カッコイイかどうかで決まるもんだ。で、ネオもトリニティもモーフィアスも、スーパー格好よかったので大ブレイク!コートだって売ってるぞ!これを着てネオになろうぜ!俺は救世主だ!なんてね。映画館で、「ネオのコートを買おうぜ!」って友達と盛り上がってた男の子たち。裾を引きずるから止めとけ、と言ってあげたほうがよかったかな。
7点(2003-12-03 02:22:00)
9.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 
面白いんだけど、ラストに「?」。途中まではブラック・ユーモア調で楽しめるのに、後半シリアスになってしまう。観ている間はいいんだけど、観た後が不完全燃焼。「ストーリー?そんなもん、ないよ!」って突き放された感じ。何がいいたいんじゃ。 要するに、ファイトクラブのあり方をカッコイイと思うか思わないかで、評価がキッパリ分かれそう。で、私はビミョーだ。だって殴り合いにロマン感じないし。行き着く先はテロリストだし。でも、男にとって殴り合いで野性に返って本能を確認するのはロマンなのか。 E.ノートンの外見の理想がブラピっつー設定は納得しました。なで肩は治せないもんね!(笑)
7点(2003-11-27 19:26:18)
10.  王妃マルゴ 《ネタバレ》 
萩尾望都さんの「王妃マルゴ」第4巻がサン・バルテルミの虐殺直前で終わっていて、どーにもつづきが気になったので、観てみた(笑)  これが現代日本の倫理観ではまったく測れない世界のお話で…。 きょうだい間でデキちゃうのも、王女が男漁りに街に出るのも、別に問題ないらしい。まあ性的にユルイのは、昔の日本人も同じだし。人が簡単に死ぬ時代では、性の価値なんてそんなもんなんだろう。 他国のみならず国内でも激しい宗教的対立や権力闘争があり、一見華やかな宮廷の中で陰謀と策略が渦巻いている‥と、映画としてはこの上ない舞台仕立てですが、実際にその中で生まれ育ち大人になっていくのは、なんと厳しい事か。しかもこの母ちゃんと兄ちゃん達だ。問題あり過ぎて、アダルトチルドレンがどうとか言ってる余裕もないわ。 サン・バルテルミーの虐殺もひどいが、私が一番ゾッとしたのは、公の場でマルゴをよってたかって性的に侮辱しレイプしようとする兄弟たちのシーン。 マルゴが男遊びの激しい女でいるのはいいが、誰か別の男を真剣に愛することは許さない、罰してやる、という非常に歪んだ暗い欲望を持つ兄弟たちが、ひどく気持ち悪かった。国王のシャルルは単にヤキモチ焼いてるだけで、まだマシだったが。 そんな中で、悲劇に終わりはしたが真実の愛だと思えるものを手にしたマルゴ。一人の女性として果敢に生きたと言えるだろう。  にしても、イザベル・アジャ-ニは二十歳そこそこのマルゴを十分魅力的に演じていたが、ダニエル・オートゥイユってどうなの? ナヴァール王アンリは、マルゴと大して年が変わらないはずでは?!映画の彼は、どーみても30代のオッサンだろう?!ミスキャストじゃないのか?!!
[DVD(吹替)] 6点(2016-02-02 22:00:29)
11.  シャイニング(1997)〈TVM〉 《ネタバレ》 
キューブリック版を先に観ているので当然ネタバレしており、恐怖度が低いのは仕方がないとは思います。が。J.ニコルソンより、こっちの親父の方がイヤですね。こっちの親父は見た目はやさ男なくせに、ホテルにこもる前に既に子どもに暴力振るってて、DV男の芽があったんだよね。とり憑かれた後、妻子を脅して追っかけただけのJ.ニコルソンと違って、こっちの親父は死なない程度に妻に暴力振るったりしてるし。いや‥暴力シーンはなくとも顔だけで充分すぎるほど怖かったJ.ニコルソンの、演技力がスゴイのか??しかしその分、こっちの親父はリアルにいそうでヤな感じだ~。自分の人生の挫折の責任を、全部妻の存在のせいにしちゃったりとかも、いかにもいそうなヤツだな~と。 最後に子どもの卒業式に幽霊として出てましたが、オイオイ、いい話にするなよ!と突っ込みを入れてしまいました。これは父親と息子の絆の話なんだろうなぁ、と無理に納得しましたが、私は女性なのでどうもスッキリしませんでした。夫婦の絆はどうなったんだー。
6点(2004-05-24 23:55:50)
12.  誘う女(1995・米)
雨の中に飛び出して「イヤォ!」とか叫んでミニスカートまくりながら踊るニコールが焼きついてます。可愛いっつーより、コワイ。にしても、ニコールの夢というか野望があまりにも「ちっちぇえ~!」って感じがする。アイドルになりたい日本の中高生レベル?局アナになりたい女子大生レベル?そんなのが幸せなのかね~?と悲しくなる。自分が現代という病におかされているのに気づかず、「これが自分の夢!」とか思い込んでいるニコールの分身は、日本にもそこかしこに大勢いるだろう。現代というか大都会というか文明の中で壊れちゃったような女の子たち。主役もそのひとり。なので彼女のやった事は悪事には違いないが、とても哀れに感じた。 それにしてもニコールは適役!彼女は美人には違いないが、マネキンくさいっつーか、整形くさいっつーか、とても人工的なので、この役はピッタリですね。最後に氷の下に沈められた彼女の顔がキレイなままなのも、現代の病を暗示しているような気がしてならない。
6点(2004-03-21 04:11:28)(良:1票)
13.  ルームメイト(1992)
ジェニファーったら、かわいい顔して女優だの~。すごく怖い女になってて感心した。ヒロインがちょっと自己中。「恋人と仲直りしたんでルームメイトは解消よ。悪いけど出て行ってね。でも急がなくってもいいのよ。私、優しいから」ってアンタ、そりゃ酷いんでは?寂しいときは散々彼女を利用したのに、その自覚もなく、自分は優しいつもりかぁ。と、全く同情できず、むしろ最期のヘディが哀れなり。ハリウッド映画はラストは必ず殺し合いになるけど、この映画だとそこまでするのは、ちょっと極端な感じ。別に殺しあわなくてもいいのになぁ~。仲良くやってちょ。
6点(2004-01-19 00:55:46)
14.  ウルフ
深夜にTVつけたらやってて、ビデオに撮って2回も見てしまった。正直、2回も観る映画じゃないと思う…。あ、俳優・女優のファンは別ですが。 J.ニコルソンが老けすぎで、ヒロインとかみ合わない感じ。映画にラブシーンはつきものだけど、無理があるだろ、このオッサンとじゃ!!!100歩ゆずってヒロインがファザコンなら納得いくけど、そんな設定ではなさそうだし。 狼男になった時の動作も、いまいち俊敏さに欠けてつまらないです。J.ニコルソンには、もっとワイルドで魅力ある狼男を演じてほしかった‥‥年齢的に厳しいか。狼男というのは、中年が若返る喜び~という意味で、バイアグラチックなんでしょうかねぇ。恋愛を絡めない方がよかったのではないでしょうかねぇ。 あと、J.スペイダーがさすがに若いなぁ、と感心(笑)。
[地上波(吹替)] 6点(2003-12-06 23:58:35)
15.  赤い航路 《ネタバレ》 
ヒュー・グラントがあまりにいい面の皮なんで、笑えた。 爺さんと若い美女のなれそめから倒錯の愛に陥るまでを延々と聞かされ、美女にクラッとし、それでも一歩を踏み出せずにグズグズしていたら一瞬で妻に先を越され、結局なんもいい思いをできずに指をくわえたまんまで終わる、という。 最後のクレジットで爆笑するなんて久しぶり。この情けない気の毒な夫役にあまりにヒューが適役で、彼の情けない顔を思い出しただけでまだ笑える。  最後に夫婦が抱き合って終わるけど、一般に男って自分の妻や恋人が別の男と浮気すると頭に血が上るクセに、女と浮気されるのは平気だよね。 たぶん、男は潜在的に自分の「男らしさ」に不安を抱えていて自信がないから、別の男と浮気されると自分が男として失格の烙印を押されたように感じてショックなんだろう。まあこのヒューが演ずる夫は、妻が男と浮気しても許しそうなくらい軟弱だが。 反対にミミの夫の爺さんは、ミミが女性とセックスしたことで彼女のどん欲なまでの愛情やセックスへの欲求を受け止めきれなくなったのかな~。あれは撃つべきじゃなかった。ミミと結婚したという事は、あの程度の事は覚悟していたはずなのに、ちょっと無理にストーリーにオチを作った感じがするな。あそこで爺さんがおもむろにシャンパンを取り出してヒューと乾杯する、というラストにした方がよかったと思う。まあそんなオチにしたら観客から大ブーイングがきそうだが、でもワタシは拍手すると思う(笑)
[DVD(字幕)] 5点(2016-05-20 19:29:17)
16.  フロム・ザ・ダークサイド/三つの闇の物語 《ネタバレ》 
大人になってから、「雪女」や「ヘンゼルとグレーテル」などのおとぎ話を観たと思えば。 ストーリーも結末も承知の上で、それなりにアレンジを楽しめる。ハズ。 この場合、絶対に求めてはいけないのが「意外性」だが、この「意外性」が意外と映画を最後まで見るためには必要なんだってコトが、この作品を観ていてよくわかった(笑) 特に第2話。観ているのがつらくて、思わずコーヒー入れにキッチンへ行っちゃったよ‥。 流し見・ながら見、ならいいのかもしれない。 深夜にTVをつけたら民放でやってて、なんとなく最後まで観ちゃった、って感じなら、時間がもったいないと思わないですみそう。 あら、どこかで見た俳優さんたち。クリスチャン・スレーターではないか。ジュリアン・ムーアも若いなぁ。タカビー女をやらせたら右に出る女優はいないなぁ。若い彼らを見れてちょっとラッキー♪なんてね。  四半世紀前の映画としてみれば、それなりのクオリティなのでしょう。 そういや当時の若者たちは、「色々わかってるけどそれは言わない約束で楽しむ」をしていたように思う。大して面白くないギャグでも無理に笑ってみせる的な風潮があったというか‥バブルで余裕があったのかも。精神的にも、金銭的にも。でも現代の方が貧乏なのに、バブルの頃の方が貧乏くさいってのはどういうワケだ。  第1話と第3話はそれなりに最後まで観られます。俳優たちの魅力も大きいし、特殊効果も頑張ってます。人食いおばさんと子どももいい味出してます。DVDを借りる必要はないけれど、もし深夜に放映されたら観てみてください。
[DVD(字幕)] 5点(2016-01-15 20:02:46)
17.  ケープ・フィアー 《ネタバレ》 
公開当時、映画館で鑑賞しました。その時も「作品として悪くないんだが、よくもないなぁ」という感想でしたが、今観てもそうですね。その他の細かい感想は、今と昔でいろいろ違ってきましたが。  公開時は「弁護士でインテリなのはわかるけど、父ちゃん弱すぎ。もっと家族を守ってくれ」と思いましたが、自分が大人になったは現在は、→「父ちゃん弱いけど精一杯やってる。少々他人の意見に流され過ぎだが、それも家族を守りたい一心と、性格が悪くないゆえんなのであろう」というものに変化。 「加害者の弁護士なのに、被害者の情報を隠してたのは、ちょっとひどいよね」と、デ・ニーロに若干同情心があった部分は、→「被害者がイケイケだからって、殴ってレイプしていいわけないじゃん。被害者の私生活に関する情報は本件とは無関係なので、無視してヨシ!」に変化。 「娘と母ちゃん泣き過ぎ。喚き過ぎ」は、→「娘は16歳だから仕方がないし、母ちゃんは動揺しながらも必死に家族を守ろうと頑張ってる」に変化。 「デ・ニーロの悪役コワイ。すごい!」は、→「当時はモンスター級の悪役がウケたんだろうけど、今みるとヤリ過ぎ。吹き替えが悪すぎてチンピラ級だし、アクションシーンはギャグか。火傷メイクは下手だし、タトゥーも落書きみたいで怖くない」に。  音楽がまた、古~いモノクロ映画を連想させるんだなぁ。なので、余計に怖くない。  公開当時、モンスター役のデ・ニーロが絶賛されてましたが、こんな迫力があってやりやすい役はないよなぁ。成功すればウケるし、お得。 むしろ、父親役のニック・ノルティが達者な演技で頑張ってるのに、地味な役なだけに評価されず、気の毒です。 ワタシも年齢を重ねて、派手なものではなく地味で確実なものにも目が行くようになってきたのかも。  全体としてイマイチなのは、ラストが中途半端だからなのかな?弁護士とレイプ魔のやりとりが相乗効果を呼んで、暴力が報復を、血が血を呼び、最悪の結末に…というシナリオなんでしょうが、後味をなんとかよくするための娘の独白ではまとめきれなかった感があります。 デ・ニーロの独白からはじめて、ニック・ノルティの独白で終わった方がテーマが明確化してよかったのでは。  「オレは悪くない!」という自己中凶悪犯罪者の逆恨みから、家族を守りきる普通のお父さんのお話…とまとめれば、もう少し作品の質が上がったのかも、です。
[地上波(吹替)] 5点(2014-03-09 14:06:42)(良:1票)
18.  パーフェクト・ワールド 《ネタバレ》 
なんか古い感じの話だな~と思ってたら、20年前の作品でしたか。 そりゃ時代が違うから、スピード感がなく、犯罪がからんでいるのにどこか牧歌的なのは、仕方がないか。 男性的で硬質なタイプの顔が苦手なので、ケビン・コスナーは苦手でしたが、この役は好感が持てました。 でも、現実にはこんなキチンとした感じのヒーロー顔の悪人はいないな。もっとどこか崩れた風貌や雰囲気になってるハズ。 そーゆう意味では、好感は持てるものの、最初から最後まで「いい人」すぎて、犯罪者としての説得力はなかった。もう少しケビンが崩れていないとね。まあ演技力不足なんでしょう。  ストーリーに不満はありませんが、なんでしょうねぇ。親が特定の宗教を信心するのは当人の自由ですが、子どもにそれを強要するのって、どうなんでしょうねぇ。 あまり行き過ぎると、洗脳や虐待に近いものがあるのかも。子どもの宗教選択の自由を阻害しているってことにもなるし。  お化けのコスプレをした少年は可愛かった。心を通わせたその少年が、見ず知らずの家族を脅すブッチを撃てたのはよかった。少年が、「何が正しくて何が悪いのか」をわかってるって事だから。お化けの衣装は万引きしたけど。  それにしても、10代の少年じゃないのに、父親が住むアラスカを目指すって、よくわからないなぁ。「親父が住む」は後付けの理由で、ただ単にどこかへ逃げ出したかっただけだったのかなぁ。いい大人になっても父親にこだわるって…アメリカ人の父親像って、そんなにでっかいもんなのかしら。イマイチ理解できないわ。 そんなガタイばかりよくて中身はまだまだ未成熟なブッチは、少年と出会わなければ、まだ自分の方が子ども気分だったんだろうと思います。この作品は、ある意味、ブッチの成長物語だったのでしょう。  クリント・イーストウッドが何の役にも立ってないのが残念でした。 ブッチが「気の毒な成育史を持った犯罪者で、根はいいやつ」と証明するために出てきて、泣けるラストシーンを盛り上げるためだけの存在でした。狙いがわかりやすすぎです。もちろん私は泣けませんでした。
[地上波(吹替)] 5点(2014-01-16 15:42:18)
19.  ディアボロス/悪魔の扉 《ネタバレ》 
公開当時、映画館へ観に行きました。悪魔モノでパチーノとキアヌ!こりゃ行かねば~と。 でもね…TVで充分だったかな。普通に面白いのですが、悪魔モノにしてはライトな仕上がりで、そういう意味では期待外れ。 パチーノの悪魔、お茶目で可愛いし。  息子のキアヌに対してだけは非常にフェアで、必ず良心と野心を天秤に掛けさせて選択を迫る。そしてキアヌは、毎回キッチリ「自分の意志」で野心を選んできた。 「それでこそ我が息子!」と喜ぶパパを、最後の土壇場で裏切るキアヌ。どっちにしても天国へは行けない、地獄へ堕ちるであろう裏切り方でしたが。  …にしても、アメリカでは弁護士ってここまでスター扱いの職業なのか。金がそれなりに入ってくるにしても、なんか違和感。 それに、世の中を動かしているのは法律ではなく、もっと裏の、政治家とつながっているフィクサー達だろ。法律を駆使して法廷で勝負!って、なんて清々しい正々堂々とした悪魔なんだ。 当時、法廷モノが流行っていたのかしら。単に、キアヌの弁護士姿がウケそうだからか。パチーノが悪魔としては知性的すぎるからか。  あと、シャーリーズ・セロンが懐かしいタイプの女性を好演してましたね。素敵なダーリンと子だくさんのラブラブな家庭を作るのが夢、みたいな。田舎の学校では評判のカワイコちゃん。 ダーリンは私にはわからない難しいお仕事しているけど、すっごくカッコいいの。でも私の事を放って仕事ばかりじゃ嫌よ。怒っちゃうから。ぷんだ。 というタイプ。懐かしい(笑) まあだから、キアヌが知的な美女に魅かれるのもごもっとも。  キアヌ母は16歳でパチーノと出会って妊娠したらしいですが、キアヌが30代前半としたら、まだ50才前後のハズ。老けすぎ…。  全体に、まさに男が考えたお話~て感じで、イマイチなのはそのせいか。要所要所の描写が甘くて、全体的に偏っているんですね。 その偏りは、キャストの俳優陣が感じさせないくらいにしてはくれてます。なので、まあこの点で。
[地上波(吹替)] 5点(2013-01-17 21:15:38)
20.  ディープ・ブルー(1999) 《ネタバレ》 
ホラーアクション目・アニマル科・サメ属の映画。 この系統で「ジョーズ」を超えるのは無理、というワケで、エンターテイメント性を徹底的に強めたのが本作。な、感じ(笑)。  ジェットコースターに乗っているようなもんで、「な~んも考えずに楽しめる」という点では、ちゃんと水準に達していると思います。 制作側の「観客の読みをはずして、ビックリさせてやる!」という意気込みも、登場人物たちの死に方やタイミングで、ちゃんと感じさせてもらいました。  配役もよいですね。 アクション系映画の主役か準主役しかできないだろうな~と思わせるビジュアルの、トーマス・ジェーン。 「この人について行けばきっと助かる!」と思わせる存在感を持ちながら、結構序盤でパクッと殺られてしまう、サミュエル・L・ジャクソン。 頭でっかち過ぎて、自分が死にそうになるまで全く足元が見えない、思い込み系美人研究者役のサフロン・バローズ。 そしてなにより、観客を癒し続けてくれたコック役の、LL・クール・J。君がいなかったら、この映画は箸にも棒にもかからない作品になっていたよ。ありがとう。  ユーモアもあるけど、ドライでブラックで、でも「死に意味なんかない」という観点から見れば、超リアル。 なので、余韻も深みもないけれど、観て損はないエンターテイメント映画です。 TV放映されたら、また観よう。  
[地上波(吹替)] 5点(2012-11-22 21:15:27)
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