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まかださんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 327
性別 男性
自己紹介 評価の基準は、自分が何回も見たいと思うことと、他の人にぜひ見てほしいと思うことです。8点以上は、ほぼ全部2回以上見ています。画像の豪華さは評価にあまり関係なく、脚本重視。アニメとコメディに若干甘いかも。それと、昔見た作品を記憶でレビューすることはしていません。原田知世版の時をかける少女は、当時の評価なら10点ですが、今の若い人に見てほしいとは思わないので、レビューしていません。
漫画レビュー始めました。映画と違って、つまらない作品は途中で投げ出すので、基本、面白い作品しかレビューしません。そのため、レビューの平均点は高くなります。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  君の名は。(2016)
宮崎駿級の大ヒットアニメ(ジブリではない。興収100億以上)という怪しい噂に釣られ、見に行ってきた。 噂はウソではなく、いつもガラガラの某シネコンの大箱が満員御礼。凄い景色だった。  さて、若い男女が入れ替わってしまう話というと、どうしても大林宣彦の「転校生」を思い出してしまう。 「転校生」は、後に「尾道三部作」とか言われて有名になったけど、公開当時はかなりマイナーな作品だったはず。 自分、公開している映画館探して見に行って「こんなとこに映画館あんの?」と思った記憶が甦った。  それで自分でオッパイ揉むシーンでは「転校生」を思い出し、「お願い、オッパイ出さないで」と思ってしまった。 自分、オッパイは大好きだけど、映画でオッパイは見たくないから。 好きなだけに、アニメと言えど、オッパイが出ると、そのシーンだけ強烈な記憶として残ってしまうから。 今考えると、宮崎駿級の大ヒットアニメでオッパイ出るわけないよね。失礼しました。  それから、大林宣彦の「転校生」と比べると、湿っぽいところが少なく爽やか。 でも、自分は後半のストーリーの矛盾が気になって乗り切れなかった。 それと、ラストも好きになれないなあ。 大林宣彦の「転校生」は湿っぽくてそんなに好きじゃないけど、ラストだけは鳥肌立つくらいカッコ良かったから、余計。  でもまあ、今の若い人は「転校生」なんか知らないだろうし、こういう爽やかなアニメに客が入るってのはいいことだと思う。 「日本のアニメって、自分の子供には薦められない映画多すぎ」って思ってたから。  <2016/9/11追記> 大ヒットの熱い声に誘われて、つい、また見に行ってしまった。 今度はこの作品の持つ、後半の話の矛盾を跳ね飛ばす物凄いパワーを感じ取れて、1回目よりずっと楽しめた。 観客が殺到するのもよくわかる。 ちなみに日曜のレイトという最も空いている時間帯に行ったのに、ほとんど満員。 公開3週目でこんな現象は「千と千尋の神隠し」以来じゃないかと思う。 「興収100億以上になるという怪しい噂」って8日前に書いたけど、ほとんど確実だと思う。  <2016/9/19追記> この映画の熱病に侵されたらしく、またまた見に行ってしまった。 それにしても、この映画の脚本は、穴も多いくせに本当にうまい。 前半から中盤のリズム感、クライマックスに向けてのスピード感、エピローグのもったいぶらせ感。 これらが実に気持ちいい。 興収の方は、100億どころか200億を超えそうな勢い。宮崎駿作品ですら、「千と千尋の神隠し」以外は全部抜きそう。 欠点を挙げようと思えば、いくつも挙げられる作品だけど、3回も見に行った時点で自分の負け。10点献上。  <2016/12/13追記> 本当に興収200億いってしまった記念+新パンフレット入手のために、またまた見に行ってしまった。 それにしても、「中国を中心にアジアでも大ヒット」までは予想できたけど、欧米でも軒並み高評価、特にロス批評家賞を獲って、アカデミー賞本命に名乗りを上げるとは、想像もつかなかった。 とにかく、バカ高い制作費で3D映画にしなくても、テレビ局と広告代理店が組んで大宣伝を仕掛けなくても、世界中で大ヒットする映画は作れる。 こんな奇跡を起こし、世界中のクリエイターに勇気を与えたという点においても、日本の誇る金字塔となった。 本当におめでとう。
[映画館(邦画)] 10点(2016-09-03 22:18:18)(笑:3票) (良:2票)
2.  ヒックとドラゴン
まいったなあ。 いや、評価が高いのは知ってたけど、これほどとは... ラストのエピローグ以外、ストーリー的には、どうってことないはずなんだけど... 最初のうち、ドラゴンに乗って飛ぶところは「宮崎駿パクってるなあ」なんて斜めに見てたんだけど... 最後の30分は、もうアニメであることを忘れてた。 最後の15分は、泣いて泣いてなんだかわからなくなって見てた。 だから、もう1回最初から全部見た。 こんなこと初めて。 子供向けハリウッドアニメのはずなのになんでだろう? 自分は最近、観客層のターゲットを明らかに細く絞りこんだ邦画と邦画アニメをよく見て、それにそこそこ満足してたクチ。 だから、こんなことがあるなんて思いもよらなかった。 とにかく、子供向けアニメだろうと、ベタなストーリーだろうと、演出次第で何百本も映画を見てきた観客の感情をここまで揺さぶることができる。 この映画は、映画の奇跡として、あるいは劇場用アニメの教科書として、長く長く語り継がれるに違いない。 DVD鑑賞のくせに、自分は勝手にそう断言しちゃう。
[DVD(吹替)] 10点(2011-02-14 00:00:42)(良:3票)
3.  アリータ:バトル・エンジェル
この映画の原作を昔大好きだったけど、この映画はノーマークだった。 だって、日本漫画のハリウッド映画化なんて、ロクなもんじゃないから。 ところが、映画の予告映像を見たら、考えが変わった。 原作のいいシーンを忠実に実写化してるのが分かり、思わず熱くなったから。  実際見てみると、原作へのリスペクトは想像以上だった。 なによりうれしいのは、造形こそ多少異なるものの、主要なキャラの性格は、原作と全く同じなこと。 それでいて、アクションシーンやクズ鉄町の表現は、原作を超えている。 ハリウッドが大金かけただけのことはある。 しかも、お話は時系列こそ変えているものの、原作の前半(前半だけなら傑作!)とほぼ同じ。 これで映画としてつまらないわけがない。 ヒロインに萌え、アクションシーンで燃え、ヒロインの悩みや恋愛にちょっと泣ける。 SFアクションエンタメとして、非常によくできている。 日本漫画原作のハリウッド映画としては、自分の知る限り史上最高。 この映画の映画の続編も見たいし、もっと日本漫画をたくさんハリウッド映画化してほしい。 本気でそう思った。
[映画館(字幕)] 9点(2019-02-23 00:49:25)(良:1票)
4.  ハドソン川の奇跡
「クリント・イーストウッドもの」。 自分は、勝手にそういうジャンルを脳内で作っている。 良く言えば、「簡単に結論を出さない、深く考えさせられる映画」。 悪く言えば、「奥歯に物がはさまったままのような、スカッとしない映画」。 自分は、どちらかと言えば後者の考えに近い。 いい映画なのかもしれないけど、イーストウッド監督作品を映画館で見たいと思ったことは、これまで無かった。  ところが、本作には驚愕させられた。 これは映画館で見たかったなあ。 「いい映画を見た!」という単純な感動を、他の観客と一緒に味わいたかった。 後からよくよく考えると、そんなに複雑な話じゃないんだけど、ハラハラさせながらクライマックスに持っていくのが本当にうまい。 日本だって、いや日本ならアメリカ以上に、この程度の実話はいくらでも転がってると思う。 でもここまでキチンとした脚本、映像にできる人は日本にはいない。 今回はイーストウッドに脱帽。 しかも見終わった後、スカッとするし。 特にラストの副操縦士! あのセリフで映画が終わるって、なんてカッコいいんだ!
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2018-07-07 22:33:09)
5.  ちはやふる 上の句
原作は、史上最強の少女漫画。 もうそう言っちゃっていいだろう。 これほど男性読者を拒否しない少女漫画は、かつて無かったから。 実際、今日自分が見た回は、300人ほどの観客のうち、6割ほどが男性だったし。  ところで、自分はこれまで、好きな漫画の実写映画化には反対の立場だった。 だって、うまく実写化できた試しがないから。 カイジの実写版はしばらく無視していたし、テラフォーマーズは見る前から何故かがっかりしているし、スラムダンクの実写版なんて(そんな話は無いが)想像するだけでゾッとする。  しかし、このちはやふるの実写版だけは楽しみにしていた。 理由は2つあって、1つはこの漫画の一番の魅力である「部活青春もの」という世界が、実写化と相性がいいと思ったから。 もう1つは、この傑作はまだまだ世の中に知られていないから、映画のヒットによって、世に広まってほしいと思っていたから。  さて、本日見た感想。 「やっぱりちはやふるは実写向きだった!」 まあ、原作ファンとしては、この漫画の唯一最大の伏線、小学生編をもう少し丁寧に描けなかったかなあ、とか思わないでもない。 でも、原作から改変した部分がうまく機能していて(特に肉まん君!)、部活青春ものという大事な一線は、大切に守られていたから、とても楽しかった。  後編も、必ず見に行きます。  <2016/4/10追記> 見終わった後、何日経っても何回も思い出してしまうシーンがあり、とうとうまた見に行ってしまった。 今度は素直に感動できた。そのため、点数を9点に変更します。 この映画の成功の理由は、なんと言っても競技かるたシーンの迫力にある。この点に関してだけは、はっきりと原作を上回っている。 思えば、今まで自分が低得点をつけてきた部活青春もの映画(ガチ☆ボーイ(なんと同じ監督さんだ!)、がんばっていきまっしょい、武士道シックスティーンなど)は、鑑賞中、全部同じツッコミを入れていた。 「こんなんで勝てるわけねーだろ」と。 この映画に関しては、そんな「役者が競技シーンを渋々演じている」ウソっぽさがが一切無いのだ。 この功績については、意外なほどの運動神経の良さを見せた広瀬すずを初めとしたの役者陣の頑張りもあるが、やはり小泉徳宏監督を中心としたスタッフ陣のものだろう。 あんまりいい映画なんで、むしろ原作を知らずに見た人が羨ましいくらい。 ただ、映画の出来の割に、イマイチお客さん入ってないみたいだけど、こんないい映画を撮ってくれたことに「誰がなんと言おうと歓迎する!」(by原田先生)。
[映画館(邦画)] 9点(2016-03-19 19:07:45)
6.  バケモノの子
長いこと映画見てるけど、こんなに期待して映画を見に行ったのは初めてだ。 点の辛い自分にとって、3作連続8点以上を付けることのできた監督なんて、これまで居なかったから。  そして今回で4作目。 結論から言うと、素晴らしいです。 夏休みエンタテイメント作品として、文句なしの出来。 普通なら、売れそうな題材思いついたら、周りの大人の事情もあって、前編後編どころか4部作5部作と引き延ばそうとするもんなのに、一気に一つの映画として見せてくれる。 そして、続編の可能性を全く残さないキッチリとした結末。 映画としての完成度もさることながら、その志の高さにも感激した。  とにかく、多くの人に見てもらいたい作品です。 できるだけ一人ではなく、親子、恋人、親友なんでもいいから仲の良い人と見に行って、映画見終わった後で語り合ってほしい。 たぶん、細田守監督の一番の狙いも、そこにあると思う。
[映画館(邦画)] 9点(2015-07-11 22:11:01)
7.  リアル・スティール
この映画、最初に親子が出会う場面で、もうストーリーを予測できてしまう。 いや、ストーリーを期待してしまうと言うべきか。 じゃあ、つまんないかっていうと、全然違う。 正直に書いちゃうと、自分は最初「ブサイクだな」って思った男の子の顔に輝きが戻った瞬間から、もう涙ボロボロだった。 それから後も、戦うたびになぜか涙ボロボロ。 なんでこんなにハマっちゃったのか、自分でもよくわからないけど、こんなもんハマったもん勝ち! それに、小技が結構楽しい。 「なぜ「超悪男子」www腕には「贖罪」とか出てくるしwww」とか、「なぜ真昼間の動物園にチンピラが大集合www」とか。 ただ、この映画でロボットとか近未来世界とかは、刺身のツマにすぎない。 あくまで話の軸は、うまくいっていなかった親子の再生物語。 親子の表情の移り変わりに、自分は泣けて泣けて、最後は心の中で拍手した。
[映画館(字幕)] 9点(2011-12-17 17:11:35)(良:1票)
8.  SPACE BATTLESHIP ヤマト
10年後、「こんなクソ映画で感動するなんてバカだったよね~」と言うかもしれない。 それ以前に、DVDレンタル開始後は、ここに厳しいレビューだけが書き込まれていくかもしれない。 それでも構わない。 なんというか、「何をやってもダメな子、と言われ続けた自分の子。その子が、夏休み中かけて自由研究作品を作ったら、思いがけず学校代表作品に選ばれた」ような、そういう感激がある。 自分は、原作アニメが日本テレビで放送されていたこと、裏番組で視聴率の良かった「猿の軍団」がTBSだったことも記憶しているファン。 かつて夢中になって見たアニメが、その後の紆余曲折を経て、今回、現代の鑑賞レベルに耐えうる作品に仕上がって帰ってきたことに感謝したい。
[映画館(邦画)] 9点(2010-12-05 18:51:44)(笑:1票) (良:4票)
9.  翔んで埼玉
東京出身で神奈川住民歴の長い自分にとっては、楽しめない映画だとばっかり思っていた。 しかし、高評価をあちこちで耳にして、今回鑑賞することに。 結論から言うと、面白かった! とにかく小ネタをこれでもかとギッシリ詰め込んでいるんで、どこかで必ず笑えるし。  ところで、自分が「日帰りでどこか遊びに行こう」と考えた時、埼玉県内を候補に挙げることはまずない。 100回のうち1回あるかないか。 距離的にも時間的にも伊豆(静岡県)より近いけど、行った回数は伊豆の方が全然多い。 それでも、その1/100を20年、30年と繰り返していたら、埼玉でもかなりの場所に行ったことがあることに気付いた。 浦和、大宮、所沢、深谷、与野、熊谷、春日部、川口…みんな行ったことがあるし、地図上でもどこにあるかわかる。 だから「与野は黙ってろ」なんてネタも大いに笑えた。 長いこと遊んできた知識から笑うことができたんで、「年取るのも悪くないな」なんて見終わった後に思った。 楽しく前向きに見終われるんだから、これは結構バカにできない、いい映画ですよ。
[DVD(邦画)] 8点(2020-09-06 00:34:59)(良:1票)
10.  万引き家族
昔見た「誰も知らない」より、ずっと良かった。 「誰も知らない」は、話が進まず退屈だったし、ウソくさかったけど、こっちはいかにもありえそうな生活だし、楽しい。 やってることは万引きなんだけど(笑)。 虐待家族と万引き家族だったら、そりゃあ万引き家族の方が楽しいよね。 後から考えたら、どっちもダメだろって思うけど(笑)、映画見てる最中は気にならなかった。 まあ、風俗店での客との交流とか、おばあちゃんの死後の扱いとか、「そりゃ違うだろ」と思うシーンもあったけど、ギリギリ状態の仲良し家族をうまーく描いてる。 クライマックスからラストにかけてのまとめもうまいなあ。 最初からの「どうみても長続きしない感」からの伏線をうまーく回収して、キチンと決着をつけてる。 この家族は、自分の目標とした家族とは全然違うけど、すごくうらやましい。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2019-10-23 00:25:04)
11.  ザ・ファブル
この映画の原作マンガの大ファン(コミックレビュー参照)なので、映画については、大いなる不安を持って見た。 この原作の持つ、日常と非日常の対比、ギャグセンスなんていう魅力を、はたして映画で表現できるのか、という不安。 しかし、見た結果、まずまず表現できていたように思う。  ただ、映画としての完成度は高いとは言えない。 原作の登場人物を、整理せずみんな出してしまっているから、一人一人が薄いし、話の内容も薄い。 それに、原作で印象的なシーンを全部詰め込んだ結果、意味がよく繋がっていない所多し。  でもね、この映画、見終わった後、楽しくなって誰かに話したくなるのよ。 あのシーンはおかしいとか、あのキャラはいいとか悪いとか。 だったら映画としては充分に合格点でしょう。 実際、「家族そろってどうぞ!」なんて映画ではないのに、お客さんよく入ってる。 原作に興味持った人も多いだろうし、そういう意味で、原作ファンとしては大満足。
[映画館(邦画)] 8点(2019-06-24 07:33:22)
12.  ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
「戦争で勝った国はいいなあ」なんて子供っぽいことを、本気で考えてしまった。 島国、立憲君主制、先進国と、共通点の多いイギリスとは、どうしても比べてしまうから。 1940年当時のイギリスも、こんなに難しい政治判断が必要だったんだ。知らなかった。 日本との違いは「信念があったことかなあ」なんて考えた。 今の日本、信念ありますかね?これからの日本は大丈夫かな? だってこういう政治映画、今の日本じゃまず作れないから。 源頼朝や大久保利通みたいな「全身政治家」は全然人気ないし、徳川家康みたいな戦国大名+政治家でもあまり人気ないし。  話がだいぶ逸れたけど、この映画のチャーチルは、政治家のくせに人間くさくて楽しい。 特に、秘書や奥さんとのやりとりが楽しい。 ウィットに富んでるっていうの? 緩急をつけながら、クライマックスできっちり盛り上げる。 あー「戦争で勝った国はいいなあ」。
[DVD(吹替)] 8点(2019-03-06 23:04:38)(笑:1票)
13.  今夜、ロマンス劇場で
あざとい話だなあ、なんて最初は斜めに見てた。 綾瀬はるかは綺麗な服をバンバン着替えるし。 「その服の金はどこから出てんだよ」と。 でも、次第に引き込まれ、その分ラストは想像もつかず、ついに最後で涙ボロボロ。 映画らしい、夢のある話で、自分は好きですね。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2018-12-26 23:07:51)
14.  未来のミライ
「”未来のミライ”とか言って、どうせまた親が主人公なんだろ?」と思って見たが、外れた。 もっと幼い4歳児が主人公だった。 しかしそこは細田守。リアルと言えば聞こえはいいが、実際に4歳児がこの映画見てもおそらく楽しくない。 大人から見た、現実の子供像だから。 作品の世界観はおそろしく狭く、ほぼ自宅だけ。 それでいて飽きさせない演出は流石。特に飼い犬が楽しい。 ただ、クライマックスは「そう来たか!」感はあったけど、もう少し派手さが欲しかったかなあ。 それでも、映画館を出た後、いつもの何気ない街並みが愛おしく見える「細田節」は健在。 派手さは少ないけど、今回もレベル高いです。
[映画館(邦画)] 8点(2018-07-21 00:13:27)
15.  オリエント急行殺人事件(2017)
結末だけは知っている超有名な原作。 おそらく、自分みたいな軽い層がターゲットなんだろう。とても楽しめた。 密室殺人で容疑者も多いから、舞台劇っぽい説明調になってもおかしくないのに、映像で見せるのがうまい。 列車の内装や衣装が豪華で、デザートもおいしそうだし、アクションまであり。 そして短い時間で人間ドラマをうまく見せているから、クライマックスの謎解きでは泣かされた。  それから、この映画には原作や原作者へのリスペクトが感じられる。 こういう映画が撮れるのは、やっぱりアメリカならではだなあと思った。 だって、日本にだって宮部みゆきっていう一級の女流ミステリ作家がいるのに、ひどい扱いだもん。 代表作の「火車」は映画化すらされたことない。 発表されてから26年も経っているんだよ。信じられる?
[ブルーレイ(吹替)] 8点(2018-06-04 21:41:56)
16.  ちはやふる 結び
太一を思い切って主役にするとか、頑張ってはいるんだけど、それでも原作を整理しきれていない。 登場人物を増やして、いろんな登場人物のエピソードを薄く積み重ねているから、物語が散漫になっている。 だから、中盤までは「よくある出来の悪いTVアニメ総集編映画みたいだなあ」なんて思いながら見てた。 しかし、クライマックスからエピローグのまとめ方は、それまでと変わってかなりうまい。 「ああ、若いっていいなあ」と思えたし、ちょっと泣けたし。 「悩んで、後悔して、仲間と頑張って」という、いわば青春邦画の王道を見せられて気持ちいい。  ところで、この「ちはやふる」シリーズの出演者が他の映画やTVで活躍しているのを見かけると、うれしくなってしまう。 そういう意味で、この「ちはやふる」シリーズは、映画としての出来栄え以上に成功作と思う。
[映画館(邦画)] 8点(2018-03-19 00:01:23)
17.  永遠の0
この映画の原作を公開前に読んだけど、あまり面白いもんじゃなかった。 だって開戦当時から戦闘機乗りってことは、バリバリの志願兵なわけで、そんなのが逃げ回ってばかりで同僚から悪評プンプンだったら、そもそも戦闘機乗りになれるわけないから。 開戦当時の戦闘機乗りって、ノンキャリアの憧れ中の憧れですよ? 現代で言うと、警察なら白バイ隊員で、さらに箱根駅伝を先導するレベル。 そんなのが仕事よりも家族が大事って、現代人の感覚でも???で、戦時中なら絶対にいなかったと断言できるから。  ところが、この映画ではそこのところをうまーく誤魔化して、さらに映画史上最高の空戦シーンを盛り込んで、好感の持てる仕上がりになってる。 邦画だから、大して金はかかってないだろうに、これほど戦闘機乗りの高揚感や緊張感を映像で表現した作品を他に知らない。  だから、原作よりも遥かに主人公に感情移入できた。 そして、他の出演者もみんな好きになった。 そりゃあ、細かいこと言えば色々とツッコミどころはあるけど、やっと感情移入できる日本の戦争映画が出てきたことに感謝したい。 「男たちの大和」とか、ひどいもんだったし。 あー映画館で見れば良かったなあ。 でも、つまらない原作を映画館で見れないよね。今回は、仕方ない。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2017-10-01 16:35:04)(良:1票)
18.  名探偵コナン 絶海の探偵
軽いアニメを見たいと思って、テレビ録画したまま忘れていたのを、今日思い出して見たんだけど...... こりゃあ重いや。 いや、重くはないけど、ものすごくハラハラする。 これは20年前なら、いや10年前でも許されなかった内容だ。 だって、日本のイージス艦内が舞台ってことは、自衛隊が全面協力ってことだ。 しかも、旭日旗がバンバン映る。 旭日旗は、現代の自衛隊でも使われてるってことは、頭ではわかってる。 でも、第2次世界大戦時の日本軍国主義の悪しき象徴として扱われることも多く、今の自衛隊を扱ったときに映すことはほとんど無かった。 ドキュメンタリーとか、ニュース映像でもだ。 自分、旭日旗が映るとギクッとするから、これは間違いないところ。 それを、子供向け、家族向けの劇場用アニメでやってしまうとは... 日本も変わったもんだなあ。  さらに内容。 最初から、どう考えても「自衛隊バンザイ」の話にはなりそうもないから、その意味でハラハラする。 「こんな話で、なんで自衛隊は協力できるんだ?」って思って見てた。 でも、最後の最後で、それまでを埋め合わせるシーンがあって、自分も思わず落涙したし、ホッともした。 それでも、この内容で全面協力って、自衛隊も太っ腹になったもんだ。  この映画、防衛とか政治とか国際関係に少し興味ある人には、すごく面白く見られるはず。 そんなのコナン映画じゃないって? 映画として面白けりゃ、ケチくさいこと言いっこなし! 実際、それまでのコナン映画の最高興収になったそうだし、自分にとってもコナン映画最高傑作を更新したし。
[地上波(邦画)] 8点(2014-06-22 01:17:42)
19.  アナと雪の女王
ラプンツェルで4点しかつけなかった自分。 この映画は、同じディズニーの同系統の映画と思われるのに、勇んで見に行った。 理由は、CMで主題歌「Let it go」を見て聴いて、大ファンになったから。  だから、当然、字幕版。 字幕のアニメを映画館で見るのは初めてだ。 映画館に入ってビックリ。大人しかいない。時代劇見に来たのかと思った。 よく考えたら、字幕版と吹替版があるなら、子供は吹替版選ぶに決まっているから、当たり前なんだけど。 しかし、かなり低年齢層向けと思われるこの映画。 それが公開2週目というのに、シネコン一の大箱が大人だけで満員になっているのは、かなりシュールな光景だった。 まあ、自分もそのうちの一人なんだけどね。  さて、肝心の中味。 期待通り、「Let it go」のシーンは最高でした。 悲愴感漂う場面だったのはちょっと意外だったけど、それでも涙タラタラ流れちゃって恥ずかしかった。  ただ逆に、「Let it go」以後は冷静になっちゃって、「背景がリアルすぎて、かえって不自然だな。新八犬伝(昔NHKでやっていた人形劇)見てるみたいだ」とか「歌のシーンでも話を進めるのは偉いな。ミュージカル特有のわざとらしさが少ない」とか「お話が説明無く進みすぎ。やっぱり低年齢向けだな」とか、いろいろ考えてしまったけど。  それでも、映画史に残る名曲シーンがあって、その後も破綻無く物語終わらせているから、充分に秀作と言えると思う。
[映画館(字幕)] 8点(2014-03-22 00:15:13)
20.  のぼうの城 《ネタバレ》 
面白かった! 「戦国時代の史実に基づき、負け側をコメディタッチ強く描く」なんて、およそ納得できるお話になりそうもないのに、「リーダーシップとは何か」なんてテーマを入れつつ、ちゃんと映画してる。 しいて言えば、開戦に踏み切る理由だけは、真面目に作ってほしかったかな。 籠城って戦法は、援軍が期待できるか、相手が長期戦に耐えられない場合しか考えられないはずだから。 籠城する原因となった開城の条件「城主の娘を秀吉の側女に」なんて、むしろ好条件でしょ。籠城して負けたら、敵の慰み物にされたあげくなぶり殺し、なんてことも大いにありうるわけだから。 でも、それ以外の部分は、納得できる話を用意しつつ笑かせてくれて、お見事。 特にクライマックスの、野村萬斎の田楽踊り。自分は涙流しながら笑っていた。 小舟の上って、普通なら立ってるだけで精一杯のはずなのに、野村萬斎凄え。 それに、「命懸けで敵を笑かせに行く」って、なんてカッコいいんだろう。 これは、映画史にずっと残る名シーンだと思う。
[DVD(邦画)] 8点(2013-07-28 16:14:41)
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