163.ネタバレ バットマンシリーズは初見。登場人物がやや多く,話に追いついて理解するのに時間を要した。ハービー・デントが後半から心を乱されて,不遇な最期を迎えるのがジョーカーの影響力の怖さ・不気味さを感じさせる。バットマンがレイチェルを救えなかったように,必ずしも全知有能なヒーローではないのがいい。 【カジノ愛】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-04-27 20:36:20)
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162.ネタバレ 散々語り尽くされていますが、前作『ビギンズ』のヒロイン(ケイティ・ホームズ)が良かったです。ヒロインが可愛くないので、高スペックの男二人が取り合うという説得力がないですし、ジョーカーの「やあ可愛いお嬢さん」という台詞に毎回首をかしげて鑑賞する羽目になります。しかし、それでも次作『ダークナイトライジング』を観てから『ダークナイト』に戻ると、やはり本作は次元の違う面白さなのです。ノーランではなくてヒース・レジャーが素晴らしかったのだと、つくづく思います。 【DAIMETAL】さん [DVD(吹替)] 9点(2014-08-14 23:23:50)
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161.ネタバレ ティム・バートンの「バットマン」も面白かったが、ノーランのこの傑作はさらに進化を遂げた傑作だ。 この映画の良いところは、とにかく単純明快である事。物語はシンプルであればあるほど面白い。 正義を自称するバットマンは必ずしも光にはならず、かといって悪の限りを尽くすジョーカーが必ずしも闇にはならない。ぶっちゃけ闇vs闇、または光である筈の警察まで闇の部分を見せる光と闇のカオス。 ファーストシーンのピエロのマスクを被った強盗団。“ジョーカー”という見えない存在に操られ金を奪い、人を殺し、遂には仲間内で金を奪い合う様子はスタンリー・キューブリックの「現金に体を張れ」を思い出す。 本作最大のボスキャラでもある“ジョーカー”の登場の仕方が実に粋だったぜ。 法廷に銃を容易に持ち込ませる=既に裏切り者が混じっている。まるでマフィア映画だ。 自らを“SCARFACE(疵男)”と名乗るジョーカー。ジョーカーの公開殺人にはビビッた。 ジャック・ニコルソンも凄かったが、ヒース・レジャーの全身全霊を賭けた演技は絶賛するしかない。 それにしたってゴードン局長が主人公すぎる。 ウェインとアルフレドの会話が気になる。「共犯?僕は君が黒幕だと言うつもりだよ」 あの秘書め、ヒッチコックみたいな格好しやがって(アルフレッド・ヒッチコック)…「ライジング」は本当にアルフレドが黒幕なんじゃあないかと思っている。だってコイツ何処にいたわけ? ジョーカーの尋問シーンは、有利に進めていた筈のバットマン側を絶望に叩き落す強烈な場面。尋問しているのか、それとも尋問されているのか。迫られる選択。 つうか捕まえた奴は胃の中まで精密検査しとけよjk・・・。 引き起こされる悲劇、だが物語はココで終わらない。クライマックスの二段構え。 またも迫られる選択、囚人がイケメンすぎる。 うーむ、何だか最終的な“敵”はジョーカーではなく“焚き付けられ犯罪に奔ってしまう人間総て”だったのかも知れん。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-27 15:49:07)
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160.ネタバレ ジョーカーもバットマンもテロリズム(「社会への何らかの訴えかけが意図された、物理的被害よりも心理的衝撃を重視する暴力行為」)に則って行動している点に共通していて、本作はテロ集団対テロ集団の争いだったと言えなくもないです。そう解釈すると、ハービー・デントも犯罪者であるバットマンに共感し水面下で積極的に協力していた以上、レイチェルの死を含めたその後の惨劇の片棒を担いでしまったといえるでしょう。デントがトゥーフェイス化したのも、その様な意識下あるいは無意識下での自責の念から逃れるための心理的メカニズムが働いた結果だと思いました。後半メメントの主人公と同じ様に犯人探しに躍起になったのも、メメントと同様に偽りの認識を強化するための行動だったではないでしょうか。結局本作はメメントと似た様な話だと私は思いましたが、別の切口でも物語れそうな含蓄のある台詞も多いですね。それに登場人物も多いし。まあなんだかんだいってもジョーカーがカッコよかったです 【よいしょ】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-09-04 22:49:11)
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159.ネタバレ ○前作に勝る強敵。ヒース・レジャーの好演もあり、続編としてしっかりパワーアップしている。○2時間半ある大作だが、前作以上に楽しく見られた。これを受けての続編は大変そうだが、見てみたい。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-08-30 23:18:16)
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158.ネタバレ 脚本が非常にうまくて、単なるヒーローものとは一線を画す。 憎しみは狂気を生む。光を闇に変えたジョーカーのたくらみに圧倒される。 どちらも表のコインは、今時こんな手垢のついた小道具をと思ったが、後で別のうまい使い方をしていたので見直してしまった。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 8点(2013-05-06 03:34:41)
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157.ネタバレ やっぱり長いし。バットマンなのに“正義とは”でみんなしかめ面してうっとうしい。なんとG・オールドマンまで大真面目。ヒロインのキャスティングには問題大ありだし。けれど数多の粗がかすむほど、ヒースのジョーカーが凄い。バットマンのジョーカーといえば、J・ニコルソンで完全体だと誰もが思っていたはず。リニューアル版でかの役に挑むなど、この勇気と覚悟に気圧される。コミック色を排したノーラン版に合わせてか、ヒースのジョーカーはリアルな狂気が全身から放電しているかのよう。わざわざ顔に塗ったんだ的なメイクが、口裂けの物語をひとつひとつ創作した感じが、この男のサイコパスぶりを感じさせて総毛立つ。相手の信義を破壊すべく策を弄する、これぞ真の悪党。あっぱれな役者魂。とうとう模倣犯をも現実世界に生み出したヒース渾身の異形キャラに、点数すべてを捧げます。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-04-16 14:46:52)
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156.ネタバレ 非常に濃密な2時間半でした。ジョーカー、マフィア、裏切り、愛、善と悪、おまけにトゥーフェイスまで出てきて普通なら破綻してもおかしくありませんが、それを一分の隙なく描いた脚本が素晴らしい。完璧と言っていい出来映えでしょう。それとジョーカーの存在感が凄い。狂気や破滅をそのまま具現化したかのような存在でそれを演じるヒース・レジャーがそれらを120%出し切っていたのではないでしょうか。正に映画史に残る名演技だと思います。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-01-06 15:54:41)
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155.ネタバレ この完成度はいったい何なのだろう。バットマン物という理由で観ていない人が多いと思うが、SF要素を除けばアメコミヒーローが出なくても難なく成立してしまうように感じる。これは良い意味で特異な映画だと思う。脇を固める名優が力が入っているのも頷ける。
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154.ネタバレ 劇場公開時に映画館で観ましたが、この度久しぶりにDVDで観ました。 何度観てもヒースレジャーの演技に圧倒されます。正直そこまでやるのか、というほどの狂気を感じました。 前作はあくまでアメコミの枠内に収まる良作という印象ですが、今作は非常にリアリティのある内容でした。 後半にトゥーフェイスまで登場して、こんなに風呂敷広げてどうやってまとめるのかと思いましたが、ラストは見事としか言いようがありません。最後のバットマンの姿はめちゃくちゃかっこいいです。 【やっぴーK】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-08 06:34:59)
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153.ネタバレ しっかりしっかり創られたバットマン。 美しく、真摯に正義を問うその内容に見入ってしまいました。 無秩序、混沌の申し子ジョーカーをヒース・レジャーがまさに怪演! 正義はどうしても後手後手になっちゃうので、悪を未然に防ぐモラルってものが重要なんだなぁとしみじみ考えさせられました。 【ろにまさ】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-09-07 13:50:04)
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152.ネタバレ まさかバットマンで泣かされるとは思いもしませんでした。自分はもともとアメコミヒーローものは好きで、評価は甘めになりますが、これはまさに別格。序盤のバットマンコスプレ市民自警団に「どこが違う!」と問われ、「ホッケー防具など着けない!」とうそぶくバットマン。しかし、結局は彼もコスプレ自警団の一人でしかないことがあきらかになっていく。中盤のローマ皇帝に関する会話も重要で、法のなんたるか、超法規的な力の存在がなんたるかを深く考えさせられるすごい内容でした。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-09-02 14:04:09)
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151.ネタバレ ティム・バートン&マイケル・キートンの印象が強すぎて倦厭していました。 もったいないことでした。久しぶりにピタリとくる映画でした。 思わぬ再発掘をできたときって、本当に嬉しいですね。 ラストはジャック・バウアーを思い出し、とても切なかったです。 【こね】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-26 21:30:14)
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150.ネタバレ ライジングを見た後に、色々と気になって再鑑賞しました。記憶の中ではジョーカーは死んでいたのですが、それはヒース・レジャーと混同していただけで、映画の中のジョーカーは助けられていました。ビギンズでバッドマンが、リーアム・ニーソンに対して「殺しはしないが助けもしない」と言って、落下して行く彼を見殺しにしているのですが、何故か今回は落下していくジョーカーを助けるのです。「なんだこれは!」と思いましたが、その理由はやはり、ジョーカーで第三部を作るためだとしか考えられません。残念です。もう一度ヒース・レジャーのジョーカーを見たかったです。あのヘビのようにペロペロ出す舌使いが最高でした。また、恥ずかしながら告白すると、ブロークバック・マウンテンの主役と同一人物だったとは最近まで気付きませんでした。この狂気の役作りは、監督ノーランの手腕による部分もあるのでしょうが、ライジングを見ると、やはりヒース・レジャーによるところが大だったことが実感されます。 【杜の都の映画好き】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-08-15 00:26:00)
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149.ネタバレ ジョーカーぶち切れてますね。悪くはないが後半の展開は後味が良くない。 【civi】さん [地上波(吹替)] 5点(2012-08-06 21:30:39)
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148.ネタバレ ジャック・ニコルソンのジョーカーも好きだが、故ヒース・レジャーは映画の悪役史に新たなページを刻んだと言えよう。ジョーカー自身は小悪党に過ぎないのだが、精神のタガが完全に外れ切っているという一点においてのみ他を圧倒的に凌駕しており、〈もうひとりのバットマン〉として狂人街道を邁進する。自身も狂人スレスレでありながら、頑なに一線を超えるのを拒否するバットマンとの精神的なバトルが見所。囚人と一般人、正義の人と愛する人、善と悪、正常と異常、愛と死、ここでは常に相反する二者(コインの裏表)があり、そのどちらかを選ばなければならないという究極の選択に迫られる。単なるアメコミ映画と侮るなかれ。これぞ映画だ。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-08-04 07:02:52)
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147.ネタバレ 警察署より逃げ出し、パトカーでハコ乗りするジョーカーの美しさは見るたびに強く惹かれます。 【reitengo】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-07-31 15:53:18)
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146.ネタバレ 今日から「ライジング」が先行上映すると知って、何と見逃していたダークナイトが1000円で観られる!!所が・・ ワクワクと行って来ました。 期待に違わず、面白い! ハリウッド映画にいろいろ批判はあるけれど、 アメコミをこんなに複雑に一見深く脚色する底力。 でもヒース・レジャーってこんなにちびっこかったっけ? 猫背を作る役作りなのか。 レイチェルさんのたれ目気味も愛嬌がある。 あちらの人たちと美の基準が少し違うのかな、って思うことが多いけど。 これは次も期待がいやがうえでも高まりますです。
【AKO】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-27 08:11:48)
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145.ネタバレ ジョーカーが怖かった(T_T) けどウェインは相変わらずかっこよかったしアルフレッドもいい感じ。しかしレイチェルがちょっと老けてないか?ストーリー的にはゴードンの子供がかわいそう。彼の横顔はトラウマものですよ…。 と、ごちゃごちゃ書きましたが最後まで見るとダークナイトというタイトルが重く感じられますね。善が悪に変えられてしまうのを止められなかったのは、バットマンの敗北なのでしょうか?そしてウェインは誰からも善として認められないままバットマンとしてゴッサムのために戦い続られるのでしょうか?重く、哀しく、しかしかっこいい映画でした。 【CEDF】さん [地上波(吹替)] 8点(2012-07-24 00:24:51)
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144.ネタバレ 映画史に残る傑作!!もはや、アメコミだのヒーローだのを超越してしまっている!! ヒースレンジャー素晴らしい!ジョーカー最高!トゥーフェース、ん~ちょっと迫力不足かな。 二隻のフェリー。一隻には一般人、もう一隻には囚人たち。それぞれのフェリーには大量の爆薬が。そしてそれぞれの船に相手の爆弾の起爆スイッチが!深夜12時までに相手の船を爆破した方を助けてやる、というメッセージが届く。試される人間の業。さあ、どうするどうなる。一瞬たりとも目が離せない。名シーンの誕生だ!! バイクで疾走するバットマン。ちょーカッコイイ!! マイナス一点は台湾のシーン。台湾らしさを感じられなかった。それだけです。
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