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41.  百万畳ラビリンス 《ネタバレ》 
延々と続く巨大建築物の畳の迷路をゲーマーの女の子2人がさ迷い歩くという話。 やっと外に出られた・・と思ったら、森林地帯にも延々と畳が敷かれている。 日常生活版「BLAME!」あるいは、ゲームオタク版「夢の木坂分岐点(筒井康隆)」もしくは、ゆるやか和風版「CUBE(映画)」といった感じ。こういう話は好きです。 まったりと夢幻世界を彷徨し、謎が謎を呼ぶ上巻の雰囲気が特に秀逸。 下巻ではこの世界の解明に話が費やされますが、結局明かされた真相はリアル社会よりもさらに窮屈で矮小な世界観になってしまった感じ。宇宙のシーシェパードに保護される世界なんて・・ この手の話は変に背景や真相を説明し出すとつまらなくなってしまう傾向がありますが、個人的にはそのパターンに漏れずに残念。ゲーム的には真相は全て解明された方が良いのかもしれませんが・・。 この辺は個人の好みだろうか。変に宇宙人など持ち出さずに、リアル社会を侵食し始めた架空世界・・あたりの世界観で曖昧に留めておいた方が良かったように思います。
7点(2015-08-26 11:42:39)
42.  乙嫁語り
中央アジアの遊牧民という滅多にない舞台設定が良。衣装や装飾品の描き込みが凄い。作者氏、いかにも楽しんで描いてるって感じでイイですね。全編カラーで見れたらさぞかし綺麗だろうな。あまりにホームドラマ然とした感じが個人的にはすこし物足りない気も。
7点(2011-12-29 09:23:53)
43.  虹色のトロツキー 《ネタバレ》 
満州国が舞台という事で興味を持って読みました。実際の関係者から色々取材したんであろう綿密さが良です。ただ何で主人公がこの人なのか。日本人が知らない、というか日本人がほとんど歪曲した形でしか知らされていない話だからこそ、日本人を主人公にして当時の日本人の立場から描いてほしかった感じ。結局どんどん話の焦点がぼやけて、何だか陳腐なクライマックスになってしまったのは残念。またアニメ出身の人だからなのか(必ずそういうわけでは無いんだろうけど)描き込みの希薄な絵柄がいかにも「ストーリーを進めるためだけの絵」という感じで、一つ一つの絵をじっくり味わいたい自分としてはそういう部分も不満でした。
7点(2011-12-29 09:07:28)
44.  あぁ播磨灘
格闘技漫画でも美形が小技を競い合うようなものが主流になっていた中で、この超重量級のぶつかり合いはインパクトありました。決まり手も「櫓投げ」とか「二枚蹴り」とか派手で珍しいものが多くて良かったです。2順目以降は播磨の人格が変わってきて残念。宿敵を公衆の面前で土下座させて喜ぶなんて…孤高の怒りがフォースのカンコク面に逝っちゃった感じ。「伝統を闇雲に批判すればカッコイイ」という価値観が、いかにもあの頃のバブルだなぁ…と思います。太刀風を上手く描ききれなかったのも残念。あの手の力士の若い頃は播磨以上にやんちゃだったような気がする。
7点(2011-08-01 22:27:10)
45.  魔女
こういう民族幻想・伝奇ものは好きだが、何かお話の展開の仕方に何か居心地の悪さが。何かしら共産党風。同じ自然好き、伝承好きでも、それに何を求めるかが違うのだろうか・・・。いずれにせよ丹念に描かれたセンスのよい絵は申し分ないです。
7点(2011-05-07 09:53:11)
46.  深く美しきアジア
おそらく「画力」という点ではこの作者の右に出る人は居ないと思う。中国歴史漫画家として有名な人ですが、本作はイマジネーションの限りを尽くして描いたSF/怪物もの。機械元帥や北魔天など、意外とオリジナルな造型センスも突き抜けていて凄いです。ただ、ストーリーは完全な行き当たりばったり。また、絵が上手い代わりにコマ割が不得手という感じ。特にアクションシーンなど動きがぎこちなく、どことなく「天は二物を与えず」という言葉が浮かんできます。それにしても原題は「Magical Super Asia」なのにまるで一昔前の映画みたいな邦題のつけ方だ。「愛と追憶のアジア」とか「青春と旅立ちのアジア」とかでもよかったかも。
7点(2010-10-10 01:15:46)
47.  ヘタリア
歴史そのまま元ネタにしたコロンブスの卵。普通に歴史好きが楽しんで描いているという感じがイイです。作者氏は米国在住だそうですが、そのせいか近代史をネタにしながらも日本のメディア・教育界が喧伝する「枢軸は悪、連合は正義、A級戦犯がうんたらかんたら」等…に全く無縁な所が新鮮でした。(・・考えて見れば、その価値観を創出して押付けたのは米国の筈なのに、変な状況。) ただ書籍化に当たっては韓国ネタがほとんど収録されてないのは残念。ネット上では欧米の漫画ファンをも巻き込んで相当な盛り上がりようだったと聞きますが。やっぱり日本の出版界はまだまだダメですね…。
7点(2010-10-10 00:11:38)
48.  ゴルゴ13
…………    そんなに大金を溜めて何に使おうというのか。他の「刺客もの」と異なるのは、全体を通じてのストーリー(ある組織への復讐とか確執とか)が無い事。これゆえ連載が長続きしているという良点もあるが、溜めた金の使い道がないというのはストーリー的に何か釈然としないものがある。最近一部で話題の「半島で一回も仕事した事無い」のを知って、ややヘタレスナイパーに評価が傾き中。せめて引退する前には、ニセ将軍や金満虚言大統領辺りをターゲットにシブく決めてほしいものです。 
7点(2010-06-05 23:26:56)
49.  バトル・ロワイアル
可視化されたBRの中では比較的原作に忠実でよく出来てる方だと思う。けどやっぱり演出過剰気味ですね。(格闘、セックス、やたら泣きすぎる事等) この人の人物絵はあまり好きではないですが、人物と風景の絡みが秀逸。様々なシーンにおいて島の風景が自分のイメージとばっちりな所が多く、そういう点では満足度が高いです。あと本作に限った事ではないけど元渕(委員長)の描き方に少々不満が。ああいうガリ勉タイプは確かに居そうだけど委員長のタイプじゃないでしょう。例えば「バツ&テリー」に出てきた空手使いの生徒会長、或いは「宮本から君へ」の外交官志望のラガー男、ああいう日常ならば屈強な存在が、権力から切り離された途端に脆く崩れ去っていく…こういう辺りも本作のテーマだと思うんですが。
7点(2009-09-21 09:49:58)
50.  SINGLE ACTION ARMY
おそらくブレードランナー的世界をもっとも上手く消化した漫画だと思う。荒涼とした近未来都市にジムノペティを響かせるセンス。動き、コマ割、風景と人物の絡み等、多少荒いがこの頃の氏の絵がとても好きだ。 同じ時期モーニングに「LOVEWARS」という同路線の短編が掲載され、シリーズ化を心待ちにしていたものですが(個人的には「1」だけなら10点満点)・・続かず残念。
7点(2008-11-02 02:55:49)
51.  寄生獣
MITに関する本に載っていた話。UFOが地球に着陸し、都市やダムや運河や電力供給網や走り回る車を観察し調査する。宇宙人の一人が感に堪えたような声を上げる。「あぁ自然は偉大だ。」…つまり人間が「人工」と呼ぶものは、第三者から観てみれば自然界における蜘蛛の巣や蜂の巣などと同じという話。元々人間も自然の設計図の範疇に有る存在なのに、なにゆえ人間の技術を「自然」と分けて考えないといけないのか昔から疑問に思っていたので、この文章を見た時得心行きました。こういう観点から見ると本編のテーマらしき「人間は自然界の寄生獣」というのは、あまりに自虐が過ぎるように思う。もちろん自分は公害は困るしエコロジーにも基本的には賛成。だけどそれは「地球の為」ではなく「人間の為(物質的にも精神的にも)」。例えば絶滅動物を救う事にしても、「ある種が絶滅するような環境は最終的に自分達に還ってくる」という事が本能的な智慧としてあるから保護を行っている。・・・こういうような感じで、個人的には本作品の思想的なものにはあまり共感できません。ただし「決闘モノ」としては傑作。ただ単に頭か腕が刃物に変形して戦うだけなのに、1つとして同じパターンの戦いが無い。こういった手腕は見事だと思います。
7点(2008-09-29 00:30:28)
52.  進撃の巨人
もっとシュールでナンセンスな話かと思ってたら、まともなSFで意外でした。大小さまざまな巨人達が無表情に人を喰う様は絵的に何だか面白い。理不尽な化け物vs戦闘集団という点で個人的には「彼岸島」を連想する。ただ本作の方が、主人公達の戦う意志や手法や組織などが丹念に描かれてあって、好感が持てます。
6点(2011-08-01 22:09:56)
53.  ブラック・エンジェルズ 《ネタバレ》 
初期の竜牙会編はクオリティが高くて好きでした。ただこの人、下の方も仰られているように、手癖が悪い?と言うか、パクリ癖が…竜牙会の錚々たる面々のかなりの部分が某月刊誌の某マンガのパクリだったような。両方読んでた当時の自分は「これっていいのか…」と子供ながらに思ったものでした。更に魔の手は同誌の同時連載の10週打切りものにまで。確か来巻功二か誰かのだったと思うが、違うマンガに同じラスボスが出てきたので「これどこかで繋がってたっけ…?」と子供ながらに混乱したものでした。作者としては「どうせ打ち切りなんだから大人しく俺の血肉になれぃ」とでも思っていたのでしょうか。作品世界に劣らず作者も非情です。
6点(2010-10-02 22:56:07)
54.  テルマエ・ロマエ 《ネタバレ》 
かなり話題になったので拝読したものの、個人的にはいまひとつ。少し期待しすぎました。同時代の外国から見て当時の日本(江戸時代、戦前、戦後)がどうだったか…という話を最近よく読むので、ローマ時代の人間が現代のポスターやプラスチック製品をみて驚くのは、それは当たり前でしょう…という感想になってしまう。ローマ史ものとして見ても、かなり作者の創作が入っているようなので、何というか、中途半端な印象。ただ時代と国境を越えた温泉愛はよく伝わってくる。決して悪くは無いです。
6点(2010-08-01 10:05:56)
55.  銀牙 -流れ星 銀-
元々は凶暴な熊とマタギ+犬の戦いを北国の厳しい大自然を舞台にリアルに描くはずの話が、ジャンプの人気投票システムによってかなり毛色の違う話に変遷していったという印象。ボスだけ残して全員陣地を出払ってしまうというのはどう考えても戦略的に無茶。とはいえ、各々の犬キャラクターの造型は大変イイです。地味に陸奥の四天王が好きだった。
6点(2009-03-01 05:35:58)
56.  無限の住人
時代劇史上ここまで卑怯な主人公も居ないだろう・・「勝った」と思って相手が背を向けた途端、背中からズブッという勝ち方がほとんど。単に「市井で傾き者同士が争う」という話であればかなり面白かったと思いますが、中途半端に幕府を持ってきたのが失敗。武士階級は「お家や領地の存続の為にどういう死に様ができるか」が人生のテーマ。中国の皇帝じゃあるまいし、将軍やその取り巻きが不死の為に(しかも市井人を犠牲にしてまで)躍起になると言うのは武士の考え方としてまず有り得ない。この辺りは中国・朝鮮人系の戦時中の捏造話を連想しウンザリしてしまう。また逸刀流の面々はその出立ちからしてかなりの遊び人。しかも「いつも生活の為に市井を駆けずり回っている」のであれば修練の時間がほとんど無いわけで、彼等の強さに説得力がまるで無い。絵も語りも力のある人だけに何か勿体ない感じ。
6点(2008-12-28 00:11:46)
57.  めぐみ
いまなお解決の目途がつかない北朝鮮拉致事件の実録マンガ。 めぐみさんの日常生活のエピソードはとても良かったです。よく写真で見る和服姿が撮られた情景とか、ガマガエルで遊ぶ話とか、転校した虐められっ子を庇う話とか・・。明るく、正義感の強い子だったんですね。 事件発生以降の描写はかなり変。解決の為に尽力したのが、新聞記者と共産党員だけ・・という事になってしまっている。 リアルタイムで覚えていますが、当時は新聞も野党も「拉致事件は公安当局が予算を獲得する為にでっちあげた架空の事件」という立場だったはず。新聞の社説でも何度このフレーズを見た事か。 実際に尽力したのは当時一閣僚に過ぎなかった安倍現総理であり、事件が発覚したのは当時のアメリカ大統領にイラン・イラクと並べて「悪の枢軸」と名指しされたから。当時は湾岸戦争の激戦の真っただ中。彼等と同格にされて腰を抜かしたあちらの元首が慌てて白状した事により、拉致事件が世界的に明らかになりました。(その機を逃さずに被害者返還までこぎつけた当時の日本政府も大したものだったし、アメリカ政府からその文言を引き出すための与党議員・官僚らの水面下の外交努力も相当なものだったと推察できます。) ・・なのにその事は全く描かれていない。新聞記者と共産党議員が被害者の相談に乗っただけで、その後唐突に小泉首相の有名な奪還シーンが登場する。なにコレ?って感じ。 さらにはご丁寧な事に、発覚後の在日朝鮮人の号泣謝罪大会がまるまる1章を費やされて描かれている。個人的には在日朝鮮人の団体が何か謝罪声明を出したなんて聞いた事がないし、リアルでも(匿名のはずのネットですら)謝罪する在日など見た事がありません。よくこんな白々しい事が描けるな・・と呆れてしまいます。 本作は「監修・原作 横田滋・早紀江」となっていますが、恐らくご本人が手掛けたのは拉致前の日常生活でのエピソード部分のみでしょう。あとは名を出さない誰かが作っているという感じ。とにかく一人でも多く問題を知ってほしい・・という横田さん夫妻の願望を利用して、第三者が実に都合のいい話を作り上げているようで、かなりヒドイ。 家庭内のエピソード10点、それ以降の描写0点、間を取ってこの点数です。
5点(2015-08-26 12:32:39)
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