1. メッセージ
超長期間交錯と未来の記憶が大好きなのでツボにハマった。 また、序盤から見たことのないものを見せてくれたことで大いに畏敬を感じ終始泣きながら見た。 字幕の意訳っぷりが目立つ箇所にはやや不満はあったが、まぁいいです。 音楽も素晴らしかった。パルス波を使った信号のようなボイシングが印象的。 これが実写で見れて良かった。アニメだったら映像表現...というか解像度やライティング、演者の存在感の限界で、そこまで感動できなかったと思う。 [インターネット(字幕)] 10点(2021-08-12 11:23:23) |
2. 恋人までの距離(ディスタンス)
先輩が「おもしろいから見ろ」と勧めてきたので見た。普通、そんなことを言われようものなら、ハードルがあがってしまうこと請け合いだが、この作品は期待を裏切らなかった珍しい作品。出会いからエンディングまで、絶妙なバランス感覚で描かれる稀有の作品。暴力、セックスがなく、人も死なない映画。この作品を見たときはいつだって、恋はいいものだと思わせてくれる。 [DVD(字幕)] 10点(2017-05-26 02:43:50) |
3. インターステラー
《ネタバレ》 コンタクト+アキラだった。 そして2001年宇宙の旅へのアンサーシネマだ! ラストにも文句なし。 このクオリティでウラシマ効果をちゃんとやってる映画は、他にはほとんど無いに等しいのではないでしょうか。 欲を言えば飲み込まれた中での表現、こうするしかないかなーと思っていたらそうなっていたので、ちょっともどかしかったけど、これは科学解説ではなく映画なのですから、SFなのですから、これでいいのだ! [インターネット(字幕)] 10点(2016-01-16 20:27:04) |
4. ガタカ
タイトルからしてハイセンス。オシャレだけを追求しても作れないと思う。映像編集も素晴らしい。 自己啓発的な側面も見ようによってはあるだろうが、 鬱々としているときに見ても自己啓発にはならないような内容なので、 元気なときに見て余韻を味わうのがいいのかな、とも思う。 [DVD(字幕)] 10点(2014-11-26 16:08:27) |
5. ゴッドファーザー
《ネタバレ》 重層的なプロットであり、一度見ただけでは伏線が全然わからなかった (解説サイトを見てようやくわかった)。 画面のトーンは暗く、一族の業を感じさせる。 もう十分に言われ尽くされてきた話だが、マーロンブランドの演技が要として作品を太く支えていた。 馬の首、祝福と殺戮のほか、名シーンがいくつもある。 北野武がこれに影響を受けているのがよくわかった。 [インターネット(字幕)] 9点(2024-03-17 13:22:01) |
6. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
《ネタバレ》 この映画をインスパイアした話として、George DantzigというUCBの学生が、教授が黒板に例示した未解決問題を、授業に遅れて入ってきたときに、宿題と勘違いして解いてしまった、という逸話を知り、興味が湧き鑑賞しました。 剣と鞘の物語でした。AKIRAのミヤコ曰く、強大な力を持っていてもそれを制御できねばならんのだ、という旨を発しておりましたが、まさしくこの若者よろしく、いかなる天才も器に収まって初めて成ることが出来るのだと感じました。 脚本がよく推敲されていて、感心します。 [インターネット(吹替)] 9点(2020-06-30 12:33:01) |
7. 2001年宇宙の旅
SFファン必見の歴史的名作。芸術性も高い。 しかし原作未読ゆえか、話が難解である。 幼心に強烈な種が蒔かれたが、思春期を終えてから見直したに関わらず、 正直言ってその難解さに諸手を挙げて賞賛はできなかった。 悔しい。いずれ原作を読まねばなるまい。 難解とは言え、ハイセンスな映像がこれでもかと盛り込まれており、 琴線がかき鳴らされ続ける。 特筆すべきはやはりVFX。3DCGに少しでも覚えがあれば、 これらの映像がCGを使ってないことに尊敬の念を覚えるだろう。 いや、むしろ、だからこその質感がそこにあり、この質感は未だにCGでは得られないクオリティであると信じている。 つまり、CGそれ単体ではこのクオリティは得られず、脳内の映像的質感をCGに落とし込める才能が現れるまでは、 きっとこの作品はその座を譲らないはずだ。 SF映画の金字塔であるにも関わらず10点としてないのは、 もうすこし大衆的娯楽性との融合があれば…という幻想的希望である。 [DVD(字幕)] 9点(2017-05-31 01:01:07) |
8. ボーン・アイデンティティー
《ネタバレ》 先輩が「おもしろいから見ろ」と勧めてきたので見た。普通、そんなことを言われようものなら、ハードルがあがってしまうこと請け合いだが、この作品は期待を裏切らなかった珍しい作品。本作品の格闘シーンはなんども見返した。格闘シーン以外にも、見どころは多く、逃亡劇、サスペンスなどとしても序盤・中盤・終盤どこを取ってもスキがない。 [DVD(字幕)] 9点(2017-05-26 02:41:12) |
9. 未来世紀ブラジル
SF初心者にもわかりやすいディストピアでした。キテレツな才能が発揮されているようで、 独特のリズムと展開に振り落とされそうになること多数。 ただ、個人的には最後のシーンだけで高得点をあげたい。 あのシーンのためだけに前振りがあるんだ、と思うと、我慢できる程度の出来栄えだと思う。 [DVD(字幕)] 9点(2014-11-26 16:15:12) |
10. メイド・イン・ヘブン
《ネタバレ》 小さい頃に偶然テレビでやっていて、色んな人にタイトルを聞いたけど誰も知らず。 2chの映画板で質問してようやく判明しました。 非モテ自認の方は天国でなら出会いのチャンスがあるかも知れないと思って徳を積み続けましょう。 きっと子どもの姿でタバコを吸ってる神様が支援してくれます。 ・ 人助けで死んでしまった青年があの世で天国生まれ天国育ちのお姉さんと出会い、恋に落ちる → 天国の人たちは生まれ変わる → 生まれ変わったら生前・天国での記憶がリセットされる → もう逢えません → 特例で神様が転生後に叱咤激励 → 「おまえ誰だ?なんのこと?」とばかりに呆然とする主人公 → 果たして再会できるのか… ないでしょ?意外とないんですよ!こういう映画!あったら教えて欲しいです。見たい。 10才未満で見たのに 30 になっても記憶に残ってるんだから、 僕にとってはとっても面白い映画でした。 ストーリーと、胸キュン、その希少性に9点です。 1点分は日本語版がないこと…。 字幕でも吹替でもいいから日本語版みたいよう…と何年も思い続けています。 なんとかならんのか…? IMDB: http://www.imdb.com/title/tt0093467/ では 6点か…。みんな辛いなぁw [地上波(吹替)] 9点(2013-01-24 06:56:36) |
11. 十二人の怒れる男(1957)
《ネタバレ》 入り方がいきなりアリバイや証拠の列挙から入るので面食らってしまい、ついていけないのでは?と不安になったが、そんなことはお見通しの構成で、親切に何度も何度も状況を説明してくれる。 無罪と判断する人間が一人また一人と増えていくところでこの映画の行き着く先が読めるが、それでいてどんな展開を見せるのかが気になってしまうところがまた見事な引き込み方だった。 低予算映画なのかも知れないが、脚本と演出がよければ弁論の応酬で十分見応えのある映画になることがわかった。 演技に関しても舞台演劇のように大きな演技が目立つので、陪審員劇という一見難しそうなテーマに反して、十分わかりやすい。 ただ、後から後から有罪を否定するようなネタが出てくるのはちょっと後出し感があるので残念だけど、推理ものの宿命として仕方ないかな。 この作品がこの類型の元祖だとしたら、当時の観客は感嘆しただろうと想像する。 よくまとまってて完成度は高い。 自分の偏見と向き合うことの大事さも教えてくれる。 巧妙なのが、無罪派とて「少年は無罪である」とは主張せずに「有罪と認定するだけの証拠と証言がなく、わかっている材料は全て不正確、不明瞭である」という疑義に基づき、有罪の認定を否定しているところ。 これがあるおかげでただの人情劇の御涙頂戴という安い映画にはなっていない。 ラストの名前を聞かれるシーンも良かった。 最後まで反対していた12番目の男がなぜあの展開で主張を変えたのか、という考察もまた面白い。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-04-29 00:02:46) |
12. セッション
《ネタバレ》 - 人が死ぬほどのスパルタを賛美するような描写はキツイな - でも泣いた。演出自体はよい。全体通して飽きないし。画も悪くない。 - ドラムソロがさすがに長すぎた - これ演者はリアルに演奏してるの? - 誰だよ邦題考えたの...全然セッションしてないじゃん...いつセッション始まるのかと期待してみてたら最後までなかった - まあでもフィクションとして一つ振り切った作品を存在させておくことはいいこと - 最後のシーンでフレッチャーのジャズの鬼の魂に火がついてしまい、アンドリューを過激な方法で刺激するわけだが、さすがに観客のいる本番で演奏する楽曲を知らせておかずに恥をかかせるのはナシだろ。その割を食うのは客で、観客は金払ってきてるんだからさ。 - そういうのも含めて、細部の都合は無視して過激な音楽フィクションを作りたかったのかなー知らんけど。 - フレッチャーのキャラが好きな人はフルメタルジャケットも見るといいです。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-04-06 11:47:39) |
13. ゴッドファーザー PART Ⅱ
《ネタバレ》 若き日のデニーロがこんなにカッコよかったとは知らなかった。 並走して進む物語はカットバックを多用するため、本作でもやはり一度見ただけではすぐには理解が追いつかなかった。 ラストシーンでは暴力で災禍の種を摘む、たとえそれが親族であっても、というゴッドファーザーとしての役割の辛さと、その判断における苦悩が大袈裟な演出を控えた丁寧なトーンで刻み込まれている。 良作だとは思うが、少々粗が目立つような気配もあり、さすがに前作よりはやや評価が落ちるか。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-03-17 13:27:53) |
14. ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
《ネタバレ》 - 前半1時間ぐらいは無茶苦茶面白かった。 - 後半に行くに従って経緯が雑に。 - 世界で有名な大捕物ならもっと人員つけろや。 - なんで脱出時の手段が正面突破やねん。 - ギミックや特殊な身体操作はないんかいな - 毎回そうなんだけど、女の腕力だと2秒もぶら下がれないだろ。 - 列車が落ちるぐらいの反動に人間のぶら下がり腕力でもつはずないだろ… - ひたすら単調に繰り返される格闘シーンはイルサの剣舞が一番綺麗だった。 - でも対ナイフで長得物が負けるはずないと思うんだが…別に閉所でもないしリーチ差で勝つだろ。なんで間合いを取らない近接戦闘なのか? - 仮想通貨なんで受け取らなかった? - もつひたすらエンタメ。 - リアリティを追うと画面が退屈になるから… - アブダビ行きの飛行機にも掴まるシーンが欲しかったが、さすがにもう無理か [映画館(字幕)] 8点(2023-11-27 13:02:43) |
15. パターソン
《ネタバレ》 よかったし、泣いた。 映画・自転車泥棒を思い出した。 それでも、人生は続くのだ。 ダメになっても、また白紙のノートを携えて、前を向いて歩くと、きっと気持ちがよくて、誇らしい。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-03-21 01:39:40) |
16. Mr.インクレディブル
《ネタバレ》 どのシーンのアイディアも素晴らしかったし、ヒーローが悪を倒してよかったねパチパチ👏じゃないところもとてもよかった。 完全に良い子よい家族だけだとそれもまた退屈してしまうので子供がいい感じに空気読まずに動いてくれるし、狂言回しもいるし、満足感が高かった。 ただ、悪役の傷ついた心が救われないまま終わってしまったのは残念だったかな。 赤ちゃんももう少し伏線は練れた気もする。 [インターネット(吹替)] 8点(2021-12-30 21:52:08) |
17. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 ハービーの顔面半分にリアリティがなくてそこからはあんまり集中して見れなくなった。 ストーリーも演技も音楽も映像もよかったので、かえって残念さが際立った。 命乞いをしない悪党に勝つことはできないのだ、と思った。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-10-16 08:16:40) |
18. ジョーカー
役者の演技もさることながら、カメラワーク、音楽が素晴らしかった。とても惨めで救いがない…いや、ある。同調してくれた人々ができたことで彼は孤独ではなくなった。もう笑いを我慢しなくてよくなった。 ちゃんと「分断」が描かれていた。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-10-09 14:14:43) |
19. コンタクト
《ネタバレ》 映像も展開もやや物足りない感もあるものの素晴らしかった。 ただ、後半の展開がやや早すぎたかも。 [ビデオ(字幕)] 8点(2021-08-12 11:17:49) |
20. マッドマックス 怒りのデス・ロード
映像だけで長時間持たせるのがすごい。 過去作を見てなくても単品でも鑑賞に堪える。 ちゃんと設定に奥行きがある。 アートセンス抜群。 芸大なら首席卒業じゃないだろうか。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-08 17:28:02) |