181. ドラゴン桜
HOW TO物の漫画としても楽しめ、青春物としての楽しみ方もできる。しかし、三田紀房の作品はどれも実利的で面白い。 6点(2008-01-10 16:51:10) |
182. 最終兵器彼女
エロが描きたいなら素直に描けばいいのに、性描写や戦闘シーンが中途半端に露悪的で悪趣味。ライトな作風が余計にイライラする。 2点(2008-01-10 16:40:45) |
183. ラブロマ
真っ直ぐながらも、どこか変化球っぽい作風が面白い。テンポよく読ませると同時に、物語を「A・Bside、ボーナストラック」とミュージックアルバム風に仕分ける構成が新しく、キラリ光る個性だと思う。正直に生きるという事は決してキレイ事なんかじゃなく、現実の清濁を併せ呑み向き合うことなのだと、達観しつつもどこかコミカルに生きる正直キングな主人公ホシノに、好感。 8点(2007-12-18 21:41:04) |
184. からくりサーカス
アクションシーンと登場人物の喜怒哀楽の、とくに怒りの表現が魅力的だった。中盤に失速感を感じるが、最終回の締めくくりが見事。ホントに藤田作品は見ごたえがある。 8点(2007-12-14 00:32:26) |
185. バキ
《ネタバレ》 死刑囚VS地下闘技場闘士というベタではあるが見逃せない設定は、板垣マジックと言える。人体破壊術のコダワリが、トリワケこのシリーズでは顕著だったと思う。しかし、中国にまで飛び火しなくてもいいんじゃないかな…?と、感じなかったわけでは、ない。面白かったが。(じゃあいいじゃねぇか。クックック…と筆者の含み笑いも聞こえそうだが) 8点(2007-12-14 00:25:49) |
186. グラップラー刃牙
格闘技漫画というジャンルのクォリティを一気に押し上げた作品といえる。範馬勇次郎というキャラクターの出現に、事件性すら感じるくらい。 9点(2007-12-14 00:19:57) |
187. ハチミツとクローバー
私の周りの同世代のオッサンの漫画読みが次々とハマッていったという経緯を持つ、全方位一方通行ラブストーリー(コメディ)漫画。 繊細な語り口調と、独自の高テンポなギャグが良い感じで噛み合っている。ライトな作風ではあるが、登場人物がしっかり練れている感じで、読み応えもある。終盤は少し急ぎ足っぽく感じるものの、最終回の切なさは見事だった。 7点(2007-12-05 06:24:50) |
188. エンジェル伝説
《ネタバレ》 「クレイモア」で人気を博している八木教広の、学園ギャグ物。何となくではあるが、少しぎこちない感じ。八木教広自体、連載のために已む無く描いていたのではないか?と、思わせる。しかし「クレイモア」と比較してみると、そのギャップがそこそこ面白い。悪魔じみた外見とはウラハラに、ピュアな心根の主人公が、可笑しい。 6点(2007-12-05 06:14:58) |
189. もやしもん
《ネタバレ》 細菌は肉眼で(デフォルメされて)見えてしまう主人公が、農大でユルユルと奮闘するという、お話。食品、酒、病原体に関するウンチクが満載で勉強になる。もちろん、エンタテイメント性も高い。作者の嗜好か、女性キャラクターのフェチっぽいコスチュームが、また面白かったりする。個人的には武藤派。 8点(2007-12-05 06:05:26) |
190. どうにかなる日々
日常的なドラマを得意とする志村貴子が、エロスに挑戦。やはり面白い。どこにでもありそうな設定(とはいえ幽霊なんかも出てきますが)で、しかも、きっちりエロス。やはり何のファンタジーも無く妄想的でなく。笑。居酒屋で拾った人妻と暮らすお話が、エロなんですが微笑ましい装い。不遇時代(?)に描いたBL物も掲載しているので、何となくお得。 8点(2007-12-05 05:52:42) |
191. アンダーカレント
《ネタバレ》 人物像の配置や、静謐に展開する物語の丁寧さは、完璧。まったくと言ってもイイくらいに、隙がない。 10点(2007-11-30 21:56:48) |
192. 監督不行届
庵野秀明の実態(とはいえ、ある程度虚像でしょうが)と、安野モヨコのカミングアウトが面白い。「働きマン」や「花とミツバチ」等の男性誌ではソコソコ面白く、フィールヤング等の女性誌での活躍ではスタイリッシュな作風が印象的で、「美人画報」では「何かイヤな女っぽいな」と思わせた(というか、勝手に思っていた)安野モヨコだったが。そうか。オタクだったのか…。 7点(2007-11-30 21:40:04) |
193. 敷居の住人
特筆するようなイベントも特に起きず、ウダウダとした登場人物の日常をそのまんま切り取った作風が印象的。イイ意味でも悪い意味でもダラダラとした語り部。この才能は稀有。 8点(2007-11-30 21:28:07) |
194. ハネムーンサラダ
《ネタバレ》 面倒臭い恋愛漫画を扇情的(?)に描く二宮ひかるの「男一人に恋人二人」という実に羨ましい(かなぁ?)物語。この作品をもそうなんですが、この作家の描くヒロインって、読んでると嗜虐的な気持ちになってしまうんですよね。 8点(2007-11-22 01:03:48) |
195. 失踪日記
吾妻ひでおのタッチで描かれているからこそ際立つリアルとでもいうか。失踪・アル中漫画家の肉声なんて滅多に読めるものではない。しかも、面白い。これを機に「鴨川つばめ」だとか「山上たつひこ」だとか「よしもとよしとも」だとか、寡作すぎてどうしようもない天才肌の漫画家による私小説風漫画ブームが…来ればいいなと思うのだが、まだ来ない様子。 8点(2007-11-22 00:47:19)(良:1票) |
196. 武装錬金
るろうに剣心をはじめ、「面白そうだけど、どこか好きになれない」といった感じの和月伸宏作品ではあるが、武装錬金は面白かった。ヒロイン津村斗貴子が、この作品の総てと言っても過言では、ない!(馬鹿発言)そうだ!俺はツンデレ好きだったんだな!(カミングアウト) 7点(2007-11-15 07:37:57) |
197. 岳
山の素晴らしさを伝えると同時に、そこにある日常的な「死」についてもキッチリと伝えてくる。そこに「押し付けがましさ」や「説教臭さ」は殆どなく、このマンガは訥々と語りかけてくる。残念ながら登山趣味を持たない私ではあるが、このマンガは面白かった。 7点(2007-11-15 07:17:36) |
198. MONSTER
ドクター・テンマがヨハンを追う、という本筋に対して、細部にわたる枝的サイドストーリーが見事に噛み合っていく。収束に向かうにつれ緊張していくテンマとヨハン世界観も見事だったが、巨大な大風呂敷を無駄なく(ソコソコ長引きはしたが)丁寧に畳んでいった手練は凄い。国内だけでなく、海外にも誇れる日本のマンガといった感じも、アリ。職人芸というか、浦沢直樹はマンガの神様に一番近い作家だと思う。 8点(2007-11-15 07:10:29) |
199. ジョジョの奇妙な冒険
《ネタバレ》 突出したセンスと世界観で読者を魅了し続ける荒木飛呂彦「JOJO」シリーズ。JOJOファン同士が「どのキャラ(スタンド)が好き?」「何部(編)が好き?」「好きな台詞は?」と語りだしたら、もうキリが無い。その「キリの無さ」は「ドラゴンボール」や「魁!男塾」以上だと、思う。 ちなみに私は「岸辺露伴」「第四部(杜王町編)」「ブラボー!おお…ブラボー!!」です。笑。 9点(2007-11-14 05:17:37) |
200. ベルセルク
超骨太な長編ファンタジー作品。もはや大河ドラマと言っていいほどの風格。線の多さと太さに迫力を感じると同時に、時折魅せる「白」の演出にも切れ味を感じる。 8点(2007-11-14 05:00:52) |