221. 聖マッスル
ゆでたまごの「キン肉マン」が裸足で逃げそうな筋肉描写、山田芳裕も三歩下がりそうな、パース描写。内容は荒唐無稽でテンで話にならないんですが、インパクトだけは他の追従を許さない位にデカい。(ぶっちゃけ)面白くはないが、一度は読んでほしい!という熱意だけは、読後に何でか残ってしまい、何気にカリスマ色さえうかがえる(気のせい)問題作。 5点(2007-10-18 05:09:38) |
222. 墨攻
ここ数年の森秀樹作品の中ではピカイチに面白い。こういう歴史モノ、苦手なんですが。墨攻の胡散臭さと人間臭さがたまらなくいい。原作(小説)は未読。 9点(2007-10-18 04:59:53) |
223. 寄生獣
設定は至極単純であるにもかかわらず、テーマが深遠。難しさは、皆無。最終巻の盛り上がりと最終回の「主人公たち」の会話が素晴らしい。文句なしの10点満点。 10点(2007-10-18 04:51:04) |
224. デビルマン
アニメでしかデビルマンを知らなかった15,6の頃に原作を読み、愕然。デビルイヤーは地獄耳!とかいうノリ、皆無。テレビ版はテレビ版で名作だが、原作の持っているテーマ性に比べれば本当に子供騙しなのだ、と、知る。 9点(2007-10-18 04:40:20) |
225. あしたのジョー
主人公ジョーをはじめ、段平、力石、マンモス、カルロス、等々、名脇役の見事さが、際立つ。ボクシング漫画というより、人間ドラマ的な要素に惹かれた。 ホセ戦の前に葉子とジョーが語りあうシーンは、ボクシング漫画とは思えないほどのロマンティックさ。 このシーンは何度読んでもグッとくるトコロ。 10点(2007-10-11 04:57:14) |
226. HUNTER×HUNTER
物語がゲーム的で、各々のキャラクターの能力も数値的であるにもかかわらず、キャラクターにキチンと血肉を通わせることを忘れていない。嫌いな絵柄(雑なのも、難)ではあるが、目を引く展開がとてもうまい。毎週読みたいな!と、思わずにはいられない。 7点(2007-10-11 04:49:47) |
227. DEATH NOTE
台詞の多い漫画というのは、漫画表現の敗北とも言えなくもない。しかし、会話劇や絶妙な駆け引きの緊張感は他作品と比べるべくもなく、稀有で秀逸といえる。「もし実際にデスノートを手に入れたら…」とついつい考えさせられてしまう。「もし実際にドラえもんがいたら…」と、考えさせられる作品の力とでも、いうか。小畑健の作画も、美しい。 7点(2007-10-08 01:17:34) |
228. SLAM DUNK
「バスケ漫画に名作なし」というジンクスを唯一免れている作品。主人公・桜木花道の印象が連載初期はも・ひとつ(実際、連載自体危なかった)だったが、坊主頭になったあたりから俄然と面白くなり、ラストまでそのテンションは衰えることなく突っ走った感じ。言うまでもなくバスケ漫画の金字塔である。 9点(2007-10-08 01:16:52) |