81. 無限の住人
凛(お座成り気味)をヒロインとして軸にし、蒔絵(神)、百琳(拷問上等)、目黒(罵詈)と、続々と登場する飽きさせない女子キャラが、とてもいい。(馬鹿発言) 下手をすれば本筋よりもキャラ魅力や物騒な刀剣設定で読まされているような気も。 エキゾチックと無国籍風のマッチングされた絵も面白いし、好きなんだが。 だけど復讐劇って、ある程度の予想からは外れないし、まぁ、どういうラストに落下させるのか、見物。 7点(2009-04-02 20:50:09) |
82. アカギ
《ネタバレ》 「天」からスピンアウトしてきたカリスマキャラ「アカギ」の闘牌伝説。 元ネタの「天」を読んでいれば「アカギは死なない」というネタバレ的な安心感があり、それが非常に邪魔。ソコソコ面白いのだが熱中できない。まぁ、独特な福本的マージャン理論が楽しめればそれでいいかな?とは思うが。 6点(2009-04-02 20:32:01) |
83. 銀魂
シリアスパートと、最近マンネリ化している展開はしんどいが、私としては笑いの波長が合っているのでそう無碍に扱いにくい作品。最近、絵が荒いのが気になるところですね。 人気作品の旨味をもう少し味わいたいのはわかるが、コノ作者には宇宙人とか侍とか出ないギャグ作品を描いてほしい。 5点(2009-03-18 18:59:11) |
84. ARMS
皆川亮二の絵と七月鏡一の軍事オタクっぷりが非常にマッチしていて、面白かった。ちょっとトンデモ気味になるのも、少年誌ならではのご愛嬌か。 超人である、という事の苦悩をキッチリ描いてある(特に巴武士が)のも好印象です。流石、小学館っぽい。 最終回はちょっとキレイにまとめ過ぎかも?と感じたが、面白い少年漫画が読めたという達成感はキッチリ残りました。 6点(2009-03-18 18:51:49) |
85. トリコ
しまぶーには何の期待もしていなかったが、まだこんな余力が残っていたとは。良い意味でも悪い意味でも、小学生読者らを牽引する展開が巧い。 説明描写に「HUNTER×HUNTER」の影響が見受けられ、この「長いものには巻かれろ」的な作者の作家としてのスタンスに時折イラッとくる。 5点(2009-03-08 23:04:25) |
86. 群青学舎
素敵な物語を、丁寧に、真正面から描く。てらわず、ひねらず。「学舎」をテーマに描き綴られた珠玉といえる作品群に、只々溜息。三巻に収録されている「薄明」が特に素晴らしく、ああ、この歳になっても漫画読むヒトでよかった、と、思わずにいられない。 10点(2009-02-27 17:50:10) |
87. シュガーはお年頃
《ネタバレ》 二宮ひかるにしては「裸率低め」で、二宮ひかるの近年の傾向なのか、イナカの高校生モノ。読んでいて感じるのは、展開の読めなさと、相変わらずのキャラクター内面の面倒くささ。しかし、今回もやはり、嫌悪感が湧いてこないんですよね。 集団に溶け込めない、同性の友達が少ない女子って私、正直苦手なはずなんですが。くそう二宮作品め!みたいな。 6点(2009-02-27 17:41:26) |
88. 銀牙 -流れ星 銀-
途中から犬しか出てこない展開に難あり。ぶっちゃけ私、犬嫌いですから。それでもジャンプ誌上ではソコソコに読んでいたのだから不思議。 しかし「お犬様専用フキダシ」に最後まで馴染めなかった。名アイテムだったとは思うのですが。 5点(2009-02-04 00:09:19) |
89. ラヴ・バズ
《ネタバレ》 ヘタレで根性無しで自暴自棄気味の女子プロレスラーが、リングと育児と日常と戦うお話。志村貴子の引き出しの多さにチョッとビックリした。 7点(2009-01-26 02:31:39) |
90. 名門!多古西応援団
普段はダメダメ感あふれる応援団の五人が、後輩に呆れられながらも「決める時ゃビシっと決める」という、マンネリではあるが憎めない作品。下町の床屋なんかに全巻並んでると嬉しい一品。 作者の所十三がこの後「特攻の拓」を描いてブレイクするのは予想外でしたね。 5点(2009-01-26 02:26:42) |
91. うさぎドロップ
三十過ぎの「大吉」と、小学生になったばかりの「りん」。育児経験皆無の大吉が毎日をイッパイイッパイになりながら、日常をクリアしていく。 大吉がりんに見せているのは不器用ながらもキチンと人間と向き合う姿勢だと、思う。そんな大人の義務感と、ささやかで父性愛っぽい何かで大吉はりんと向き合い、りんは育つ。 同じ三十男として、読後に私も頑張らなきゃな、と、思う。独身者としては気軽なエールしか送れないのだが。涙笑。 5巻からは、まさかの10年後編(?)スタート。ますます目が離せない展開になってきました。 蛇足ながら考えるのが、「うさぎドロップ」のタイトルの意味。今のところ、意味はよくわからないが、何となく雰囲気は「うさぎドロップ」ですよね。 8点(2009-01-26 02:12:05) |
92. ハルチン
魚喃キリコ作品の中で、唯一単行本で持っている作品。ハルチンの生活感あるリアルなコメディが可笑しい。魚喃キリコの作風が変にマッチしていて面白かった。この人の絵柄って、意外と汎用性が高い。ちょっとビックリだ。 7点(2009-01-06 07:40:05) |
93. みなみけ
この漫画、ヤンマガ誌で掲載しているからこそのソコソコ面白いのであって、竹書房・双葉社・ぶんか社なんかの「ほんわか萌える4コマ誌」なんかで掲載されていたら完全にノーマークしているであろう漫画。 しかし、随所に台詞回しの上手さもうかがえたりで、一応及第以上の評価。暇つぶしには丁度いいカンジ。 6点(2009-01-06 07:30:06) |
94. 臨死!!江古田ちゃん
《ネタバレ》 江古田ちゃんの「あっけらかんとしながらもギリギリと肉迫したセリフ」は今までにないセンス。特に合コンで猛禽のスミを突付く江古田ちゃんの切れ味に、ハンパの無さを感じる。合コンの猛禽叩きも毎回楽しみだが、私的には変なショーパブで働く江古田ちゃんのエピソードが、毎度爆笑。 7点(2008-12-20 00:37:06) |
95. 賭博堕天録カイジ
「金と銀」のツモ有料麻雀や、「天」の限定役麻雀、「アカギ」の採血麻雀など、福本伸行は、普段から麻雀のヘンな特殊ルールばっかり考えているに違いない。笑。しかし、麻雀をする上で破綻しないルール設定がなされている点と、麻雀そのものの醍醐味を失わないあたりが流石と言うか… そしてヤンマガ誌上「カイジ」でも、そんな福本お家芸的な特殊麻雀編をやるとは。麻雀はもちろんの事、麻雀漫画も好きな私としては結構楽しめるんですが。 6点(2008-12-17 03:30:33) |
96. 賭博破戒録カイジ
1980年後半に、パチンコのいわゆる「一発台」にハマっていた私としては、この「沼」の悪意に満ちたギミックの非道さが痛いほどよくわかる。最終回、カイジのちょっぴりミジメなエピソードがかなり面白い。 7点(2008-12-17 03:17:56) |
97. キン肉マン
う~ん。ソコソコに読んでいたクチなんですが、子供の頃からどうにも好きにはなれないマンガなんですよね。下手な増改築で肥大したいい加減な展開というか、いかにもジャンプ的な延命策でダラダラ続いた陳作というか。初期あたりが4点、超人五輪が7点、悪魔超人編が7点、超人タッグ編が5点、王位継承編が2点。ラストの悲惨さは1点、といった所でしょうか。 3点(2008-12-16 01:07:28) |
98. 舞姫 テレプシコーラ(第1部~第2部)
毎月ダ・ヴィンチ誌上でソコソコ楽しんで読ませて頂いているんですが、やはり古典っぽさがちょっとしんどいです。私のような古典少女漫画が苦手で浅眼な高カロリー漫画世代にはツライ物がありますね。でも、毎月読んでるんですよね。 5点(2008-12-16 01:05:14) |
99. 3月のライオン
ウミノ作品は「キャラクター」の心情表現が面白く、将棋というイササカ・マニアックな世界を描く上でもそれらが発揮されているという点に、まず驚いた。将棋漫画の原作やプロ戦の麻雀対局、競馬予想コーナーなどでチョコチョコと名を見る先崎学がバックについているのも、興味深い。ちょっと目が離せない作品である。 7点(2008-12-16 00:51:29) |
100. バリハケン
《ネタバレ》 ヤンキーにもオタクにも失礼な世界観と寒いギャグが絶妙な風味を醸し出していて、実に面白くない作品だった。ワザとなのかナチュラルなセンスなのかは分からないが、ヤンキー・オタク・萌えの描写がどことなく古く、雑なのも気になった。 少年ジャンプでの打ち切り作品に、今更オチの悪さまでは言及しないが、最終回もヒドイもんだった。 そしてこんなにも読者層が読めない作品も珍しく、ハテ、この作品はいったい誰を楽しませる漫画だったのか?と、ついつい要らん事を考えてしまう今日この頃である。 1点(2008-12-06 00:41:38) |