161. GetBackers-奪還屋-
線が細く、内容も軽く、キャラも薄く、ナルシスト的な雰囲気が気持ち悪く、ゴチャゴチャとちっちゃいセリフ回しが藤沢とおる臭い。少年マガジン的量産型漫画。 2点(2008-04-20 14:56:54) |
162. ハヤテのごとく
悪趣味だが、その悪趣味さに突出していないのが難点。オタクに媚びる漫画は、甘え上手の天然嬢を相手にしているような虚しさを感じる。アニメネタが多く、わかる奴にしかわからない笑いが多いのも、しんどい。オタク向けのプチ笑い系なら、「らきすた」の方が悪趣味さに突出しているだけ面白いのでは?まぁ、どっちも笑いが複雑で楽しみ難いが。 3点(2008-04-20 14:52:10) |
163. ハチワンダイバー
「月下の棋士」を何度読んでも「将棋」の面白さはイマイチわからなく、「しおんの王」みたいにポップな絵柄ではどうか?と思い読んでみたものの、やっぱりイマイチわからない。いわゆる「将棋漫画」は水が合わないのだ、と思っていた。が、しかし。「ハチワンダイバー」は、面白かった。「受け」「中飛車」「雁木」などの将棋用語にはついていけない感があるものの、ヨクサル氏の独特な勢いとセンスや、馬鹿馬鹿しいくらいに説得力溢れるセリフに圧倒。あの手この手で登場するデタラメ感あふれる真剣師たちのキャラクター群も秀逸。これまでブレイクしそうでしなかったカリスマ・柴田ヨクサル。今後の活躍も期待大です。 9点(2008-04-20 14:42:35) |
164. あずまんが大王
あずまきよひこのギャグ間合いって、秀逸です。ちょっと前まで「いわゆる萌え4コマってゆージャンルのオタク支持系のマンガなんでショ?」と見くびってました。同じように見くびっている人には、ソコソコ薦められなくも、無い。ま、この当時のあずまきよひこの絵って、ぶっちゃけ私も苦手なんですが。 7点(2008-04-07 04:30:45) |
165. シャカリキ!
キャラクターやレース中の描写が半端なくアツく、魅力的。ラストレースのツールドおきなわのクライマックスは、ハラハラさせられました。 9点(2008-04-07 04:21:35) |
166. To LOVEる -とらぶる-
いつの時代にも「少年誌のお色気枠」というのがあるが、このジャンルがまともに評価されているのは永井豪だけなんじゃないかな?ま、「新人作家の登竜門的ジャンル」と言ってもイイこの手の作品を、今更評価対象にするのもアホらしい。「矢吹健太郎って、こんな漫画描くんだ~」と、ちょっと意外性に驚いたが。 3点(2008-04-07 04:13:38) |
167. SAMURAI DEEPER KYO
デタラメ時代劇としての気概が薄い。よしもとよしともの「レッツゴー武芸帖」の二万分の一くらいのデタラメさが、逆にイライラさせる。 3点(2008-04-07 04:01:34) |
168. すくらっぷ・ブック
《ネタバレ》 これまた懐かしくも甘酸っぱいラブコメ。牧歌的な絵柄に反して熱く、ドロドロしていて面白かった。特筆すべき台詞回しの「クサさ」は、クセになる珍味。ダメな人には寒く、カユイだけだが。もぉ、オールディーズといってもイイ位の、隠れた懐メロ名曲的作品。 6点(2008-03-13 00:47:13) |
169. V-K☆カンパニー
《ネタバレ》 「ギリギリありえない」ドタバタさが面白かった。まさしく「ラブコメ」の王道ともいえる。しかし、最終回まで引っ張った結婚式で交わしたキスシーンに、「ついに!」というカタルシスよりも「引っ張りすぎや!」という徒労感が勝ってしまった。まぁ、それがまさしく一昔前の少女漫画っぽさと、言ってしまえばそれまでですが。 6点(2008-03-13 00:37:10) |
170. 危険がウォーキング
星里ちもるのデビュー作なんですが…作風、(いい意味で)あんまり変わってないなぁ。一番好きなギャグは「猫が寝込んだ。・・・・・・・・アナコンダ!」でした。くだらねぇー。笑。 6点(2008-02-28 00:39:58) |
171. 人類ネコ科
80年代の学園ラブコメ作品の中で、頭一つ抜けたような甘酸っぱさがこそばゆい。いかにも小学館的なベタさが気になる作品ではあるが、ご愛嬌。今読めばイライラとくすぐったくなるよな作品ですが、連載当時(中二?)は、かなり好きでしたね。いわゆる「中二病」というヤツなんでしょうか。笑。しかし、みず谷なおき。この作品で絶筆するには惜しい。惜しいな。 7点(2008-02-28 00:35:24) |
172. ブラッドハーレーの馬車
「無限の住人」を読んでいて「この作者、サドっぽい描写多いなぁ」とソコハカと感じていたが、この「ブラッドハーレーの馬車」を読んで、あぁやっぱり!?と、確信した。エロ、というより、ブラッドハーレー家にまつわる彼女らの凄惨な一生、という感じ。(われながら)おとこのひとって、どうしょうもないなぁ、と、感じた。 7点(2008-02-13 23:51:20) |
173. おひっこし
血生臭いネオ時代劇「無限の住人」の作風が印象強い沙村広明。その作者がラブコメを描くとは。その意外性には正直驚いた。そして、まぁ、案の定的な小器用さに驚いたというか、笑えたというか。面白かった。 8点(2008-02-13 23:41:57) |
174. 魁!!男塾
テキトーな設定と無茶な格闘技描写がめちゃくちゃマッチしてしまった、これぞ少年漫画的作品。その「無茶振り」と「アツさ」は、同時期連載のJOJOやドラゴンボールとタメを張れるといっても過言ではない(と、個人的には思う)。 9点(2008-02-02 22:53:33) |
175. BE FREE!
江川達也の視点は面白い。勢いよく広がっていく世界観と、読者を引っ張っていく牽引力が見事。この頃の江川達也のエロ描写は、ねちっこくてスキ。 8点(2008-02-02 22:42:49) |
176. レベルE
「幽遊白書」で人気を博した富樫義博が「もぉ自分の好きなよーに描かせろや!」と叫んだよーな脱力SF作品。なるほど。こういう作品が描きたかったのか。「幽遊白書」で富樫義博が嫌いになった人(私含む)に、富樫義博への再評価のチャンスがあるなら、この作品でしょう。 8点(2008-01-29 19:26:45) |
177. ワイルド7
ドラマ版「ワイルド7」を観てハマり、原作を読んだクチなんですが、何気にダラダラと…否、スラスラと読めました。荒唐無稽な設定とアンバランスな登場人物が面白かった。ドラマ版もそうだったが、ヘボピーと親分が好きです。 7点(2008-01-28 00:19:09) |
178. め組の大吾
曽田正人作品のドラマティックさはどの作品を読んでも見事としか言いようが無い。特に「め組の大吾」は週刊少年誌の平均から一馬身抜けている感じ。クオリティも申事ながら、汗臭く熱苦しい臨場感を伝えようとする筆致が鬱陶しいくらい(笑)に巧い。 9点(2008-01-28 00:12:29) |
179. バオー来訪者
荒木飛呂彦の描く良作のダークヒーロー物ではあるが、如何せん少年ジャンプ的な早計さで無残にも打ち切られた勿体無い作品。しかし、未だに「バオー無くして荒木を語れず」と一部ファンに言わしめる作品でも、ある。連載終了して数年後に、何でか適当にアニメ化もしている。作品のムゲな扱い方が、なんというか、やはりジャンプ的だなぁ、と、思う。 7点(2008-01-22 02:05:17) |
180. 魔少年ビーティー
荒木飛呂彦のカリスマ性の原石ともいえる初期作品。奇妙なジュブナイル物でもあり、蟲惑的なピカレスク物でもある。 8点(2008-01-22 01:56:38) |